魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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クリスマス・イブ

 

 

 

 12月23日 7時

 

 

「うわあぁぁぁぁ~」

 

 クリスマス・イブ前日の夜、ボクとフェイトはなのちゃんの家……高町家にお呼ばれされていた

 

「フェイトちゃんも、ソウ君もいっぱい食べてね」

 

「「は、はい」」

 

 桃子さんの言葉に頷くボクとフェイトになのちゃんからお皿を渡された

 

「私達も明日の為に食べて寝ないとね」

 

「…明日?」

 

 美由希さんの言葉にフェイトは気になり呟いた

 

「家のお店……翠屋のクリスマスケーキは大人気でクリスマス・イブの日はカップルさんの為に夜まで営業してるんだ」

 

「アリサちゃん家とすずかちゃん家の分。それにリンディさんからも予約を貰ってるからお楽しみにね」

 

「あ、はい。ありがとう…ございます」

 

 フェイトは顔を少し赤くしながら士郎さんの話に呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 24日 

 

 

 

「はやてちゃん、喜んでくれるかな?」

 

 学校の終業式が終わった後、ボク達ははやてにサプライズでプレゼントを渡すために病院まで来ていた

 

「大丈夫だよ。はやてだったら喜んでくれるよ、フェイトも不安そうな顔をしない」

 

「なら、いいな」

 

「あ、うん」

 

「なのは、フェイト、ソウ、着いたわよ」

 

「うん、分かってる」

 

「「…うん」」

 

 はやてへのプレゼントを喜んで貰えるか心配しているなのはとフェイトに声を掛けて少し安心させるとはやての病室まで着いていた

 

『あ、すずかちゃんや!入ってええよ』

 

「「「「「御邪魔します(!!??)」」」」」

 

 すずかがノックして入ると思っても居なかった先客が来ていてフェイトとなのちゃんは驚いて脚を止め、その先客達……シグナムと金髪で少しおっとりした雰囲気の女性がボク達を見て顔色が強張り、ヴィータはボク達三人を睨んできた

 

「あ、御邪魔でしたか?」

 

「あ、うんん、気にしないで」

 

 顔色が強張っていたのを感じたのかそれとも空気が重いのを感じたのかすずかが金髪の女性に聞くと女性は少し無理そうな笑顔で返した

 

「皆、今日はどなんしたん?」

 

 はやてが連絡が無かったボク達が来たことを聞いてくるとすずかとアリサがはやての横まで歩いた

 

「「せぇーの!サプライズプレゼント!!」」

 

「うわあぁぁぁぁ~」

 

 すずかとアリサはコートで隠していたプレゼントを掛け声と共に出すとはやては驚いて声を上げた

 

「私達からはやてにクリスマスプレゼント」

 

「後で開けてね」

 

「ホンマか!?皆、ありがとうな!」

 

 プレゼントを渡されたはやては嬉しそうに微笑みながらボク達に御礼を言ってくれた、はやての笑顔になのは達も嬉しそうに微笑んでいた

 

「ボクからはクリスマスケーキのプレゼントだよ。家族の皆で食べて欲しいな」

 

「うわあぁぁぁぁぁぁぁ~」

 

 ボクがケーキの入った入れ物を渡すとはやては物凄く嬉しそうな顔と先程の同じように声を上げ、ヴィータはケーキの入れ物を食べたそうに見ていた

 

「ホンマ、ありがとうな、ソウ君!!皆もありがとうな!!」

 

 嬉しそうに微笑むはやてにボクもつられて微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はやてが…闇の書の主…?」

 

 お見舞いを終えたのは外が完全に暗くなってからでボク達三人は近場のビルの屋上でシグナムと金髪の女性、更にお見舞い時には居なかったザフィーラと対峙していた

 

「…もうすぐ我らの悲願は達成する…」

 

「だから、管理局には連絡させない…私の妨害距離から出させない」

 

「待って!!闇の書を完成させたら…」

 

「闇の書を完成させたらはやては…!!」

 

 [闇の書]の過去を知っているなのちゃんとフェイトは訴えかけるが金髪の女性、シグナム、ザフィーラはうんともすんとも言わなかった

 

「うるせぇーんだよ!!」

 

「きゃあぁぁぁ!!」

 

「なのは!」

 

「なのちゃん!」

 

 金髪の女性、シグナム、ザフィーラの殺気に注意していると近付いていたヴィータに気づかずなのちゃんは奇襲を受けてしまった

 

「だらあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「なのちゃん!」

 

 二撃目を繰り出すヴィータだったが、なのちゃんは〝ミッド式〟魔法の【ラウンドシールド】で防ぐとなのちゃんのシールドとヴィータのハンマーのぶつかり合いでなのちゃんの周りが炎上した

 

「ッ!悪魔め…」

 

 燃えさかる炎から無傷でバリアジャケットを纏って出てくるなのちゃんにヴィータは呟いた

 

「悪魔でいいよ……悪魔なりの方法で話を聞いて貰うから!!」

 

 そう言いながらなのちゃんはレイジングハートの杖を展開してヴィータとの戦闘を開始した

 

 

 

「それじゃあ……ボク達もやりましょうか?」

 

「……」

 

 なのちゃんを心配してずっとなのちゃんの方を見ている中、ボクの正面にいてボクに一切、攻撃してこなかった人間形態のザフィーラに話しかけるがザフィーラは何も話さずに構えてきた

 

「…バリアジャケットを着て無くとも主のため……容赦はできないぞ?」

 

「気にしないで下さい……ボクの方こそ、修行してから真面な戦闘が出来てなかったので加減が出来ないかも知れないからね?」

 

「…フゥ………参る!」

 

「…行く!!」

 

 ボクとザフィーラは少し会話すると拳をぶつけ合った……すると…

 

「なぁ、バインド!?」

 

「グッ!」

 

 以前、フェイトがリンカーコアを取られた時と同じバインドがボクとザフィーラ……他の皆もバラバラにバインドで拘束されていた

 

「ハハハハハ!時は満ちた!我らの悲願は達成される!」

 

 この場の七人とは違う声が聞こえ、声がした方を向くと仮面の男が二人現れた

 

「二人!?」

 

「貴様等!!どういことだ!!」

 

 この場の皆が仮面の男が二人と言うことに驚きの声や目を丸くしていた

 

「お前等の役目は終わった」

 

「いつの間に!?」

 

 仮面の男が[闇の書]を転移で出したことに金髪の女性は焦りの声を上げる

 

「悲願か…くだらねぇ………そんな仮面を外したらどうです!?リーゼ姉妹!!」

 

「「!!!???」」

 

 ボクの怒鳴り声に仮面の男達は反応して仮面を外した

 

「ロッテさん!?アリアさん!?」

 

「いつから気づいていた?」

 

 リーゼ姉妹はなのちゃんの驚愕の声を無視してボクに問いかけてきた

 

「疑念を持ったのはフェイトがリンカーコアを取られた後に貴方方……特にロッテさんに会ったときです。ボクが仮面の男に付けた傷と全く一緒の箇所に傷を受けていたことで疑念を持ちました………疑念が確信に変わったのはそれから数日後、クラッキングされた端末からクラッキング元を見付け出したら………なんと、グレアムさんの部屋からだったと分かりました……クロノにも確認して貰ってますから言い逃れは出来ませんよ?」

 

「「ッ!!」」

 

 ボクの話にリーゼ姉妹は顔色を曇らせボクを睨んできた

 

「やっぱり、君はもっと早く消した方がよかった見たいだ」

 

「頭がキレるのは時には迷惑なんだよ~」

 

 リーゼ姉妹はそう言うとアリアさんの方が光の槍みたいなのを発動された……すると…

 

「「ッ!!」」

 

「「「「ッ!!!」」」」

 

「ヴィータちゃん!!」

 

「シグナム!?」

 

 [闇の書]から紫の蛇みたいな物が溢れ出しとっさにリーゼ姉妹はその場を離れる。

[闇の書]から出た物はボクやなのちゃん、フェイトを無視しシグナム達、守護騎士四人に絡み捕縛した。さらに……

 

「……ほえ?私、どうしてここにいるん?」

 

「「「はやて(ちゃん)!?」」」

 

 なんと、[闇の書]は現主であるはやてを転移でこの場所に呼び寄せたのだった

 

「クッ!!はやて、今すぐここから離れろ!!」

 

「ほえ?ソウ君?どなんした……ヴィータ?シグナム?皆!?」

 

 叫ぶボクに気が付き、さらにヴィータ達にも気が付き動揺するはやて、そして……

 

 

「ヴィータ?シグナム?ザフィーラ?シャマル?いや……」

 

 [闇の書]から出た紫の物は非情にもはやての目の前で守護騎士達の胸元を抉り、消し去ってしまった

 

「嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

 

 はやての叫び声が響き渡り、はやての周りに黒いベルカの魔方陣が浮かび上がりはやてを闇が覆う

 

「「「はやて(ちゃん)!!」」」

 

 ボクやなのちゃん、フェイトが近づこうとすると闇が晴れ、中から白髪ロングの女性が現れた

 

「また、全てが終わった……」

 

 

 

 

 

 

続く

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