魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「ただいまぁ~」
「「「御邪魔します~」」」
「にぃにぃお帰りなさいです!!みなさんもようこそです!!」
「…お帰り」
ボク達が家に戻るとユイちゃんとティアが出迎えてくれた
「にぃにぃ、少し前にアリサさんとすずかさんが来て下さったので客室に通しておきました」
「うん、ありかどう」
「えへへ、ありかどうございます」
「ム~~」
ボクがユイちゃんの頭を撫でると後ろからなのちゃん達三人の突き刺さる視線を感じた
「それじゃあ、上がって。客間に案内するよ」
「「「うん!!」」」
三人からの視線を気にせずにボクは三人をアリサ達が待っている客間に案内した
「二人ともごめん、待たせたかな?」
「アンタ達、遅いわよ!?」
「アリサちゃん、落ち着いて」
客間の戸を開けるとこたつで暖まっているすずかとアリサ、それにミカンを黙って食べているプレミアがいた
「ごめんごめん。すずかもアリサも折角、来て貰ったのにな」
「私は気にしてないよ、ソウ君。それに、クリスマス会&お泊まり会をソウ君家で強引にやることにしちゃたのは私達だもん」
そう……今日、みんなが家に集まっているのはお泊まり会も兼ねたクリスマス会を開くことになったから……
事の発端は三日前、昼食をみんなで食べているとすずかが例年通りクリスマス会をやろうと話を持ってきて満場一致でやることになったのだが、アリサがすずかやアリサの家では例年通り過ぎるから他の家でやりたいと言い出したのだが……なのちゃんの家はクリスマスと言うことで翠屋が激混みなので迷惑になると言うことから除外、はやての家とフェイトの家も考えているとなのちゃんが「ソウ君の家はどうかな?」と言って来てアリサとすずかがボクの家が気になるとかでほぼ強引にボクの家に決定されてしまった…
「その事なら気にしなくていいよ。みんなで集まったりするのはボクも賛成だし、みんなと一緒なら楽しいからね。余り広くないけど家は何時でも集まる場所にしていいからな……それじゃあ、リビングに移動するよ。その前になのちゃん、フェイトとはやてを連れて手を洗ってきて。すずかとアリサは着いてきて…それから、プレミアも」
「うん」
「うん。わかった」
「分かってるわよ」
「…(コク)」
ボクがそう言うとなのちゃんはフェイトと車椅子のはやてと一緒に洗面所に、ボクはアリサとすずか…それから、プレミアを連れてリビングの方に向かった
「ちょっと、何よこれ!?」
「何って料理ですが?」
「それは見れば分かるわよ!?そうじゃなくて!!量よ!量!!」
「ア、アリサちゃん落ち着いて」
「今日、一日クリスマス会やるんだろ?このくらいは無いと駄目かなってね。それに、他にも来る事になってるしまだまだ用意してあるぞ」
ボクがそう言うとアリサに若干引かれた気がするが気にしないでおこう。
アリサが驚いていた通り、テーブルの上にはから揚げやフライドポテト、照り焼きチキン、ピザなどクリスマス定番の料理が沢山並んでいた
「うわ~すご~い」
「ホンマやな、これみんな、ソウ君が作ったんか?」
「うん。ちょっと、大変だったけどユイちゃんが手伝ってくれたから楽しかったよ」
「えへへ、私も楽しかったです」
「凄い……」
洗面所から戻ってきたなのちゃん、はやて、フェイトはそれぞれ、料理を見て驚いていた
「それじゃあ、好きな所に座って」
ボクが言うとみんな、用意して置いた座布団に座り始めた
「みんな、グラスは行き届いてるかな?うし、それじゃあカンパーイ!」
【カンパーイ!!!】
ボクの音頭で乾杯してクリスマス会が始まった
「うわ~、美味しいよソウ君!!」
「ホントよ!!」
「ホンマやな。私のより、美味しい!!」
「うん、美味しいよソウ!!」
「ソウ君、更に腕上げたよね?」
「アハハ……みんな、ありがとう。まだまだこれからだからゆっくり食べてね」
【うん(分かってるわよ)!!】
みんな、美味しそうに食べているのを見てボクは嬉しいかったしユウキやアスナもこんな気持ちだったのか…そう思っていた
「去年のクリスマスはなのは達の隠してきた話を聞いたけど……未だにソウのは信じられないわよね」
「…うん。一度死んでるなんて信じられないよ~でも…」
「独り暮らしでここまでの料理を作ってると信じるしかないわよね…」
「おいおい、それって去年のクリスマスからずっと信じてなかったのか?」
「普通は信じないわよ?なのは達の魔法は目の前であんな事が起きたんだから信じるしか無いけど、ソウのは……ね」
「そう…なのか……」
去年のクリスマス、ボク達は事件後にすずかの家でクリスマス会と言うなの説明会を行い、ボクも過去のこと(暗殺者だったことを除いて)話して居たのだったが、まず有り得ないことだったのでアリサとすずかは信じてくれて居なかったらしい
「私は直ぐに信じたんよ?あの本のこともあったからな~」
「《SAO事件記録全集》のことか…」
「ホンマ、あの本には驚かされたんやよ?まさか、遙か昔の事件の記録とは思わなかったしなぁ」
「あの時はこの世界との繋がりを探していただけなんだけどな……その後に思わぬ形でこの世界が前世の遥か先の未来って分かるんだけどな」
ボクの言った思わぬ形……それは、ユイちゃんとの出会い…この世界が前世の未来だと言う確かな証拠となった
「う~ん、そう言う話はまたにしようよ!!」
「なのちゃんの言うとおりだな、暗めの話はヤメヤメ!」
「そうだよ」
テレテレテレ~テレテレテ~♪
「?誰か来たみたいだな……ユーノ達が来るにはまだ時間があるはずなんだけどな。ちょっと出て来るよ」
「あ、私も行くよ」
暗めの話を打ち止めると某ファミ〇風のチャイムが室内に流れ、家主のボクが出ようとするとなのちゃんも着いてきてくれた
「どちら様でしょう……
「こんにちはソウ君。なのはさんもお久しぶりです」
「はい、お久しぶりです」
玄関に出るとそこに居たのは
「近くまで来たのでこれを渡したくて御邪魔しました」
「私も…まあ、なんだ…クリスマスだからな…師匠として何かやろうと思ってな」
「……あの、どうして
「勿論、ソウ君に似合うと思ったからですよ♪」
「は、はぁ……」
ボクは師範のプレゼントの中身に呆れていたが隣のなのちゃんは何故か顔を赤らめていた
「あぁ、そうだ。明日奏から坊やにこれを預かっていたな」
「これは……銀時計?」
「確かに渡したからな。私は行くぞ」
「待って下さい、エヴァさん」
「……面白い人達……だね?」
「ま、まあね…」
呆気に取られているとなのちゃんが何処か不機嫌な顔をしていた
「みんなを待たせてるから、戻ろう」
「……うん」
ボク達はフェイト達を待たせてしまっているのでリビングに戻った
続く