何故か心が折れていました
「一夏、その
「えっ「ちーちゃん!この子がいっくんと束さんとの愛の結晶なんだお!名前はくーちゃんだお!くーちゃんなんだお!!あっ!!でもいっくんは童○だお!何故ならいっくんが寝てる間に夜這いを仕掛けてもちーちゃんに全部防がれたからだお!そこんとこはちーちゃんも覚えているはずだお!あの夜の激しさは束さん今でも忘れてない!思い出すと体がバイブレーションしてるお(((´・ω・`)))ガクブルなんだお!!話がそれっちゃったけど元に戻すんだお!異論は認めない!!」です」
束さん勢いだけがありすぎて何を言ってるのが全く分からないよ
説明を終えた束さんは、いい仕事をしたみたいな顔で腰に手をあてて胸を張ってドヤ顔で立っている。
対して姉さんはクロエを見ている。
クロエは僕から、離れて姉さんの方を向いて
「初めまして、私はクロエ・C・S・織斑です」
「……織斑 千冬だ、私の事は姉さんと呼ぶといい」
「え?ですが、系列的にはおば「姉さんだ。いいな?」はぃ」
「姉さん、クロエを威圧しない」
言いながらクロエの頭を撫でる。
クロエは気持ちよさそうに目を細めて、もっと撫でてとねだるように手に頭を摺り寄せてくる。
「一夏だがな、呼び方は重要なんだ」
「はぁ、何にせよ。クロエは子どもなんだから威圧とかはなし」
「聞き分けの良さそうな子だからな、もうしないさ。……ごほん、では篠ノ之準備はいいか?」
「はい、いけます。こい
そう言うと箒の体にISが纏われていく。
ISの色は深い紅で、足先や袖のように見える部分には金の花模様があしらってある。
色も目を引くが背中にある花弁のようなアンロックユニットにも目を引かれる。
「どうかな?これが今現在存在するISの中で最高のスペックを持つ束さんお手製の第四世代のISなのだ!!いっくん褒めて褒めて」
「……っと」
「そうだな。私が褒めてやろう」
ぐぎゃ
あっ、姉さんのアイアンクローが束さんの頭を捉えた。
「ちーちゃん。束さんはいっくんに頭とか胸とかお尻とか秘密の園を優しくなでなでこねこねずぼずぼしてほしいな~ってあぎゅおおお!いろんな意味でダブルピースきめちゃうぅ!!」
束さんの言葉も空しく頭は締め上げられている。
「篠ノ之」
「はい」
「駄兎はこのままそのISの説明をする。それに合わせてお前は動くようにいいな?」
「わかりました」
「箒ちゃん!助けて!このままだとお姉ちゃんが物言わぬ恥さらしになっちゃほぎゅう!!こ、このまま説明いたしやす!」
束さんの顔を伝う光るモノが見えるけど、気のせいだと思っておこう。
もしかすると、明日は我が身かもしれないからね。
「篠ノ之とりあえず飛んでみろ」
「はい。……っ!」
「どうかしたか?」
「それはね!箒ちゃんほおおお!頭が!頭がぁ!!」
「駄兎には聞いていない。で篠ノ之どうした?」
「いえ、予想以上に動いたので少し驚いただけです」
「そうか、もし問題があるなら言ってくれ」
「大丈夫です」
良くは見えなかったけど、聞こえた声からして今の箒は凛々しい顔をしていると思う。
「少しの間、自由に動いてみろ」
「わかりました(アァ、イマイチカガワタシノコトヲカンガエテイル・・・ハテソウダ!)」
返事を機に縦横無尽に飛び回る。
まだ飛ぶ事に慣れていないのだろうが、そのぎこちない飛行の中に蝶を連想させる。
「次は武装を試してみろ」
「はい」
「駄兎出番だぞ」
「よしキターー!ハンガッ!!調子ノッてすみません!ちゃんと説明するんで
「……次はないぞ?」
「イエス!マム!!っという訳でサクサクっと武器の説明をしちゃうぜ!!『今の所』武器は左の
「では、雨月からいきます」
身体を半身にし、左手を突き出し右腕を肩の位置まで上げる。(簡単に言えば牙突)
右足の踏み込みを始点し、その動いた力で腰を捻り力をさらに上に伝え刀を突き出し同時に左腕を引き一撃を繰り出す。
突きと同時に周囲に球形のエネルギー体が現れ、弾丸となって空を駆ける。
「次に、空裂いきます」
右手に持っている雨月を納刀し、左手で空裂の柄に手をかけ居合の構えをとる。
一呼吸置いたのち、一瞬のうちに空裂を解き放ち一閃する。
すると今度は、エネルギー体は帯状になり空を駆ける。
(初見殺しにはいいかもしれないけど、これだけ初動が大きければ避けるのは難しくないと思うんだけど、それを補うスペックがあのISにはあるんだろうね)
「これでやっと一夏に並べる(イチカノトナリハコレデワタシダケノモノニ♪)」
pipi♪pipi♪
「はい、織斑です」
箒のISの試運転が佳境を迎えた時、電話の音がやけに静かに響いた。
お読みいただきありがとうございます
雨月、空裂の位置を反対にしました。
右の腰についている雨月を右手で抜くのは大変だと思ったのでね。
あと、この紅椿は新装版の紅椿を元にしています。
次回はゴスペル戦導入!………いけるといいな