魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「はい、集合!」
聖王教会で話を聞いた数日後、ボクとなのちゃんはいつも通りにフォワード陣の早朝訓練を行っていた
「今日の早朝訓練はこれでお終い。今日はみんな、目立ったミスも無く良かったと思います」
「連携は見事だった……これからは個人戦を増やしてもいいかもな?」
「「「「「「あははは……」」」」」」
ボクがそう言うとフォワード陣のみんなは苦笑いしていた
「あ!」
早朝訓練を終えてフォワード陣を先に返してから片付けをしてボクとなのちゃんは訓練場を出ると隊舎に向かって歩いてるフェイトとヴィヴィオの姿を見つけた
「ヴィヴィオー!」
なのちゃんがヴィヴィオの名前を上げながら駆け寄っていく、ボクはその後ろを追った
ヴィヴィオもなのちゃんにとてとてと歩きながら抱きついた
「おはようヴィヴィオ。ちゃんと起きられた?」
「うん」
「おはようフェイトちゃん」
「おはよう、フェイト」
「うん、おはよう。なのは、ソウ。ヴィヴィオ、なのはさんとソウさんにおはようって」
「うん…おはよう」
「うん、おはよう」
「おはよう、ヴィヴィオ。ちゃんと言えてえらいぞ」
「朝ごはん、一緒に食べられるでしょう?」
フェイトがそう聞いてきた
「うん」
「ああ」
それで四人で歩いていきながら食堂へと向かった
それで食堂へと到着する
朝食を食べ終えたボクたちはオフィスで報告書の作成や書類整理をしているといつの間にかお昼になった
ライトニングは現場検証、ティナは、はやてと本局に同行でいない
なのちゃんがお昼をヴィヴィオと一緒に食べると言うことでスバルと一緒に誘われたのでミユとイリヤを連れてご一緒することにした
五人で歩いている時にスバルがなのちゃんに聞いた
「この先、ヴィヴィオってどうなるんでしょうか?」
「ちゃんと受け入れてくれる家庭が見つかればそれが一番なんだけどね」
「難しいですよね。普通と違うから…」
「そうだね。見つかるまで時間がかかると思うし当面の安全が確保されないと…だからしばらくは私が面倒を見ていけばいいのかなって…。
エリオやキャロや美遊やイリヤにとってのフェイト隊長やソウ隊長みたいな保護責任者みたいな形にしておこうと思って」
「いいですね。ヴィヴィオ、喜びますよ!」
「そうだな。ヴィヴィオってなのちゃんに懐いてるから」
「喜ぶかな…?」
「はい。きっと!」
「そうだな」
「私もそう思います」
「私も!」
なのちゃんがそう聞いてきたのでボクたち4人はそう返した
それで部屋について、ユイちゃんが一緒になって遊んであげているヴィヴィオに聞いてみるがヴィヴィオはやはりというかやっぱりわからないって顔だった
「ほらね。やっぱり分からないよ」
「…うーん。なんていえばヴィヴィオはわかってくれるかなぁ…?
うん…。つまりしばらくの間はなのはさんがヴィヴィオのママだよってことだよ」
「ママ…?」
それでヴィヴィオはなのちゃんを見上げた
この場合、少し間違ってるかもしれないが子供には1番わかりやすいかもしれないな
なのちゃんはまんざらでもないようだし
「いいよ。ヴィヴィオのママでも…」
なのちゃんはそう言って笑みを浮かべた
「ヴィヴィオの本当のママが見つかるまでなのはさんがママの代わりだよ。ヴィヴィオは、それでもいい…?」
「ママ…」
「はい。ヴィヴィオ」
なのちゃんがそう答えるとヴィヴィオは突然泣き出してた
それでなのちゃんも慌ててあやしていた
「どうして、泣くの?」
「ずっと、不安だったんだろ。それで、母代わりが出来たから溜め込んでいた不安が爆発したんだろうな」
「そっか……そうだ、」
ボクがなのちゃんにそう言うとなのちゃんは納得すると同時に何かを思いついたらしい
ヴィヴィオが泣き止むとなのちゃんはヴィヴィオに耳打ちする。ユイちゃんとスバル、ミユとイリヤがなのちゃんに連れられ女の子で何かを話し始め、ボクは少しの間、のけ者になった
なのちゃん達が部屋の奥から戻ってくるとヴィヴィオがボクに近づいてきた
「……パパ」
「ッ!」
ヴィヴィオの発した言葉に動揺してしまった
なのちゃん達を見ると、「ソウ君、ガンバレ」と言われている気がした
「……うぅ…」
「(こんな顔されたらな)」
返事を待っているヴィヴィオに「ダメ」とも言えない、言ったら言ったらで大泣きされそうでもある
「…そうだよ。パパだよ、ヴィヴィオ」
「パパ!!」
ヴィヴィオはそう言い抱きついてきた
「(なのちゃんのユイちゃんに心配させたかな)」
あの預言を聞いてから周りになるべく見せないようにしていたがあまり余裕がなく、訓練に集中して預言を記憶の片隅に追いやっていたこともあった
オーバーワークだとなのちゃんに怒られたこともあるしユイちゃんからも怒られたこともあった
その後、みんなで昼食を食べてから5人で訓練場で汗を流した
続く