よせばいいのにま~たなんか書いてます。
他に書くことあるだろうに……
はじまりの町
暖かな光を浴びて目を開ければ一面真っ白な世界でした。
そんな時、あなたならどうする?
1.夢だと信じて二度寝する。
2.これは幻だと信じ、自分の頬を叩く。
3.現実は非常であり、あなたは既に死んでいる。
正解は……
目の前に生える巨大な木が教えてくれるのかなーなんて……
目の前に先程までなかったはずの巨木を見ながら黄昏る。
うわー、全然気づかなかったなー(棒)
まあ別に、二度目の生なんでそんなに驚かないし、ふと気づけば赤子になってた時のほうがインパクト大きすぎてこれくらいじゃなんとも思わないし
……と、現実逃避している場合じゃない。なにこれどういう状況?
「その疑問に私は答えましょう。」
ビクッ!!
びっくりしたー、肩が跳ねるぐらいびっくりした。
え、何?今この木しゃべった?
「その問に私は肯定しましょう。」
やっぱりこの木から声が聞こえるよ。
あーもうなんだよ、説明してくれるなら悪魔でも神様でもなんでもいいから早くしてよ頭があまりの展開に着いてこれないよ。
「その焦りに私は答えましょう。私はデジタルワールドの神、イグドラシル。貴方にこの世界の危機を伝えるためこうして貴方の魂を一時的にデジタル化し呼び寄せました。」
なん……だと……
ええ、うん、なるほど……あの巨大な木はデジタルワールドの神様で、俺は今電脳化していて、世界が危機だと……
デジモンね……知ってる知ってる。昔よくやったし、前世でだけど。
そっかーデジモンかー。俺まだ年齢的には子供だもんなー。デジタルワールド救わなきゃなー。
ってなるかー!!
なんで俺なんだよ!他にいるだろ絶対!!
「その疑問に私は答えましょう。この世界において正しくデジモンの存在を正しく理解している者は貴方しかいなかったからです。」
デジモンの存在を正しく理解?どういうこと?
「貴方の疑念に私は答えましょう。この世界においてデジタルワールドを認識できる唯一の人間よ。貴方は70億を超える人間の中でただ一人我々を知っていて、認知し、干渉できる存在。しかしてその理由を私は知りえない。」
なるほどね理由は神様にもわからんけど、俺はデジモンのことを唯一知ってるから選んだと……そりゃそうでしょうよ、生まれ変わったこの世界でデジモンというシリーズはなんでか聞かないし、逆説的に前世で知っていた俺以外知る人はいないってことでしょ。
それで世界の危機ってなにさ、デジタルワールドがまた崩壊の危機にでも瀕しているの?
「貴方の質問に私は否と答えましょう。直接の原因はデジタルワールドではありません。人間界の消失こそが原因なのです。」
は!?人間界の消失!?それとデジタルワールドがどう繋がるっていうんだ。
「貴方の疑問に私はわかりやすく答えましょう。デジタルワールドは人間界の電子機器の発達と共に誕生発展してきた世界。我々の存在は人間世界の発展によって成り立っています。しかし、今歴史から人間が消えようとしている。このままではデジタルワールドしなかったことになり、結果的に我々は消えてしまう。」
フムフムフム、つまり歴史から人類が消えるせいでデジモンたちも消えてしまうからなんとかしないといけないということか?
「その通りです、と私は答えましょう。」
しかしなんでまたそんなことが起きるんだよ。歴史改変ってレベルじゃないぞそれ……いやまてどっかで聞いたようなそんな話……
前世で友人がやってたゲームにあったようななかったような……
あれ?アニメだっけ?
「貴方のその疑問に答える術を私は持たない。しかし君にこの危機をなんとかしてもらいたいのは確かです。」
いやいや待ってよ!俺ってごく普通な一般人だし。どうにかしてって言われても困るって言うか……
「貴方の不安は至極当然のものである、と私は答えましょう。ですので貴方に力を貸す者たちを紹介しましょう。」
おお!これはパートナーデジモンですか!?そうなんですか!?
俺のちょっとしたドキドキをよそに巨大な木、ユグドラシルから複数の光の玉が降ってくる。その数1.2.3……10.11.12.13
って多!!え!?
俺は改めて数えなおす。ヒー、フー、ミー、ヨー……十二、十三
やっぱ13個ある!?
『これが今回、選ばれた子供。』
白の身体に竜と獣の腕を持った騎士が呟いた。
『こんな小さな存在にこの世界の命運がかかってるとはな、ガッハッハッハ!!』
巨大な竜の帝王が笑う。
『フン、我らの力を使うというのならもっと美しいものにこそ相応しいと思うのだが。』
『文句あるならこなければいいものを……それとも我が君の判断が間違っているとでも?』
『だれもそこまでは言っていないだろう。変な勘違いをしないでくれたまえ。』
ピンク色でどこかナルシストな騎士の王が美しさを語り、ワイバーンの翼を持つ騎士がそれを諫める。
『少年、なにか辛いことがあればいつでもこのデュークモンの力を使うといい。』
ハザードを胸に宿した紅き騎士がサイヤ人みたいな声で話しかけてきて。
『守りは任せるといい。』
黄金の若き騎士が力強く言い聞かせてくる。
『君一人に任せなければならないことはすまないと思っている。』
蒼き予言の騎士が俺に謝罪する。
『だが私たちは君にしか頼ることができない。どうか頼む。』
6本足の獣騎士が俺に願う。
『我らが神、ユグドラシルの頼み。聞いてくれるな。』
髑髏のような顔の騎士が神の言うことは絶対と言わんばかりの強制を強いる。
『そう固くなるな、クレニアムモンも悩んでいたのだ。あまり彼を悪く思わないでくれ。』
どこか苦労人の気配漂わせる軍師は俺に気遣う。
『よいか!若者よ!どんな苦難にあろうとも決して希望忘れるのではないぞ!!』
どこか父を思わせる騎士が俺を発破をかける。
『いいか、お前は一人じゃない。今ここにいる皆と一緒だ。それを忘れるんじゃないぞ。』
若く血気のある騎士が俺に一人じゃないと諭す。
『俺は君に力を貸すことはあまりできないが、それでも心から応援している。君とここの皆が世界を救うと信じて。』
最後に黒い騎士が少しばかりのエールを送る。
総勢13体の聖騎士たちが俺を囲むように降り立つ。
1体1体から放たれるプレッシャーが彼らが本物であることを嫌でも認識させる。
その壮大な光景に少しばかりの萎縮と溢れんばかりの興奮で身体が震える。
そして実感するのだそれほどの危機なのだと。
「少年よ、私は改めて貴方に問いたい。我らデジタルワールドのため力を貸してくれるでしょうか。」
ああ、卑怯だ。断れるわけないじゃないか。
もはや恐喝にも等しい。
やるしかないではないか。だってもし歴史から人類が消えれば、俺を愛して育ててくれた父さんも母さんも……友達もみんな消えてしまうのだとしたら……
許せるわけがない、気が付けば始まっていた二度目の生で前世に未練たらたらだとしても……なんだかんだで今も幸せだったのだから。
「では……やってくれますか?」
「ああ、やってやる。それでみんな助かるんだろう?」
「ええ、ありがとう。人の子よ……頼みます。」
****
PiPiPiPiPiPiPiPi……
俺は聞き覚えのないアラームに目が覚める。
それと同時に物の焼ける焦げるような匂いに顔をしかめる。
なんだこれは……
いつもの部屋はボロボロで、まるで泥棒でも入ったかのように荒れ果てている。
違和感よりもさきに不安が湧き上がる。
慌てて階段を駆け下りる。
「母さん!」
いつもなら返事が返ってくるはずなのに返事はない。
荒れ果てた家から靴を履き飛び出す。
そこは地獄だった。
人は燃え、家は燃え、草木は燃え尽きていた。
辺りに広がる灼熱地獄は俺の心を蝕む。
なんだこれは?
これが世界の危機?
デジタルワールドを救う?
無理だ……できるわけない……こんな、こんなことは予想なんかしていない。
どこか気楽に返事した過去の俺を殴ってやりたい。
なにが「やってやるだ」なにをやるっていうんだ。
自然と俺は膝を付いていた。
ポッキリと折れた感じがした。
目の前に骸骨の化け物が現れる。
ああ、ここで死ぬのかな……
化け物が剣を振り上げる。そして……
死にたくない!!
化け物の剣は辛うじて俺に当たることなく俺のいた場所に振り下ろされた。
「そうだ死にたくない。俺はこんなところで、まだなにもしてないのに!使命だとか託された願いだとか……まだなんとも言えないけど。」
無意識に掴んでいた、握っていた手のひらサイズの壊れたおもちゃ。それをいつから握っていたとかそんなことは今はどうでもよくて。でもそのおもちゃが徐々に光始め……そして…
「俺は生きる。こんなところで死んでたまるか!!」
-Evolution-
輝きは光の卵となり、俺の身を包む。
ユグドラシルに呼ばれ人類の焼却によって肉体を失った俺は半電脳化し、情報体となった身体の一部をデジヴァイスとなったおもちゃが託されたデータに従って書き換える。
光輝く卵は砕け、中から飛び出すのは白い鎧を見にまとい右手に狼を、左手に竜を模した聖騎士。
勇気と友情をその身に宿す一騎当千の戦士
その名を……
「オメガモン!!」
先程俺に切りかかった骸骨が再び襲い掛かってくる。
ガシャン!
左手の竜の口から剣が生える。
そのまま左手を右肩まで上げ……一気に左に薙ぎ払う!
その一閃は骸骨ごと後ろの瓦礫を真っ二つに切り裂き、塵とするのだった。
どもども、ここまで読んでくれるとは感謝感激
どうも変なテンションで書いたから少し不安ですが
続きもゆっくり書いて行こうと思います。