魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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まだ、A's編が終わっていませんが今年最後として丁度きりがいいのでこの話を……この作品のネタバレも少なからずありますがお気になさらずに~


番外編
クリスマススペシャル 前編


 

 

 

 

 『闇の書事件』から1年後、なんの事件も無くボク達は四年生に上がり普段通りの生活に戻っていた…そして、あの日から丁度一年のクリスマス…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にぃにぃ、お料理運び終えました!!次は何をすればいいですか?」

 

「ありがとう、ユイちゃん。こっちの作業も終わってるからみんなが来るまで休んでていいよ」

「分かりました」

 

 キッチンでケーキを冷蔵庫に入れていると[闇の書事件]からボクのこの世界の家族になった白いワンピース姿のユイちゃんが料理を運び終えたことを伝えに来てくれた

 

「あの日から丁度、一年か……」

「にぃにぃ、どうかしましたか?」

 

 [闇の書事件]の事を思い出し呟くとキッチンから離れようとしたユイちゃんが話しかけてきた

 

「いや……ユイちゃんとこの世界で会ってもう、一年なんだなってね」

「にぃにぃと会ってもう一年なんですね…」

 

 ユイちゃん達と会って1年…そして、ボク達全員があの悲しい別れをしたのも1年前…

 

「ソウ、なのは達が来ました」

 

 ユイちゃんと話していると銀髪でシーグリーンに黒いラインが入った服を着たティアがリビングから顔を出してきた

 

「ありがとう、ティア。それじゃあ二人とも少しだけ留守番お願いね……特にプレミアがつまみ食いをしないように見張っといて」

 

「はい、分かりました」

「分かった」

 

 ボクは着ていたエプロンを脱ぎながら二人にそう言うと厚手の服を着るとなのちゃん達が待っている外に出た

言い忘れていたが、ティアとユイちゃんの他にもプレミアと言う少女も家にいるが彼女はキリトと過ごしていた所為なのか腹ぺこ属性を持っていてほぼ毎回という程につまみ食いをしてくれているのだった

 

 

 

 

 

 

「三人とも、寒い中、先に来て貰ってごめんね」

 

「うんん、私は全然平気だよ!!」

「私も、大丈夫だよ!!」

「私も平気や!!」

 

 外に出ると辺り一面、真っ白に染まっている中、桃色、黄色、白に黒いラインのそれぞれの魔方陣と同じ色の厚手の服と手袋を着たなのちゃん、フェイト、車椅子姿のはやてが玄関の前で待っていてくれた

 

「それじゃあ、付いてきて」

 

 ボクはそう言うととある所に向かって歩き出した

 

「ねぇ、ソウ君?私達だけを先に呼んで何処に行くの?」

 

「ボク達全員に関連がある場所だよ。何処かっては付いてからのお楽しみってね」

 

 なのちゃんにこれから行くところを聞かれたが何処なのかは濁しておいた…多分、楽しめるような場所では無いんだが…な

 

 

 

 

 

「ここって……」

「うん…ボク達四人ともに共通する縁……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ボクが向かっていた場所……それは、去年の今日、夜天の魔導書の管理人格〝リインフォース〟が旅立った場所……ここには、小さいがボクが作ったリインフォースのお墓が建てられている

 

「……今日はリインフォースが旅立った日なんやよね…」

「あぁ、クリスマス会前に行くかは迷ったけど……リインフォースが居たからこそ、はやてやヴィータ達守護騎士達…それからユイちゃん達に会えた……その感謝も込めてはやてになんの断りも無くボクが勝手に作ったんだ」

 

 ボクはそう言うと来る途中で買った花束を雪の上に置いた

 

「それで、私達だけを先に呼んだんだね…」

「あぁ…三人ともごめん」

 

「うんん、私の方こそごめんな、ソウ君。私、ソウ君がここまでリインフォースのことを思ってくれてるなんて知らんかった……それから、ソウ君。ありがとうな」

「はやての言うとおりだよ、ソウ。ねぇ、なのは?」

「そうだよ、ソウ君」

 

 なのちゃん達三人はそう言い微笑んでくれた

 

「ありがとう、三人とも……それじゃあ、ここも冷えるし帰ろうか?」

「「「うん!!」」」

 

 なのちゃん達が頷いてボク達はこの場を後にした

ボク達四人の背中を銀髪の女性が見ていることも知らずに……

 

 

 

 

 

続く

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