魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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その日 機動六課 後編

 

 

 

 

「なのはさん、フェイトさん!」

 

 なのはとフェイト、それから聖王教会のシスターのシャッハがフォワード達との合流地点で少し待つと美遊を除いたフォワード達が走ってきた

 

「「みんな!」」

 

 なのはとフェイトはフォワード達に気づき、デバイスを受け取りバリアジャケットを装着した

 

「お姉ちゃん、お兄ちゃんは?」

「ソウ隊長は人型ガジェットと1人交戦中、戦力を分けたいけど……」

「ギン姉!ギン姉!」

 

 イリヤが兄であり隊長でもあるソウのことを聞くとなのははイリヤにそう話しているとスバルが焦りだした

 

「なのはさん!ギン姉との連絡が!」

「それなら、美遊!返事して、美遊!」

 

 ギンガ、それから一緒に居る美遊との連絡がつかなかった

 

「先程、戦闘機人2名と戦闘になりました。外には他にもいると思います」

「うん、ロングアーチ!こちら、ライトニング1」

 

 フェイトは頷くとロングアーチに通信するがノイズが酷かった

 

『ライトニング1……こちら……ロングアーチ……機動六課は……戦闘機人とアンノウンと……交戦中……もう……もちそうには……』

 

 そこで、ロングアーチとの通信は切れてしまった

 

「二手に分かれるよ、スターズとプリンセスはギンガと美遊の救助」

「ライトニングはプリンセス1、2と合流後、六課に戻る」

「「「「「はい!!」」」」」

 

 こうして、ソウと美遊を除いた前線メンバーは動き出した

 

 

 

 

 

「ソウ!」

「ッ!フェイトか!」

 

 IS型ガジェットを1人で相手にしてからしばらくすると声が聞こえ、近場のガジェットを薙ぎ払ってから振り向くとフェイトとティアが飛んできていて、その少し後にフリードに乗ったエリオとキャロが追いかけていた

 

「状況は?」

「ギンガと美遊との連絡がつかなくなったと同時に機動六課も奇襲されてる。スターズとイリヤはギンガと美遊の救出、私達とティアは六課に戻ることになった、」

 

 美遊と連絡がつかなくなった……?いや、落ち着け。ギンガとも連絡がつかないのなら戦闘中の可能性だってあるしジャミングの所為で通信がうまく届かない可能性もある、ガジェットならまだしも戦闘機人が相手なら連絡をとっている余裕は無いだろう…

 

「分かった、ボクはコイツらを殲滅してから六課に戻る。その間、六課を……ユイちゃんを頼んだ」

「うん、わかった」

 

 

 IS型ガジェットは数を減らしたがまだまだいる……普通のガジェットなら未だしもIS型ガジェットはエースレベルじゃないと荷が重い、それに、特殊武装は知らないと回避は難しい、消去法でボクが残るしかない

 

「私も……」

「ティアは三人を頼む、ここから六課はそれなりに距離がある。相手もフェイト達が動き出したのを知ってるはずだから待ち伏せている可能性がある。ティアは三人が六課に戻れるよう露払いを頼んだ」

「……わかった」

 

 ティアは何か言いたげそうだったが時間があまりないことを理解してなのか直ぐに普段の無表情に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃 機動六課

 

 

「……久しぶりです、ねぇねぇ」

「…会いたく……無かったんだけどね」

 

 黒衣の姿のユイと紫のフードを被った女性が炎に包まれ、崩れ落ちる機動六課隊舎にて相対していた

 

「ねぇねぇに聞きたいことがあります、にぃにぃがいるのになぜ、ねぇねぇは私に……にぃにぃに剣を向けているのですか?」

「……なんでだろうね。ボクにもよく分からない。ソウとは居たいよ?今でもソウが好きなのは変わらないから……だけど、ソウを見るたんびに自分にも分からない感情がボクを蝕んで、この世界を破壊したくなるだ……」

 

 フードから見えた女性……ユウキの目にはハイライトが無かった

 

「…そうですか……」

 

 ユイはそう言うと赤い長剣を構えた

 

「にぃにぃの為にもアナタを止めます!」

「クスッ……いいよ、ボクを止めてみて」

 

 ユウキの口元は微笑んでいた……2人が動こうとした…が、

 

「ユウキ様、目標は達成しました。もう、ここにいる意味はありません」

 

 空から声が聞こえ、ユウキとユイが見上げるとボディスーツを着た少年と少女と紫長髪で黒服の少女がヴィヴィオを抱えていた

 

「ヴィヴィオ!!」

 

 ユイがヴィヴィオを助けようと動こうとした……すると、

 

「ボクから目を離すなんてダメだよ、ユイちゃん?」

 

 ユイがほんの少し目を離した瞬間に懐にユウキが入り込んでいた

 

「……ねぇねぇならそうしてくると思ってました」

「ッ!!」

 

 ユイの言葉を理解できた、ユウキはその場から飛び退いたが、それはユイの罠の1つだった

 

「……やってくれたね、ユイちゃん。まさか、またこれに捕まるとは思わなかったよ」

「ごめんなさい、ねぇねぇ。ねぇねぇの動きを止められる魔法はシミュレーションした結果これしかありませんでした」

 

 ユウキを閉じ込めていたのは何の変哲も無い鳥籠だったが、ユウキには苦い思い出でもあった

 

「機動六課民間協力者、桐ヶ谷ユイ。最後通告です。ヴィヴィオを返して投降してください。」

 

 ユイは空の三人に目を向け言い放った

 

「時間切れだよ、ユイちゃん。ガジェット、一斉攻撃!」

 

 ユイの勝ちと思われた瞬間、ユウキの一言でIS型を含めたガジェットが機動六課に一斉攻撃を仕掛けた

 

「【逆巻け春の嵐 (ウェルタートゥルテンペスタース)我らに風の加護を(・ウェーリスノービスプロテクティオーネム) 風花(・アエリアーレフランス) 旋風 (・パリエースムウェンティ)風障壁!(・ウェルテンティス!)】」

 

 ユイは白夜の魔導書の力を使い主であるソウの使用できる魔法を魔導に落とし込めて発動させ、機動六課全体を竜巻が被った

 

「ねぇねぇは!?」

 

 魔法を発動させるのに集中した為、ユウキ達から意識が外れてしまい、魔法を発動させると慌てて周りを見渡したが……ユウキを捕らえていた鳥籠は破壊され、既に逃げられていた

 

「…そんな……ごめんなさい……にぃにぃ」

 

 ユイは座り込み、そう呟いた

 

 

続く




ギンガと美遊の視点は次回になります
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