魔法少女リリカルなのは~魔法使いな蒼い死神~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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ファイナル・リミット 3

 

 

 

 

 

 

「はあぁぁ!!」

「てやぁぁ!!」

 

 ボクの鎌とユウキの剣がぶつかり合い、ぶつかり合った影響で周囲に衝撃波が飛ぶ

 

「ッ!」

「はあぁぁぁぁ!!」

 

 聖王の鎧で筋力も強化されているのかボクが押し負けて後退するが、ユウキはそのまま追いかけてきた

 

解放(エーミッタム)ッ【Dēflectiō(デフレクシオ)】!」

 

 迫り来るユウキの剣を咄嗟に遅延魔法で待機させておいた風楯(デフレクシオ)で防いだ

 

「軽い!」

「ッ!!」

 

 ユウキは風楯(デフレクシオ)を一撃で破壊し、剣先がボクを掠めた

 

解放(エーミッタム)魔法の射手 連弾 光の1001矢 (サギタ・マギカ・セリエス・ルーキス)!!」

「へぇ、千の矢だね…凄いね、でも…」

 

 ユウキはほんの少しだけ驚いていたが、自分に向かってくる【魔法の射手 連弾 光の1001矢 (サギタ・マギカ・セリエス・ルーキス)】を全て弾いてしまう

 

「ッ!!(鎧のバフもあるけど、確実に昔より強くなってる!)」

 

 ユウキがこの世界で何年間生きてきたかはわからないが、聖王の鎧のバフを含めても俺と一緒にいた頃よりも強くなっていた

 

「もう少しギアを上げるから付いてこれるかな?」

 

 そう言ったユウキは剣を体の中心で構えると剣がピンク色に輝いた

 

「その光は!?」

 

 剣のエフェクトに見覚えがあった

あの頃の仲間でユイちゃんの母親が…アスナが【閃光】と呼ばれる由縁のソードスキル

 

「リニア-!?」

「はあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 細剣単発ソードスキル【リニア-】、細剣で基本技であるソードスキル、剣を体の中心で構えて真っ直ぐ進むだけではあるが熟練者が扱うそれは階層主(フロアボス)を怯ませるほどの技となる

 

「グッ!!」

「「ソウ君!!」」

 

 防げないと思い、避けようとするが間に合わず左肩をやられ、血が飛び散る

それを見てかなのちゃんとはやてがボクの名前を叫ぶ声が聞こえた

 

「〝ユン・ユリ・ソノ・ミウラ・スキル・マギステル〟【汝が為に(トゥイ・グラーティアー) ユピテル王の(ヨウイス・グラーティア)恩寵あれ“治癒”(シット“クーラ”)】」

 

 “治癒”(“クーラ”)で肩を回復させる

なぜか、その間ユウキは攻撃してこなかった、あまりにも隙だらけなのにも関わらず

 

「どうした?敵が回復してるのに何もしないのか?」

「ソーとは全力で戦いたいんだよ。それに、その怪我でやりあえば後ろの人達が邪魔しそうな感じだからね」

 

 ユウキが言うようになのちゃんもはやても自分の武器を構えていていつでも動けるようになっていた

 

「なるほどな」

 

 ボクはそう言うと治癒を終え立ち上がり鎌を構え直す

 

「これを試すのも久しぶりだな」

 

 目を閉じ集中する、思い出すのは前世の師匠で仲間のマカとソウルがSAOでシステム外スキルとして使い、教わった大技

 

「彼奴らはいつもなんて言ってたか……そうそう、【魂の共鳴】」

 

 マカ達が()()を使うときに何を言っていたか思い出す

【魂の共鳴】、自分と相手の魂を共鳴させて威力を何倍にも膨れ上げる……何を言っていたか未だにわからないが、気にしなくてもいいだろう

 

「【魔女狩り】!!」

 

 鎌が大きくなり形を変える

【魔女狩り】、マカとソウルがβの頃から使用して教わった技、たまにシステムのバグかと思いもしたが何回も使用していたがなんの問題も無かった

 

「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

「はあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 お互いにかけだす、ユウキの剣は先程とは違い、下から切り上げようとしていた

 

「【魔女狩り】!!!」

「はあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 ボクの鎌とユウキの剣がぶつかり合う、ぶつかった衝撃で地面に罅が入るが即座に修復され

ユウキの切り上げ……片手剣単発ソードスキル【ソニックリープ】、【リニア-】と同じく初期技として知られているが扱いは上段突進技ではあるがユウキのように切り上げに使われていることが多い気がする

 

「ははは!!!いいよ、いいよ!ソウ!ここまで楽しめる相手はこの世界では初めてだよ!もっとダ!もっト!やろウ!」

 

 お互いに距離をとるとユウキがうれしさの余りに笑い出す

だが、それはボクの知るユウキでは無かった

 

「もういい……ユウキの姿でユウキの声で笑うな、動くな」

 

 目の前のが()()()()()では無いことを改めて理解した瞬間、自分の中で何かが零れ落ちた

 

「ソウ君……」

 

 後ろから消えそうな声でなのちゃんが名前を呼んでいた

 

「大丈夫だよ、なのちゃん。迷いは無いから」

 

 ボクはそれだけ言うとゆっくりとユウキに向かって歩き出そうとした

その時、玉座の間の壁が一部爆音と共に吹き飛んだ

 

 

 

 

続く




今年で終わると思いましたがまだ続きそうです
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