魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「〝
ヴィータ達と分かれて反対に進んでいたボクとなのちゃん。
道先にはガジェットドローンⅠ型と遭遇しボクが殲滅していた
「ソウ君…」
「大丈夫だ。気にしなくていい」
汗を拭い取るボクになのちゃんが心配して声をかけてくるが、一言だけ言うとなのちゃんが後ろで悲しそうな顔をしていた
「先を急ごう」
「…うん」
なのちゃんの返事が弱々しいが、なのちゃんは分かってくれるだろう
「「ヴィヴィオ!」」
王座の間前でスカリエッティの戦闘機人が待ち伏せていたが、なのちゃんとの砲撃勝負にて捕縛。そのままの勢いで王座の間に突入した
その場にいたのはヴィヴィオとフードとコートで顔が見えない人と映像越しの眼鏡をかけた戦闘機人
「ヴィヴィオを返せ!」
『陛下~?ママとパパを攫った怖い悪魔が来ましたよ?』
そう眼鏡をかけた戦闘機人が告げると、ヴィヴィオの体が跳ね、得体の知らない力が溢れ出した
「ママ!パパ!やだ!!ママ!!パパ!!」
「ヴィヴィオ!くっ…」
悲鳴を上げるヴィヴィオから噴き出した虹色の魔力が周囲を突風のように埋め尽くす
その力の波に押されてまるで進むことも出来ないうちに浮かび上がったヴィヴィオは…
「うああぁぁぁぁぁぁっ!!」
絶叫と共に、姿を変えた
成熟した身体、長い髪をサイドで結って、どこかなのちゃんの衣装を思わせる防護服を身に纏っている
「貴女は…私のママを…パパ…どこかに攫った…」
「ヴィヴィオ、違うよ!私だよ、なのはママだよ!!」
「ボクだ、ソウだ!」
「っ…」
一瞬たじろぐヴィヴィオ………けど、何かを振り払うように腕を振り
「違う!!!」
「「ッ……」」
「うそつき。貴女なんか…貴方なんか…ママじゃない、パパじゃあない!」
ヴィヴィオに真っ向から告げられる否定の言葉は、洗脳なのは分かってるけど、結構来るものがあったのだが、なのちゃんの方が堪えているだろ
「ヴィヴィオのママを…パパを…返して!!」
そう言い溢れ出すヴィヴィオの魔力。
一つ分かったのはボクたちが名乗った時たじろいだって事は、洗脳って言っても完全支配じゃなく、心の隙をつくもの……そんなものがあるのは…ボク(私)のせいだ
「あああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「………
雷が落ちた
爆煙が晴れると後ろからでも分かるほどに怒っているソウ君と怯えてもみえるヴィヴィオ
「……ソウ君?」
「ごめん、なのちゃん。なのちゃんはまだ温存していて、ヴィヴィオの相手はボクがする……ううん、最後にヴィヴィオに残せる物だと思うからボクがやらないと行けないんだ」
「……わかった。だけど……」
「魔力ダメージでのノックダウン。レリックの摘出はボクじゃできない。それはなのちゃんに任せるよ」
「…うん、わかった。無理しないで」
「善処するさ」
ソウ君はそう言うと杖を片手に歩き出す
「ヴィヴィオ。言いたいことはそこそこあるが、まずは魔導と魔法遠近戦闘方を教えてやる。かなり厳しめに行くが頑張ってくれ」
ソウ君はそう言い杖を構えた、ヴィヴィオは数歩下がっていた
続く