魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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それぞれの胸の誓いなの 前編

 

 

 

 

 

「………ただいまっと」

 

翌日……俺となのちゃんはそれぞれの家に帰ってきていた

理由は……フェイト・テスタロッサの母親……ブレシア・テスタロッサの情報を管理局本局に問い合わせる間……時間があるために、俺となのちゃんは一度、家に返されたのだった……それでも、明日の朝にはアースラに戻らなくてはならないがな

 

「………なのちゃんには少し…悪いことをしたちゃったかな」

 

俺は昨日の事を思い出す………昨日の【仮契約(パクティオー)】の後……なのちゃんは一瞬、何をされたか理解出来なかったが……理解してから直ぐに……顔を真っ赤にして、そのまま気絶してしまった……

目を覚ました後も俺と顔を合わせるとその時の事がフラッシュバックしてなのか顔を赤くして何もしゃべらなかった

 

 

 

 

「……時間が立てば元に戻るかな…」

 

 

俺はそう呟いてから服を洗濯機に突っ込んで洗濯にかけると、リビングに立てかけておいた木刀を片手に庭へ足を踏み入れた

 

 

 

 

 

 

「フッ!セィ!ハァ!ダラァ!」

 

正方形を描くように水平に木刀を振り抜く……アインクラッド……ソードアート・オンラインの片手剣四連撃ソードスキル………【ホリゾンタル・スクエア】……キリトやケイタ……ゆうちゃんが好んで使っていたソードスキルの一つ……俺は生身でアインクラッドで使えたのを再現出来るのを再現していた……【ホリゾンタル・スクエア】もその一つ……俺は再現出来たソードスキル達を敬意を持ってこう呼んでいる………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()】と………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……はぁ…………ふぅ……やっぱり…ソードスキルの動きは再現出来ても……体がついてこれないな……あの頃の体よりは丈夫なはずなんだけどな………やっぱり……今までのトレーニングじゃあ、限界なんだな……」

 

 

身体の限界……今の俺は前世の9歳の体よりは丈夫になっては居るはず……それでも、体に無茶をかけるソードスキルは精々3、4回が限界でそれ以上は身体に何が起こるかわからない……今のトレーニングでは限界何だろう……

 

「……仕方ない…」

 

俺はリビングに戻り、テレビの裏から一冊のノートを取り出した

 

「……セリスさんには止められそうだけどな…」

 

ノート表紙にはこう書かれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【セリスティア教官の教導本】と……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよう、なのちゃん」

 

「う、うん。おはよう、ソウ君」

 

翌日………まだ、太陽が出始めた頃……俺はなのちゃん家の前でなのちゃんと会った……今日…これから、なのちゃんは……なのちゃんだからこそ、やらねばならない事をするために……あるところに向かわないといけない……俺は……その、結末を見届けるためにここに来ていた

 

 

「……さあ、行きましょうか…お姫様?」

 

「……えーと……う、うん」

 

なのちゃんはほんのり顔を赤くして、差し伸べる手を取る……なのちゃんの肩に乗るフェレット擬きことユーノ・スクライアは嫉妬してか俺を睨んでいた

そして、〈思慮する木菟の杖〉に前が俺、俺の後ろになのちゃんと言う感じに乗り、なのちゃんが走るより少し早い速度で道沿いに飛行する…

すると……

 

 

「あ!アルフさん!」

 

なのちゃんが壁を走る…オレンジ犬……アルフに気づき声をかけた

 

「あ、あんた達……いったいどこから……!?」

 

「………そう言えば…俺の飛行魔法には認識出来ないように魔法がかけられてるの忘れてた……」

 

 

そう……【古代魔法(エンシェント・スペル)】の飛行魔法には認識妨害魔法がかけられていて……基本的に見ることが出来ないようになっている……ただし、写真には移るようで、先程のなのちゃんのように声をかけると見えるみたいだ

 

 

「あんた、一体何者なんだい?あたしはアルフ…フェイトの使い魔だよ」

 

「俺は【古代魔法(エンシェント・スペル)】使いのソウ・S・スプリングフィールドだ」

 

俺となのちゃんは飛びながら…アルフは俺たちの隣を走りながら、自己紹介をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ここならいいよね………フェイトちゃん!出てきて!」

 

俺達は時空管理局が乱入してきた時の海鳴公園に来ていた……

なのちゃんが叫ぶようにフェイト・テスタロッサを呼ぶと………

 

「………来たみたいだね」

 

風が吹き……俺は後ろに今までいなかった気配を感じた………俺達が後ろを向くと……そこには…街灯の上に立っているフェイト・テスタロッサがいた

 

「……フェイト……」

 

「……アルフ」

 

フェイト・テスタロッサもアルフもお互いを見るや少し笑顔が零れるが……フェイト・テスタロッサは少し悲しそうな顔をして俺達を………いや、なのちゃんを見つめる……

なのちゃんは一度深呼吸してバリアジャケットを着て、杖を展開した

 

「……ただ捨てればいいって訳じゃないよね………逃げればいいって訳じゃあ、もっと無い……。きっかけは、ジュエルシード………。だから賭けよう…お互いが持ってる、全部のジュエルシード!!」

 

なのちゃんの言葉の後に杖……レイジングハートから今まで回収したジュエルシードが………なのちゃんの話に乗ったのかフェイト・テスタロッサのバルディッシュからもジュエルシードが排出された

 

「それからだよ………全部それから…」

 

なのちゃんはレイジングハートを構え、フェイト・テスタロッサも同じくバルディッシュを構える。

 

「まだ始まってもいない。だから……本当の自分を始めるために!!」

 

なのちゃんはフェイト・テスタロッサを強く、優しい眼差しで見つめている

 

 

「始めよう…最初で最後の本気の勝負!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

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