魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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外伝 冬の撃墜一

 

 

 

 

 

 【闇の書事件】から二年、ボク達は小学校5年生となり管理局の仕事と小学生の二足のわらじで生活していた……が、ここ最近、気になる事ができたそれは……

 

「(なのちゃんの動きが変だ……)」

 

 そう、なのちゃん…高町なのはの動きが変なのだ…

それに気がついたのはちょうど一ヶ月前、ボクとなのちゃん、ヴィータの三人で替わりながら模擬戦をしている中、普段なら躱すことができたヴィータの攻撃をなのちゃんは躱すことができずにシールドで防いだのだが、その時、なのちゃんは躱そうとしたが動きが遅れて躱せなかったみたいな不自然な動きをしていた

勿論、このことはなのちゃんにも伝え、管理局の仕事を休むことを提案したがいつも通りの頑固っぷりで「私は大丈夫だよ」と言い、今なお管理局の仕事を休まず続けている

 

「なのちゃん、本当に大丈夫なの?今からでも無理言って一緒に行けるように頼むつもりだけど……」

「もう、ソウ君は心配性だなぁ~。私は大丈夫だよ、今回は演習でヴィータちゃんも一緒なんだし、いつも通り戻ってくるよ」

 

 転送ポータル前でレイジング・ハートの杖を手に持ち、バリアジャケットを着たなのちゃんにボクは心配そうに声を掛けた

なのちゃんはこれからヴィータを含めた6人で別世界での演習任務に行くことになっていたがボクは最近のなのちゃんの変化に心配になり、無理言って着いていこうとしていた

 

「お前は心配しすぎだ、あたしも居るし今回は演習なんだ、戦闘しに行くわけじゃ無い」

 

 心配していると今回、なのちゃんと一緒に演習任務に出るグラーフアイゼンを片手に持ったヴィータが声を掛けてきた。

 

「…………分かった…(ヴィータ、イレギュラーが起きたら絶対、ボクを呼んでくれ。嫌な予感がする)」

『(……わぁ~たよ。お前がそこまで言うなら何かあったら連絡してやる)』

『(すまない…ボクの思い過ごしなら良いんだけどな)』

『(…そうだな)』

 

 なのちゃんに聞かれないようにヴィータに念話を飛ばすとヴィータはあまりいい顔はしなかったが何かあれば連絡してくれることになった

 

「2人ともどうかしたの?」

「うんん、何でもない!!」

「なんでもはあるだろうが……まあ、いい。なのは、時間だ行くぞ」

「う、うん。ソウ君また、後でね!!」

「……あぁ」

 

 ヴィータとなのちゃんはそう言うと転送ポータルから任務地に転移していった

 

 

 

 

「レティ提督、今お時間よろしいでしょうか?」

 

 なのちゃんとヴィータを送ったボクはレティ提督……レティ・ロウランさんが居るはずの部屋の前にいた。

 

『あら、ソウ君。どうしたの?あらたまっ……でもいいわ、入ってきなさい』

「はっ、失礼します」

 

 ボクは許可を貰うと部屋の中に入る。部屋の中にはレティ提督…それから、リンディさんがいた

 

「本局ではお久しぶりです、リンディさん」

「えぇ、そうね。それよりもレティに用があるのでしょ?それも、レティ【個人】じゃなく、【管理局】のレティに……」

 

 リンディさんに軽く挨拶するとリンディさんはボクがここに来た理由を聞いてきた、しかもレティさんへの呼び方だけで【個人】への話では無く【管理局】に関わった内容だって事まで見抜いてきた

 

「はい……レティ提督。これを受理して欲しいんです」

「それは……休暇届け?貴方のかしら?」

「いえ……なのちゃん…高町なのはへの休暇届けです」

「「!!???」」

 

 リンディさんとレティ提督に驚愕されたが仕方ない

 

「これはどういうことなの?貴方がなのはさんの休暇届けを持ってくるなんて……」

「少し違います。なのちゃんの休暇届けをボクが【勝手に】出しに来たんです。勿論、それなりの理由もあります……お二人ともここ一ヶ月でなのちゃんの動きに違和感を感じたことはありませんか?」

 

 ボクの問にリンディさんとレティ提督はお互いに顔を見合うが分からないような顔をしていた

 

「いえ…私は何も感じなかったわ」

「私もよ…」

「そうですか…」

 

 ボクは一ヶ月前からのなのちゃんの動きの違和感についてリンディさんとレティ提督に包み隠さずに説明した

 

「なので…なのちゃんに何か起こる前になのちゃんに休暇を上げて欲しいんです……本人に言っても休もうとはしませんから…」

「なるほど…そういう事ね、レティ」

「わかってるわ。なのはさんには今日の任務終了から…そうね、一ヶ月の休暇を与えなることにします。その間は局への転移も制限します……ソウ君、貴方にはなのはさんの休暇中の監視任務を与えます」

「……!?」

 

 なのちゃんの監視任務……それって…

 

「貴方もなのはさんとゆっくりしてきなさい」

「それはいいアイディアだわ♪」

 

 やっぱり、この人達は優しいな…

 

「分かりました……その、任務承りました…失礼しました」

 

 ボクはそれだけ言うと部屋を後にした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 この時のボクはまさか、あんな事になろうとは微塵も思っていなかった

 

 

 

 

 

 

続く

 

stsにてソウの分隊のフォワード陣アンケ2(アンケ上位の2名を登場させます)なお、キャラは他アニメと同姓同名の別人です

  • 美遊 プリヤより
  • イリヤ プリヤより
  • 英エミヤ Fateより
  • エース FF零
  • レム FF零
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