魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
◇
「……ここならいいよね………フェイトちゃん!出てきて!」
俺達は時空管理局が乱入してきた時の海鳴公園に来ていた……
なのちゃんが叫ぶようにフェイト・テスタロッサを呼ぶと………
「………来たみたいだね」
風が吹き……俺は後ろに今までいなかった気配を感じた………俺達が後ろを向くと……そこには…街灯の上に立っているフェイト・テスタロッサがいた
「……フェイト……」
「……アルフ」
フェイト・テスタロッサもアルフもお互いを見るや少し笑顔が零れるが……フェイト・テスタロッサは少し悲しそうな顔をして俺達を………いや、なのちゃんを見つめる……
なのちゃんは一度深呼吸してバリアジャケットを着て、杖を展開した
「……ただ捨てればいいって訳じゃないよね………逃げればいいって訳じゃあ、もっと無い……。きっかけは、ジュエルシード………。だから賭けよう…お互いが持ってる、全部のジュエルシード!!」
なのちゃんの言葉の後に杖……レイジングハートから今まで回収したジュエルシードが………なのちゃんの話に乗ったのかフェイト・テスタロッサのバルディッシュからもジュエルシードが排出された
「それからだよ………全部それから…」
なのちゃんはレイジングハートを構え、フェイト・テスタロッサも同じくバルディッシュを構える。
「まだ始まってもいない。だから……本当の自分を始めるために!!」
なのちゃんはフェイト・テスタロッサを強く、優しい眼差しで見つめている
「始めよう…最初で最後の本気の勝負!!」
「あの子……あんなに強く……」
なのちゃんとフェイト・テスタロッサの戦いを見守っていると、アルフがなのちゃんの成長に驚いていた
「………それもこれも、フェイト・テスタロッサと友達になりたいってなのちゃんが強く願ってるからだろうな………なのちゃんは一人の苦しさは知っているからな」
「あの子……」
「………それに、なのちゃんは頑固だからね。フェイト・テスタロッサと話がしたい………友達になりたいって思ったら絶対に答を聞くまではやり通す……それが、なのちゃんなんだよ」
「……友達…」
アルフは俺の話を聞くと顔を俯かせてしまう……すると……なのちゃん達の戦いにも変化が起きた
なのちゃんが黄色いバインドに捕まり、身動きを封じられた
『アルカス・クルタス・エイギアス…………』
「………フェイト!」
俯いていたアルフがフェイト・テスタロッサの魔法詠唱を聞くとフェイト・テスタロッサに叫んだ
「なのは、今、サポート…「手を出すな!」どうして!」
バインドに捕まり、動けないなのちゃんを助けようとした、ユーノ・スクライアを俺が止めた
「なんで、止めるんだい!? あれは本当にヤバいんだよ!?」
「……そんなこと、百も承知だよ………だがな、この戦いはフェイト・テスタロッサとなのちゃん………高町なのはの戦いなんだ………真剣勝負なんだ……この戦いには誰も介入はゆるされない……まあ、なのちゃんなら大丈夫だよ。なのちゃんは強いからね」
フェイト・テスタロッサの魔法詠唱を知るアルフが俺に怒鳴ってきたが、俺は戦いから眼を逸らさないでユーノ・スクライアとアルフに話していた
『疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト………撃ち砕け、ファイアー』
フェイト・テスタロッサの周辺の幾つもの黄色い球体が動けないなのちゃんに襲いかかる………その光景にユーノ・スクライアは動揺していたが………俺は冷静に戦いを見守っていた
『たはぁー、撃ち終わると、バインドってのも解けちゃうんだね……今度はこっちの番だよ』
『!?』
爆煙が晴れて……無傷のなのちゃんが出てきた……無傷のなのちゃんにアルフは驚愕の顔をしてユーノ・スクライアは少し安心した表情だった……
そして、なのちゃんはフェイト・テスタロッサに向けて【ディバインバスター】を放った
『はぁ……はぁ……はぁ……はぁ…』
フェイト・テスタロッサのバリアジャケットはボロボロになるがなのちゃんの【ディバインバスター】を防ぎきってみせる……
息を荒くするフェイト・テスタロッサにはもう、魔力が残ってないに見えるが……これは……戦い……勝ちか負けしかない……だからこそ、なのちゃんは
「受けてみて…ディバインバスターのバリエーション!!」
なのちゃんはレイジングハートを掲げており、レイジングハートの先端の桃色の球体が大きくなっていく……そして……
「全力全開!!…………【スターライト…………ブレイカー】!!!!!!!!!!」
なのちゃんの全力砲撃……【スターライト・ブレイカー】がフェイト・テスタロッサに直撃した
続く