魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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機動六課の休日 前編

  

 

 

 

 

 いつも通りの早朝訓練と、模擬戦を行ない、バテバテのフォワード陣と息を乱していないなのちゃん、フェイト、ヴィータ。

ボクは模擬戦は観戦だった

なのちゃんからのお達しで隊長陣との模擬戦にボクは参加させて貰えない、なんでも、〝手札が多すぎてフォワード陣の訓練にならない〟とのことらしい

 

「はい、今朝の訓練と模擬戦も終了。

お疲れ様。でね、実は何気に今回の模擬戦が第二段階クリアの見極めテストだったんだけど………」

「「「「「「えっ?」」」」」」

 

 なのちゃんの言葉に、フォワード達は声を漏らした

 

「どうでした?」

 

 なのちゃんは、後ろにいるボクとフェイトとヴィータに尋ねるとフェイトが即答する

 

「合格!」

「「早っ!」」

 

 フェイトの即答におもわずスバルとティアナが声を漏らした

「ま、こんだけみっちりやってて、問題あるようなら大変だ、ってこった」

 

 ヴィータの言葉に、エリオとキャロが苦笑する

 

「私も皆良いセンいってると思うし、じゃあ、これにて二段階終了!」

 

 なのちゃんの言葉に喜びの声を上げるフォワード陣にフェイトとヴィータが声をかける

 

「デバイスリミッターも一段解除するから、後でシャーリーの所に行ってきてね」

「明日からは、セカンドモードを基本にして訓練すっからな」

「「「「「「はい!!」」」」」」

 

 ヴィータの言葉に、フォワード陣は返事を返したが、キャロが、確認するように尋ねた

 

「えっ?明日?」

「ああ、訓練再開は明日からだ」

 

 ヴィータはそれを肯定する

 

「今日は、私達も、隊舎で待機する予定だし」

「皆、入隊日からずっと訓練漬けだったしね」

「ま、そんなわけで……」

「今日は皆、一日お休みです。街にでも行って、遊んでくるといいよ」

 

 隊長達の言葉に、フォワード陣は笑顔になり、喜びの声を上げるのだった

 

「「「「は~い!」」」」

 

 

 

「そうだ、ソウ君。久々に一本やらない?」

「?そう言えば、最近はできてなかったな。うん、やろうか」

「あの、一本?え?」

 

 喜びもつかの間、なのちゃんの言葉にフォワード陣は響めいた

 

「ルールは?」

「法撃、斬撃、飛行は無しの制限時間は10分の一本制でどうかな?」

「うん、それで行こう」

 

 ルールを確認してからボクとなのちゃんが構える

 

「ヴィータ!!ゴングをならせぇ!!」

「お前はそんなキャラじゃないだろ!!」

 

 某青眼社長のようにヴィータに頼むとヴィータはそう言いつつもゴングを鳴らした

 

「ハァ!!」

「だらぁ!!」

「「「「「「ええぇぇぇぇぇっっっっ!!!!???」」」」」」

 

 ボクたちが格闘戦を始めたことにフォワード陣が大声を出した

 

「フェイトさん、ヴィータ副隊長!!ソウさんとなのはさんが!?」

「どうして、なのはさんが格闘戦をしてるんですか!?」

「あははは、初めて見る人はみんな、同じ反応をするんだ。なのは、闇の書事件の前にソウから〝接近されたときの対処法〟として少し教わっててね」

「ソウとなのはの格闘戦は教導隊での名物みたいになってるらしいぞ」

 

 フェイトとヴィータがそう説明していた

 

「ディバインスマッシュ!!」

「甘い!!」

 

 なのちゃんの拳がピンク色に光り出した、ディバインスマッシュ、拳に魔力を込めて打ち込む格闘魔法……ボクが型を教えてそれをなのちゃんが魔法に昇格させせた魔法だ

 

「2人ともそこまで!!」

 

 10分という短い時間が過ぎてフェイトが終了の合図をしてくれた

 

「なのちゃん、かなり接近戦でも動けるようになったね」

「ううん、まだソウ君にクリティカルできないんだからまだまだだよ」

「いや?ボクもなのちゃんからクリティカルもらわないようにするのに一杯一杯だったんだよ?」

「嘘だ~ソウ君まだ、半分も出してないでしょ」

「それは、どうかな~」

 

 本当は八割くらい出していたんだけどな……あえてはぐらかすけどフェイトは気がついたみたいだな、流石戦闘狂…

 

「それじゃあ、なのちゃんとの組み手も終わったことだし訓練はこれにて終了、朝食食べたら遊びに言ってきな」

「「「「「「はい!!」」」」」」

 

 少し時間がかかってしまったが早朝訓練は終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「忘れ物無い?財布忘れてないか?デバイスはちゃんと持ってるか?お小遣いは足りてるか?もしも足りないと不味いよな……」

 

 数十分後、ボクは私服姿のイリヤとミユの忘れ物を確認していた

 

「もう、お兄ちゃん。心配しすぎたよ~」

「うん、私達も昔とは違うんだよ。それに、私達もお給料もらってるよ」

「……そうだったな、ごめん」

 

 ちょっと過保護だったかな?でも、こいつらはしっかり育ててやりたいからな……

 

「何かあったら必ず連絡するんだぞ」

「分かってるよ!」

「うん、わかった」

 

 二人はそう言って走って行ってしまった

 

「ボクもフェイトのこと言えないな……」

 

 ボクがイリヤ達を送り出す前、フェイトもエリオとキャロのことを送り出していた……ボク並みに慌てふためいて

 

「私がなに?」

「フェイト!?それに、なのちゃん……どうかした?」

 

 いつの間にかフェイトとなのちゃんが戻ってきていて、なのちゃんが不機嫌そうな顔をしていた

 

「別に…何でも無いの」

「もの凄く不機嫌そうな顔をしてそう言われても説得力無いからね?」

 

 嫉妬なのは分かるけど、なんのだ?

 

「そうだ、ソウ。ヴィータとシグナムから伝言、ソウとなのは二人ともはやてに呼ばれてるよ」

「伝言?はやてが直接呼ばないってことは……悪巧みでもしてるのか?まあ、いいか。なのちゃん行こっか」

「……うん」

 

 未だ不機嫌そうななのちゃん…う~ん、如何したらいいだろうか?そうだ、あの手で行こう

 

「ちょっと失礼するよ、なのちゃん」

「?にゃ!?」

 

 なのちゃんはボクの突然のお姫様抱っこに驚いて変な声を出してしまう

 

「降ろして……」

「ダメ、明らかに〝私不機嫌です〟って顔しているのに何でも無いって言ったから、はやての部屋までボクにお姫様抱っこされてる刑に処す。それじゃあ、フェイト、ちょっくら行ってくる」

 

 ボクはそう言ってはやてが居るはずの部隊長室まで急いだ

なのちゃんは終始顔を赤くしてた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ボクたちに休暇?」

 

 はやての部隊長室に入って言われた言葉は〝休暇〟だった

 

「そや、二人は六課…うんん、管理局の中でもトップクラスにハードスケジュールを熟してる。クロノ提督からも二人には休暇を与えるようにって言われてる。特になのはちゃんにはキツく」

「……」

 

 クロノが言いたいのも分かる、なのちゃんは以前、無茶を続けて大怪我を負ったことがある……歩けなくなるかも知れないほどの大怪我を…

 

「そう言うわけで、ソウ君もなのはちゃんも本日は1日おやすみってことで、二人で町にでも行って楽しんで……あ、一応部隊長権限で仕事することは禁止しとるから」

「それは分かったけど……レイジングハートのフルドライブ、エクセリオンの最終チェックするってシャーリーが言ってたんだけど……」

「それなら、少し前にボクが終わらしてるぞ?シャーリーにも言ってあったはずなんだけどな……」

「え?そうなの?」

「うん、ボクの白夜の書、ユイちゃんとストレアのフルメンテの時に一緒に最終チェックしておいたよ」

 

 シャーリーにはちゃんと伝えておいたはずなんだけどな……

 

「そやなら、シャーリーには私から伝えておくから二人は休暇を楽しんでね」

「了解」

「うん、了解」

 

 多分、この話にボクとなのちゃん以外の六課の隊長、副隊長陣は知っていたんだろうなと思いつつ、ボクとなのちゃんはそれぞれの部屋に戻って私服に着替えるのであった

 

 

 

続く

 

 

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