とある火影の転生録   作:ぼんてん

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間を空けてしまってすみませんでした。
いよいよ中忍試験に入ります。


中忍試験開始

僕たち第十一班がしばらく任務をこなしていたある日、里の外に任務に行っていたナルトたちが帰ってきた。数日前に、ナルトが急に里の外に任務に行くって言ってきたときにはとても驚いた。帰ってきたことを教えてくれたナルトの顔つきが、任務に行く前と比べて変わっているような気がした。どうやら任務の最中でナルトに何かしらの心境の変化があったらしい。

そして今日、第十一班の全員はいつもの演習場に午前10時に集まるようにシスイさんに言われた。任務の時は、依頼人の住んでいる近くの公園とかに集まるのに珍しいと思う。現在の時間は9時20分。そろそろ家を出よう。

僕はいつも集合時間よりも早く着くようにアパートを出ている。そのおかげかほとんどの確率で僕が一番最初に集合場所に着く。ほとんどと言うのは、僕よりシスイさんの方が先に集合場所にいることがあるからだ。特にやることが無くて1時間前に集合場所に向かった時に、すでにシスイさんが待っていた時はとても驚いたけど・・・。

 

「よし、20分前に着いた」

 

集合場所に早めに着いたので、僕の趣味である読書を開始する。今日は、自来也さんからもらった本を読んでいる。僕のお気に入りの一冊である。この本を読んでいると、やる気がわいてきて僕もこの本の主人公のようになりたいと思う。

 

「おはよ~」

 

「おはよう、シュン」

 

「おはよう、2人とも」

 

しばらくすると、シイナとナツナが来た。僕は挨拶を返して、読んでいた本をカバンにしまう。その後はシスイさんが来るまで、3人で談笑していた。

 

「おはよう!みんな揃っているな」

 

「「「おはようございます!」」」

 

「今日集まってもらったのは、お前たちに伝えたいことがあったからなんだ」

 

「伝えたいこと・・・ですか?」

 

「うん・・・実は今日お前たち3人を中忍試験に推薦してきた。もちろんお前たち自身に参加するかどうか決めてほしいんだけど・・・どうする?」

 

シスイさんの口から驚きの言葉が放たれた。そういえば、そろそろ中忍試験の時期だったけどまだ下忍になりたての僕たちが参加できるなんて・・・。それほどシスイさんが期待してくれてるってことかな。僕たち3人は顔を見合わせて答える。

 

「「「参加したいです!!」」」

 

「良い返事だ!じゃあこれが志願書だ。それぞれ注意事項を確認して名前を書いてくるように」

 

「はい」

 

「「わかりました」」

 

僕たちはシスイさんから中忍試験の志願書を受け取った。

 

「オレはこの3人なら中忍試験でも良い成績を残せると思う。まだ下忍になったばかりだとか気後れせずに頑張ってくれ。では今日はこれで解散だ」

 

「「「ありがとうございました!!」」」

 

シスイさんは僕たちにそう言うとその場から姿を消した。僕たちは志願書を見つめながら嬉しい気持ちをこぼす。

 

「やったね、私たちが中忍試験を受けられるなんて・・・」

 

「それだけシスイさんが私たちに期待してるってことだよね!」

 

「うん、そうだね。シスイさんも言ってたけど気後れせずに頑張ろう!」

 

「「うん!!」」

 

その後僕たちは別れ、帰路についた。

 

 

 

 

 

「シュン!!オレってば中忍試験受けることになったんだってばよ!!」

 

「びっくりした・・・よかったね、ナルト」

 

僕がアパートに着くのと同時に隣の部屋に住んでいるナルトが僕の部屋に突撃してきた。僕は驚きつつもナルトに言葉を返す。そうか、ナルトと中忍試験を受けることができるんだ・・・。なんか嬉しいな。もしかしたら他のアカデミーの同級生も一緒に受験するのかな?

 

「だろだろ!?シュンは中忍試験受けるのか?」

 

「うん、僕も今日シスイさんに中忍試験の志願書をもらったよ。もちろん受けるつもりだよ」

 

「シュンと一緒に受けられるのか!・・・へへっ、負けないってばよ」

 

「ん!僕もナルトに負けないように頑張るよ」

 

「今度こそシュンに勝つんだってばよ!」

 

「あはは・・・取りあえず中忍試験に合格することが第一目標だからね」

 

「わかってるってばよ!・・・じゃあ、オレは今から修行に行ってくるってばよ。またな、シュン」

 

そう言うとナルトは僕の部屋から飛び出して行ってしまった。本当にやる気に満ち溢れている気がする。ナルトの火影になるっていう夢の第一歩だもんね・・・。よし、僕もナルトに負けないように中忍試験の対策をシイナたちとしよう。

 

 

 

 

 

そして数日後、いよいよ中忍試験当日がやってきた。近くの公園で集まり、僕たちは試験会場へと向かった。試験会場に着くと多くの人でにぎわっていた。

 

「やっぱ人が多いね」

 

「うん、他の里から来ている人もいるみたいだし」

 

「私たちもしっかり気を張っていかなきゃ!」

 

「そうだね」

 

「志願書ちゃんと持ってきた?」

 

「持ってきたよ。忘れたら大変だから3回も確認しちゃったよ」

 

ナツナとシイナと話しながら進んでいると、教室の前でナルトたちが木の葉の人と何か言い合っているのが見えた。

 

「ねえシュン、ナツナあれ何してるのかな?」

 

「わからないけど・・・何で2階で皆止まってるんだろう」

 

「集合場所は3階だけど・・・幻術がかかってるみたいね」

 

ナルトたちの言葉を聞いて木の葉の人たちが幻術を解く。301と書かれたプレートの数字が201に変化した。その後にサスケと木の葉の人とのいざこざがあったけど、おかっぱ頭の人が止めてくれたおかげで収束した。

しばらくして僕たちは無事に集合場所である301の教室に着くことができた。僕たちより先に行ったはずのナルトたちが、僕たちよりも後に来たことには少し驚いたけど・・・。

キバやシカマルたちと挨拶を交わした後皆で話していると、銀髪のお兄さんに注意されてしまった。お兄さんにうるさくしてしてしまったことを謝ろうと思った瞬間、人ごみの中からお兄さんに攻撃を仕掛ける人がいた。さらに追撃をしようとしていたので、それを止めようとしたところで教室の前方に煙が発生した。皆驚いてそちらに注目する。煙の中に数人の人影が見えた。

 

「なにあれ・・・急でびっくりしたわ」

 

「煙玉かな?」

 

「何か人影が見えるよ」

 

煙がはれると、多くの木の葉の忍に囲まれる中に大柄な人が立っているのがわかった。

 

「おい、お前ら静かにしろ!!」

 

その一言で教室が静かになった。

 

「これから中忍選抜試験第一次試験を行う。オレは試験を担当する森乃イビキだ。志願書を提出するのとともににくじを引いて、その番号の席に座るように」

 

その言葉を聞いて、教室内の人たちが動き出す。僕たちもその列に並んでくじを引く。ん!僕は一番後ろか。

 

「テストは行き渡ったな?では、これからこの試験の説明をする」

 

僕は一番後ろの席に座っている。2つ前にシイナ、4つ前にナツナが座っている。ナルトはヒナタと隣で真ん中の列の席に座っている。

イビキさんの説明が終わり、教室内がざわざわと騒がしくなる。このテストはどうやら班の合計点数で合否が判定されるらしい。さらに10問めは試験中に出題される。誰か一人でも多く間違えたら不合格の可能性が高くなるということか。これは集中して解かないとね・・・。

 

「よし、試験時間は1時間だ。では、始めろ!!」

 

イビキさんの掛け声とともに僕たちの中忍試験は始まった。




読んでいただきありがとうございます。
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