魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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外伝 クリスマス会2

 

 

 

「最初にシグナム達、守護騎士達と戦ってフェイトがこの海鳴に引っ越してきた夜…ボクはフェイトやなのちゃん、それから、前の事件からお世話になっている時空管理局のクロノ、リンディさん達に過去を話した……話した後はどうなったかさっき話した通りだ。学校に出ない間は師匠(マスター)……エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルさんの所で時間の流れを変えた場所で修行していた」

 

「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル……さん?ソウ君はどうしてその人の所で修行したの?」

「【古代魔法(エンシェント・スペル)】使いで生きているって分かっていたのは師匠(マスター)、たった一人だけなんだよ」

「どうして分かったのよ?もう、何百年も前に衰退した魔法なんでしょ?ソウの使う魔法って、それにどうして何百年も前に生きていた人が生きてるのよ?」 

「ボクの家の地下書庫にいろいろ眠っていたんだよ。ボクが独学で魔法を覚えたのや師匠(マスター)の事もそこの本で知ったんだよ。そう言えば言って無かったな。師匠(マスター)は元人間の吸血鬼の真祖(ハイ・デイライトウォーカー)だ」

 

「「「「!!!???」」」」

 

 吸血鬼と聞いてみんな、驚いていたが特にすずかが異常に驚いていた

 

「吸血鬼ってホンマなんか!?」

「そんな人の所で修行して大丈夫だったの!?」

 

「……師匠(マスター)は口は悪いけど普通にいい人なんだ…だから、大丈夫。師匠(マスター)の別荘 “EVANGELINE'S RESORT”。別荘は外の1時間が内部では1日になる特殊な空間らしくて、別荘で8ヶ月…外では十日になるかな?ずっと、修行していた」

 

「8ヶ月!??だから、ソウ君の雰囲気…少し大人びていたんだ…」

「だね……模擬戦の時も前までは五分五分だったのに戻ってきてから一度も勝てない……ソウ、かなり強くなってる」

「ボクはまだまだ…師匠(マスター)ご先祖(ネギ・スプリングフィールド)達はボクより遥か上の存在。ボクはもっともっと強くならないと……そうしないとなのちゃんを守れないから…な」

「ソウ君……私も…守られるだけじゃ嫌だ。ソウ君が私を守るように…私も、なのはもソウ君を守れるように強くなるよ」

「なのちゃん…ありがとう」

「うん!!」

 

 ボクとなのちゃんはみんながいるにも関わらずお互いに手を握り、微笑んだ

 

「なのは、ソウ?私達もいるんだから……そ、その…」

「イチャラブは余所でやりなさいよ……見てるこっちが困るのよ!!」

「ホンマやな~」

 

「「/////」」

 

 ボクとなのちゃんは顔を真っ赤にして手を放した

 

「は、8ヵ月の内、四ヶ月は別荘内部で保存されている巨大図書館を抜ける事で残りの四ヶ月は師匠(マスター)と実戦形式での修行……要は模擬戦。だけど、模擬戦と言っても師匠(マスター)は本気でボクを潰すつもりでやっていたから一瞬でも気を抜くと大怪我では済まなかったんだけどね…」

 

 ボクは師匠(マスター)との修行を思い出していた……いや、あれはどちらかと言うと一方的な殲滅…だったのかも知れないな

 

「8ヵ月が過ぎた後は海鳴と師匠(マスター)の家を繋ぐ(ゲート)を通って海鳴に戻ってきたんだ。海鳴の(ゲート)に結界が張られていて上空に飛ばされたのは驚いたけど、なのちゃんのピンチに駆けつけられたのは幸いだったよ」

「うん。あの時、ソウが来てなかったら、なのははまた、撃墜されてた……なのは、あの時どうしたの?」

「……」

「なのは?」

≪私の所為です≫

 

 フェイトがボクが助けに入った二度目の戦闘時に起きたなのちゃんの異変を聞こうとするがなのちゃんはだまり込んでしまい、心配しているとなのちゃんの愛機のレイジングハートがなのちゃんのポケットから出てきた

 

≪私がマスターに彼との特訓を思い出させた所為で、コントロールが甘くなってしまったんです≫

 

 レイジングハートはボクの周りをピンク色の翼を展開してぐるぐると回っていた

 

「…なら、ボクの所為だな」

「ソウ君とレイジングハートのせいじゃない!!私がいけないの!!」

 

 ボクが軽く呟くとなのちゃんが怒鳴ってきた

 

「なのは、少し落ち着きなさい」

「あ、うん。ごめんなさい、アリサちゃん、みんな。でも、これだけは言わせて、あの時は私が油断……うんん、ソウ君の事がずっと気になってて……それで…」

「レイジングハートの言葉で心の片隅に置いて置いた気持ちが溢れてきて戦闘に集中出来なくなった…」

「…うん」

 

 あの時のなのちゃんの不調はボクの所為……それは分かったのだが、なのちゃんはそれを頑なに認めようとしてなかった

 

「…わかった。あの時のなのちゃんの不調はボク、レイジングハート、なのちゃんの三人の所為。三人の至らないところが合わさった……これが結論。なのちゃんもレイジングハートもこれでいいね?」

「……うん」

≪……はい≫

 

 ボクがなのちゃんとレイジングハードにそう言うがどちらも納得してないような間があった

 

「ま、まあ、そんなことがあって僕たちは二度目の戦闘を終えた……」

 

 ボクはその後に起こったフェイトの撃墜に謎の仮面の男の乱入…それから目立った戦闘が無く、昨日を迎え、リインフォース…[闇の書]との戦闘の事を話した

 

「何、その仮面の男!!不意打ちなんて卑怯じゃ無い!!」

「アリサちゃんの言う通りや!!」

「アリサちゃんもはやてちゃんも落ち着いて。でも、はやてちゃんを封印しようとしていたのは私も許せないかな…」

 

 やっぱりと言うか当たり前のようにアリサ、はやて、すずかの三人も仮面の男にはいい印象を持たず、怒っていた

 

「はやてを取り込んで遂に覚醒したリインフォース……いや、闇の書の闇とボクとなのちゃん、フェイトは説得と戦いを始めたんだ…」

「アリサちゃん、すずかちゃん、巻き込んじゃってごめんなさい」

「私からも……2人ともごめん」

「今回のは私にも責任がある……みんな、ごめんな」

 

 今回の事件にアリサとすずかを巻き込んでしまったと思っているなのちゃんとフェイト、それから今回の事件を止められなかったと思っているはやて、三人の顔色は沈んでいた

 

「もう、気にしなくていいわよ」

「アリサちゃんの言う通りだよ。間近で怖かったけど…なのはちゃん達が前にいたから安心できた」

 

 アリサとすずかの言葉は三人に重くのっていたであろう物が取り除かれ三人は普段通りの笑顔を見せる

 

「…アリサとすずかを安全な場所に転移させてから私達は闇の書の闇と再び戦った……その途中で私とソウは闇の書の闇の内部空間に閉じ込められた…」

 

 フェイトはそこで話を区切り、軽く俯いた

 

「……内部空間で私は夢を見てた……時の楽園でかあさんやアルフ、リニス……そしてアリシアとの健やかな生活……私の望んでいた夢…だったと思う……そして、ソウの夢はきっと……」

「あぁ、フェイトが思っているとおりだ……ボクが見ていたのは木綿季達と一緒に暮らしていた世界…心の中でくすぶっている気持ちの夢だった」

「「「「!!??」」」」

 

 ボクとフェイトの話に4人とも驚き、特になのちゃんは驚きと一緒に悲しそうだった

 

「ソウ君は……どうして戻ってきたの?私よりもユウキさんのこと……」

「……確かに更識蒼としては夢から覚めないでずっとあの夢の中で生きていくことが良かったかも知れない……だけど、ボクはソウ・S・スプリングフィールドで更識蒼じゃない…ボクの一番は大好きな、なのちゃんの隣にいることで木綿季達といることじゃない……だから、ボクは夢から戻ってきたんだよ」

「……」

「なのちゃん?」

 

 なのちゃんを見ると顔を真っ赤にして体を少し震わせていた

 

「えっと……その…ふ、不束者ですが…よろしく、お願いします………あぅ…」

「……う、うん…こ、こちらこそ…よろしく……お願いします」

 

 顔を真っ赤にしたなのちゃんの途切れ途切れの言葉に「言い方を少し間違えたか?」と思いつつもボクは返事を返す

ボク達を見たアリサとはやてがニヤニヤしているのは気にしないでおこう……

 

 

 

 

 この後は、フェイトの【仮契約話(爆弾発言)】ではやてとアリサに徹底的にイジられ、その所為でなのちゃんはオーバーヒートして気を失ってしまった

stsにてソウの分隊のフォワード陣アンケ2(アンケ上位の2名を登場させます)なお、キャラは他アニメと同姓同名の別人です

  • 美遊 プリヤより
  • イリヤ プリヤより
  • 英エミヤ Fateより
  • エース FF零
  • レム FF零
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