魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
私の今年初めての更新です!!
うん?新作を出してるだろって?
そうですね、出してます
多分、これが更新されている頃には2話目が更新されてるのかな?(これ書いてるの1月4日)
ISの更新が止まっていますがなんとか投稿しますので今年もわたくしヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリアをよろしくお願いします。
機動六課が設立して2週間……この2週間は朝から夜遅くまでイリヤ達、フォワード陣の訓練漬けであっという間に過ぎていった
今日も今日でなのちゃんとフォワード陣の訓練を見ていた
イリヤ達6人は、肩で息をするほどボロボロの状態でなんとか立っている状態だった
「はーい!整列!」
空中でバリアジャケット姿のなのちゃんが声をかけ、フォワードメンバーを集めたのでボクもなのちゃんの後ろにジャケットを展開しながら飛び降りる
「本日の早朝の訓練、ラスト一本。皆、まだ頑張れる…?」
「「「「「「「はい!!」」」」」」」
「じゃあ、シュートイベーションをやるよ。レイジングハート」
≪All right. Accel Shooter.≫
なのちゃんの呼びかけにレイジングハートが応え、無数の魔力弾をなのちゃんの周りに展開させた
「私の攻撃を5分間、被弾無しで回避しきるか、私に一撃を入れればクリア。誰か1人でも被弾したら最初からやり直しだよ。頑張って行こう!」
「「「「「「「はい!!」」」」」」」
レイジングハートを構えるなのちゃんに、フォワードメンバーは返事をする
「それから……ソウ君が私への攻撃にディフェンスとして参加するからソウ君の動きにも注意すること」
「「「「「「はい!!」」」」」」
シュートイベーション…弾丸回避訓練と呼ばれる訓練だが、機動六課……いや、ボクとなのちゃんが揃っている時のこの訓練は他の教導官にくらべて難易度が遙かに高い
まず、なのちゃんは普通の教導官にくらべ魔力弾の精製速度、コントロールがずば抜けてる上にボクと言う盾がいて攻撃が通りにくい…今のところ、この訓練で逃げ切れた者はいるがなのちゃんに一撃を入れられた者はいない
「このボロボロの状態でなのはさんの攻撃を5分間、捌き切る自信ある?!」
「無い!」
「同じくです!」
「ありません!」
「無いです」
「同じく!!」
ティナの問いに他の五人が即答した
まぁ、ボロボロな状態で捌ききろうとするのは無茶な話だろうな
「じゃあ、何とかしてソウさんを抜いて一発入れよう」
ティナがそう判断しスバル達前衛陣と美遊、イリヤが自分の得物を構えた
「準備はオッケーだね。それじゃ……」
なのちゃんが手を掲げると、飛び回っていた魔力弾が一旦停止する
「レディー……ゴー!!」
なのちゃんが手を振り下ろすと共に、魔力弾が6人に襲い掛かかった
「全員!!絶対回避!!2分以内に決めるわよ!!」
「「「「「おう(はい)!!」」」」」
フォワード陣は襲い掛かる魔力弾を散開して避けた
その直後、なのちゃんの背後にウイングロードが出現する
その上を疾走してくるスバル…また、近くのビルの窓からはティナがなのちゃんを狙撃しようとしていてボクはなのちゃんの邪魔にならないようにスバルを注意しながらティナとなのちゃんの間に陣取る
「アクセル!!」
≪Snipe Shot.≫
二人に気がついたなのちゃんは2発の魔力弾を操作し、それぞれをスバルとティナに向けて放つ
その魔力弾は、それぞれに直撃すると思われた……が、魔力弾は2人をすり抜け、2人の姿が消える
「シルエット……やるねティアナ」
なのちゃんがそう呟いた時、上空よりウイングロードがなのちゃんの背後に現れた
なのちゃんが空を見上げると、姿を隠していたスバルが突撃してきた
「でぇりゃぁああああああああっ!!」
スバルがリボルバーナックルで殴りかかるがボクが盾でスバルの拳を防いだ
「く……ううっ……」
「この程度ではボクを抜くことは出来ないぞ?」
スバルは力を込めてくるが、ボクの盾の障壁はそう簡単に突破は出来ない
「……」
ボクが盾でスバルの拳を防いでいるとなのはちゃん再び2発の魔力弾をコントロールし両サイドからスバルを狙う
「はっ?!」
「うん、いい反応」
スバルは魔力弾を飛び退き、なのちゃんは感心した声を漏らした
飛び退いたスバルは、ウイングロードに着地しようとしたが……
「う、うわぁあああっ……っと……」
着地の時にバランスを崩し、倒れそうになりながらも何とか持ち直した
そのままなのちゃんとボクから離れるように走るが、その後ろを2発の魔力弾が追っていた
ティナに意識を向けるとティナがスバルを援護しようとアンカーガンを構えて魔力を溜めていて、引き金を引いたとき…
カスッ「へっ?」
「うわぁああっ!ティア援護~~~~!」
ティナの放とうとした魔力弾は発射されず気の抜けた音に変わり、スバルが情けない声を上げながら助けを求める
「この肝心な時に~~~!」
ティナは慌ててカートリッジを再装填する
ティナは再び構えて4発の魔力弾を放った。
「来た!」
スバルは嬉しそうな声を上げ、高くジャンプする
ティナの放った4発の魔力弾の内、2発はスバルを追うなのちゃんの魔力弾を撃ち落すために動き、残りの2発はなのちゃんを直接狙ってきたがボクが盾で防いだ
その時、地上ではエリオがストラーダを構え、キャロが補助魔法を唱えていた
「我が乞うは、疾風の翼。若き槍騎士に、駆け抜ける力を」
≪Boost Up. Acceleration.≫
ストラーダが桃色の光に包まれ、エリオの展開しているベルカ式魔法陣が輝きを増し、ストラーダの後から激しいジェット噴射が起こる
「あのっ、かなり加速がついちゃうから、気をつけて!」
「大丈夫、スピードだけが取り柄だから!行くよ!ストラーダ!!」
キャロが心配そうにエリオに呟く
エリオはキャロに大丈夫と告げるとストラーダのジェット噴射が激しさを増した
「「ファイア!!」」
ボクがエリオ達に注意を向けようとすると複数の魔力弾がボクとなのちゃんに迫ってきて二人で防いだ
そこに、フリードの火球が放たれボクが盾で防ごうとするもボクを狙った魔力弾で動きが封じられてしまい、火球はなのちゃんが躱した……その瞬間……
「エリオー!今!」
「いっけっ!!」
≪Speerangriff.≫
ティナの合図の声が聞こえ、エリオが一気になのちゃんに突撃した
そのエリオになのちゃんは微笑んだ気がした
ドゴォオオオオン
激突と共に爆発が起こった。
「うわぁっ!」
エリオが爆煙の中から吹き飛ばされ、ビルの壁に着地する
「エリオ!」
「外した!?」
スバルとティナが叫び、不安な表情をフォワード陣がしている中、爆煙が晴れてなのちゃんの姿が現れる
≪Mission complete.≫
「お見事、ミッションコンプリート!」
「ホントですか?!」
なのちゃんの言葉にエリオは思わず聞き返した
「ほら、ちゃんとバリアを抜けて、ジャケットまで通ったよ」
なのちゃんは、攻撃を受け、少し汚れてた部分を指差しながら言うとフォワード陣は嬉しそうに喜んでいた
「じゃあ、今朝はここまで。一旦集合ね」
「「「「「はい!」」」」」
なのちゃんとボクは地面に降りてバリアジャケットを解除するとフォワード陣が集まってきた
「さて、みんなもチーム戦に大分慣れてきたね」
「まあ、毎日この、厳しい訓練に耐えてんだ。良くやってるよ、みんな」
「「「「「「ありがとうございます!!」」」」」」
「ティアナの指揮も、大分筋が通ってきたよ」
「指揮官訓練、受けてみるか?」
「あ、いえ、戦闘訓練だけで一杯一杯です…」
ボクとなのちゃんはティナにそう言っ見るが遠慮されてしまった…
「ふふっ」
そんなティナの姿にスバルが笑みを零していた
「キュク?キュクルー?」
そうしているとフリードが不思議そうな鳴き声を漏らしだした
「フリード、如何したの?」
「なんか……焦げ臭いような……」
キャロがフリードに聞こうとするとエリオがそう呟いた
「あっ、スバル、あんたのローラー!!」
「え?」
ティナの言葉にスバルがローラーに視線を向けるとスバルのローラーから、黒い煙が立ち上っていた
「あっ!うわ、やっば!!……あっちゃぁ~~……しまったぁ、無茶させちゃった……」
スバルはローラーを脱ぎ、抱えるとそう呟いた
「オーバーヒートかな?後でメンテスタッフに……うんん、ソウ君。少し見てくれないかな?」
「ん。了解。スバル、少し借りるぞ」
「あ、はい……」
なのちゃんは最初、メンテスタッフに見てもらおうと言おうとするもあることに気がついたのかボクに頼んできた
「ティアナのアンカーガンも結構厳しい?」
「あ、はい……騙し騙しです……」
ボクがローラーを弄っている中、ティナのアンカーガンについてなのちゃんが聞いていた
「皆も訓練に慣れてきたし、そろそろ実戦用の新デバイスにきりかえかなぁ……ソウ君はどう思う?」
「もう少し基礎をやって置いた方がいいと思うけど……スバルのローラー、ティナのアンカーガンもフルメンテに少し時間がかかるかもしれないからな……いい機会だ、新デバイスに切り替えた方がいいな」
「新……」
「……デバイス?」
なのちやんとボクの言葉にきょとんとする新人6名だった
「ソウさんってデバイスのメンテナンスも出来るんですね」
「まあな、これでも一応デバイスマスターの資格持っているからな。少しくらいは出来るさ」
隊舎への帰り道、あまり接点が無かったスバルやキャロ、エリオからデバイスのメンテナンスについて聞かれた
「ソウ君は他にも資格持ってるよ、ヘリ免許に普通車免許、調理師免許、医療系免許に少し前には上級キャリア試験も合格してたっけ?」
「え?!そんなにたくさん持ってるんですか?」
「持っていて損した経験は無いからね。取れる物は持っておこうってそう思ってな。それに、ボクの幼馴染み三人はかなりに無茶するから何かあっても直ぐに対処できるようにしようって決めてる」
「……あはは」
何処からか「一番無茶するのはお前だろう」と聞こえそうな気もするがなのちゃんが苦笑いしていた
「じゃ、じゃあ、一旦寮に戻ってシャワー使って、着替えてロビーに集まろっか」
「「「「「「はい!!」」」」」」
「あれ?あの車って……」
なのちゃんの言葉にフォワード陣が返事をすると、ティナがこっちに向かってくる黒い車に気付き、声を漏らす
その黒い車は、ボクたちの前で止まり窓が開くと……
「フェイトさん!八神部隊長!」
「うん」
キャロが声を上げその言葉に、フェイトは微笑む。
「すごーい!これフェイト隊長の車だったんですか?」
「そうだよ。地上での移動手段なんだ」
スバルの質問にフェイトがそう答える
「皆、演習の方はどないや?」
「あ~、いや~……」
「頑張ってます」
はやてが尋ねてきたことにスバルがどう答えるか悩んでいるとティナがそう答えた
「エリオ、キャロ、ごめんね。私は2人の隊長なのに、あんまり見てあげられなくて」
「あ、いえ、そんな」
「大丈夫です」
フェイトが申し訳なさそうに二人に言うとエリオとキャロはそう答えた
「6人ともいい感じで慣れてきてるよ。いつ出動があっても大丈夫」
「だな」
なのちゃんがそう言い、ボクが頷いた
「そうかぁ。それは頼もしいなぁ」
はやての言葉に、フォワード陣は嬉しそうな声を漏らす
「2人は、どこかにお出かけ?」
なのちゃんが二人に尋ねた
「うん。ちょっと6番ポートまで」
「教会本部でカリムと会談や。夕方には戻るよ」
「私は昼前には戻るから、お昼は皆で一緒に食べようか?」
「「「「はい!」」」」
「ほんならな~!」
そう言って、車は走り出し、フォワードメンバーは敬礼で見送った
続く