Sideマシュ
守らなきゃ。目の前の黒い奔流から守らないと、マスターが、先輩が、みんなが死んでしまう!でも、どうすれば、この場を切り抜ける方法は!?
「令呪を一つ持って命ずるマシュ、みんなを守れ!」
「え、マスター!?待ってください。無理です!?あれを防ぐ方法なんて持っていません!?」
「大丈夫。俺を信じろ。そして、自分を信じて。そしたら、導いてくれるはず」
「導いて?」
「俺は戦うことは出来ない。出来ないけど、信じることはできるよ」
「マスター……わかりました!マシュ・キリエライトやります!」
マスターが信じていてくれる。それだけでもうれしい。
私ができること……守りたい。ここにいるみんなを守りたい、守れる力がほしい。
偽物でもいい。
不完全でもいい。
今、守れる力がほしい!
「はあああああ!」
今なら出せるかもしれない。
私の宝具!
イメージするのは常に最強の自分。
黒い奔流を止める守り。
「やあああああ!」
前方に出されたのは、楯。まだ不完全な楯。だけど、これで守れるなら。
「うああああああ!?」
「「マシュ!?」」
重い、これが聖剣の一撃。重い、重いけど、貴方の
「あああああ、はああああ!」
私の
黒い奔流を止めて、そこに立つ私を!
「これが私の宝具だああああああ!」
私の目の前には不透明な壁が映っていた。
不透明な壁に壊れるなと念じ、守りを硬くした。
不意に手を握られていた。私は隣を見て驚いた。
「マスター!?」
「よくやったね。じゃあ、もう一踏ん張り頑張ろう!」
「はい!」
「はあああああああ!」
なんとか防ぎきれ、黒い奔流が止まった。
「なんとか、なりまし、た」
「マシュ、やったな!宝具出せていたよ!」
「はい!ですが、」
「気をつけて、アーサー・オルタが見えない!どこかにいるわ!?」
立香先輩がアーサー・オルタがいないことを言う。
私は周りを警戒した。どこから、どこから出てくる!?
「上だ!」
全員が上を向くと……。
「マシュ、所長の後ろを守れ!」
マスターは私にだけ違う指示をして、私は所長を守った。盾に重い衝撃が伝わり、歯を食い縛った。
「この!」
「ふん!」
「小次郎さん!」
「せい!」
小次郎さんが横から入ってきたお陰でなんとかなりました。
しかし、今だ決定打かけてしまいます。何とかしないと……「マシュ、危ない!?」
「え?」
「さらばだ」
エクスカリバーが遅く振り落とされていくのを黙って見ていた。これが走馬灯……ですか。
嫌だ。そんなのは嫌だ!助けて、助けて。誰か…マスター、先輩、所長、ドクター……。
「助けてせんぱいぃぃぃぃぃ⁉」
「アンサズ!」
「|アクティブ≪起動≫!」
洞窟の入り口からクー・フーリンと、ライカ先輩がアーサー・オルタに攻撃してきた。
アーサー・オルタはクー・フーリンの火球とライカ先輩の銃弾を斬り、避けた。
「ほう、まさか貴様が来るとはな」
「うるせぇ。それに今のお前では勝てないだろう?」
「そうだな。
天井が割れ、何かが落ちてきて土埃が舞う。そこにいたのは二メートルを超す大男だった。
「バーサーカーかよ!?小次郎、お嬢ちゃんアーサー王頼む!」
「わかりました!」
Sideライカ
身体強化魔術の使い過ぎで、体がボロボロだけど、やらないと。
「マスター無理すんな」
「大丈夫」
こんな時に言うのは不謹慎だが、楽しい。今までの仕事より楽しい
だからかな、身体が熱い。こんな命ギリギリの戦いは初めてだし、最初のアサシンは物足りなかったし、ランサーは小次郎さんにとられたし、アーチャー、エミヤさんはクー・フーリンと共同で倒したから。
だから、もうちょっと無理してもいいよね。
「自分は、大丈夫」
そう思っていると、腰に何かが着いた。ベルトみたいな何かを。手には丸い塊を。
これの使い方がわかる。丸い塊、ゴーストアイコンをベルト、ゴーストドライバーに入れ、ハンドルを引く。
『アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!』
「変身!」
『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』
「おい、その姿は!」
「それは後で説明する。行くぞ!」
「Guoooooooo!」
ガンガンセイバーを取り出し、バーサーカーと打ち合った。重い一撃がガンガンセイバー越しに伝わる。その一撃を受け流し、懐に入り斬る。上下左右に斬り、ゴーストドライバーの中央にガンガンセイバーをかざす。
『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!オメガブレイク!』
刀身に青い光が纏い、連続で斬っていく。
「はああああ!」
エネルギーを突きに回し、強烈な一撃を与える。
「やった?」
「まだ……アンサズ!」
クー・フーリンが火球を五つ出し、バーサーカーに撃つ。しかし、バーサーカーには効いていないように見えた。
「Guoooooooo!」
バーサーカーが持っている石製の大剣を横薙ぎに振る。自分たちは体を後ろに倒し躱す。横薙ぎにした大剣を戻し、唐竹割りで斬る。自分たちは左右に避け、クー・フーリンは杖を離し、手を合わせて地面を叩く。
「アンサズ」
バーサーカーは地面からの炎で焼かれていく。クー・フーリンはさらに宝具を発動した。
「焼き尽くせ木々の巨人!
杖を叩き、バーサーカーのいるところに藁の炎の巨人が現れた。燃えているバーサーカーを捕らえようと手を伸ばす。バーサーカーは持っている大剣でウィッカーマンの腕を斬る。斬られた腕は再生し、再度バーサーカーを捕まえにいった。
ガンガンセイバーを二刀流モードに変え、バーサーカーの後ろに行き、斬りつける。
「
小刀をバーサーカーに刺して、読み取る。バーサーカーは回転斬りで自分を斬った。ガンガンセイバーで防いだが、大剣の勢いで飛ばされてしまった。
自分に向かってくるバーサーカーをクー・フーリンがウィッカーマンを使い、進路を塞ぐ。
自分は走りながらゴーストドライバーにガンガンセイバーをかざす。
『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!オメガスラッシュ!』
バーサーカーの背中を大刀で斜め斬りし、小刀で横斬りする。そして、大刀と小刀で交互に連続で斬っていく。
「Guoooooooooo!?」
バーサーカーに大きなダメージを与えた自分はその場を離れ、ガンモードに変え、ゴーストドライバーにかざす。
『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!オメガシュート!』
「
ガンガンセイバーガンモードから九つの赤色の弾丸をバーサーカー、いやヘラクレスが急所にいくのもののみ防いでいく。
ナギナタモードに変え、ゴーストドライバーにかざす。
『ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!オメガストリーム!』
ガンガンセイバーに溜まったエネルギーをヘラクレスの腕に当てる。ヘラクレスの腕は消し飛び、そのままガンガンセイバーで足を斬る。
「Guooooooooo!?」
「よっしゃー!これで決めるぜ!」
膝をついているヘラクレスを捕まえたウィッカーマンは、自分の籠になっている胴体にヘラクレスを入れ、身体を激しく燃やして倒れこんだ。
ウィッカーマンが消えると大剣改め斧剣を杖替わりに立とうとしているヘラクレスがいた。
「これで止めだ!」
ゴーストドライバーのハンドルを引き、押し込んだ。
『ダイカイガン!オレオメガドライブ!』
オレンジ色のエネルギーが足に集まり、ヘラクレスへ向けて地面を蹴った。
「はあああ!」
ライダーキックがヘラクレスに当たり拮抗したが……。
「はあ!」
ヘラクレスを蹴り破った。
ヘラクレスは叫びながら消滅した。
『オヤスミー』
オレゴーストアイコンを抜き、今度こそ気を失った。