魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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壊れた過去と現在となの

 

 

 

 

「色々あるんだね……」

 

「まあ、最近なのはどれも同じ性能だしデザインで選んで良いんじゃ無い?」

 

 闇の書の守護騎士達との第二次戦線から数日……ボクは学校に戻りいつも通りの生活に戻っていた。

あの後、リンディさんやクロノ、ユーノとアルフにこっぴどく怒られた、特にユーノとアルフから…

それから、なのはにボク専用の赤い十字架のネックレス型のインテリジェントデバイスを貰いなのはに付けて貰うとユーノに睨まれた

そして、今は、フェイトの携帯をアリサとすずかも含めて五人で決めるために話していた

 

「カメラが綺麗だと綺麗な写真撮れるし外部メモリーがあれば写真とか音楽が沢山、入るんだよ」

 

「そ、そうなんだ……ソウはどれにしたの?」

 

「ボク?」

 

 なのは達の話を聞きながら携帯カタログを見て悩んでいるフェイトは話に入ってなかったこの場の唯一男子のボクに聞いてきた

 

「ボクはなのはと同型機で色は水色だよ」

 

「一緒に買いに行ったもんね!」

 

「まあね……携帯は大人じゃないと契約できないからなのはの親……桃子さん達に頼むしか無かったからね」

 

「そう…なんだ…なのは?」

 

 ボクとなのはの話にフェイトは頷くとなのはの名前を呼んだ。

なのはの方を向くと先程よりなのはの顔が近くにあった

 

「えっと?なのは?」

 

「……なのちゃん」

 

「「え?」」

 

 なのはの呟きにボクとフェイトは声をもらしアリサとすずかは固まっていた

 

「…前みたいになのちゃんって呼んで」

 

「えっと、いきなりどうしたの、なのは?」

 

「だから、なのちゃんって呼んで」

 

「い、YES。なのちゃん」

 

「うん!」

 

 なのはの……なのちゃんの気迫と言うか謎のオーラに負けたボクは前と同じように『なのちゃん』と呼ぶとなのは…なのちゃんは嬉しそうに笑顔で頷いた

 

 

 

 

 

「ただいま!!っと」

 

「お帰りなさい、エイミィさん」

 

 フェイトの携帯を選んでから直ぐの休日、ボクとなのちゃんはフェイトの家に遊びに来ていて、なのちゃんとフェイトはフェイトの自室でボクは少し恥ずかしかったからリビングである機械の調整をしていると買い物に行っていたエイミィさんが帰ってきた

 

「艦長、もう本局に出掛けちゃった?」

 

「はい。アースラに追加武装ができたから試験運行ってアレックスさんたちと」

 

 なのちゃんの言葉……『アースラの追加武装』を聞くとエイミィさんは険しい顔をする

 

「追加武装って言うと……アルカンシェルか……あんな物騒な物使わないに超したことは無いんだけどね…」

 

「クロノ君も居ないですしエイミィさんが指揮代行だそうですよ?」

 

「それも、また物騒な……ま、まあ、そう簡単に緊急事態なんて起こるものなんかじゃあ…」

 

 エイミィさんが全てを言う前に緊急のアラートが鳴り始めエイミィさんは手に持っていたカボチャを床に落とした

 

 

 

 

 

 

 

「文化レベル0……人間は住んでいない、砂漠の世界だね」

 

 緊急のアラートが鳴って直ぐにボク達はモニター室に移動した

モニターには人間形態のザフィーラとシグナムが砂漠で巨大な蛇と戦闘していた

 

「結界を張れる武装局員到着まで最短でも45分……ダメだ間に合わない…」

 

「エイミィ、私が行く」

 

「アタシもだ」

 

 ぼやくエイミィさんにフェイトとアルフが行かせて欲しいと訴える目を向ける

 

「……分かった。お願い、フェイトちゃん、アルフ!」

 

「うん」

 

「なのはちゃんとソウ君はここで待機して」

 

「「はい」」

 

 ボクとなのはちゃんは不測の事態に備えてこの場で待機し現場にはフェイトとアルフが行くことになった

 

「フェイト……護身用とお守りだ、持って行って欲しい」

 

 ボクはいつも隠し持ってるナイフをフェイトに差し出す

 

「ダメだよ、ソウ。ソウの大切な物出し受け取れない……それに…それは人を傷付ける物だよね?」

 

「違うよ、フェイト。このナイフは確かに人を傷付けられるものだ…でも、同時に使用者を護る物でもあるんだ。あの仮面の男が何をしてくるか分からない…だから、念のために持って行ってくれ…」

 

「…わかった。ソウがそう言うならそうする」

 

 フェイトはボクの話を聞くと頷いてナイフを手に取るりカートリッジを取りに部家に戻り、モニター室に戻ってくると直ぐに転移で砂漠に向かった

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!本命はこっち!?」

 

 フェイトとアルフが砂漠の世界に行ってから少しするとまた、緊急のアラートが鳴り、エイミィさんがモニターで確認すると何処かの惑星の雲の上を赤い帽子の少女……ヴィータが金色の十字架が装飾されている本を片手に何処かに向かって飛んでいた

 

「エイミィさん!」

 

「……うん!なのはちゃん!ソウ君!お願い!」

 

 なのちゃんの言葉で何かを迷っていたエイミィさんは頷き、頼んできた

 

「「はい!」」

 

 ボクとなのちゃんは返事をするとヴィータの居る惑星に転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「てめぇーら………高町なんとか!とソウなんとか!!」

 

 転移して直ぐにボクとなのちゃんはヴィータと遭遇するが名前を覚えられて無くなんとかで言われて二人してずっこけた

 

「なのはだよ!な・の・は!」

 

「S・スプリングフィールドだ!」

 

 ボクとなのちゃんは名前をもう一度、言うとなのちゃんは両手を広げた……その手にはレイジング・ハートの杖は無い。

ボクはいつも通り〈思慮する木菟の杖〉で飛んでいる。

 

「ねぇ、ヴィータちゃん…やっぱり、お話聞かせてもらう訳にはいかない?もしかしたらだけど…手伝えることとか…あるかもしれないよ…」

 

 なのちゃんの優しく包み込むような微笑みにヴィータは誰かの微笑みを思い出すような顔をしていた

 

「うるせぇ!管理局の奴らなんか、信用できるか!」

 

 全く、管理局が信用されてないのに呆れるボクは気にされずになのちゃんはヴィータに優しく語りかける

 

「私とソウ君は管理局の人じゃないよ…民間協力者。少し縁があって協力してるんだ……ダメかな?」

 

 ヴィータはなのちゃんの優しさにまた、誰かの事を思い出しているような顔をするが直ぐにボク達を睨んできた

 

「今回は見逃してやらぁ!!アイゼン!」

≪アイゼンゲホイル!!≫

 

 すると、ハンマーのデバイスを持ち上げ、自分自身に展開した赤い球体をヘッドで叩くと凄い衝撃波がボクとなのちゃんに襲い掛かってきた

 

 

「クッ!何処行った?」

 

 衝撃波が止み、ヴィータを探そうと周りを見るとかなり遠くにヴィータの姿を確認できた

 

「久しぶりの長距離砲撃……行くよ、レイジング・ハート!!」

≪バスターモード。カートリッジ・ロード≫

 

 ボクの隣でなのちゃんはレイジング・ハートを砲撃特化型のバスターに切り替え構えていた

 

「ソウ君!危ないから後ろに来て!」

 

「わ、分かった!」

 

 なのちゃんの忠告に従ってボクはなのちゃんの後ろに回り込んだ

 

「それじゃあ、行くよ!ディバイン……バスター!」

≪Divine Buster Extension≫

 

 なのちゃんとレイジング・ハートから放たれた長距離砲撃…ディバインバスター・エクステンションは真っ直ぐにヴィータに突き進み、直撃した……筈だった

 

「「!!??」」

 

 爆煙からヴィータが出てくると同時にヴィータの前に片手を突き出している例の仮面の男が立っていた

 

「ッ!!なのちゃん!!」

≪マスター!!≫

 

「え!!」

 

 ボクとレイジングハートが気づいた時には既に遅く、ボクとなのちゃんの周りにバインドが展開されていた

 

「バインド!?ソウ君は動かないで!!」

 

「う、うん!!」

 

 なのちゃんと一緒にバインドに捕まってどうしようかと迷っているとなのちゃんが強めに言われ頷くとなのちゃんは力ずくでバインドを破壊した

 

「「……」」

 

 バインドを破壊して周りを見るがヴィータと仮面の男は何処にもいなかった

 

 

 

 

 

 

 

続く

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