魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
今年2回目のりりなの更新です!
今年から気持ちを切り替えて月最終日曜日更新の月一更新を基本にして行きたいと思います!
待っている読者の皆様には申し訳ないございませんがご了承ください!
それから基本的にアニメ1話分を1話として書いていきますので分ける場合などはその月に全部更新出来るように頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
それでは魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~A’s編第二話始まります
十二月二日 夜
結界で誰もいない海鳴市の中心街の一つのビル内では重々しい空気が漂っていた
「フェイトちゃん…ユーノ君…」
「フェイ…ト…テスタ…ロッサ……ユーノ……スクライア………近衛…師範…」
フェイト・テスタロッサと師範の近衛刹奈さんの後ろで隣で俺達を護るようにユーノ・スクライアの名前を俺となのちゃんは途切れ途切れに言うと近衛刹奈さんはほんの少しだけこちらを見てきた
「テメェら、管理局か」
「管理局とは聞いたことが無いが私は近衛刹奈。少し特殊なしがない剣士です」
「時空管理局嘱託魔導師、フェイト・テスタロッサ。民間人への魔法攻撃……、軽犯罪では済まない罪だ。武装を解除すれば、弁護の機会が君にはある」
「へぇ、誰がするか!!」
相手の少女はフェイト・テスタロッサの話には聞く耳を持たずに割れた窓ガラスから外に出て行ったしまった
「ユーノはなのはとソウを!」
「うん、分かった」
フェイト・テスタロッサはそれだけ言うと相手の少女を追って窓ガラスから外に出て行った
「ユーノ君…どうして…ここに?」
「フェイトの裁判が終わったからなのはに連絡しようとしたら繋がらないし、管理局で調べたら結界が張ってあったから急いで僕たちが来たんだよ。クロノ達もアースラの整備を保留にして向かってきてくれてるよ」
「アイツ‥‥らもか……」
ユーノ・スクライアの話を聞いて俺となのちゃんは軽くホッとすると近衛刹奈さんが俺の前に軽く膝をついてきた
「変な空間に入ったと思ったら中心街でピンク色の光みたいなのが見えたので来てみれば…ソウ君、これが終わったらでいいので全て話して下さい。いいですね?」
「…はい」
近衛刹奈さんはなのちゃんの砲撃を見てここに来たみたいだったが…この結界はリンカーコアを持った者しか入れない…近衛刹奈さんはリンカーコアを…魔力を持っていることになる
「本当は治療しなければならないですけど、生憎、私は治癒魔法得意では無くので……こんなことでしたらお嬢様にも来て貰った方が良かったですね」
「僕は多少は使えるので二人に掛けます。その前に屋上に上がりませんか?」
「えぇ、そうですね」
近衛刹奈さんとユーノ・スクライアとの間で話がまとまり、近衛刹奈さんが俺の事を逆お姫様抱っこをしてきた
「あ、ちょ…」
「どうかしましたか?運びやすいのでこうしましたが……痛かったですか?」
俺は顔を赤くしながら首を横に振ると近衛刹奈さんは微笑んで歩き出した
近衛刹奈さんはたまにこうした天然を引き起こして来て俺はそのたんびに顔を赤くしたりと大変だ
今も、ユーノ・スクライアに支えながら歩くなのちゃんの視線が痛い
「フェイ‥トちゃん‥アル‥‥フさん」
屋上に上がると相手の少女とフェイト・テスタロッサと使い魔のアルフが連携で戦っていた。戦いを見ていたなのちゃんは二人の名前を呟く
連携自体は流石、主と使い魔の関係で絶妙な連携を取れているが‥‥
俺はここで一つだけ気になっていた‥‥俺を襲った狼は確実にあの少女と仲間なのだろう‥‥だが、2対1で相手の少女が不利で戦っているにも関わらず出てくる気配をまるで感じない
「ユーノ‥‥スクライア‥‥」
「どうかした、ソウさん?」
「‥‥敵はあの‥少女だけ‥じゃ無い‥‥アルフと‥同‥じ、使い‥‥魔‥が‥まだ、いる‥ここ‥に‥来る‥前に襲わ‥れた‥」
「わ、分かったからソウさん、もう喋らないで!」
ユーノ・スクライアは寝かされている俺が途切れ途切れにしゃべり終わると慌てながら回復魔法を掛けてくれる。
「ソウさんは本当にバカだよ!なのはが心配なのは分かるけど簡単に自己犠牲をしないで!」
「‥‥すま‥ない」
回復魔法を掛けながら怒鳴ってくるユーノ・スクライアに俺は一言、謝るしか無かった。そこで、フェイト・テスタロッサの方に眼を向けると相手の少女をバインドで捕まえていた
「フェイト、何かヤバいよ!!」
フェイト・テスタロッサの使い魔のアルフは生物の本能的に何かに気がついたのか叫びだした
「ッ!‥‥フェイト・テスタロッサ、今すぐそこを離れろ!!早く!!‥‥ゲホォゲホォ!!」
「ソウさん!!喋ったら駄目です!!」
俺は無理にフェイト・テスタロッサに叫ぶが叫んで直ぐに咳き込み血を吐いた。
掠れる視界でフェイト・テスタロッサの方を見ると叫んだのは間に合わず、フェイト・テスタロッサとアルフは新手のピンク髪の女性と俺を襲った狼に不意打ちを受けビルに墜ちた
「不味い、助けに行かないと!」
「私も行かせてもらいます。なに、私は大丈夫ですよ。鍛えていますので、足手纏いにはなりません」
「‥‥分かりました」
ユーノ・スクライアは近衛刹奈さんの同行に渋々と言った感じだったが了承しなんかの詠唱をし始めた
「それは、回復と防御の結界。なのはもソウさんもそこから出ないで」
「‥う、うん」
「あ、あぁ」
ユーノ・スクライアの詠唱が終わると緑の魔方陣が俺となのちゃんの下に現れ障壁が俺となのちゃんの周りに張られた。
ユーノ・スクライアは俺となのちゃんに釘を刺すと近衛刹奈さんと一緒にフェイト・テスタロッサ達の方に向かっていった
◇
『もしもし、せっちゃん。聞こえる?ウチや』
ユーノ・スクライアと行動を共にしている刹奈に念話がきていた
『そのまんまで聞いてな?ウチも心配でそっちに向かってるトコや。五分もすれば付けると思うで』
「(了解しました、お嬢様。ビル屋上に怪我人男女二人がいますので回復をお願いします。)」
刹奈はカードをおでこに当て念話の相手の〝お嬢様〟なる人に怪我人であるなのはとソウの事を任せた
『(はいな~)』
「フェイト、大丈夫!?バルディシュも」
念話が終わると同時にフェイト・テスタロッサの下にたどり着き、ユーノが倒れていたフェイトに声を掛ける
「うん、大丈夫。バルディシュもコアは無事だから」
≪リカバリー≫
黄色と黒の杖から声が聞こえるとボロボロだった杖は元通りになった
「あなたもありがとう。ですが、ここは危険です。民間人は退避を」
「嫌です。このままではあなた方は全滅すると思いますよ?相手は全員手練れ、こちらの最高戦力はあなたになりますがそれも先ほど不意打ちでもボロボロになっています。それはこちらの最高戦力でも勝てないと言うことになります。違いますか?」
フェイトは刹奈に図星を突かれ顔をしかめた
「うっ‥‥はい、そうなります。ですが、こちらに仲間が今、向かってくれてますから‥」
「いつ来るかも分からない者達を待ってたらやられます!!」
フェイトが食い下がろうとするが刹奈が怒鳴ると黙り込んでしまう
「‥‥私が剣士を抑えるので二人はハンマーの方を頼みます」
刹奈はそれだけ言うとその場を離れてしまった
「‥‥ユーノ、結界内部から全員を転送できない?」
「‥‥難しいと思うけど、アルフと一緒ならできるかも」
刹奈が離れてから直ぐにフェイトはユーノに話しかけた
「うん。お願い‥‥(アルフもいい?)」
『(わかった、やってみるよ)』
刹奈がその場を去って数分で作戦が決まりフェイトとユーノは動き出した
「来たか‥‥グゥ!」
ピンク髪の女性に斬りかかる刹奈、その剣には一切の迷いは無く、斬撃は重くピンク髪の女性は機械の剣で防ぐが耐えきれず、後退を余儀なくされた
「レヴァンティン、カードリッジ・ロード」
バシュン、バシュン、と女性の声で機械の剣から弾丸が二発飛び出してきた
「はあぁ!!」
「ッ!!はあぁ!!」
刹奈は女性の剣が重くなったのを一撃目で気がつき力を入れ直し女性と打ち合う。
「‥‥良い斬撃だ‥お前、名は?」
「人に名を聞くのでしたら自分から名乗るのが礼儀ですよ?」
「ふむ、それはすまない。改めて、私はヴォルゲンリッター、烈火の将 剣の騎士シグナム。」
「‥‥私は近衛‥‥いえ、平和で無い
のならこちらですね。私は京都神明流の桜咲刹奈」
女性‥‥シグナムは刹奈の名前を聞き、少し口元が緩んだ
「そうか、桜咲‥‥行くぞ!」
「はい!」
シグナムと刹奈は剣を構えお互いに向かっていった
◇
「ウチ参上!なんてな~」
「「‥‥‥」」
俺となのちゃんの前に茶色がかった黒髪ロングで赤白の狩衣を着た女性がある電車王の登場セリフを口にしながら現れた事に驚きなどで俺達は黙ってしまった
「‥‥ウチ、近衛木乃葉言います。よろしくな~」
「「‥‥‥あ、はい。よろしくお願いします(な、無かったことにした!?(の!?))」」
無かったことにした近衛木乃葉さんに俺となのちゃんは驚きを隠せなかった
「君達がせっちゃんが言うとった怪我人でええ?名前を聞いてもええ?」
「私は‥‥高町なのはです」
「‥‥ソウ・S・スプリングフィールドです」
俺となのちゃんの名前を聞いてきた近衛木乃葉さんは名前を聞くと微笑んできた
「ほな、回復させるで?」
「あ、ソウ君からお願いします。私は後で大丈夫です」
「わかったで~」
そう言って近衛木乃葉さんが俺のお腹の傷に手を当てると白緑の光が傷口を覆う
「暖かい‥‥」
「ごめんな?ウチ、まだ完全治癒ができへんの‥‥」
「いえ、こうして回復させてもらえるだけでありがたいです。ありがとうございます」
回復してくれている近衛木乃葉さんが謝ってきたが俺はこうして回復してくれているだけでも嬉しかった
≪マスター、私を信じて撃ってください。スターライト・ブレイカーを≫
近衛木乃葉さんに回復して貰っているとなのちゃんの愛機、レイジングハートの声が聞こえなのちゃん方を振り向くとなのちゃんが何かを悩んでいる顔をしていた
「なのちゃん?」
「ソウ君‥‥うん!レイジングハート!カウントお願い!!」
≪Yes≫
なのちゃんは俺の声で俺の方を向くと何かを覚悟したのかレイジングハートにカウントを頼みレイジングハートを構えた
≪count、Ⅹ、Ⅸ、‥‥Ⅶ、Ⅵ≫
「(フェイトちゃん、ユーノ君、アルフさん、私が結界をスターライトブレイカーで撃ちぬくからその間に転送を!)」
「…俺も、手を貸す」
なのちゃんの使用しようとしている魔法は直ぐにわかった俺は近衛木乃葉さんの治癒を離れなのちゃんの身体を後ろから支えた
≪Ⅴ、Ⅳ……≫
「ソウ君…」
「……」
俺はなのちゃんに無言で頷いた
≪Ⅲ……Ⅲ……Ⅲ≫
「レイジングハート、大丈夫?」
≪大丈夫です。countⅢ…Ⅱ≫
レイジングハートを心配するなのちゃんに≪大丈夫≫と言いカウントを再度開始するレイジングハート。
カウントがⅡまできてなのちゃんはレイジングハートを掲げた
≪Ⅰ…≫
「……ツ!!」
カウントがⅠとなりなのちゃんがレイジングハートを振りかざそうとするとなのちゃんに異変が起きた
「……なのちゃん?」
「……あ…あ」
俺の声に答えてくれないなのちゃんを心配しなのちゃんの後ろから見るとなのちゃんの胸元に手が桃色に光る小さな球体を掴んでいた
「なのちゃん!!」
「……あ、あ、そ、ソウ君…」
俺はなのちゃんを心配し声を掛けるとなのちゃんは苦しそうだったが俺の名前を呟くとレイジングハートを掲げた
俺はなのちゃんの身体を支えながらなのちゃんと一緒にレイジングハートを掴んだ
≪count、0≫
「「…スターライト・ブレイカー!!」」
なのちゃんに合わせ、レイジングハートを振りかざすと桃色のビームが結界に目掛けて飛び結界を破壊した。
撃ち終わって直ぐになのちゃんが後ろに倒れてきて俺も遂に限界が来てなのちゃんと一緒に倒れた
続く