メカファフニールの前に絶体絶命のジークフリードの前にクロとシロの仲間、一夏が現れた。
「さて、とっ!」
剣と盾を構えた状態でトップスピードでメカファフニールの前に躍り出た。メカファフニールは突然現れた一夏に右手で払う瞬間、剣と盾を合体させて、大きな斧にした。メカファフニールの右手と斧の反動を利用して、上に飛んだ。剣と盾に戻して、むき出しのところを突き刺し、盾で頭部を殴った。突き刺した剣を体重全部使い、切り落とした。剣には赤い稲妻が迸っていた。その状態で盾にしまうと、何かが盾に収まった。抜刀をする要領で回転斬りしながら落ち、着地した。また剣には赤い稲妻が迸っていた。斧状態に戻して腰溜で踏みつけようとしているメカファフニールの攻撃を避けて、回転しながら剣で今度は尻尾を切りつけた。今度は体全体に赤いオーラを纏っていた。
「数馬風に言うなら、フィニッシュだ」
斧状態に戻すと、腰溜にした。斧は赤い光を纏い、ビームサーベルのような感じになった。さらに一夏の周りを黒いオーラが纏い、斧に集まっていく。一夏は高く飛び上がり、メカファフニールの顔まできた。
「もう、蘇るんじゃねぇぇぇぇ!」
自分の倍はあるエネルギー状の剣を振り落とした。頭を真っ二つ、真っ二つから首を切断し、切断した首にエネルギー状の剣を叩き付けた。
追い打ちをかけるその攻撃は最初の一撃で決まっていたはずだ。だが、一夏はあえて攻撃した。再生できないように。
メカファフニールは、光の粒子ならないで爆発した。
「これで終わり。んじゃ、俺はこれの原因へ行くから」
一夏は城へ向けて走っていった。
圧倒的な強さ、その場にいた全員は口が塞がらなかった。
「さらに強くなっていやがる」
「守るべきものができたのかしら」
のんきに会話しているクロとシロ以外は。
各場所では決着を向かっていた。
「では、始めようか、もう一人の余」
「ああ」
ブラド三世同士の戦いが始まった。オルタ側のブラド三世は手に持つ槍でカルデア側のブラドに襲い掛かってきた。自分同士の戦いなのか、己の戦い方を熟知していた。ブラド三世は吸血鬼としての能力を屈しして、ブラドに襲い掛かる。素早い動きでブラドに槍を向けるが、ブラドは見事な槍さばきで攻撃を与えない。それで所か、わずかな隙を突いて、ブラド三世に攻撃していく。だが、体を霧に攻撃を与えない。遠隔から剣山ならぬ槍山を使い、ブラドを攻めていく。ブラドはそれを避けていき、壊しながら接近していく。
「使わない余はこんなんものか」
「ふっ、そんなのに頼る余は弱いのではないか?」
二人は下がり、ブラド三世は黒いオーラを体に溜め、ブラドは赤黒いオーラを溜めた。
「血に濡れた我が人生、奉げようぞ!
「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい!
ブラド三世は体内から杭に変えた己の骨や臓器などをブラドに、ブラドは地面から出てくる杭を操り、ブラド三世の杭とぶつけてきた。拮抗しているかと思えた。だが、それは一瞬だった。ブラドの杭が押しかったのだ。
「どういうことだ!?余の方が何倍も威力があったはず!?」
「なら答えよう。貴様は守るものがあるか?」
「何?」
「今の貴様には」
ブラド三世にブラドの杭が迫り、そして貫いた。
「ゴホッ!?なぜだ!?」
「ない!」
ブラド三世を刺した杭は天まで届き、体内から突き破ってきた。それはまるで、十字架にされた罪人に見えた。
「王としての私は……」
うわ言を呟くように消えていった。
そして、ここも終わりを迎えていた。
「消えなさい
「いいえ、私は消えない!
カーミラ対エリザベートの戦いも決着をつくところだった。
「くっ、ここまでなんて」
「あらあら、
地面から現れたアイアンメイデンがエリザベートを引き摺りこんだ。
「全ては幻想の内、けれど少女はこの箱に、
カーミラの冷徹な詠唱とともにエリザベートは閉じ込められた。冷笑浸っていたが、アイアンメイデンに紫色の雷が落ちてきた。そして……。
「ボエー♪」
絶望的な声が響き渡ると、アイアンメイデンが粉々壊れたのだ。壊れたアイアンメイデンの中から魔城チェイテ城が現れた。その上には、エリザベートが立っていたのだ。
「あーあ、痛かった」
「どうして、生きているのよ!」
「簡単でしょ。あんたが出してくるなんてお見通しよ。さあ、聞きなさい。ここにいる全員!サーヴァント界随一のアイドルの歌声を!
本日、二回目の声が響き渡った。直に受けたカーミラはその振動で体の内外から多量の血を噴出した。そのまま、吹っ飛んでいった。
「私は、過去を否定したかっただけなのに」
そして、ここも今まさに決着が着くところだった。
「はあー!」
「ふっ、ふん、せい!」
デオンの刺突攻撃を交わし、二刀の刀で連続攻撃をする。身軽にかわしていくデオン。大きく下がると、トップスピードで刺突してきた。迎え撃とうしたが、そのまま通り過ぎていった。後ろに振り向くとそこには白百合の花びらが舞っていた。気づいたときには遅かった。
「
白百合が舞う花びらから無数の刺突が現れ、武蔵に攻撃してきた。まさに蝶のように舞い、蜂のように刺すを体現していた。だが、それだけ。それだけでは、武蔵には届かなかった。
「いい刺突だけど、それだけ。これでおしまい!」
武蔵には、刺突の軌道が見えていた。武蔵は、その刺突を僅かな動作でかわし、受け流し、防御した。
「せい!これを切り返せるか!」
サーベルを持っている手を切り落とし、それを遠くへ弾き飛ばし、真正面から斬激を食らわせた。
「ありがとう、極東の侍さん」
デオンはそういって消滅した。
戦局はカルデア側に傾いてきた。その時、城から爆発音が響いた。そこには触手が何本も出てきていた。