レイの容姿は漆黒の髪と同じく漆黒の瞳です。
顔も整っていて身長は170cmくらいでしっかりと筋肉のついた細マッチョをイメージしてます。
「質問すんならバイザー外して名を名乗れ」
「失礼しました」
少女は言われるがままバイザーを外した。
露わになる顔は整い、凛々しい。どこかのお嬢様と言われてもほとんどの人間が納得する程に。
しかし、ノーヴェの目が一番惹かれたのは少女の瞳。
蒼と濃紫の輝きを宿すその瞳は月光を受けて淡く輝く。
(虹彩異色、か。『覇王』に縁があるのは間違いないな)
こいつが『覇王』を自称する痛い奴ならどれだけ良かったか。
目の前に立たれると嫌でも先ほど別れてきたレイのことが頭にちらついた。
こいつが、
首を横に振り、浮かんできたものを振り払う。
そして、少女の声に耳を傾けた。
「カイザーアーツ正統ハイディ・E・S・イングヴァルト。ーーー『覇王』を名乗らせて頂いています」
「はっ、ただの通り魔だろ」
「否定はしません」
ハイディは街灯から降り、軽やかに着地。
ノーヴェを見据え、ハイディは本題を切り出した。
「貴女に伺いたいのはあなたの知己である『王』達についてです。聖王オリヴィエの複製体と冥府の炎王イクスヴェリア。貴女はその両方の所在を知っているはず。その所在を教えてーーー」
「
ハイディの話したてをノーヴェは強引に中断させる。
どこで二人の情報を手に入れたかは知らないが、レイのことをハイディは知らないようだ。
「聖王の複製体だの冥王陛下なんて連中とあたしは知り合いになった覚えはねぇ。あたしが知ってんのは今を一生懸命生きてるだけの普通の子供達だ!」
「ーーー理解しました。では、もう一つ確かめたいことがあります」
「何だよ」
「貴女の拳と私の拳。一体どちらが強いのかです」
ハイディは静かに拳を握る。
ノーヴェは荷物を投げ捨て、地面をこするように蹴り
「防護服と武装をお願いします。生身で闘るのは辛いでしょう」
「よく言うぜ。今までのお前が襲ってきた奴らだって生身だったろうに」
「勿論、これまでの方々にも推奨したのですが、私が女だと舐めてかかってきたので仕方ありません。貴女も舐めているなら気をつけたほうがいい
「そうかよ。あたしは舐めてるわけじゃないが必要ねぇよ。どうしても
「……」
ハイディは不満そうに顔を顰めるがすぐに平静を装った。
だが、「絶対に着させる」という意思が容易に見て取れ、ノーヴェは失笑する。
「で? なんでこんなことしてる」
「ーーー強さを知りたいんです」
「ハッ! 馬鹿馬鹿しい」
吐き捨てたノーヴェは構える。
刹那、一足に距離を詰めたノーヴェの強烈な膝蹴りが叩き込まれた。
ハイディはノーヴェが構える動作を確認して自身も構えようと持ち上げた腕が功を奏し、ギリギリ防御が間に合った。
腕が痺れる程の衝撃に、もし防御が間に合わなかった時を想像してハイディは冷や汗を流す。戦意喪失
まだノーヴェの攻撃は終わっていない。
滞空した状態から右腕を
先ほどよりも余裕があったため、ハイディは両腕を交差しその一撃を真っ向から受ける。
腰を低くし、踏ん張るが拳打の威力に耐えきれずに砂塵を巻き上げながら大きく後退した。
しかし、今度は何食わぬ顔で受け切られてしまった。
(ガードの上からとはいえ不意打ちとスタンショットをまともに受け切った。……言うだけの事はある、か)
ノーヴェはポケットに仕舞っていた
バリアジャケットを展開するにあたり、いささか負けた気がしないでもないがそうも言ってられない。
ハイディの実力は精々中の下、といったところ。流石にバリアジャケットを展開せずに無傷で勝つというのは慢心が過ぎる。
バリアジャケットを展開したのを確認して、ハイディは「ありがとうございます」と、呟いた。
「強さを知りたい、ね」
「はい。そして、私は今よりも強くなる」
「強くなるのは構わねぇが、こんな事してねぇで真面目に練習するなりプロでも目指せばいい。ジムなり道場なりいい所紹介してやっからよ」
「ご厚意痛み入ります。ですが、私の
ハイディは静かに構える。
見たこともない構えだった。右腕を弾き、拳を腰の横に据え、左腕を剣のように構える。
自分の知らない構えに警戒を強める。何よりもノーヴェが驚いているのはハイディがこの距離で構えたこと。先の打ち合いでハイディとの距離は約十メートルの間隔が空いていた。
ノーヴェはやや混乱した頭でハイディがどのように仕掛けてくるかを思考する。
(
ハイディの様子を伺いながら思考を続けていたノーヴェだったが、突如それは中断される。
気がついた時にはハイディが目の前に迫り、拳を弾いていた。
しかし、またも一瞬で距離を詰められる。焦り、一撃を繰り出すが簡単に躱され、重い一撃がノーヴェを捉える。
腹部を襲う衝撃に肺の空気が漏れ、小さく呻く。
「列強王達を全て斃し、ベルカの天地に覇を成すこと。それが私の成すべきことです」
「寝惚けたこと抜かしてんじゃねぇよ!」
ハイディの野望を馬鹿げてる、とノーヴェは吶喊する。
「昔の王様なんざみんな死んでる! 生き残りや末裔達だって普通に生きてんだよ!」
ノーヴェの叫びが周囲に響く。しかし、ハイディにその叫びは届かない。
両者一歩も引かない拳撃が繰り広げられる。
拳と拳はぶつかり合い、反動で再び距離が開く。
「そうですね。ですが、私の力が通じるのか試したいんです。それにーーー弱い王ならこの手でただ屠るまで」
ハイディは握った拳を見つめ、容赦のない言葉を出した。
ノーヴェは頭に一気に血がのぼる感覚を覚えた。
今朝のヴィヴィオとイクスの姿が
目の前にいるのが少女だという事も忘れ、魔力が怒りに呼応し噴き出した。
「このバカったれが‼︎」
飛び乗り、急スピードで滑走していく。避けようとしたハイディは体が動かないことにようやく気がついた。利き腕の右手、加えて両足がバインドによる拘束を受けていたのだ。
「ベルカの戦乱も聖王戦争もッ! ベルカって国そのものも‼︎ もうとっくに終わってんだよッ‼︎」
更に加速。金切り音を響かせるローラーから電気が迸った。
ノーヴェは電気を帯びた脚撃、リボルバースパイクを怒りを発散させるように放つ。ハイディもただ見ているはずもなく、唯一拘束されていない左腕で迎撃する。拳と蹴りが炸裂する瞬間、突如割って入ってきた人物に防がれた。
両者ともに驚愕に目を見開いた。
割って入ってきたは夜空よりも漆黒の髪を揺らし、同様に漆黒に輝く瞳を輝かせた
◇◆◇
ハイディ、もといアインハルト・ストラトスは目の前の女性に「優しい人だ」という印象を抱いた。
恐らく彼女は王達の所在を知っている。こんなくだらない事に巻き込まないために嘘を言っている、と。
アインハルトが王達の情報を手に入れたのは偶然だった。偶々聖王教会に行く用事があり、赴いた先で騎士達の会話を聞いたのだ。決して盗み聞いたわけではない。通りかかった際に聞こえたのだ。教会の警備にあたる騎士がそんな簡単に知られてはいけない事を話していていいのかと呆れたが、アインハルトに取ってはありがたかった。後にその事がノーヴェ経由でシスターシャッハに伝わり、騎士達に地獄の鍛錬が待っているのだがーーー話が脱線したのでそおそろ本題に戻ろう。
自分自身、くだらない事をしている自覚はある。しかし、誰かと闘い、勝利し続けなければこの胸中の焦りと不安を拭い去る事ができなかった。だからこうしてストリートファイターをしている。
防護服と武装の展開を乞うが必要ないと言われた。着させてみろ、という挑発に不満があるが、平静を装った。……燃え上がる闘志までは隠しきれていないことに気づかずに。
彼女は私の願望を「馬鹿馬鹿しい」と断じる。
そんなことは、分かっている。元より理解してもらうつもりはない。
いつものように私から仕掛けようとしたが先手は彼女の不意をついた膝蹴りだった。
重い一撃。たった一撃だけで彼女が自分よりも強者である事を再確認した。この人に勝つことができれば、私は今よりもっと強くなれる!
次いで放たれたスタンショットを防ぐが耐え切れずに後退させられる。少し腕が痺れたがこの程度なら支障はない。
彼女はデバイスを取り出して防護服と武装を展開した。私の力が生身では危険と判断しての行動だ。防護服の展開と私の力を認めてくれたであろう事に感謝を述べる。
防護服を展開してくれたはいいが、彼女は説得してきた。
「こんな事するな」「マトモに練習をしろ」と。
説得してくれるのはこれ以上の被害を出さないため。そして、私の身を案じてのこと。その厚意はありがたいが、私の生きる意味は表舞台には存在しない。
それよりも今度はこちらの番だ。
『覇王流』に存在する歩法を駆使して、瞬時に彼女との距離を詰める。予想に反した動きに驚愕の表情を浮かべた彼女だが初手の一撃は避けられてしまった。だが、まだ平静を取り戻せていない。
追撃を仕掛ける。振り抜かれた拳を顔を横にずらして躱し、がら空きの腹部にボディブローが決まる。
更に追撃しようとするが、脚部のローラーが回転、距離を取らせてしまった。
荒い息を吐く彼女。私は大願を語った。
彼女は裂帛の気合いとともに吶喊してきた。そこからは拳撃の応酬が繰り広がった。振り抜く拳を止めることなく、王達は死に絶え、末裔は日常を過ごしていると彼女は叫ぶ。
ぶつかり合った拳の反動で互いに大きく後方に下がる。
……そんなこと、私だって知っている。それでも私は止まらない。
末裔なら当然力を受け継いでいる。その力と闘い、勝利しなければならないのだ。それが私の成すべき事だから。弱い王なら斃して進むのみ。
彼女の怒声とともに噴き上がる魔力に警戒を強めた。
黄色の魔力で作り上げられた道が伸びてくる。その上を滑走してくる彼女の脚部から迸る電気を視認し、「拙い」と、逃げようとするが時すでに遅く、左腕を除く四肢にはバインドが施されていた。
(いつの間に⁉︎)
彼女は目の前に迫ってきている。もう逃げることはできない。
ならば、防御を捨てたカウンターで決着をつける!
迫り来る彼女の脚撃。私は目を逸らさず、歯を食いしばり衝撃に備え、左拳で迎え討つ。
しかし、脚撃が私に届くことはなかった。
私は驚愕に目を見開いた。それは彼女も同じようだ。
私たちの攻撃を受け止めたのは少年だった。
夜空の淡い黒を塗りつぶしたような漆黒の髪。同様に漆黒の輝きを宿す双眸。思わず見惚れてしまい、顔を逸らした。
ーーーでも、何故だろう。
◇◆◇
身体強化で今来た道を逆に走り抜けていく。
先ほどから激しい魔力のぶつかり合いが続いている。戦闘が行われているのは間違いない。
「フリューゲル、いつでも
『分かりました』
(……やっぱり、似ている)
近づくにつれ、そう強く思わされる。
いや、似ているという言葉は相応しくない。この魔力は
もし、オリヴィエが生きていたらどうなっていたのかな?
……止めておこう。いくら考えたって分かりっこない。もう、オリヴィエもクラウスも死んでいるんだから。
レイの走る速度が自然と速くなった。
街路の開けた場所に二人はいた。
魔力を吹き上がらせたノーヴェさんともう一人。碧銀の髪を揺らした蒼と濃紫の虹彩異色。クラウスの戦闘服をアレンジした
見たところ自分とそう変わらない年齢だ。今までこの地域で彼女のような人を見たことがなかったため、まさかこんなに近くに
少女に目が釘付けになっているとノーヴェからエアライナーが伸びた。
ーーーって、ヤバイ⁉︎ あれほとんど本気になってる!
「フリューゲル!」
『
周辺に散った微量の魔力を掻き集め、
屈んで力を溜めて、魔力を収束させた脚で地面を蹴った。
蹴った地面は陥没し、一気に加速する。一足でノーヴェさんと少女の間へと割り込み、二人の攻撃を中断させた。
(……メッチャ痛い)
少女の方は大したことなかったのだが、ノーヴェの脚撃はそうもいかなかった。なにせいくら強化した腕でもノーヴェの必殺とも言える技を片手で受け止めているんだから。ジンジンと痛む腕にはすでに回復魔法がかけられている。フリューゲルが気を利かせてくれたらしい。
ハァ、と嘆息するレイ。
「いくら何でもやり過ぎるところでしたよ、ノーヴェさん」
「悪りぃ……助かった」
「君もこれに懲りたらこんなことはもう止めときな」
「それは、無理な相談ですね」
頭が冷え、申し訳なさそうにしているノーヴェさんを尻目に少女に忠告するが、案の定断られた。
取り敢えず、掴んだままの少女の拳を離すと瞬時に距離を詰められた。得体の知れない奴が来たら警戒するのは当たり前か。
「レイ。あいつはーーー」
「分かってます。あの子は『覇王』の子孫で間違いないです」
「やっぱ、そうなのか」
「はい。魔力だけでも十分分かってましたけど、こうして目の前に立つと記憶の中のクラウスと重なるんです。あ、それとノーヴェさん」
「何だよ?」
「あの子の相手は俺が引き受けますね」
「ーーーここはお前の方が適任だしな。分かったよ、選手交代だ。ただし負けんじゃねぇぞ」
「分かりましたよ」
ノーヴェはレイの肩を叩くとその場にドカッと座り込んだ。
そして、件の少女へと顔を向ける。
「聞こえてたと思うけどここからは選手交代だ」
「別に構いません。私は強い人と闘えればそれでいい」
「クラウスのために?」
「……貴方には関係のないことです。言葉は不要です。言いたいことがあるのなら拳で語ってください」
少女は冷たく吐き捨て、構えた。
女の子が言うような事じゃないな、と独りごちる。
レイは仕方なく少女と同じ覇王流の構えを取った。再び少女の瞳が驚愕に染まる。
「何故貴方が覇王流を使えるのですか⁉︎ 覇王流は最早私しか継承していないはずです!」
「それは今はまだ秘密かな。どうしても知りたいって言うなら、力づくで来なよ」
「ッ、行きます!」
レイの挑発に煽られ、少女は我を失ったまま吶喊してくる。
瞬時に距離を詰め、右ストレートを放つ。拳がレイの体を捉える前に、少女の視界は反転した。
「え?」
一瞬の間に起きたことが理解できずに、呆けた声が漏れた。
今、何をされた? 少女の頭に疑問が生じる。しかし、その答えは出てこなかった。
レイは地面に仰向けに倒れたまま固まった少女に声をかける。
「おーい、大丈夫か? 一応加減はしたんだけど」
レイの言葉が少女の胸に刺さった。
悔しさと羞恥が同時に巻き起こり、顔を赤く染め上げた。
加減されたという悔しさ。敵に手心を加えられた自分への羞恥。それらは今までの人生の中で最大と言えた。
すぐに跳ね起き、
そして、気づいた時にはまた地面に横たわっていた。
(またっ……!)
駄目だ、この人は私よりも強い。落ち着かなければ彼の思う壺になってしまう。
深呼吸を短く数回して、落ち着きを取り戻していく。
冷静になり、今度は当てることよりもレイの動きを注視することを念頭に置き、ラッシュを再開する。
打ち続けてもその拳がレイを捉えることはない。レイは全て必要最小限の動きで回避している。
自滅覚悟で大振りの拳を放つ。そして、また地面に放り投げられた。
今度は、見えた。
私が拳を放った瞬間、ガラ空きになった懐へと潜り込み、振り抜いたままの腕を掴まれて投げられた。
仕組みは分かった。けれど、防ぎようがない。
見えただけでその速度は恐ろしく速い。体が彼の速度に反応できないのだ。
「そろそろ降参してくれないか? 流石にもう実力差は分かっただろ。これ以上の闘争は無意味だよ」
「無意味かどうかそれは私が決めることであり、貴方ではない。何度言われても止められないんです。この手で王達を倒し、覇を成すまでは」
「王達と闘ったところで覇を成すなんて無理だよ。もう、ベルカは終わった。クラウスの悲願だか何だか知らないけど、これ以上関係のない人達を巻き込むな」
「貴方は、一体何者なんですか? 何故、覇王流が使える? 何故、クラウスのことを知っているんですか?」
「俺は何者でもないよ。
「では、高町さん。まだ私は諦めていません。まだこの体は動けます。だから、私は闘える。実力の差がなんですか? だったらそれを越えて行けばいい」
「何を言っても諦めてはくれないか……」
レイは内心では少女が絶対に諦めないことは分かっていた。
けれど、これ以上闘ったところで今の少女では俺に勝つことはできない。それは少女も理解している。
それは危ういことだ。このままではいつか必ず体を壊すし、越えられない壁に直面した際に心が負けてしまうかもしれない。
レイはそれを危惧していた。
少女は記憶での数々の強敵を思い浮かべている。クラウスはそいつらに勝利してきた。だから自分も、と焦っているんだ。
レイと少女は同時に構える。少女が走る。レイは動かずに待ち構えていた。レイと少女の距離が互いの間合いに入った瞬間、必殺の一撃を放つ!
「「覇王ーーー断空拳‼︎」」
ぶつかり合うは覇王の拳。
拳を起点に周辺の空気が裂け、衝撃波が発生した。
苦悶の表情を浮かべる少女に対し、レイは涼しい顔をしていた。
(まだ、軽いな)
拮抗していたかな思われた断空拳だったが、徐々に少女が押され始める。レイは一思いに拳を振り抜いた。
断空拳は少女の体を捉え、完璧に決まった。少女の体が吹き飛び、地面を二、三度跳ねた。
そして、少女は動かなくなった。
「終わったのか?」
「はい、終わりました」
「そんじゃ、取り敢えずあいつを姉貴んところに連れてくか。今姉貴のところにティアナがいるからな」
「分かりまーーーえ?」
少女の体が光だしみるみるうちに縮み、自分と同じか下の少女へと姿を変えた事に間抜けな声が漏れた。
少女は変身魔法を使っていたのだ。考えてみれば当然じゃないか。身元を調べられたら困るのだから姿を変えていてもおかしくない。レイは年上だと思い、少し強めに断空拳を撃ったことを思い出し、サァー、と血の気が引いていく。
ノーヴェはレイの肩に手を置いて、
「まあ、私も気がつかなかったし、どんまい」
「後で目が覚めたら謝らなきゃ……」
今から少女が目覚めた際の謝罪を考え悩むレイだった。