魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「どうなってん!?なんやねん、あの島!?」
「あんなの見たことも聞いたこともねぇぞ!?」
ソウ君が詠唱してから私達の後ろに現れた巨大な島にはやてちゃんもヴィータちゃんも驚いて声を出していた、私も内心かなり驚いていた。でも、どこかで………
「そうだ…ユイちゃんが過去を話してくれた時…」
ティアナが暴走してしまったとき、ユイちゃんが過去を話したときに見せられたんだ
「ッ!!」
私達が後ろの島に気を取られている間にガジェットドローンは増殖して、一斉にレーザーを発射していた、私達は防げても戦線が!
「魔王持ちしは最強の盾!」
ソウ君はガジェットドローンのレーザーに余裕なのか右腕を空に掲げて、新たな詠唱をすると、私達とガジェットドローンの間に何枚もの盾が割り込んできた
「『『防げ、神聖剣!!』』」
ガジェットドローンの攻撃はその全てをソウ君が防いでみせた
「なのはとヴィータはゆりかごに突入しろ、はやてはリィンが来てから突入。俺が突破口を作り出す」
「う、うん」
「お、おう」
「わ、わかった」
何時もより低い声のソウ君に私とヴィータちゃん、はやてちゃんは少し反応が遅れてしまった
「ユイちゃん、ストレア、ユニゾンアウトしてアインクラッドの維持を頼めないか?」
『維持でしたら、ゆりかご内でも出来ますよ?』
「わかってる。だけど、俺はこの先に二人を連れて行くつもりは無い。わかってるだろ?」
『………わかりました』
ソウ君がユニゾンしている二人に話しかけると少しして黒ドレスのユイちゃんとミニサイズのストレアちゃんがユニゾンアウトして、ソウ君がはやてちゃんの甲冑と似ている黒基調で水色ラインのジャケット姿に戻った
「行くぞ、二人とも!」
「ああ!」
「……うん!」
私は返事が遅れたけど、ソウ君は見向きもしてくれず、飛んでいってしまう
「西風は最強の名を冠する!来たれ、西風!我らを導け!」
ソウ君に続く、私とヴィータちゃん。
ユイちゃんが普段よりも高らかに詠唱すると、島が一瞬光、何本もの剣がガジェットめがけて飛んできて次々とガジェットを破壊していく
「すごい……」
「……あの剣達は俺が前の世界での仲間達の魂が籠もった剣達だからな。このくらい出ないと困る」
ソウ君はそう言っていたけど、多分、昔の仲間の力を使えてみ嬉しいんだと思う
「お前も久しぶりだな。また、力を貸してくれ」
進んでいくと、鎌が回転しながらこちらに近づいてきて、ソウ君はその鎌を躊躇無く右手で掴むと鎌に話しかけだした
話の内容だと、ソウ君が愛用していた鎌みたいだった
「プリンス01、スターズ01.02。ゆりかご内部に突入……ッ」
道中のガジェットはソウ君が鎌で粉砕して、私とソウ君、ヴィータちゃんはゆりかご内部に突入、突入して直ぐ、強いAMFで魔法が阻害されてしまう
「AMF!?」
「内部全体に!?」
私達の魔法行使を阻害できるレベルのAMF……AMF内での戦闘に慣れていない局員では真面に魔法の行使ができなかったかもしれない
「二人とも掴まって!」
ソウ君はそう言いながら、私とヴィータちゃんを両手で引き寄せる
持っていた鎌で【古代魔法】の飛行魔法を使い、私達二人を支えてくれていた
「ありがとう、ソウ君」
「助かった」
「気にするな、二人とも。でも、AMFが濃いな」
素っ気なく返してくるソウ君の言葉に心臓が締め付けられる
「ここからは俺が二人を連れてく。二人の魔力消費を極力抑えられるし、古代魔法の飛行なら妨害されないからね。」
「魔力消費を抑えられるならそうした方が良いけど、3人乗れるのかな?」
「俺が前でぶら下がればなんとかなるだろう。」
ソウ君はそう言うと鎌を軽く振ってからぶら下がりながら空中に静止した
「二人とも乗ってくれ。急ぐぞ」
「…うん」
「あぁ!」
私とヴィータちゃんはソウ君に急かされて鎌の持ち手にまたがる
ソウ君が前にぶら下がった理由も少しわかった
私とヴィータちゃんのバリアジャケットはスカート、たとえ見えなくてもソウ君は気にしていた
「急ぐぞ!【
もうすぐだよ、ヴィヴィオ。ママとパパが必ず助けるから!
続く