「い、今すぐ、この女たちを殺しなさい!」
もう一人のジャンヌの叫びで、双方のサーヴァントたちが前に出た。
「もう一人の余が相手か」
「もう一人の余よ。汝は人としての道を外した。貴様に送るのは制裁だ」
「相手に申し分無い。行くぞ!」
バーサーク・ランサー、ブラドⅢ世(狂)にブラドⅢ世が、
「私の相手は君か。座の知識で知っているよ宮本武蔵。日本では知らない人はいないと聞く……どうした?」
「……っ」
「まあ、「よっしゃー!美少年がきたー!」わわわ!?」
「行くわよ!五輪の真髄お見せしましょう!」
バーサーク・セイバー、シュヴァリエ・デオンに宮本武蔵が、
「あら、男が相手ね」
「我が相手だ吸血鬼。我の御技、ご覧にいれよう」
バーサーク・アサシン、カーミラに呪腕のハサンが、
「拙者の相手は女か」
「あー、嫌々。私は聖女なのに戦わなくちゃいけないの」
「一つ聞きたい」
「なによ?」
「その拳は使わないのでござるか?」
「使わないわよ!」
「え~本当で御座るか~?」
「潰す!タラスク!」
バーサーク・ライダー、マルタに佐々木小次郎が立ちはだかった。
空を多い尽くすワイバーン相手にエミヤが弓を引く。
そして、ジャンヌはもう一人のジャンヌと対峙していた。
「我が骨子は捻り狂う
エミヤの射つ偽・螺旋剣により上空のワイバーンはその攻撃範囲外にいた数匹残して全滅した。
ブラドⅢ世(狂)の煙のように消え、奇襲する攻撃をブラドⅢ世は紙一重でかわしている。槍を使い反らし、またあるときは短槍ですれ違い様に攻撃をするという武人らしい戦い方をする。
武蔵とデオンの戦いは侍VS騎士、または防御対攻撃、巧み対速さという剣の戦いをしていた。デオンの細剣による高速の剣激を刀で反らし、細剣に刀を滑らせて斬るという見事な攻撃をする武蔵。
呪腕のハサンの素早い攻撃をなんとか避けているカーミラ。クラスが同じだけで、その動きは違っていた。片方は生粋の暗殺者、もう片方は今までの悪行でなった殺人鬼。一応、五分五分で保つのはクラス補正のおかげだろう。
ここで意外な戦いは小次郎対マルタだった。小次郎の剣の技術は最強と言っても過言ではない。だが、その攻撃を杖でいなし、魔力弾を射つマルタはなんなんだ。
「やるで御座るな!」
「涼しい顔で言われても困るわ、ね!」
杖の石突で小次郎の腹を突き、一旦距離を置き、宝具を唱えた。
「愛を知らない哀しき竜……ここに。星のように!
空から亀を思わせる竜、タラスクが召喚され、四方の足からジェットを噴出し、回転しながら小次郎に突撃してきた。
だが、小次郎は口元を上にあげ笑っていた。
「前は
物干し竿を正面に、突撃してくるタラスクへ構えた。
「秘剣……燕返し!」
刹那、小次郎を通りすぎて、回転を止めるタラスク。次の瞬間、タラスクは四つに別れていた。
「タラスク⁉」
「ふむ、中々の強敵で御座ったな。む?おあいこでござるとは……まだまだで御座るな拙者は。まさか、刀が壊れるとは」
四つに別れたタラスクのそばに行くマルタ。
タラスクを斬ったことで物干し竿が壊れた小次郎。
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
「女よ。お主の負けだ」
「だから?」
「降参するでござる。女は殺したくない敵でもあっても」
「そうね」
「なら「けど、生憎この子を殺されてそちら側にいるほど私は聖女じゃないわ!例え、一度死んだからって!」そうで御座るな」
小次郎は生前愛そうとした女性のことを思い出していた。誰よりも優しく強い彼女のことを。だが、それこれは別と割りきった。
杖で殴ろうとするマルタへ半ば折れた物干し竿で杖を半ばから切り落として心臓へ向け……。
「かはぁ!?」
突いた。小次郎へ倒れ込むマルタ。 胸から大量の血と金色の粒子を出しながら。
「ありがとう解放してくれて」
「結局のとこダメだったで御座る」
「リヨンへ向かいなさい」
「リヨン?」
「ええ、そこにいる彼は最大の力になるはずよ。それとまだ、いるかもしれない黒鎧の彼も力になってくれるわ」
「誰で御座る?」
「わからない。だけど、彼も竜殺しよ。後は頼んだわ」
耳元へそう告げるとマルタは消滅した。
「任せるで御座る」
小次郎は嶺上がいる場所へ向かった。
嶺上たちのサーヴァントたちが戦っている中、今回の特異点の原因のもう一人のジャンヌと戦っているジャンヌは一方的な攻撃に防御を強いられていた。
「くっ!?」
「弱いわね。そんなんでよく私に歯向かおうとしたわね。正直がっかりね。じゃあね、聖処女様!」
黒い旗でジャンヌを突き飛ばし、宝具を唱えようとした。だが、透明な花弁が降ってきた。
「これは、透明な薔薇?」
「優雅ではありません」
この戦いの場でありえない幼い可愛らしい声が聞こえた。
「この有り様を、この戦いを、その思想も主義もよろしくないわ」
「この声は、いやあり得ない、あり得ない!?」
「なんだ、このオパーイメーターの上がりようは、20万、30万、まだ上がっていくだと!?」
デオンは否定しながら顔をしかめて、立香は己のオパーイメーターの半端ない上がり様を言っている。
「セイバーあれは誰?」
「彼女はいやかの妃は、マリー・アントワネット」
「彼女が!?」
「はい!ありがとう。そして、作者さん。色々省きすぎだと思うわ」
全くもってすみません!
「でも、いいわ」
「って、嶺上両手が血だらけだぞ!?」
「ここまでオパーイは初めてだ!どうやらこの特異点、簡単にいかないらしよ」
「いや、手、手!?「大丈夫よ。ヴィヴ・ラ・フランス!はい、治ったわ」ウソーン!?」
恐るべしヴィヴ・ラ・フランス。
「作者、文が働いていないぞ」
失礼エミヤ。
「では、アマデウス。機械みたいにウィーンとやっちゃって!
「任せたまえ。宝具、
倒壊した家屋の陰から音楽家の服装をしたサーヴァントが現れた。
「なんだと、体が重い⁉」
「さあ、みなさん。馬車に乗って!」
嶺上たちマスターたちを優先にして、マリー・アントワネットの馬車に乗った。
「それではごぎげんよう。オ・ルヴォワール!」