半電脳化した俺の特異点巡り   作:プレダコンボイ

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なんだかんだで続きを書いてしまった……
気分が乗るといいかんじにネタが浮かんで楽しいよね!


燃える街に走る流星

「いってぇええええーーーー!!」

 

なに!?何事!?なんか気が付けば全身が痛い!!

特に肩周りが少し動かすだけでも激痛が伴う筋肉痛なのだが!??

 

『いきなり全身のデータを書き換えたからだ。負担もそれ相応に伴う。』

 

データの書き換えって何!?何時そんなこと俺がしたんだよオメガモン!

 

『ふむ、無意識に行っていたのか?あれだけの力の行使を無意識下に行うとは……』

 

そんなことはどうでもいいんだよ!力貸してもらったのはいいよ、それのおかげでさっき助かったぽいし。

だけど貸してくれる度に筋肉痛になってたらシャレにならないって!

 

『それはお前が全てを行使しようとするからだ。人の身には過ぎた力だ。我々の力の一端を使うだけでも今は十分なはずだ。』

 

今は!?そのうちやらなきゃダメなの!?

 

『それは我々にもわからない、だがこれだけの異常事態だ。なにが起こってもおかしくはあるまい。』

 

……でだ。どうやったら力の一端を行使できるんだ?

 

『お前が今も握っているそのデジヴァイスを使う。今そのデジヴァイスには我々の力の一部をアップロードしておいた。君はそのデータの中から必要なものを逐一ダウンロードし、自身のデータを書き換えればいい。』

 

へー、これがデジヴァイス……アドベンチャーみたいなの創造してたけど思ったより図鑑って感じだな。こうポ〇モン図鑑みたいな……

なるほど、武器からスキルまで幅広く用意してくれているんだ。使いどころ難しいものばかりだけど。

うん?一部データが破損しているみたいにノイズが走ってるのがあるぞ。

 

『ああ、言い忘れていたが一部のデータはアップロードに失敗したようだ。データ容量が大きすぎたり、複雑すぎたり、本人が出し渋っていたりと理由は様々だがアップロードが完了するには時間がかかる、気にしないでくれ。』

 

絶対出し渋ってるのあのナルシストだろ。

 

『ああそうだ。先程から妙な力場を放つなにかが高速で接近中だ。先程のグレイソードを察知したのかはたまた……いずれにせよなんらかの対策が必要なはずだ。どうする?』

 

無理無理無理!!

俺今全身筋肉痛!もう一歩も動けないって!

 

『来るぞ!』

 

こなくそ!もうヤケクソだー!

 

-install-

 

「イージス!」

 

キンッ!!

 

俺がデュークモンの楯を具現化するのと同時にイージスにダガーが当たる。

 

セーフ!って重!この楯重い!びくともしないじゃん!

 

『いいぞ少年。よくぞ今の攻撃を防いだ。このデュークモンも誇らしく思う。』

 

「強大ナチカラヲ感ジ来テミレバ、ナンノコトモナイ小僧デハナイカ。オカシゲナ楯ヲ持ッテイルヨウダガ……生者ハ生カシテオケンナ!」

 

おいおいおい!どうするんだ、ここからどうすればいいんだよ!

めっちゃ俺暗殺者!って感じの奴がこっちを睨んでいるよ!

 

『ウム、今少年の肉体は半電脳体。本来筋肉痛と感じているのは身体のデータに破損が生じたからだ。』

 

つまり!?

 

『破損した部分のデータを他の物で補い、立ち回るのだ!!』

 

それバグの原因になるやつだー!!

 

『しかし今はそれしか生き残る術はないぞ!』

 

「先程カラブツブツト独リ言ヲ……恐怖ノアマリ狂ッタカ?ナラバ楽ニ殺シテヤロウ!」

 

ちょちょ待って待って!なんでいつもこう急なんだよ!

もうちょっと考える時間をくれよー!

えーい!

 

-Evolution-

 

「デュークモン!!」

 

デジヴァイスの輝きと共に俺は紅い鎧を身にまとう。

といっても腕や足周りだけだが……

それだけだが腕や足のデータをデュークモンのものへと上書きしたことにより、先程まで持ち上げるどころか支えるので精一杯だったイージスを軽々持ち上げる。

 

両手を使っての話だが……

 

「で、できた!」

 

「ナント面妖ナ、サーヴァントノ気配ハシナイニモ関ワラズ確カナチカラヲ感ジルダト!?」

 

「よーし……くらえ!ファイナル・エリシオン!!」

 

『ム、少年!待て、それは!!』

 

俺の持つ楯、イージスが赤く光る。そして……イージスからすべてを浄化する光線が放たれる。

 

絶大な威力、これが当たれば黒化した英霊……それもアサシンのような霊基の低いサーヴァントであれば間違いなく一撃で倒せるだろう。

 

 

当たればだが……

 

 

「どわぁあああーーーーーーーーー!!!」

 

本来この技はちゃんと踏ん張った状態で撃つ技。それを楯を両手で持ってなんとかの素人が放てばどうなるのか……

その答えは今、反動で空を飛びながら光線を放つ少年が教えてくれるのだろう。

 

まるでそれは地上を駆ける流星。少年の残念な悲鳴と共に飛ぶそれは燃え盛る街を駆けていく。

 

「…………行クカ……」

 

美しくも残念な流星を見てアサシンは呆れつつも本来の仕事に戻る。生き残りのキャスターを仕留めるために……

 

 

 

 

 

****

 

 

 

 

 

あはは、綺麗な流星だったな~

 

『少年よ現実逃避してる場合ではないぞ、このデュークモンの静止を振り切って技を使うのはよくない。』

 

ええ、身を以て知りましたよ。よくよく考えればそうだよ究極体の必殺技だもんなそりゃ反動もすごいわ。

 

『そうではない、究極体といえどその力も千差万別。よって必殺技もものによっては少年が素のまま行使しても問題ないものもある。問題は少年が己の状況を深く考えずに技を放ったことにこのデュークモンは怒っているのだ。』

 

す、すいません。ちょっとした出来心だったというか……

 

『少年は子供故、そういった力を使いたがるのもわかるがもう少し自身は鑑みよ。それができぬというのならこのデュークモン、力を貸すことに躊躇いを感じる。』

 

はい……

 

『そう落ち込むことはない。結果的に敵から逃げることはできた。今はゆっくり身体を休めるといい。』

 

うん、ありがとうデュークモン。

 

『礼には及ばぬ。』

 

なあデュークモン、いまさらだがさっきまでオメガモンが話していたのになんで今はデュークモンが話しているんだ?

 

『そうだな、どう説明したものか……今少年に話しかけているこのデュークモンは本物のデュークモンではない。デジヴァイスにダウンロードされた人格プログラムの一種でな、少年がインストールするデータの持ち主に合わせて話すよう設定されている。』

 

ガイドみたいなもの?

 

『そうだ。少年は最初我が盟友オメガモンをインストールしたな、それ故最初はオメガモンが話していたが……』

 

俺がイージスをインストールしたからデュークモンに変わったと。

 

『理解が早くてなによりだ。複数のデータをインストールすれば会話に出る者もそれだけ多くなる。』

 

それじゃあスキルってのは?

 

『スキルというのはデジモンが持つ固有の能力のことだ。我が盟友オメガモンや、アルフォースブイドラモンなどが持っている。特殊な力故まだアップロードが終わっていないものがほとんどだな。』

 

オメガフォースとかアルフォースのことかな?

もし使えるのならこれほど強力な力はないだろう。

詳細は忘れたが未来予知や超回復だったか……

 

『なんにせよ今は身体を休めよ。先程から酷使しすぎだ。データの破損が治るまではじっとしているのが得策だろう。』

 

うん……少し休むよ

 

『今はゆっくり休め、なにかあればこのデュークモンが教えよう。』

 

おや……す…………み……

 

『眠ったか……しかし、想定より負担が大きい。まだ慣れていないからだろうが……少し対策が必要か。』

 

 

 

 

 

****

 

 

 

 

 

ずんっ!!

 

地面に伝わる響く振動に目が覚める。

なにか巨大なものがぶつかり合ったようなそんな音だった。

 

「な、なんだ!?」

 

『目覚めたか少年。どうやら近くで何者かが戦っているようだ。』

 

まったく迷惑な話だ、これではおちおち寝ていられない。

 

『少年、少し出力を調整してみた。一回目や二回目ほど力はでないだろうがだいぶ負担は減ったはずだ。どうする?』

 

行くしかないんだろう?なら行くよ

できるなら速度がでるやつがいいな、なにかあったらすぐに逃げれるように。

 

『う~む、ならばアルフォースブイドラモンかスレイプモンだな。彼らの速さはロイヤルナイツでも一二を争う。』

 

え~と、アルフォースブイドラモンなら翼、スレイプモンなら6本の馬脚か……

いきなり足が6本だと絶対こけるだろうからアルフォースブイドラモンの翼かな?

 

『それがいいだろうな。どうにも少年は後先考えず行動する悪い癖がある。』

 

そうと決まれば!

 

-Evolution-

 

「アルフォースブイドラモン!!」

 

光が俺を包み、俺の身体のデータを書き換えていく。

 

広がり俺を包むのは蒼き竜の翼

 

デジタルワールドにしか存在しない最高硬度をもつ金属クロンデジゾイド、その中でも希少で軽く機動力に優れたブルーデジゾイドでできた胸当てと手足の鎧

 

なるほど……デュークモンの言った通り前回のときより感じる力はだいぶ減ったけれど、その分軽く動かしても負荷がかかる感じはしない。

むしろ動きやすくなったともいえる。前までのは力加減が効かない暴れ馬なら、今は自分で操作する自転車に乗ったような感じだ。

 

『やあ、僕の力を使うときみたいだね。でも気を付けてくれよ、スピードの出しすぎは危ないからね』

 

わかってるよ、最初はゆっくり飛ぶさ。

 

「よーし、美空大地!アルフォースブイドラモン、行きまーす!!」

 

ドンッ!!

 

俺の羽ばたきと共に俺は一気に加速し、先程聞こえた戦闘音の発生源まで飛躍するのだった。

 

うん、自転車ってさ……最初一人で運転できなくてさ親に押してもらった人って多いんじゃないかな?

手を離さないで、絶対に離さないでね……ってさ

軽く羽ばたいただけなんだけどな~

 

「誰かぁぁあああ止めてぇぇえええーーーーーー!!!」

 

少年の残念な響きは蒼き流星のごとく街を行く。

 

 




主人公は無事着地できるのか?

1 キャスニキのウィッカーマンの中にダイブ
2 マシュの仮想宝具 擬似展開/人理の礎に体当たり
3 複数の瓦礫を巻き込みながら岩盤に当たり急停止

どれでしょうね?
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