この箒が告白なんてするとお思いか?
なので飛ばします。
「で学園はどうよ?」
「どうとは?」
「女の園なんだろ。」
「まぁそうだけどね。」
僕と話している彼の名前は『五反田 弾』僕のこの雰囲気も合いあまって中々友達が出来なかったんだけど色々あって親友と呼べる間柄だ。
「羨ましいぜ、ほんと。」
「異性に興味がないのにかい?」
「あ、そこ突っ込んじゃう?」
何を隠そう彼は男色家いわゆるホモセクシュアルなんだよね。
昔告白まがいの事をされたけど、丁重にお断りしたよ。
「にしてもメールを見る限りじゃ地獄だな。」
「そんなことないけど」
「は?男がいないんだぞ?男が。」
「まぁ初めのうちは話相手がいなくて辛かったけど、幼馴染がいたし姉さんもいたしね。」
「それに今じゃ鈴の奴も学園に、か」
「話相手が増えたから助かったよ。ちょ!おまっ!!」
「また勝たせてもらったよ。」
久々の休日に親友の家で『IS/VS』っていささかどうかと思うけど、弾と二人きりで買い物とか遊びに行くのは貞操の危機が危ないから控えている。
・・・時々、すごい目で僕の事を見て来るんだよね。
やめてくれって言っても改善しないからもう無視してるけど。
「一夏、お前自分の姉以外使ったらどうだ?」
「んー、僕の機体が出たら考えておくよ。」
「お前そr「お兄!さっきからお昼出来てるって言ってんじゃん!さっさと食べに」・・・」
「お邪魔させてもらっているよ。蘭ちゃん。」
ラフな格好で登場したのは『五反田 蘭』
家の中だけどその露出はどうかと思うよ?
まぁ家でその恰好が出来るってことは家の中が安心できるって事だよね。
「い、いたんですか?一夏さん。全寮制って聞いてましたけど」
「そうだけど今日は外出だよ、家の様子を見に行くついでにね。」
「そ、そうですか。(こんな格好でいやしい子なんて思われてないよね?)」
なんで蘭ちゃんは僕と話すときにたどたどしんだろうね?
「これだから女は嫌なんだ。」
ゴンッ
「ッ~」
「・・・」
「なんだよ!」
「・・・なんで、言わないのよ。」
「い、言ってなかったか?」
「・・・」
兄妹も女が強し。
女尊男卑で女性の方が強いって言われてるけど元々女性は強い生き物だよね。
ただISが出てきて勘違いしてる女性が出現して男性の立場がなくなったんだよね。
「あ、あの一夏さんもよかったらお昼どうぞ。まだ、ですよね?」
「いただくよ、ありがとう。」
蘭ちゃんの事を見送る
(出会ってから大体3年くらいたつけど、まだ心を開いてくれてないのかな?)
「久々にうちで食ってくのか?」
「誘われたし、厳さんの料理も久々に食べたいしね。」
「俺が料理の腕を振るってやろうか?」
「・・・お断りするよ。」
確かに弾の料理の腕も確かだけど厳さんの作った料理の方がおいしいからね。
「にしても、お前はわざとかと時々思うよ。」
「ん?何がだい?」
「何でもねえよ。まぁ弟になってくれたらうれしい限りだけどな。」
「弟?蘭ちゃんと結婚しろと?」
「どうだろうな。じゃ飯にするとするか。」
「・・・ごちそうさせてもらうよ。」
ニヤニヤしてる顔を一発殴ろうか少し考えたけど殴るよりおいしいご飯の方が優先かな。
一階に弾と共に移動する。
ただ、ずっとニヤニヤしていたのが少しカンに触ったので一発蹴っておいた。
僕は何も悪くないさ。
「なんで蹴るんだよ。」
「意味もなくニヤニヤしている君が悪い。」
「まぁ好かったからいいけどな。」
「・・・」
(二度と蹴らないでおこう。ただ変態を喜ばすだけなんて徒労過ぎる。)
こんな無駄話をしているうちに目的の場所に付く。
そこには先客がいた。
「蘭ちゃんも一緒に食べるのかい?」
「ご、ご一緒してもいいですか?」
「構わないよ。ああ、あと服似あってるよ。」
「あ、ありがとうございます。」
「はぁ~」
弾?なんでため息をつくんだい?
女の子が服を変えて来たら褒めるなんて男子としての嗜みだろう?
「お隣どうですか?」
「いいのかい?」
「ど、どうぞ。」
「じゃあ失礼させてもらうよ。」
「・・・ちっ」
舌打ちするのをやめようか?
君が舌打ちをした理由は何となく、本当に何となくだけどわかるけどね。
理解はしたくないよ。
「昼飯だ、ガキども。」
五反田家の大黒柱。
老いて益々盛んを体現している、『五反田 厳』さん。
「ありがとうございます。では、いただきます。」
「おう、食え。」
僕が言ったのを皮切りに二人も『いただきます』と言って食べ始める。
「まだ詳しく学園での生活を訊いてないから教えてくれよ。」
「・・・」
ものすごく期待のこもった眼で見つめるね、蘭ちゃん。
「今は先輩と部屋を共用してるよ。」
「せ。先輩って女の人ですよね!?」
「ま、まぁIS学園は僕以外女性しかいないしね。」
「な!?」
「ほう。今もか?」
ニヤニヤするのやめてくれないかい?本当に
「もうそろそろ引っ越しするって話だけどね。」
「ナニもないのか?」
「何もないに決まっているだろう。」
「据え膳くわぬか。」
「据え膳もないしね。」
「・・・私決めました!!」
「ど、どうしたんだい?」
一世一代の大決断、みたいに意気込んでるけど。
「来年IS学園を受験します。」
「あまりお勧めはしないよ?」
「私決ましたから!(これ以上後れをとるなんてできない!)」
「本人が言うなら止めはしないけど。」
「で、ですので私が入学出来たらご指導お願いできたらと、思いまして。」
さっきの勢いはどこに行ったのかと言うぐらいオドオドしてるけど。
「僕で良ければ」
「あ、ありがとうございます!」
顔に花が咲くっていうのはこういう事を言うんだろうね。
「(筆記も問題ないと思うし、簡易適性検査でもAだったし問題ないよね。)」
「ちゃんとご両親と相談するんだよ。」
「わかりました。」
この勢いなら来年僕の後輩になっているような気もするけどね。
こういう感じで僕の休日は平和を満喫することが出来た。
お読みいただきありがとうございます
少し最後が無理やりの気がしますがそこはスルーの方向で。
そして思い付きで弾が男色家に。
どうしてこうなったと思いつつ後悔はしてませぬ