魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
他の作品がスランプに陥ってしまい今年最後の投稿に間に合いませんでした
申し訳ありません
その代わり投稿を迷っていたいましたが最新リリなのを投稿します!
それでは今年最後の投稿です!
来年もよろしくお願いします!!
プロローグ
◇
夕焼けの公園…聖祥大附属小学校の制服を着てビニール袋を片手に俺ことソウは歩いていた
「バーゲンにてこずって遅くなったな」
俺はグチりながら公園を歩いていくとブランコに暗い表情の俺と同じ聖祥大附属小学校の制服を着た茶髪の女の子が座っていた。
俺はその女の子に見覚えがあった……
「そろそろ、帰らないと家族が心配するよ、なのちゃん?」
「……ソウ君」
女の子はなのちゃんこと高町なのはちゃんで俺と同じ聖祥大附属小学校で席も隣でクラスも入学時から一緒で仲がいいのだ……それで何度か学校内でトラブルにあったりしたがなんとか事なきを得ていた。
そして、なのちゃんはここ数日、元気が無く心配した俺は何度か聞こうとしたが『何でもないの』や『関係ないの』の一点張りで理由を聞けていなかった
「なのちゃん、ここ数日ずっと暗いけど何かあったの?」
「……ソウ君には関係ないの」
なのちゃんは数日間通り俺には関係ないと言ってきた
「そうか………なら、なのちゃんに元気を取り戻してもらおうと作った俺特製のチョコレートパフェは無駄だったみたいだね」
「………話します」
なのちゃんが目をきらきらさせて俺に詰め寄ってきた……なのちゃんは俺の作る料理……特にお菓子やデザートが大好きでよく食べに着ていた
「じゃあ……家に着て…ついでに今日は泊まっていけばいい……桃子さん達には家の電話で電話すれば良いからさ」
「う、うん……ありがとうなの」
そうして、俺はなのちゃんを連れて自宅に戻った
◇
「ソウ君……電話ありがとうなの……お母さん、いいって」
家についた俺はキッチンで二人分の料理を作っているとなのちゃんが遠慮気味に言ってきた
「それは良かった……夕飯の準備はできてるからなのちゃん手、洗ってきて」
「うん、わかった」
なのちゃんは軽く返事をしてから脱衣場に向かうためにリビングを出て行く。俺はそのまま料理を二つの器に移してリビングに運ぶ、ちなみに今日の夕飯はオムライスだ。
もう、分かっていると思うが俺には両親がいない……居たかすらも分からない………俺という意識が覚醒したのは五歳の時で産まれてからの記憶は一切無い……
さらに、なのちゃんに隠していることがある……それは……俺は魔法が使えるのだ…………しかも、この世界での俺の家系図を辿っていくと〝ネギ・スプリングフィールド〟の名前があった………それから、地下の書庫を見つけて本を見ると殆ど〝魔導書〟だった……俺は魔導書を読んで魔法の勉強をして……今では光や氷の
「ソウ君、ありがとう」
「気にしないで、なのちゃん。さあ、冷めない内に食べよう」
「うん」
なのちゃんが脱衣場から戻ってきて俺がそう言うとなのちゃんは軽くうなづいてから座布団に座る
「「いただきます」」
俺たちは静かにオムライスを食べていった
「「ごちそうさまでした」」
俺となのちゃんが手を合わせて言うと俺がなのちゃんのお皿と自分のお皿を持って台所に行こうとする
「ソウ君……私もなにか手伝う?」
「いや、いいよ。それよりも、先にお風呂入ってきな。予備のパジャマ貸すからさ」
「え……あ、ありがとう」
なのちゃんは顔を少し赤くしてリビングを出て行った
「ソウ君……お風呂とパジャマありがとうなの。」
夕飯を食べてから大体三十分ぐらいたった頃、なのちゃんが紫の少し大きめなパジャマを着てリビングに入ってきた。
「あっ、どういたしまして? それじゃあ、話したくはないと思うけど約束してたしパフェ食べながら話してくれない?」
「うん……約束したから……話すよ」
なのちゃんから笑顔が消え、公園で会った時みたいに暗くなってしまう
そして……なのちゃんは話してくれた………なのちゃんのお父さんの士郎さんが事故で大怪我を負って数日前に入院してしまったらしい………なのちゃんの家は喫茶店・翠屋を開いているのだ……だけど、なかなかうまくいかないでいた……そんな中での家の大黒柱の士郎さんが入院……桃子さんはもちろんの事、兄の恭也さんと姉の美由希さんも忙しい……なのちゃんはここ数日間、良い子にして一人で公園に居たと……
「………なのちゃん…なんで、話してくれなかったの?」
俺はなのちゃんに静かに聞いた
「……ソウ君には迷惑かけられないと思って……」
「迷惑って……なのちゃん……俺はこの数日間……なのちゃんが暗かったから心配してたんだよ? なんども、心配して声をかけてたのに、何にも話してくれなかった………正直に言うと俺は何にも気にしないから話して欲しかったな……そしたら俺もなのちゃんと一緒に居ることくらいは出来たと思うよ……」
「でも……」
「それに、なのちゃんはまだ、子供なんだから迷惑とか考えなくていいし我が儘言っても良いんだよ?」
「ソウ君………ぁ、ぁぅ……」
俺がそう言うとなのちゃんは泣き出してしまう。俺はなのちゃんの横に寄り添ってなのちゃんを優しく抱きしめる
この数日間、一人で居て辛かったんだろう……
「今は泣きな……僕がずっとそばにいてあげるから今は泣いて」
「ありがとう、ソウ君……それと、ごめんなさい」
「その、ごめんは何に対して?」
大体十分~二十分くらいたってなのちゃんが泣きやむとお礼と謝ってきた
「なにも言わなかったことに……」
「そう……なら、合格」
俺はそう言ってなのちゃんの頭を撫でる
「……なのちゃん…そのままで聞いてね」
「うん……」
「なのちゃんさ……しばらく…士郎さんの怪我が治るまで家に泊まらない? 多分だけど…士郎さんが治るまでは一人でいる時間が多くなると思う……だからさ、治るまではここに泊まらないかな?」
俺はなのちゃんの頭を撫でながら言った
「でも……ソウ君に迷惑なんじゃあ……」
「うんん、迷惑じゃない……むしろ、居てほしいんだ………正直に言うと俺ってここでずっと一人で住んでたから寂しいんだ……」
「う、うん……明日……お母さんに頼んでみるよ!」
「ありがとうなのちゃん、じゃあ、明日の放課後に桃子さん達に話に行こっか」
「うん!」
俺達はそんな話をしてからなのちゃんは残ってるパフェを食べ、俺は寝室に俺が使っているベッドとは別に布団を用意して就寝の準備を済ませるとなのちゃんが寝室に入ってきた
「ソウ君……パフェごちそうさま、おいしかったよ!」
「お粗末様、それじゃあもう遅いし寝ないとね」
時計を見ると既に10時を回ろうとしていた
「うん、そうだね」
「それじゃあ、なのちゃんがベッド使って言いよ」
「そんなの悪いよ………」
「いいのいいの。なのちゃん、いつもベッドでしょ?いきなり布団とかに変えると眠れなかったり足腰が痛くなったりするからさ……俺は炬燵とかで寝ちゃうときがあるから平気だけど、なのちゃんはそんな事、無いだろうからさ」
「………わかったの」
なのちゃんは渋々了承してくれたみたいでベットに入り込む。
「ソウ君、おやすみ」
「うん、おやすみ、なのちゃん」
俺となのちゃんは一言そう言うと一気に睡魔に襲われて寝てしまった。
◇
「「「なのは、ごめん(なさい)」」」
次の日予定通り、学校帰りに高町家にお邪魔してここ数日のなのちゃんの話をするとなのちゃんの母の桃子さん、兄の恭也さん、姉の美由希さんがなのちゃんに謝っていた。
「ソウ君、気づかせてくれてありがとう………そして、ごめんなさい…ソウ君に言われるまで何も気づけなかったわ」
「気にしないでください。桃子さん達も大変だったんですから……さてと……あんまり長いするわけにもいけませんから……本題に入ります」
俺は三人に『にこにこフェイス』で言った後、〝子供がけしてしないような眼を鋭くして声のトーンを低くして交渉人〟のような顔をする。
「遠まわしに言うのは性にあっていないので単刀直入にいいます、士郎さんの怪我が完治して翠屋の厨房に立てるまでなのちゃんを私の家に預かりたいのです」
「「「!!!??」」」
俺がそう言うと桃子さん達は驚いた顔をする。
「理由を聞いていいかな?」
驚きからいち早く立ち直った恭也さんが聞いてきた。
「そうですね…士郎さんが完治するまで皆さんはもっと忙しくなると思います。なのちゃんはこれまで以上に一人になると思います。なのちゃんのことだから、桃子さん達に心配させまいとしようとすると思われます……今回がいい例です。でしたら、私がなのちゃんの支えになり、私の家に来てもらった方がいいかと思います。」
「それはそうね………でも……「子供の私には任せきれないですか?」ッ!」
桃子さんが少し考えこんでいた、俺は桃子さんが俺の言葉に何を思っているか直ぐに理解して桃子さんが『でも』と言うと俺は桃子さんが言おうとした言葉を口に出した。
「桃子さんの懸念もよくわかります。ですが……今回のような事がこの後、起き無いとは言えません。なのちゃんを疑うつもりはありませんが何らかで起きる可能性もあります。私はなのちゃんの
俺は本音をしっかりと伝えて立ち上がって桃子さん達に頭を下げる
「……わかった…」
「「恭也!?」」
俺が頭を下げてお願いして数分……誰も口を開かなかったが恭也さんが口を開き、その言葉に桃子さん、美由希さんが少し焦ったような顔をしていた。
「大丈夫だよ、母さん、美由希。蒼ならなのはを守ってくれるよ。俺にこの歳で完勝して見せたんだ。それに、今回は蒼がいなかったら、俺達は取り返しが付かないところまで行ってかもしれない。蒼に任せるべきだと俺は思うよ」
「恭也さん……」
恭也さんはそう言って桃子さん達を説得してくれる。
「………恭也の言う通りね……ソウ君……なのはをお願いするわ……」
「はい!任せてください!」
俺は桃子さんに言われると元気よく返事をして笑顔を返した。
「それじゃあ、この話は終わりってことで………今日は遅いしソウ君も家で食べていかないかしら?」
「そうですね……夕飯の買い出しやセールもいけなかったので……お言葉に甘えさせていただきます。」
俺は桃子さんのお誘いにのり、夕飯を高町家で食べることにすると桃子さんは『腕によりをかけて作るわね』と言ってキッチンに行ってしまう。
「私、お着替え準備してくるね!」
「なのは、私も手伝うよ」
なのちゃんと美由希さんの姉妹はなのちゃんのお着替えを準備すると言ってリビングから出て行ってしまう。
「……僕たち…だけになってしまいましたね……」
「そうだな……少し汗を流さないかい?」
「いいですよ。僕も少しは歯応えのある人と戦いたかったんですよ」
「フッ、今日こそ参ったと言わせてやる。」
「できるならですがね」
俺と恭也さんは戦闘狂じみた者同士のような話をしてなのちゃん家の道場に二人で向かって歩き出した。
「お邪魔しました」
「泊まって行けばいいのに……」
夜十時過ぎ………俺は高町家の外にいて自宅へ帰ろうとしていた。
「いえ、御夕飯をいただいただけでも良かったのに泊まるなんて………できませんよ。それじゃあ、なのちゃん、また明日、学校でね?」
「…………うん…」
なのちゃんは眠そうなだが……寂しそうでもあった
俺はなのちゃんに近づいて頬に軽くキスをする。
俺がキスをすると桃子さん達が驚いた顔をしてなのちゃんは目が覚めたのか目を大きく明けて顔を真っ赤にしていた
俺はなのちゃんのおでこに軽くおでこをくっつける
「今のはボクからの御守り……ボクはいつも側にいるって言う証で御守り……おやすみ、なのちゃん」
「……ぉゃみ……」
なのちゃんは顔を真っ赤にしてうまく言葉を言えていなかった。
俺はそんななのちゃんを見てクスリと笑う
「それでは、僕はこれで……おやすみなさい」
俺はそう言って歩き出した