魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
時間は少し遡り…
「ガジェットドローン、更に増加!」
「撃破速度よりも増加がはやいです!」
一息ついて直ぐ、シャーリー達からそう報告が入った
「マズいな」
「マズいのでしょうか?」
ボクの呟きにグリフィスが聞き返してきた
「あぁ、エースのなのは、ヴィータ、はやてはなるべく魔力の温存をしてもらうために動かしていたが、この増加量の物量で来られたらじり貧だ。なのは達が先に潰れる。」
そうなれば、ヴィヴィオの救出どころじゃ無くなる。それではボクたちの負けだ
「やっぱり、この手しかないな。シャーリー!ゲートを繋げ!」
「え?あっ、はい!」
ボクはシャーリーに叫ぶと、シャーリーは少し驚いていたが、ゲートを開いてくれた
「グリフィス、はやてにはお前の力が必要だ、これからも彼奴を補佐してほしい」
「は、はい」
「シャーリー、彼奴らのデバイスを見れるのはマリーさんとお前ぐらいしかいない。デバイス達のことよろしく頼む」
「なに、言ってるんですか?」
最後の別れみたいなことを言うボクにシャーリーは不安そうな顔をしていた
「ゆりかご戦の全局員は少し距離を開けろ!ストレア、行くぞ!」
「OK!」
ボクはストレアを肩に乗せ、アースラから転移した
『ゆりかご戦の全局員は少し距離を開けろ!』
ソウ君の指揮によりガジェットドローンの数を一気に減らし、突入できると思った矢先、今までの倍以上の速度でガジェットドローンが射出されたした
このままじゃあヴィヴィオを助けに行けないと思った時、ソウ君からの全体的指示が聞こえて、ゆりかごから距離をとった
「なぁ、彼奴どうするつもりなんだ?全員を下げさせてさ」
「私にもわからんなぁ、なのはちゃんはわかる?」
「うんん、ソウ君はこの場をなんとかする魔法を持っているとは思うけど……どうするんだろう…」
ソウ君の魔法は数が多い、私も全てを聞いてないからよくわからない
「ユイちゃん行くぞ!!」
今なお増えていくガジェットドローンに注意を払いつつソウ君のことを考えていると上から声が聞こえた
「はい、にぃにぃ!」
ユイちゃんは「にぃにぃ」と言って声の方に飛んでいった
「おい、なのは!」
「なのはちゃん上!」
ヴィータちゃんもはやてちゃんも気がついたみたいだった
ユイちゃんが「にぃにぃ」と言って慕っているのは一人しかいない……
「「「ダブル・ユニゾン・イン!!!!!!!」」」
上空が光、上空から背中に黒の2体2の羽根に黒地に白い十字架のコート、普段は水色髪だけど黒髪、両手には白い本と黒い本を持ったソウ君が降り立った
「あわせろ、二人とも!」
『『はい!』』
「「「白夜の魔導書、黒夜の書!【
雷がガジェットドローンに落ち、増えていくだけだったガジェットドローンが一瞬のうちに減った
AMF下でも威力が衰えない雷はガジェットドローンの天敵…
「我が願うは、天空の城、血塗られし城、夢の城…幾千の夢は散りゆき、星々が輝く……」
ソウ君は白夜の魔導書と黒夜の魔導書を左右に広げ、詠唱を始めた
私もはやてちゃんも聞いたことの無い詠唱を
「夢は願いに変わり、絆を育む。また、絆は願いに変わり、生命を育む。」
ガジェットドローンが時間が止まったように動きを止め、私達の時間もゆっくり流れている気がした
「絆は記憶を生み、記憶は絆を生む。天空の城来たれり生命、記憶に変われり。」
「我が願うは天空の城、軌跡の城、浮遊の城。剣は記憶に、魔法は心に、願うは鐘に、夢は今に」
ゴーン、ゴーンと無いはずの鐘の音が私達に聞こえてきた
「我望は剣の記憶、魔法の記憶。星々の輝き、夢の輝き、命の灯火」
『高エネルギー体、急に現れました!』
「な、なんやて!?」
ソウ君の魔方陣が光り出して直ぐ、通信本部から高エネルギー体の出現の知らせが届いた
「『『システムコール・アインクラッド』』」
ソウ君が詠唱を終えると、風を切る音が聞こえ、ふり向くとそこには……