魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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新たなる力、起動なの!!中編

 

 

 孤島のログハウス

 

 

 

 

 

「なるほど……私に弟子入りしたいんだな?」

 

「はい。今では学校も無いし教えを乞える人も無く独学でやってきましたが限界です。それに僕にはもう、独学で覚えていく時間が無いです。なるべく早く強くなるには貴方の様な偉大なる存在に教えを乞うしかないんです。エヴァンジェリン・A・K(アタナシア・キティ)・マクダウェルさん」

 

「なるほどな……それからエヴァンジェリンでいいぞ。フルネームで呼ばれるのは慣れないからな」

 

 ログハウスの中に通されてリビングのソファーで相対に座り、出された紅茶を飲みながら俺が話すとなんだか納得しながら紅茶を飲む、エヴァンジェリン・A・K(アタナシア・キティ)・マクダウェルさん

 

「だが、どうして早く強くなろうとしているんだ?」

 

「過去の自分からの脱却と今を生きるための勇気………過去の自分を超えられなければこの先…一緒に歩みたい人とは歩むことが出来ないんです」

 

 聞かれたことを答えた俺を見てエヴァンジェリン・A・K(アタナシア・キティ)・マクダウェルさんはニヤッと笑った

 

「坊やの気持ちは分かった。では、行こうか」

 

「い、行く?どこにですか?」

 

「着いてくればわかるさ」

 

 俺が疑問に思っているとエヴァンジェリンさんは歩き出して、俺もそれに着いていくと、エヴァンジェリンさんは一つの部屋のドアを開ける……部屋の中は至ってシンプルな一人部屋だった

 

「ここ……が?」

 

「ここって訳では無いぞ?まあ、見てからのお楽しみってところだな」

 

「?……!?」

 

 エヴァンジェリンさんの言っていることが分からなくて首を傾げていると魔方陣が浮かび上がってきて俺とエヴァンジェリンさんは何処かに飛ばされた

 

 

 

 

 

 

「ここは……」

 

 次に俺が目を開けるとそこは先程のログハウスの部屋内ではなく巨大図書館で全くの別の所だった

 

 

「ここは、私の別荘 “EVANGELINE'S RESORT”に保存されている巨大図書館……麻帆良図書館だ。別荘は外の1時間が中では1日になる特殊な空間でここも同じ空間だ。」

 

「す、凄い!!」

 

 俺はこの場所とこの場所の空間に凄いとしか言葉が出てこなかった

 

「早速だが……坊やの適正と現在使用できる魔法はなんだ?」

 

「あ、はい。僕の適正は一番高いのが雷と光、次に風と氷に闇、一番低いのが炎です。それから使用できる魔法は魔法の射手(サギタ・マギカ)や武装解除、風陣結界(リーメス・アエリアーリス)などの防御魔法が少しくらいです」

 

 俺が答えるとエヴァンジェリンさんは片手で頭を抑えた

 

「なるほど……それだけか……通りで力を求めているわけだ…」

 

「アハハハ……」

 

 エヴァンジェリンさんの言葉に俺は苦笑いするしか無かった

 

 

 

「さて、坊やにはここから真っ直ぐにある裏口に向かって貰う……が、ここは色々な罠があるから一筋縄ではいかないと思うが頑張れ」

 

 エヴァンジェリンさんはそれだけ言うと後ろの扉から出て行ってしまった

 

 

 

 

 

 

 海鳴市・高町家 なのはの部屋

 

 

「なのはは…あの人達のことどう思う?」

 

「あの人達って…闇の書の?」

 

「うん。守護騎士達のこと」

 

 フェイトの問になのはは一瞬考え込んだ

 

「う~ん。私は急に襲われて直ぐに倒されちゃったけど…フェイトちゃんも刹奈さん?と変わったから…」

 

「うん。ハンマーの少女も話を聞いてくれそうに無かった…けど、上手く言えないけど悪意を感じなかった…」

 

「……」

 

 フェイトは顔を俯かせて何かを思い出している様な感じだった

 

「…強い意志で固めちゃうと周りの声って聞こえなくなるから…私もそうだった。私も母さんのためにって信じたりしてきたから…」

 

 フェイトが思い出していたのは【P・T事件】頃の記憶……母に虐待を受けても尚、母を…プレシア・テスタロッサを信じていた頃の記憶…

 

「…あ、で、でも、話を聞こうと思うのは悪くないと思う。私もなのはの言葉に何度も揺れたから……話をするために戦いで勝つことが必要なら私は戦える……こんな、強い気持ちはなのはがくれたんだよ」

 

「フェイトちゃん…」

 

 なのはとフェイトはお互いに見つめ合い、微笑む。

すると、なのはの顔色が暗くなる

 

「……ソウの事が気になる?」

 

「ッ!うんん!全く!」

 

 フェイトにソウの事を聞かれるとなのはは首を横に振り気にしてないような素振りをする

 

「…嘘だよね?なのは、無理してるように見える」

 

「………たはぁー。フェイトちゃんには隠せないの……本当はかなり気になってるの……私の所為でソウ君が傷付いちゃったんじゃないかって……」

 

「…ソウも同じ事を考えてるんじゃ無いかな?」

 

「え?」

 

 なのはは少し驚いた顔をしていた。

なのははソウが自分と同じ事を考えているかもと考えていなかった

 

「うん。ソウはなのはが部屋を飛び出していった後、私に『なのはを頼むって』言ったとき……酷く辛そうだったから……多分、ソウは分かってたんだと思う…あの話をすればなのはを傷つけるってそれでもソウが話した理由は私には分からないけど、ソウが学校にも来ないのは多分、なのはの事を考えての事だと私は思うな……」

 

「フェイトちゃん……そうだと良いな…」

 

「きっと、そうだよ。ソウの事を一番、分かるのはなのはで……多分、なのはの事を一番、分かるのはソウだと思うから…」

 

「……フェイトちゃん…うん。そうだよね…そうだといいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

続く

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