楽しみです。
「織斑先生も自由時間ですか?」
「ああ。ただでさえ短い自由時間を、つまらない事で短くされたからな(一夏とキャッキャうふふのくんずほぐれつの時間をあんなことで!!)」
「……そうですか」
僕にだけわかる凄みを見せないでください。
「キャー!織斑先生よ」
「ダメだコイツ。鼻血を出してやがる」
「衛生兵!衛生兵はいないか!?」
「ええい!奴は化け物か!?」
ほら、見た目は良いんだからさ。
モデル以上のスタイルに、頼り甲斐のある雰囲気。
概ね家事が出来て仕事も出来る。
……これで中身が良かったら引く手数多なんだろうけどって、まぁ中身がばれていないからもしかして引く手があるかもしれないけど、ばれたら色々終わりだと思うんだよね。
もしかして、ばれても情に篤いとか浮世離れしてたけど人間味溢れてるとかって言われて人気が出るとかないよね?
そうなったら、タガが外れて家の中での行動を外でもして来そうで嫌なんだけど。
「おいおい、私を置いて一人で行くなんてひどいじゃないか」
「お前がもたもたしているから悪いんだ(大切な一夏との時間なんだぞ!)」
「あんな動きの後に、よくそれだけ動けるな」
「鍛え方が足りないんだ(愛のなせる事だ)」
「はぁ、流石だな」
姉さん。ちょくちょく流し目で何か伝えるのやめてほしいな。
強者のウィンディー先生に気づかれずに流し目をしてるのはすごいけどさ、何か勘付かれているよ?
「ファンション先生が織斑先生と並んでいる…だと!?」
「しかも着ている水着が真鍮色のO型のタンキニだと!?」
「ふ、負傷兵が多すぎる!!」
ウィンディー先生は見た目も中身も良いから、黄色い声が上がるのはわかるけどこれはオーバー過ぎないかい?
姉さんと並んで立ってるから確かにこの光景はすごい事なんだろうけど……どうしてもね。
※一夏君は姉がブリュンヒルデだという事を忘れてしまったようだ。
「ああ、そうだ織斑。お前の選んだ水着だがどうだ?」
「ええ、似合っていますよ」
「ふふ、そうか。だが織斑それでは女を喜ばすには少し足りんぞ」
「ファンション先生。いらない事を織斑に吹き込むのはやめていただけますか?(一夏は私の体の事を見て褒めれば良いんだ)」
「何、今よりさらにいい男になるんだ。いいじゃないか?」
「まだまだ。いい男になるには年端もいかない子供ですよ(一人前の男としていつでも受け入れる準備が出来てるからな、一夏)」
「そうですか。織斑私を褒めたのは良いがまだ褒める人がいるんじゃないか?」
意地悪な笑みを浮かべながらそう言ってくる。
……褒めて僕に損がありそうなんだけど。
「…………姉さん似合っているよ」
「ふっ、そうか(欲情して今晩私の部屋に来ていいんだぞ)」
少し頬を染めて当たり前だというように肩を竦める。
「千冬様が頬を染めたぞ!」
「パパラッチ!パパラッチはいないのか!?」
「これは!いいものだ!!」
……え?姉さんが頬を染めるのがそんなに珍しいのかい?
家なら日常的に見れる、というかあれは興奮して赤くしてるから頬を染めるっていう表現は正しくないのかな?
もしそうなら、頬を染めるっていうのは僕もなかなか見ないかな。
「私とファンション先生は少ない自由時間を満喫させてもらう。そろそろ12時だ、お前たちは昼食を楽しんで来い(お前と二人で楽しみたかったが、お楽しみは夜にとっておくとしよう)」
「「はい」」
海に歩いていく美人二人。
姉さんが言った通りそろそろ昼飯時になるせいか、遊んでいた生徒が更衣室の方に戻って行くのがわかる。
「一夏、鼻の下伸ばさないんだね?」
「いきなりなんだい、シャル?」
「先生たちとっても綺麗だったでしょ?(モシカシテファンションセンセイモイチカヲ)」
「ウィンディー先生にならわからなくもないけど、姉さんにはないよ。家族だしね。ウィンディー先に僕は不釣合いだよ」
「不釣合いって事はないと思うけどな(ギャクニイチカニツリアウオンナノホウガスクナイヨ)」
「綺麗だから釣り合ったとしても、僕には勿体ないよ」
「一夏のそういう謙虚なところ好きだよ」ボソッ
「何か言ったかい?」
「ううん。なんでもないよ!行こ!!」
僕の手を引いて更衣室の方に引っ張っていくシャル。
……流れで女性側の更衣室に連れていかれたりしないよね?
お読みいただきありがとうございます
ファンション先生の水着は困りました。
何せ種類が
ビキニ、ワンピースタイプ、スク水、競泳水着、パレオ、スリングショットぐらいしか知らなかったのでどんな水着が似合うか水着の画像をネットで漁りました。