魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「割り切った筈なんだけどな……」
デバイスルームから出てきたボクは1人、本局内のベンチに座り込んでいた
「前の世界のこと?」
「あぁ、木綿季や息子のソウキ、娘のミノリちゃん達のこと……ストレアとリインフォースⅡを見てたら思い出しちゃってな……自分でも気づかない内に……」
「涙を流しちゃってたと…」
「うん……てぇ!?は、はやて!?」
「漸く気がついたんか?」
ボクははやてと話しているとは全く気が付かずに独り言のように喋っていてはやてが壁の影から聞いていた
「隣ええ?」
「……ダメって言っても座るんだろ?」
「そう言うことやな♪」
はやてはそう言うとボクの隣に座ってきて顔を俯かせていたボクの顔を覗き込んできた
「……なんだよ」
「ソウ君は帰りたいん?木綿季さん達と居た世界に?」
「……いや、帰れないよ。もう、ボクは更識蒼じゃない…今のボクは高町なのはが好きなソウ・S・スプリングフィールド。フェイトやはやての友達なんだ…今更、帰りたいとは言えないよ」
「……ソウ君、自分の気持ちを押し殺す必要は無いとおもうんよ」
「……」
「私はソウ君じゃないからソウ君の気持ちはよう、分からん。でも、ソウ君は今でも木綿季さん達のことを忘れられてないんのはよう分かる……割り切れてるのならリインやストレアを木綿季さん達と被せたりしたり、過去を思い出したりはしないと思うから」
淡々と話すはやての瞳はずっとボクを捉えていて自分の闇を覗かれている気がした
「…はやての言いたいことは分かってる……でも、ボクはこの世界でなのちゃんやフェイト、はやてと一緒の道を進んでいくと決めた……だから、あの世界に帰ることは出来ない」
「……ソウ君ってほんま頑固やな」
「よく言われるよ」
ボクの答えに呆れるはやて、お互いに笑いあう
「ありがとうはやて、少しスッキリしたよ」
「それなら話しを聞いたかいもあったってことやな。そんじゃ、今度、何か奢って欲しいかな?」
「……翠屋のケーキかシュークリーム辺りでどうかな?」
「ソウ君、約束やからな!?」
「はやて近い、顔近い!」
翠屋のケーキかシュークリームと聞いたはやては顔を近づけてきてかなりドキッとした
「あ///……ごめん」
「気にするな。それじゃあ戻るか……いや、その必要は無いかな?5…7……12人だな。影から聞いているの気がついているから全員出てきなよ」
「え……?」
ボクが壁の影にいる人物達に声を掛けるとはやての守護騎士達、ボクの守護騎士達、マリーさん、なのちゃん、フェイト、それから、ストレアとリインフォースⅡが出てきて、なのちゃんとヴィータが異様に不機嫌そうでヴィータはボクをなのちゃんははやてを睨んできていた
「な、なのはちゃん、ど、どないしたん?そ、そんな、怖い目をして……」
「ヴィ、ヴィータもど、どうしたんだ?」
「おい、ソウ。お前、なのはが居るにも関わらずはやてにも手を出そうとしてるんじゃねぇよな?」
「はやてちゃん、2人で仲良く話していたみたいだったけど…はやてちゃんもソウ君の事が好きなのかな?」
2人とも非情に怖いが誤解されているみたいだった
「そんなつもりは無い。はやては友達だけど、それ以上の仲にはなろうとなんてしてない」
「ソウ君の言う通りや。確かに、私はソウ君の事は好きや……そやけど、なのはちゃんやフェイトちゃん、2人の事も好きや…三人とも友達として好きなんよ。それに……なのはちゃんから奪い取ろうなんてしたら、ソウ君に嫌われるよ♪」
「「……」」
ボクとはやての言葉にヴィータ、なのちゃんは黙り込んでしまう
「マリーさん、テスト始めましょう。みんなを待たせるのも悪いので」
「そ、そうね!そうしましょう」
「テスト?」
変な空気を変えるべくまだ残っているテストを始めることをマリーさんに伝える
「ボクはストレアと、はやてはリインフォースⅡとのユニゾンテスト。これはやっておかないと行けないからな……えっと、第三演習場で良かったですよね?」
「え、ええ。第三演習場を押さえてあるからみんなで行きましょ」
マリーさんの案内の下、テストのために押さえてくれていた本局内の第三演習場に全員で向かった
『ソウ君、はやてちゃん、それからストレアちゃんにリインフォースⅡちゃん。用意はいいかしら?』
「「はい!!」」
「はいです~」
「うん!」
第三演習場に着いて少ししてボクとストレア、はやてとリインフォースⅡは演習場の真ん中に立っていた
他のみんなは、マリーさんと一緒に管理室から見守っている
『それじゃあ、ユニゾンテスト開始!』
「「ユニゾン・イン!!」」
ボクとはやては同時にユニゾンする。
ボクは白主体の水色ラインの服では無く紫主体の白ラインの服の上から紫主体の防具を身に纏い、髪色は淡いラベンダー色で手には紫色の両手剣を握っていた。
『うん、はやてちゃんのユニゾンは問題無いわ、アインスとのユニゾンと同じシンクロ率よ……でも、ソウ君はシンクロ率はユイちゃんと同じで安定領域まで達してるけど低め、デバイス側の特徴が出ちゃってるわね……』
「まあ、分かっていた事です。元々、ユニゾン適性がはやて達と違って高いわけでも無いです。安定領域まで到達出来ているのが不思議な位ですから…それに、ストレアもユイちゃんもユニゾンしなくても単騎で戦えますから。それたで充分です」
そう、ボクはユニゾン適性が高いわけでも無く運用可能なギリギリのラインでデバイス側の特徴が多く出てしまうのだ。
それでもユニゾンデバイスのストレアを制作したのは戦力を増やすと言うよりもただ、ユイちゃんに妹を作ってあげたかっただけだった。
『ソウ君がそう言うならいいですけど……それじゃあ、引き続きデータを取っていくから』
「はい。やるよ、ストレア」
『うん』
それからボク達とはやて達はユニゾンのデータ取りのために模擬戦などを繰り返した
続く
stsにてソウの分隊のフォワード陣アンケ2(アンケ上位の2名を登場させます)なお、キャラは他アニメと同姓同名の別人です
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美遊 プリヤより
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イリヤ プリヤより
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英エミヤ Fateより
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エース FF零
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レム FF零