魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「ごめん!6人とも待ったか?」
「「「「ソウさん!?なのはさん!?」」」」
「お兄ちゃん!?お姉ちゃん!?」
「…いったい、何処から?」
ボクとなのちゃんはビルの屋上を走りかなりのショートカットをしてエリオとキャロが少女とレリックを見つけた路地に着いた
途中、コンビニで軽食を買ったがそれでもかなり早く着けたはずだ
「ビルの屋上を走り幅跳びの要領で走ってきたんだ」
「まあ、私はしがみついてただけなんだけどね」
そう、なのちゃんはビルの屋上を走っている間、ずっとお姫様抱っこでボクにしがみついてた
なのちゃんが遅いわけでは無かったけと、ボクが全力で走った方が早く着くと判断した結果でもあるが、終始なのちゃんは顔を真っ赤にしていた
「この子が?」
「はい、それに……」
「うん、レリックが一つにもう一つあったと思わせる鎖…」
「今、ロングアーチに確認してもらっているところですが……」
まあ、間違いなくレリックは二つあるよな…
「ユイちゃんが居れば広域索敵できるんだが……ないものねだりは行けないよ……いや、ユイちゃん。居るんだろ?」
この場にユイちゃんがいれば広域索敵でレリックを探すこともできるがユイちゃんは隊舎にストレア達とお留守番しているはずだったのだが……
「流石、にぃにぃです!!うまく隠れていたつもりだったんですが見つかってしまいましたね…」
「いや、正直当てずっぽうだったよ。ユイちゃんは隠れるのは得意だったからもしかしたらって思ってね。でも、ボクとなのちゃんを隠れてみてたんじゃなくて、イリヤと美遊を気にして隠れて見守ってくれてたんだろ?」
「流石にぃにぃですね。はい、にぃにぃの言っているとおりです」
「「え!?」」
「当てずっぽうって……」
隠れて見守られていたイリヤと美遊は驚き、ティナは頭を抱えていた
「こちら、プリンス1、ロングアーチへ。これからユイちゃんによる広域索敵でレリック及び敵の索敵を行う。ユイちゃんとシステムの同調を頼む」
『わかりました。ユイとこちら側のシステムの同調を行います……同調しました』
「了解した。ユイちゃん」
「はい!システムとの同調を確認。広域索敵魔法《カーディナル》を展開します」
広域索敵魔法《カーディナル》、ユイちゃんが作ったオリジナル魔法で、条件を絞ることもできる上に範囲はユイちゃんの限界までなのでハイを超えたスーパースペックのユイちゃんなら別の星にでも探索範囲を広げられると思う
「レリックを確認、ここからレリックに干渉はできませんがレリックを幻術で隠します。後は、他隊長陣がくるまで待機します」
「「はやっ!?」」
索敵魔法で直ぐにレリックの座標を確認してしまうユイちゃんの索敵能力にスバルとティナが驚く
「レリックの確保ならボクとユイちゃんだけでも行ってくるが……」
『一先ずはその少女の保護が第一目標や。レリックはフェイトちゃんやシャマルが着いてからでも遅くない』
「ん、了解した」
レリックを確認してはやてに連絡すると少女の保護を優先と指示された
まあ、機動六課のフォワード陣6人に管理局の〝エースオブエース〟に〝ファントムオブエース〟が居る状態で奇襲しかけてくるアホはそうは居なそうでもあるが……上司のはやての指示は絶対だから、従うしかないな
「みんな、お休み中にごめんね」
「いえ」
「大丈夫です……ですが、なのはさん達は、どうして?」
そう言えば、みんなが出かけてからだったな。ボクたちが出かけたの
「はやてから強制休暇をもらってね、隊舎にいることもよくないだろうからって遊びに出てた」
「強制休暇?」
「うん、少し前にも話したと思うけど私が無茶して大怪我した話。あの後からリンディ提督やレティ提督、クロノ提督あたりからは定期的に私の休暇を取らせるようにって上司に徹底させてるみたいなの」
「でもなのちゃんはいわば仕事人ってところもあるから監視と言う名の付き人でボクも休暇を言い渡させてね。教導隊に居たときは教導終了後2、3日は次の教導を入れない用にってなっていたみたいだけどな」
教える部隊はいくらでもあるのはよく分かっているが他の局員に比べて休みが長かったのはそんな裏話が会ったらしい
「みんな、お待たせ」
「バイタル、安定。危険な反応は無いわ」
シャマルが一通り検査し、一先ずは安心できた
「みんな、ごめんね。折角の休みだったのに」
「いえ」
「大丈夫です」
フェイトがお休み中のフォワード陣とボクとなのちゃんに謝ってきたがライトニングの二人がそう言った
「この子とレリックはヘリで護送するからみんなは周辺調査をお願い」
「「「「「「はい!!」」」」」」
「なのはちゃん。この子、ヘリまで抱いていってくれる?」
「はい」
シャマルに言われてなのちゃんは少女を抱っこしてヘリに運んだ
「実機と幻影の混合編隊?」
少女をヘリに運んで直ぐにガジェットドローンが上空と地下に現れ、ボクとなのちゃん、フェイトは上空のガジェットドローンⅡ型を殲滅していたが…敵、増援に幻影使いがいるらしく実機と幻影の混合編隊で仕掛けてきていた
「防衛ラインを割らせない自信はあるけど、ちょっときりが無いね」
「なのちゃん、フェイトはヘリに向かってくれ。ここはボクが受け持つ」
「ソウ!?」
「ソウ君!?」
「ボクなら限定解除しなくても殲滅戦はできるしいざって時の切り札だって使える。最悪限定解除してオブジェクトイレイサーで殲滅する……嫌な予感がする」
「でも!!」
『割り込み失礼!』
ボクの案になのちゃんが「でも」と言ったとその時、はやてから連絡が来た
『ロングアーチからプリンセス1へ。その案も限定解除申請も部隊長権限で却下します』
「はやて?」
「どうして騎士甲冑?」
『嫌な予感は私もしとるんよ。だから、クロノくんに私の限定解除を貰うことにした……空の掃除は私が受け持つからなのはちゃん達はヘリに、ヴィータとリインは地下でフォワード陣のサポートお願いするな』
『『了解』』
「「「了解」」」
広域魔法ははやての得意としていることだからな……適材適所、ここははやてに任せるとするか……まあ、サポートはするけどな
「リミットリリース!!」
限定解除したはやて、そこにユイが現れた
「ユイちゃん?どないしたん?」
「にぃにぃに頼まれてはやてさんのサポートに来ました。シャーリーさん、私とシュベルトクロイツのシンクロをお願いします。長距離サイティングは私に任せて下さい。シャーリーさん達はその間に実機と幻影の識別をお願いします」
『は、はい!ユイとシュベルトクロイツとのシンクロを行います……シンクロ完了です』
「ありがとうございます。はやてさん、敵機のロックオンは終えてます、いつでも構いません」
「(ほんま、ユイちゃんは規格外やな……)おおきに、ユイちゃん。ほな、いくで!!」
はやての掛け声ではやての足下にベルカ式、ユイの足下と二人の正面に〝仮想式〟の魔方陣が展開された
「「
「助かりました、トーレお姉様」
「監視目的で来ていたが来ていてよかった、馬鹿者」
ヘリを撃ち落とそうとした敵を追いかけていたら、なのちゃんとフェイトのコンビネーションを増援で躱されボクは敵に気づかれずにつけていた
「《奴らのアジトを見つけたいところだけど……その前に見つかったら面倒だな。仕方ない、ここでこいつらだけでも捕まえるか》」
流石にこいつらのアジトに一人で潜入するのはよろしくない…相手は最低でも五人にガジェットドローンが数百から数千は居るはずなんだから
「
「「!?」」
「チィ!」
「逃げ切れたと思ったか?残念ながらまだ詰めが甘いな。市街地での危険魔法使用での現行犯で逮捕する」
戒めの風矢で捕縛してからミッド式のバインドで再度捕縛してから彼女らに声をかけた
「さて、色々と話を聞かせて貰おうか」
捕縛したことをロングアーチに連絡しようとしたその時だった……
「ッ!!」
寒気がし咄嗟に下がるとその場にいなかったフードとコートをしている何者かがボクのいた場所に剣を振るっていた
「ボクにギリギリまで探知されないその動き……何者だ?」
ボクの問いに剣を振るってきた奴は何も答えずに先程捕まえた三人のバインドを剣で斬り破壊した
「行って」
そう言い、三人を逃がした声質的に女性は剣を構え直した
「……お前は誰だ?」
デバイスを即時展開し剣を構え、女性に問う
違和感があった、フードの女性とは何処かであったことがあるそんな気がした
「……」
「だんまりか!?」
女性は何も言わずに剣を振るってくるだけだった
「グゥ!!」
「……」
しゃべれないわけではない……だけどいっこうに話そうとはしない…それに、どうも時間稼ぎのために手を抜かれているみたいだ
「……」
「待て!!」
数度打ち合うと女性は走って行ってしまった
続く