魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
あれは嘘だ
「ソウ君!!待って!!待っててば!!」
急にホテルから飛び出していったソウ君を追いかけている私、高町なのはは必死に走っています……だけど、修行大好きなソウ君と徐々に距離が離されているの
「機動力じゃ、フェイトちゃんやソウ君には勝てないけど……お願いレイジングハート、セットアップ!!」
≪yes、master。stand by ready.
set up≫
レイジングハートをセットアップしてバリアジャケットを纏った私は空から追いかけることにしたの
「ソウ君。一旦落ちつくの」
「なのちゃん……」
なんとか追いついた私はソウ君をバインドで拘束して動きを止めたの、ソウ君の目つきは少し鋭くて怖かった
「美遊ちゃん達に何かあったんだよね?一人で行かないで私達にも話してほしいな……私も、フェイトちゃんもはやてちゃんも美遊ちゃん達が大切なんだよ」
「……ごめん、少し冷静さを欠いていた……。どの道、ボク一人じゃ解決できないことだからな……頼ってもいいか?」
「うん!!私にできることなら手伝うよ!!」
私がバインドを解くとソウ君は携帯を取り出して画面を見せてきた……そこには美遊ちゃんからのメールが……
「空港で火事!?」
メールの内容は『空港が火事、お兄ちゃん助けて!!』だった……この内容は私でも一人で飛び出していったと思う
「ソウ君、急いで行かないと!!」
「分かっている。なのちゃん乗って!!全速力なら俺が飛んだ方が速い!!」
「うん!!」
私はソウ君の持つ杖に跨がる。
ソウ君の後ろに乗るのはなんだか久しぶりな気がするの
「しっかり掴まって!!行くよ、【
私とソウ君は急ぎ空港に向かった
「ひ、酷い……今朝はなんとも無かったのに…」
「原因は分からないが……今は人命救助が優先だな。俺はイリヤと美遊を探しながら救助していくからなのちゃんはイリヤ達がいたら連絡してくれ」
「うん。分かったよ……少し待って、はやてちゃんからだ」
空港周辺まで移動した私とソウ君が救助活動に移ろうとしたときにはやてちゃんから通信が来た
『なのはちゃん!?今どこにいるんや!!』
「ソウ君と一緒に空港付近まで来ているよ、はやてちゃん。これから私達も救助活動に移るところ」
『それなら助かるよ……中に何十人も取り残されていて中々、救助活動が進んでないんよ。今、私は現場指揮で動けへん。フェイトちゃんにも手伝ってもらってるところや』
「了解。私達も直ぐに救助活動に加わるよ」
はやてちゃんとの通信を切るとレイジングハートを片手に空へ上がる
「ソウ君、何か消火できる魔法はある?」
「白夜の書が無くてもこの規模なら一気に凍らせることも出来るけど、それだと中の要救助者を巻き沿いにしちゃうからな。チマチマ救助しながら消火するしかないな。まあ、消火はボクが救助と同時並行で行っていくさ。なんたってボクは風と凍結の変換資質持ちなんだからな。なのちゃんは救助活動をお願いするよ」
「了解。イリヤちゃん達が見つかったら連絡するからね!!」
「頼んだ!!」
そうして私とソウ君は別方向から空港に向かい始めました
「美遊……お兄ちゃん来てくれるよね?」
「うん。連絡は入れてるから大丈夫……お兄ちゃんが来る前に私達は私達にできることをしよ?」
「うん……そうだね!!」
燃える空港の内部……二人の少女が兄が来ることを信じ待っていた
待っていた少女達はポケットから五芒星を羽の生えたリングを取り出した
「行こう、美遊!!」
「うん、イリヤ」
少女達はリングを掲げる
「マジカルルビー!」
「マジカルサファイア!」
「「セットアップ!!」」
少女達は光に包まれ紫が基調のバリアジャケットとピンクが基調のバリアジャケットを纏い光から出てきた
「出口を探しながら見つけられた人達を救おう!!」
「分かった!!」
少女達は燃える道を走り出した
数分前まで少女達がいた廊下に一人の少年が飛行しながら移動してきた
「美遊!!イリヤ!!いたら返事してくれ!!」
空港内部に入って既に30分……要救助者を何人も助けて来たがその中にはイリヤと美遊はいなかった
「クッ……二人とも何処行ったんだ……ッ!!なのちゃん!?」
二人のことが心配になっているとなのちゃんがこちらに向かってきた
「ソウ君!美遊ちゃん達は!?」
「ダメだ…見つからない。こんなことなら…美優達のデバイスに通信機能を先に付けておくべきだった…」
「こんなことになるなんて誰も予測できないよ……ソウ君、一緒にホール内を捜索して欲しいの」
「分かった。直ぐ向かおう」
ボク達は通路を抜けホールに向かう
「えぐっ…えぐっ…お姉ちゃんどこ…」
青のショートヘアの少女が一人、燃える空港ロビーを泣きながら歩いていた
「熱いよ…」
「君、大丈夫!?美遊!!」
「分かってる!!」
少女が泣いているとピンクの服を着た少女と紫の服を着た少女の二人が少女に声をかける
「……お姉ちゃん達…だれ?」
「私はイリヤ、こっちは美遊。君の名前は?」
「スバル…」
青髪の少女……スバルは小さく答えるとイリヤが軽く頭を撫でる
「怖かったよね。もう、大丈夫だよ。と、言いたいんだけど……私達も……」
「ッ!!、イリヤ!!」
突然、ロビーの象徴の女神像がイリヤ達に倒れだした。
三人は逃げようとするが突然の事で動きが遅れ間に合わない……そう思った時だった
≪
機械音と共に女神像の動きが止まる、イリヤと美遊にとって待ちに待った彼がいた
「「お兄ちゃん!!」」
「美遊、イリヤ無事で良かった。君も大丈夫かい?」
「えぐっ…えぐっ…」
「あ……えっと、なのちゃん頼む」
イリヤと美遊が待ち望んでいた彼……兄であるソウと一緒に来ていたなのはが女神像の動きを止めていた
「もう、ソウ君は……頑張ったね、偉いよ。もう大丈夫。…後は安全な場所まで、一直線だから!!」
なのははレイジングハートを斜め上に向ける
「ソウ君は三人を御願い!!」
「分かっている。ディフェン サープラス!!」
ソウの槍型デバイスから薬莢が1発撃ち出せると深緋色のバリアがソウとイリヤ達を囲む
「ディバイン……バスター!!!!!」
それを確認するとなのははバスターを空、目掛けて発射し壁抜きで外までの穴を空けた
「こちら、教導隊01及び02。ロビーにて要救助者3名を保護」
『ありがとうございます。さすが航空魔導師のエース・オブ・エースにファントム・オブ・エースですね!』
「西側の救護隊に引き渡した後、すぐに救助活動及び消火活動を続行します」
『お願いします!』
空を飛行中に通信本部になのはが連絡すると通信越しに嬉しそうな声が聞こえた…
エースの中のエースに与えられる称号【エース・オブ・エース】の高町なのはにエース・オブ・エースの影のエース……【ファントム・オブ・エース】…ソウ・S・スプリングフィールド……教導隊で……いや、局内でも知らない人は居ない有名な二人…そこに【金の閃光】のフェイト・テスタロッサ・ハラオウンに【最後の夜天の主】の八神はやてが幼馴染みで同時期に管理局に入局している…このメンバーが管理局を変えるとも噂されている……
翌日の朝方、ほぼ徹夜で救助、消火活動を続けていたボク達は部屋でなのちゃん、フェイト、はやて、リィンの三人はベットで、ボクはソファーでグッタリしていた。
美遊とイリヤは別途に用意されていたボクの部屋でスヤスヤと寝ている
「うーん…やっぱりなぁ」
空港火災の報道をテレビで聞いているとはやてが溜め息をついた
「ん?」
「……どうしたの、はやて?」
「実際働いたんは災害担当と初動の陸士部隊。そしてなのはちゃん、フェイトちゃん、ソウ君やんか…」
「にゃあはは…まぁ、私達は休暇中だったわけだし…」
「民間人が無事だったんだし……」
「死人は出てないし美遊とイリヤも無事だったからな……それでいいんじゃ無いのか?」
はやての言いたいことも分かるが……なのちゃんは笑って、フェイトは顔を枕に埋め、ボクは最悪の結果にならなかったことに良かったと思っていた
「あんな。なのはちゃんにフェイトちゃん、ソウ君」
はやてが上半身を起き上がらせて何かを決めたような顔をしていた
「「うん…?」」
「はやて?」
「私、やっぱり自分の部隊を持ちたいんよ!!今回みたいな災害救助も、なんにしてもミッドチルダ地上の管理局は行動が遅すぎと思うんよ。後手に回って承認ばっかりの動きじゃらちがあかんし、私も今みたいにフリーで呼ばれてはあっちこっち回ってたんじゃちっとも前に進めている気がせぇへん…。少数精鋭のエキスパート部隊。それで成果を上げてったら上の方も少しは変わるかもしれへん。でな?私がもしそんな部隊を作ることが出来たらフェイトちゃん、なのはちゃん、ソウ君。協力してくれへんかな?」
はやてはボク達の顔を見ていた……大分昔に感じるがボクにもこんなことがあったな…
「もちろん三人の都合とか進路とかあるんは分かるんやけど…でも、その…」
はやての目が泳ぎ、声が段々小さくなっていく…断られるのが怖いのかもな…
だが……いや、だからこそなのちゃんがはやてに一声をかける
「はやてちゃん、なにを水臭い」
「小学三年生からの付き合いじゃない?」
「そうだぞ、はやて。」
「それに、そんな楽しそうな部隊に誘ってくれなかったら逆に怒るよ?。ね、フェイトちゃん、ソウ君?」
「うん!」
「そうだな。それに、なのちゃんいるところにボクありだ。それに……ボクみたいな、一人何役もできるのがいた方が役に立つだろ?」
ボク達ははやてに笑みを向ける。この四人であの事件を乗り越えたんだ……一蓮托生…何があってもボク達は一緒だろう
「おおきに…。ありがとうな。なのはちゃん、フェイトちゃん、ソウ君」
そして、はやては部隊を持つという夢にこれから進んでいくと決意をするのだった。
「それにしても……はやて、ボクと同じ風になのちゃんとフェイトに言われたな」
「へ?……ソウ君どういう事?」
昔を思い出してついポロッと口に出してしまった
「……SAOでボクがギルド…局で言えば部隊だな。部隊を作ろうとしてアスナやゆうちゃんに『無理して入る必要は無いって』言ったら同じ様なことを言われてな……少し懐かしくなった」
「ソウ君……無理してへんか?」
「無理なんてしてないよ…最近は昔を思い出すのを辞めてるしな」
そう言うとはやてやなのちゃんがムスッとしていた
「ソウ君って時々頑固だよね」
「なのはちゃんの言うとおりやな……ま、ソウ君はそう言うところも好かれるところやけど…」
ボク達は笑みを浮かべていた……
続く
う~ん、アニメを元にして書いていると如何しても他の作者と被りやすい……無理なオリジナル書こうとするとグダグダするし……ヤベぇどうしよう