Side海月
俺たちはオルレアンを迂回し、北の方向にあるパリを目指していた。その近くにある村で有力な情報を入手した。
「赤い鎧の長いブレードを使う騎士と緑色の鎧のバカでかい銃の騎士か。ドクターそんな英霊っているの?」
『////⁉』
「ドクター?」
『⁉あ、すまない⁉ちょっとした『ドクターロマンイマノコトハナシタラ、ネ?』はいぃぃぃ⁉すみません⁉すみません⁉』
あっちのほうでトラブルでもあったのか?
『あ、あー、よし。大丈夫だよ。それで赤い騎士と緑の騎士だね。僕のほうでも調べておくけど、本人たちにあったほうがいいよ。すべての英霊を登録しているわけでもないからね。そろそろパリだよ』
「わかった」
パリのサン=タントワーヌ要塞が見えてきた。門番はいないが、変わりに入り口が塞がれていた。行きたいのだが、行けない。とりあえず、強硬手段は後にして、周りを歩き入れそうなところを探した。
「首都だけのことはあるな」
「とりあえず、残りは東門のみですね」
「さてと、どうやって行くか」
「そこで何をしている?」
城壁の上を見ると、三十代くらい男性が叫んでいた。
「ここに赤と緑の騎士がいると聞いてきたのですが、知りませんか?」
「今はいない。来るまで待てないか?」
「わかりました。後、中には入れないですか?」
「今、ロープ降ろすから待っていろ」
男性が降ろしたロープによじ登り、要塞の中に入った。
中には人一人居なかった。いや、建物の中にいるのはわかる。被害は無いに等しいのだろう。
「ここにいる俺たちは村を焼かれ、逃げるようにここへ来た。だけど、ここも襲われたんだ。空の上にドラゴンたちに」
男性は俺たちを案内しながら話してきた。
「そんなときだ。空の上に三つの光る玉が一面に光輝いたんだ!空にいるドラゴンたちは全部落ちてきた!百もくだらない数が俺たちに落ちてきた時、赤、青、碧、水色、黒の雨が落ちてきたドラゴンたちに襲いかかったんだ!その光景に驚いた。俺はその方向を見たとき、銃というよりは小さい大砲を持っている緑色の騎士がいたんだ」
熱く語る男性の話を聞いている。
「緑色の騎士の隣に赤い騎士が、長い剣、そう彼女がもっている剣と同じ長い剣で起き上がってきたドラゴンをバッサバッサと斬っていったんだ!」
武蔵の差している刀を指しながら刀を振る腕を表していた。
「名前って聞いたのですか?」
「ああ!赤の騎士はクロ、緑の騎士はシロって名乗っていた。おっと、ここが俺の家だが広くないから少し待ってくれ。飲み物とか持ってくる」
男性から聞いた名前、クロとシロと言う人物。明らかに歴史上の人物にはいないが、それより驚きなのは持っている武器。
『彼の話を聞く限り、人類史にそんな英雄はいない。しかもこの時代に手で持てる大砲や日本刀の技術や物はないとは言い切れないけど、異常だよ。気を付けて、もしかしたら敵の可能性がある』
「わかりました。まず、会ってからにしましょう先輩」
『敵の反応あり。ワイバーンと竜牙兵!数は少ないけど、向かってくれ!』
「いくよみんな!」
SideOut
海月たちが現れたワイバーンたちのところに到着した。そこは今までのワイバーンとは違う、赤く、紅いワイバーンが暴れていた。周りにはロマンが言っていたワイバーンと竜牙兵の死体が散らばっていた。
それよりも目を光らせたのは、そのワイバーンに立ち向かっている二人の騎士。
緑色の騎士は手に持つ大砲でワイバーンに撃つ。あの大きな大砲を持ちながら身軽な動きができるのはすごいとしかいえない。
赤色の騎士は手に持つ刀、太刀で常にワイバーンの懐に入り、あの長さでは振り回すのは難しいはずなのに軽々と斬っていく。
「武蔵行って!」
「わかっ「手出し無用だ!」⁉」
「これで決めるぞ!飛天御剣流龍巻閃・嵐!」
赤色の騎士が跳びはね大車輪のように回転し、ワイバーンの頭に斬りつけた。回転は一回には終わらず、二回三回と回り続け十回目で回転は終わった。ワイバーンの頭は深く斬りつけられ、血が溢れ出ていた。
「お疲れクロ」
「いつも通りだなシロ」
「ええ。何年あなたのやっていると思うの」
クロと呼ばれる赤色の騎士に労いの言葉を言うシロと呼ばれる緑色の騎士。
二人は海月たちのところにやってきた。兜を
外すとウニのようなツンツンした髪の男性と金髪のストレートヘアーの女性。
「あなたたちは?」
「俺はクロ。ハンターをやっている。んで、隣にいるのは」
「フェイ○・○・ハラ○オンよ」
「ちょっと待て!違うだろ!いくら容姿が似ているからって、CVが水○奈○からって、違うだろ!」
「はいはい、わかりましたよ。シロよ。好きなものは爆発、爆弾、タル爆など、爆発するものよ」
「何言ってんでせうか!物騒だ!」
夫婦漫才をする二人を見ながら、自己紹介をし始めた。
「俺は藤丸海月です。こっちは……」
「マシュ・キリエライトです。クラスはシールダー」
「武蔵よ。宮本武蔵、好きな食べ物はうどんよ」
「エミヤだ。海月のサーヴァントだ」
『僕はロマニ・アーキマン。カルデアの所長代理さ。君たちは何者なのだ?』
「名前はさっき言ったし、目的かな?目的は娘とその友達を探している」
「娘さんですか?」
「ええ。とても可愛いくて、頑張り屋さんなの。でもね、突然いなくなったの」
「いなくなった?」
「ええ。黒い渦に突然現れて、娘とその友達を飲み込んでしまったの⁉私たちも慌てて入ったんだけど、娘たちはいなかった。それで探しているうちに飛竜擬きやリオレウス、さっきの赤い竜のことよ。あと古龍や骨や死体と戦っていくはめになった」
『黒い渦、それが原因でここに来たと、僕の方でも調べておくよ』
「ありがとう。あんたらは俺たちに用があったのか?」
「はい。実は『敵性サーヴァントの反応だ⁉来るよ⁉』なんでいきなり⁉」
「霊体か⁉」
「先輩、来ます!」
森から黒く禍々しい鎧の騎士が表れた。武器は鎧と同じ黒い棒のみ。
「なんだあれは⁉トレースをしてもわからい。武器自体そこらにある鉄パイプと変わらない、だと⁉」
「エミヤ⁉」
「なんだがわからないが、シロ!」
「任せなさい!」
「……っと」
表れた黒騎士にエミヤのトレースでもわからなかった。姿が中世の騎士で槍ならわかるが、色が黒に染まった以外何のへんてつもない棒を持つサーヴァント。中国出身のサーヴァントってわけでもない。
そんな中マシュだけ雰囲気が違った。その騎士を見てからなのか怒っているように感じた。
「ランスロットォォォォオ!」
いきなり叫んだマシュ驚き、一歩引いてしまった。だが、それで納得がいったロマンは相槌打った。
『そうか!ランスロットは旅の途中、裸同然状態で襲われてそこらへんに落ちていた木の棒で撃退した伝説がある。なるほど、確かにエミヤくんが調べてもわからないわけか』
そんなロマンの言葉を聞かず、マシュは今までではあり得ない速度でランスロットの前に行き、その盾で殴った。ランスロットは手に持つ棒で防いだが、盾とマシュの重さで沈んだ。
「マシュ落ち着いて!」
「はっ⁉すみませんマスター、なぜか無性に殴りたくなってしまいました」
「うん。マシュがいい一撃を与えた内に全員攻撃だ!」
タコ殴りにされたランスロットは消滅した。あまりにも一方的だった言うしかない。
ランスロット六章まで出る予定ないです!