魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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その日 機動六課 前編

 公開意見陳述会が前夜ロビーに集まった、ボク達前線メンバーにはやてが今任務を説明してくれていた

 

「…と、いうわけでいよいよ明日は公開意見陳述会や。

明日十四時からの開館に備えて現場の警備はもう始まってる。

なのは隊長とソウ隊長、ヴィータ副隊長にスプリングフィールド副隊長、リイン。そしてフォワードメンバー六名とギンガはこれから出発して一足早く現場入り。ナイトシフトで警備って流れや」

「みんな、ちゃんと仮眠はとった…?眠たい子はいない?」

 

 フェイトの言葉にフォワードとギンガは「大丈夫です!」と返事を返していた

 

「私とフェイト隊長、シグナム副隊長は明日の朝に中央入りする。それまでの間はよろしくな!」

『はい!』

 

 それでボク達は中央に別件で行くマリーさんとヘリポートまで向かい出発時間になったので各自ヘリに乗り込みを開始をしている時だった

そこにはアイナさんとユイちゃんに連れられたヴィヴィオの姿があった

 ヴィヴィオは不安げな表情でなのちゃんとボクに視線を向けてきた

 

「…なのはママ、パパ」

 

 弱々しい声でボク達を呼ぶヴィヴィオ

 

「あれ?ヴィヴィオ、どうしたの?ここはヘリが飛ぶ場所だから危ないよ?」

「ごめんなさい、なのは隊長。どうしても、見送るって聞かなくて……」

「ダメですよ、なのはさん?ヴィヴィオはなのはさんとにぃにぃを心配して見送りに来たのですよ?」

 

 そんな話をしていると明日組のフェイト達がやってきて、

 

「なのは、夜勤がけは初めてだから不安なんだよ、きっと…」

 

 それになのちゃんも「そっか」と納得顔になり、

 

「なのはママは今夜は外でお泊まりだけど、明日の夜にはちゃんと帰ってくるから」

「ぜったい…?」

 

 涙ぐみながらヴィヴィオはそうなのちゃんに聞いた

それになのちゃんも自信の笑みを浮かべて

 

「絶対に絶対だよ…」

 

 そう言って人差し指をだした

 

「いい子に待っていたらヴィヴィオの好きなキャラメルミルクを作ってあげるから、ね?」

「うん…」

「ママと、約束ね」

 

 そう約束をしてなのちゃんとヴィヴィオは指切りをする

ボクもヴィヴィオにある物を渡す為に近づく

 

「ヴィヴィオ、ボクからはコレをあげる」

 

 ボクはそう言うとボク、フェイト、なのちゃんの三人のデフォルメした人形をヴィヴィオに渡した

 

「ボクとなのちゃんは今夜は一緒に入れないけど、ボクとなのちゃんはいつでもヴィヴィオと一緒だ……ね?」

「…うん」

「いい子だ」

 

 涙ぐみながらも頷くヴィヴィオの頭を撫でる

その後ボク達はヘリに乗り地上本部へと向かっていく。

そのヘリの中で、

 

「それにしても、ヴィヴィオは本当になのはさんとソウさんになついちゃっていますね」

「まったくですね」

 

 スバルとティナがそう言い出すのでなのちゃんとボク、

 

「そうだね。結構厳しく接しているつもりなんだけど…」

「ボクも厳しくしているつもりなんだがな」

「きっとわかるんですよ。なのはさんとソウさんが優しいって…」

「えへへ…」

「あははは……」

 

 それで苦笑いを浮かべるなのちゃんとボク、そこにリインが爆弾を投下してきた

 

「もういっそのこと、本当になのはさんとソウさんの子供にしちゃえば、とか!」

 

「それも考えの一つ、なんだけどね…。いい受け入れ先が見つかるかもしれないし……それに、」

 

 なのちゃんがボクの顔を見てくる……その顔、と言うより瞳には何処か遠慮しているように見えた

 

 

 

 

 

続く

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