箒の告白がないという事は優勝したら彼女になれるという噂も立ちませんよ。
一夏の彼女を狙っている人は多そうですが。
追記 今回はいつもの半分の分量になります。かなりの私情のせいですが申し訳ない。
さらに追記 進撃面白過ぎる。
更識先輩から「今日でお別れだから」と言われたのが五反田家に行った次の日。
少し名残惜しかったけど何気ない顔で「お世話になりました」と言ったら「悲しくないの!?」言われ少しだけ涙を流されたけど頭を撫でたら「仕方ないからこれで許してあげる」という掛け合いから数日がたった。
今学園では『学年別個人トーナメント』の話で持ち切りである。
開催が決定されてから箒からは「私が勝てば願いを一つだけ聞いてくれないか?」と少し頬を赤らめながら言われ、セシリアさんからは「今度は負けませんわ。なのでわたくしが勝てば―――――(以下略)」と後半モジモジされながら言われ、鈴からは「次こそボコボコにしてやんよ」と指を指しながら宣言され「姉さんからは勝てばご褒美、負ければお仕置きだ」と舌なめずりをしながら囁かれ、僕はどうしたらいいのか?
特に姉さんのせいでわからなくなってしまった。
ただ今日は『学年別個人トーナメント』の話はあまりされていない。
(仕方ないよね、机と椅子が二つずつ増やされているんだからね。)
ガラガラ
「皆さーん、今日は転校生を二人紹介しますよー!」
教室に入ってきながら元気よく言う山田先生にそれに対してだろうかやれやれと言う顔で入ってくる
織斑先生。
(予想通りなのは予想通りだけど普通はばらけさせないかな。)
「入って来てくださーい」
「失礼します」
「・・・・・・」
その呼びかけで入ってきたのは一人目が金髪、二人目が銀髪。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いでしょうが、よろしくお願いします。」
にこやかにあいさつをする転校生。
クラス中が唖然としている中
「お、男?」
誰かがそうつぶやいた。
「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を」
「きゃー!」
「男の子よ!しかも二人目!!」
「しかも守ってあげたくなるような、男の娘!!」
「ハァハァ。男の娘!男の娘ぉぉぉぉ!!」
・・・三人目大丈夫かい?
あまり心配したくもないけどね。
「騒ぐな。静かにしろ。」
まさに鶴の一声。
あれだけ騒がしかった皆をたったの一言で沈黙させる。
(男にしては体の線が細すぎる気がするけど)
「静かになったついでだ。挨拶をしろ、ボーデヴィッヒ。」
「了解しました、教官。」
「・・・もう教官ではない。織斑先生だ。」
敬礼、態度、服装から考えて『軍人』なんだろうけど、それに姉さんの事を『教官』って言ってることはドイツのって事になるんだろうけど。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
「「「・・・」」」
「い、以上ですか?」
「・・・」
さっきからこっちの事を睨んでるけど気のせいでいいかな?
気のせいですむ視線じゃいけど。
「貴様が」
僕の方に歩みよって来る。
ヒュン
「危ないじゃないか」
「くっ、私は認めない。貴様があの人の弟であるなんて!」
バシン
「来てそうそう問題を起こすな、馬鹿者。(弟より一人の男として見てるからな、一夏。)」
僕の中でのドイツのイメージが変わりそうだよ。
今までは白とか雪だったのにこれからは暴力・短気っていう悪いイメージなりそうだよ。
・・・姉さんは割と普通に対応してくれたけど箒なんてすごい形相で睨んでるし、たとえるなら金剛力士の吽形像かな。セシリアはセシリアで開いた口が塞がってないし。直接ボーデヴィッヒさんに何かした記憶は全くないんだけど。
「あーHRはこれで終了する。各人着替えて第二グラウンド集合、二組と合同でIS模擬戦闘を行う。当然遅刻者には罰があるので遅刻しないように!解散。」
なんで僕の方を向きながら罰っていうのかな?
背筋が若干寒いんだけど。
「織斑、男同士だ。デュノアの面倒を見てやれ。」
「わかりました。」
「君が織斑くん?初めまして、僕は―――」
「自己紹介は後でゆっくりしよう。早く移動して着替えないと次の授業に間に合わないからね。」
「え、わかったよ。」
「諸々の事は移動しながら話すよ。」
「う、うん」
僕はデュノア君の手を取って移動を開始する。
(調べる意味を込めて手を握れる状況を作ってみて、今手を繋いでるけど男子の手には思えないね。)
「どうかしたの?織斑くん?」
「いや、少し考えごとをね。それと僕の事は一夏でいいよ。」
「じゃあ、一夏って呼ばせてもらうね。僕の事もシャルルでいいよ。」
「よろしく、シャルル。」
「こちらこそよろしく、一夏。」
「ああ、そうだ。グラウンドやアリーナを使う授業の時は男子、って言っても僕たちしかいないけど着替えは向こうの更衣室で着替えるって覚えておいて」
「わかったよ。それいがいn「いたわよ!者ども、出会え」え?」
そんな大人数で廊下をふさがないで欲しいんだけど。
「グラウンドで授業だから通してほしいんだけど。」
「織斑くんの黒髪も良いけど、金髪もいいわね。」
「しかも瞳はアメジスト!」
「きゃー!手を繋いでるわよ!」
あんまり使いたくない手だけど使うしかないかな。
「道を開けてくれないと織斑先生に「「「どうぞ!お通りください!!」」」・・・」
「えっと」
「シャルル、気にしなくていいよ。」
「う、うん。」
僕たちはモーゼの十戒のように左右に分かれた人垣の中を進んでいく。
お読みいただきありがとうございます。
あとがきを書くときにまえがきに追記で色々書きました。
今回は本当に申し訳ございません。
進撃の撮り貯めを見ていたらあまりに進まないので今回はここで打ち切ります。
明日バイトから帰ってきたらこの話を編集(増文)するかも可能性が高いです。
本当に申し訳ございません