ここは何処だろう。空気が美味しくて、とても心地よい感覚がそこにはあった。生きている。私は生きている。あの時…
「ッつ…思い出すべきではなかったわね」
今はやめておこう。さてと、確か仕官しに行けとの話だったわね。
桶狭間の戦い…か。
織田と今川の戦い。上洛しようとしていた今川が敗北するって授業で習ったけど…
私は困惑する。ただ戦国武将の協力をするだけじゃない。化け物なんて何処にもいないじゃない。
「はぁ、まぁこの道でも歩いていこうかしら」
周りを見渡すと丘になっており、その奥を見ると村がある。ここに行くしかないだろう。
「はぁ、ダルいなぁ」
テクテクと私は歩み始めた。
うーんいい天気だ。俺はそんなことを思いながら、とある村へ行っている。森の中で出会った旅人に教えてもらった村だ。そこで織田家が兵を集めているらしい。行かない訳がない。
ただ仕官できるかなぁ…
そう、塾考していると声を掛けられた。
「おい、お主も皐月村に行くのか?某は赤星雪之丞。剣豪でござる。お主の名も教えてくれ」
声を掛けられた方向を向くと、大柄の男が立っていた。身長は190はあるだろう。顔には何処かで見たことがある十字傷があり、なかなかの貫禄がある。この人絶対強い。
「俺は凪宮蓮。訳あってここにいる。身分は…農民ってところだ。出世を目指して、織田家に仕えようとしている」
「凪宮殿か。ガハハハよろしゅうお頼み申す。にしても不思議な格好よのぉ」
高校生じゃ伝わらないだろうから、農民ってことにしておこう。雪之丞さんを見ると、自分の着ている制服に興味があるらしい。ガハハハって絶対豪快な人だ。ていうか皐月村って言うんだ。
「ああ、これか、石油とか使っているよ」
「せきゆ?不思議なこと話すのぉ」
アクセントが全く違う。まぁ話しても意味がないか。が、そんなことはどうでもいい。雪之丞さんがなぜここにいるのか聞いてみよう。
「雪之丞さんはなぜ皐月村に?」
「某か?まぁ、訳があるのじゃこっちも。まぁいつか話そうぞ。それはそうと、雪之丞で構わぬ」
もしかしたら皐月村に行くほとんどの人達は、訳ある人がほとんどなんだろう。深追いするのは良くない。
こうして俺は、剣豪の雪之丞と皐月村に行くことになった。旅は道連れって言うしな。それに、かなりいい人だし。
色々な話をして見ると、自分の言葉が難しいらしく。度々頭に?を浮かべているような感じだ。うーん会話が成り立たないのは困るから、昔の人っぽく喋った方が良さそうだ。
そんな会話をしている森を抜け、村に着いたようだ。
村は賑やかで商売の声が聞こえ、通行人のざわめきや、走り回る子供達がいる。ああ、いいなこの感じ。平和そのものだ。しばらく歩きまわっていると。織田家に仕官したいものはおらぬか〜。
との声が聞こえる。俺は雪之丞と目を合わすととっさに、
「ここにおる。赤星雪之丞ここに見参。織田家に仕官いたしたい。」
「そして俺は凪宮蓮。農民だ。出世を目指してここまで来た。」
「ほおー元気な奴らが来た。しかしすまぬが、3人で1組でのぉ」
3人で1組。聞いていない話だ。このままでは、織田家に仕官できない。雪之丞と顔見合わせる。
「どうする蓮殿。お主2組って言ってなかったか?」
「言ってないわ。てか本当にどうしよう」
そう焦っていると現代で見慣れた服装を見る。制服だ。高校生だ。
絶対あっている。タイムスリップした人だ。
俺は嬉しくなりとっさに声をかける。
「おい、お前。助けてくれ。一緒に織田家に仕えてくれ」
私は森を抜け、しばらく村を歩き回っていると、声を掛けられた。一緒に仕官。織田家…
「分かったわ。その格好を見ると、あなたは私と同じ現代にいた人ね。よろしく頼むわ」
やったこれでついに。
やっとだわ。
これで、織田家に仕官できる!
ほとんど執筆できなかった。今年一年間でした。来年もよろしくお願いします。誤字脱字あればよろしくお願いします。