魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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機動六課

 

 

 

 

 

 ミットチルダ 郊外の駅

 

 

 

「すみません、シグナムさん。乗せて貰って…」

「気にするな。スプリングフィールドとお前にはなんども助けられている。それに、車はスプリングフィールドからの借り物だ。アイツらの迎えにお前達の誰かが行かないと可哀想だろ?」

「そうですね…」

 

 駅の駐車場、一台の車からシグナムと呼ばれたピンク髪の女性と黒色で前髪ぱっつんでポニーテール、花の髪飾りを頭部の左前に付けている女性が降りてきた

 

「早く行こう。既に待ってるかもしれん」

「はい、そうですね」

 

 二人の女性は駅の方に歩いて行った

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、駅内部では赤髪の少年がエスカレーター付近で誰かを探す仕草をしながら時計を見ながら時間を気にしていた

 そして、エスカレーターで上がってくるシグナムと黒髪の女性に気付いた

 

「お疲れ様です!私服で失礼します!」

 

 シグナムと黒髪の女性がその少年に声をかけられ振り向くと、その少年は敬礼するとシグナムと黒髪の女性も敬礼を返す

 

「エリオ・モンディアル三等陸士です!」

「ああ、遅れてすまない。遺失物管理部、機動六課のシグナム二等空尉だ。長旅ご苦労だったな」

「同じく、機動六課民間協力者の桐ヶ谷結衣です。長旅ご苦労さまです」

「い、いえ!」

「もう3人は?」

「はい。まだ来てないみたいで……あの、地方から出てくるとのことなので、迷っているのかもしれません。探しに行ってもよろしいでしょうか?」

 

 シグナムと黒髪の女性……結衣はあたりを見渡し残りの3人が来ていないことに気がつくとシグナムがエリオに問うとエリオは自分が探しに行くと言い出した

 

「頼んでいいか?」

「はい!!」

 

 シグナムはエリオに頼むとエリオは返事をすると走り出した

 

「私が索敵しなくても良かったのでしょうか……?」

「彼奴らは同い年だ、自分たちで見つけ合えば少しでも仲良くなる……と、テスタロッサから言われていてな」

「なるほど……それなら任せてみましょう」

 

 エリオの後ろ姿を見てシグナムと結衣はそんな会話をしていた

 

 

 

 

 

 

「ルシエさん!ルシエさん!」

 

 エリオが駅の中を探し回っていた

 

「管理局機動六課新隊員のキャロ・ル・ルシエさん、イリヤスフィール・フォン・アインツベルさん、朔月美遊さんはいらっしゃいませんか!?」

「はい!!私です!!」

「はあ~い、私達です~!!」

 

 エリオの声が聞こえたのか、エスカレーターを駆け下りてくるフードを被った小柄な少女とベージュ髪の少女、黒髪の少女が返事をした

 

「あ!ルシエさんたちですね!僕は……」

「きゃっ!!」

「「キャロ!!」」

 

 エリオが少女達に自己紹介をしようとした時、フードの少女が足を踏み外し、エスカレーターの上で倒れそうになる

 

「あぁ!!」

≪Sonic Move≫

 

 エリオは咄嗟にソニックムーブを発動させ、一瞬にして少女の元に駆け、投げ出された身体を受け止める。

そして、そのまま上の階まで駆け上がった……が、着地時にエリオはバランスを崩してしまい、少女の持っていた荷物は投げ出されてしまう

 

「うわぁああっ!」

「きゃぁあっ!」

「あいててて……すみません、失敗しました」

 

 エリオはなんとか少女を庇い下敷きになると自分の上に乗っている少女に謝る

 

「い、いえ、ありがとうございます。助かりました……?」

 

 その少女が何かに気付いたように視線を下に向ける。

そこには、少女の胸にエリオの手が置かれていた

 

「あっ!」

「あっ、すみません。今退きます」

 

 そのことに気がついたエリオは固まった……が、少女は天然なのか、なんとも無かったように、エリオの上から退いた

 

「あっ!あのっ!こちらこそすみません!」

 

 エリオは慌てて謝ると少女の投げ出されたバッグがもぞもぞと動き、白い小さな竜が顔を出した

 

「あ、フリードもごめんね。大丈夫だった?」

「キュクルー!」

 

 その白竜は、鳴き声で「大丈夫」と知らせ、その場で翼を羽ばたかせ、宙に浮いてみせた

 

「竜の……子供?」

「あの、すみませんでした。エリオ・モンディアル三等陸士ですよね?」

 

 エリオが呟くと少女がエリオに向き直る

そして、少女はエリオに確認するように尋ねた

 

「あ、はい!」

 

 エリオが返事をすると少女はフードを取り敬礼する

 

「初めまして。キャロ・ル・ルシエ三等陸士であります……それから、この子はフリード、フリードリヒ、私の竜です」

「キュクー」

 

 少女……キャロが自己紹介すると白竜……フリードリヒがキャロの手元に飛んでくる

 フリードリヒが、エリオに「よろしく」と言うように鳴く

 

「「キャロ!!」」

 

 フリードリヒことフリードが鳴いて少しすると先程、キャロと一緒にエスカレーターを降りてきていたベージュ髪の少女と黒髪の少女が走ってきた

 

「イリちゃん!、ミユちゃん!」

「キャロ、大丈夫だった!?変なことされてない!?」

「イリヤ、落ち着いて…キャロ大丈夫だった?」

 

 ベージュ髪の少女……イリヤはもの凄い見幕でキャロに聞こうとすると黒髪の少女…ミユと呼ばれていた少女がイリヤを落ち着かせる

 

「うん。エリオ三士が助けてくれたから……」

「あ…エリオ・モンディアル三等陸士です!!」

「君が……キャロを助けてくれてありがとう。私は朔月美遊三等陸士です。こっちは……」

「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン三等陸士です。みんなからはイリヤって呼ばれてるからエリオもそう呼んでね♪」

「は、はい!!」

 

 マイペースなイリヤに少し戸惑うエリオ、その光景になぜか、キャロは頬を膨らませていた

 

「キャロ?」

「うんん!!何でも無いよ、ミユちゃん」

「そう……3人とも早く行かないとお姉ちゃんとシグナムさんが待ってる」

「「「あ!!」」」

 

 美遊の言葉に3人は迎えの存在を思い出しキャロは急ぎ荷物を持ち走り出した

 

 

 

 

 

 

 

続く

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