信長の鎮守府   作:Mr.tosi

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この一ヶ月は大変でした。


もはや声ネタである。

 

 

 

暑い季節となった七月。アイドル達や艦娘達もまた暑いアイカツと艦これに励んでいた。

 

 

 

摩耶

「で?何してんだお前等!!」

 

 

 

摩耶、鳥海、古鷹、加古、利根、筑摩は、基地の裏手にある崖に来ていた。

 

 

 

いちご

「何って崖登りですけど?」

 

 

 

いちご、あかり、ゆめの三人でランニング後、ロッククライミングをしていたが、問題がある。彼女達は命綱をつけていない。

 

 

 

利根

「命綱無しで崖登りするアホがいるかぁ!!」

 

 

あかり

「あのー!命綱付けて登るとアイカツにならないんですけどー!」

 

 

古鷹

「いいから降りてきて!!危ないよ!!」

 

 

ゆめ

「大丈夫ですからー!!ご心配なくー!!」

 

 

利根

「心配するわ馬鹿者!!」

 

 

 

利根達もヒヤヒヤしながら見ていた。

 

 

 

摩耶

「こうなったら私等もやるぞ!!」

 

 

加古

「よっしゃー!漲ってきたよ!!」

 

 

鳥海、古鷹

「だから真似しちゃダメー!!」

 

 

利根

「やめんか!馬鹿者!!」

 

 

 

何故か摩耶も加古も登ろうとしていた。そしていちご達は、

 

 

 

あかり

「うわぁ!きれい!」

 

 

ゆめ

「辺り一面海だ!」

 

 

いちご

「ヤッホー!!」

 

 

あかり

「先輩?山じゃないんですから。」

 

 

いちご

「高いところ登ったら何だか叫びたくなっちゃって!」

 

 

ゆめ

「ヤッホー!!」

 

 

あかり

「ゆめちゃんも?じゃあ私も!ヤッホー!!」

 

 

 

頂上で満喫していた。

 

 

 

摩耶

「ファイトォォォォ!!」

 

 

加古

「イッパァァァァツゥ!!」

 

 

 

その頃、摩耶達は中間地点まで登っていたが、加古が足を滑らせて大変な状態だった。

 

 

 

摩耶

「あっ。」

 

 

加古

「あっ。」

 

 

 

摩耶の掴んでいた岩が崩れた。

 

 

 

摩耶、加古

「うをぉぉぉぉ!!!」

 

 

鳥海、古鷹

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

ドッカーンッ!!!

 

 

 

とそのまま二人は落下し、二人を庇った鳥海達と共に大破した。

 

 

 

 

いちご

「あのー!大丈夫ですかー!!」

 

 

利根

「大丈夫なわけあるかぁぁぁ!!早く降りてこい!!」

 

 

 

 

そして摩耶、鳥海、古鷹、加古はドッグへ行き、利根達は司令室に行った。

 

 

 

信長

「話はわかった。すぐ4人を入渠させろ。」

 

 

大淀

「わかりました。」

 

 

いちご

「ごめんなさい。私達の所為で摩耶さん達に大怪我させちゃって。」

 

 

信長

「気にするな。あいつ等は我が鎮守府が誇る主力艦隊所属の艦娘達だ。崖から落ちた程度で死にはせん。」

 

 

利根

「伸びてはおったがの。」

 

 

信長

「これに懲りたら二度と危険な行為はするな。」

 

 

いちご、あかり、ゆめ

「はい。すいませんでした。」

 

 

利根

「ところで提督よ。何処か出かけるのか?スーツなんか着おって。」

 

 

信長

「実は本業で働いていた先輩が亡くなってしまってな、これから通夜に行ってくる。」

 

 

利根

「そうか。それは御愁傷様じゃの。さぞ尊敬できる先輩であったろうに。」

 

 

信長

「尊敬できる先輩ではなかったが、いろいろお世話になった人だった。」

 

 

 

だが信長の悲劇はこれで終わりではなかった。

 

 

 

信長

「何だと・・・。」

 

 

 

信長の出張中に長年付き添って来た彼の愛犬が亡くなってしまったことだ。この時から、信長の様子がおかしくなっていた。

 

 

 

きらら

「気持ち良かった!!」

 

 

 

信長が出張から戻って来た翌日、ヴィーナスアークのエルザ・フォルテ、花園きらら、騎咲レイは入浴を済ませ、浴室の休憩所で休んでいた。

 

 

 

きらら

「お風呂は良かったけどここボロ臭いの!!」

 

 

レイ

「確かに、エルザが過ごすには流石にここは古すぎる。提督さんに言って部屋を変えてもらおう。」

 

 

エルザ

「わがままを言ってはダメよ。」

 

 

レイ

「エルザ?」

 

 

エルザ

「私達は無理を言って施設を借りてるのよ。これ以上の要求は失礼に値するわ。完璧なアイドルを目指すならそれぐらいの配慮は必要よ。」

 

 

レイ

「なるほど、確かに少しわがままが過ぎたようだね。」

 

 

エルザ

「それにいいじゃない。こう言うレトロな感じの建物は嫌いじゃないわ。」

 

 

熊野

「いいえ。貴方方は提督にいろいろ要求した方がよろしくてよ。」

 

 

 

エルザ達の話を聞いていた熊野と鈴谷が突然割り込んで来た。

 

 

 

エルザ

「貴方方は?」

 

 

熊野

「最上型航空巡洋艦四番艦の熊野と申します。」

 

 

鈴谷

「同じく最上型航空巡洋艦三番艦の鈴谷だよ!よろしく!」

 

 

熊野

「エルザさん。いくら海軍基地とはいえ、遠慮する必要はありません。要望があれば提督に進言しても構いませんよ。」

 

 

エルザ

「ですがそれではそちらにご迷惑では?」

 

 

熊野

「構いません。むしろ提督をうつ病にするくらいのわがままを言って差し上げて下さい。」

 

 

エルザ

「貴方提督さんに何か恨みでもあるの?」

 

 

 

 

前回の話しだとあります。

 

 

 

 

熊野

「エルザさん。『ブランドを制する者はアイカツを制する』それが貴方の信条でしたわね?」

 

 

エルザ

「ええ。アイドルにとってドレスは魂のようなもの。ドレスを身に纏う事でその輝きを放つ。そして、ブランドを制した者はアイドルの頂点に立つ事ができる。」

 

 

熊野

「それは艦娘も同じ事です。家には『装備を制する者は艦これを制する』と言う言葉があります。」

 

 

鈴谷

「そんな言葉あったっけ?鈴谷初耳なんだけど?てか明らかにエルザちゃんのパクったよね?」

 

 

熊野

「貴方方アイドルがアイカツカードを選んで様々なコーデで人々を魅了するように私達艦娘もまた、装備を選ぶ事で様々な戦いをする事ができます。」

 

 

きらら

「言ってる事よくわからないの?」

 

 

レイ

「こう言いたいんだよ。アイドルがアイカツカードでいろんなコーデをするように、艦娘は武器でいろんな戦いをする事ができる。やってる事は一緒って事だよ。」

 

 

熊野

「その通りです。ですがそれは自身を成長させなければ見に纏う事など出来ないでしょう。例えドレスだろうと、装備だろうと。」

 

 

エルザ

「未熟な者がプレミアムレアドレスを纏えば輝きが失われるどころか、醜いステージを披露する事になる。貴方方艦娘もそれは同じで、どれだけ優れた武器を持っても使い手が弱ければただのガラクタ。」

 

 

熊野

「そうですわ。なのに・・・・なのにあの提督は・・・・うわぁぁぁぁん!!!

 

 

エルザ

「熊野さん!?」

 

 

きらら

「何か悲しい事でもあったの!?」

 

 

鈴谷

「それがこの前提督と揉めちゃって。」

 

 

熊野

「エルザさん。お話聞いてもらえますか。」

 

 

エルザ

「伺いましょう。」

 

 

 

熊野は前回の話を三人に話した。

 

 

 

きらら

「なにそれ!?メーかも!」

 

 

レイ

「確かに酷い話だ。熊野さんじゃなくて新人を先に改造するなんて!」

 

 

熊野

「そうですのよぉ!なのにあの提督(ヒゲ)は「え?来月ビスマルクを改造するんだけど?」とか言いましてよ!?ありえなくない!?」

 

 

鈴谷

「熊野の言動がありえないよ。」

 

 

エルザ

「聞けば鈴谷さんと熊野さんは第一艦隊の主力のはず。なのに異国の新人さんを優先するなど以ての外です。」

 

 

熊野

「エルザさん・・・・。」

 

 

エルザ

「私も熊野さんに改造してもらうよう提督さんを説得しましょう。だから熊野さん!立ち上がりなさい!!貴方の為に!!」

 

 

熊野

「エルザさん!私頑張りますわ!!」

 

 

鈴谷

(あの提督だから無理だと思うけどな。)

 

 

 

そう思いつつ提督室へ向かった。

 

 

 

エルザ

「と言うわけで、直ちにビスマルクさんの改造を中止し、熊野さんを改造してください!」

 

 

光秀、イヨク

(なんでアイドルが艦隊指揮に口挟んでるの!?)

 

 

 

司令室にいた信長や光秀、イヨクを含め、大淀、吹雪も同じ事を思っていた。

 

 

 

イヨク

「お言葉ですがエルザ殿!いくらフォルテ家の御令嬢と言えど、艦隊指揮に口を挟まないでいただきたい!!」

 

 

エルザ

「ですが実力では熊野さんが上のはず!なのに実力が未だ不明のビスマルクさんを先に改造するとは理不尽かと思いますが?」

 

 

イヨク

「あんたそんなんだといつか世界中のテレビの生中継で国民の前で「ごめんなさ〜い!!」って泣き叫びながら謝るはめになりますよ!?」

 

 

エルザ

「しないわよ!!そんな恥ずかしいこと!!」

 

 

光秀

「そんでお母さんになったら「夫の初めてを奪ったこの技から逃れる事は出来ない!」とかやりかねないですよ!?」

 

 

エルザ

「誰がそんなアホな事するかぁ!!てか話聞いてる限りやった人いるでしょ!?誰なのそれ!?」

 

 

大淀、吹雪

(あんたと同じ声の人や。)

 

 

 

もはや声ネタである。

 

 

 

熊野

「さあ提督!皆さんも同じ意見ですので考えを改めさせてもらいますわよ!」

 

 

 

熊野とエルザの訴えに対して信長は冷静に答えた。

 

 

 

信長

「熊野。来月何があるかわかっているか?」

 

 

熊野

「え?この時期家がブラック鎮守府になるイベント(大規模作戦)?」

 

 

信長

「そうだ。作戦海域によってはお前が必要なな時がくる。今改造すれば近代化改修が間に合わず、お前無しでのイベント(大規模作戦)は攻略不可能に近い。わかるか?」

 

 

熊野

「はあ?わかりました。」

 

 

信長

「なら全員下がれ。」

 

 

 

信長の言う通りに熊野達は下がったが、熊野と鈴谷そしてエルザも信長の異変に気付いていた。

 

 

 

レイ

「提督さんも熊野さんの事考えがあって動いてくれてたみたいだね。」

 

 

熊野、鈴谷

「い。」

 

 

レイ

「い?」

 

 

熊野、鈴谷

「いつもの提督じゃね〜。」

 

 

レイ

「え?」

 

 

エルザ

「確かにいつもの提督さんではなかったわ。」

 

 

大淀

「やはり皆さんもお気づきでしたか。」

 

 

 

業務を終えた大淀、吹雪、光秀、イヨク達も部屋から出てきた。

 

 

 

大淀

「いつもの提督ならエルザさんの最初の話で「なんでアイドルが軍の艦隊指揮に口挟んでんだぁ!?」というツッコミが来てもおかしくなかったのですが。」

 

 

エルザ

「私の話全然聞いてませんね。」

 

 

イヨク

「様子がおかしいと思いエルザさんをネタにしましたが「それ『戦姫絶唱シンフォギア』のマリアだろぉ!?」というツッコミが帰って来ませんでした。」

 

 

光秀

「そこで私も後から続きましたが「それは『アホガール』のよしこのお母さんだろぉ!?」というツッコミが帰って来ませんでした。」

 

 

 

 

ブチッ!

 

 

 

エルザ

「アイカツよ!私は帰って来た!!」

 

 

光秀、イヨク

「はわぁ!?」

 

 

 

エルザ・フォルテの放ったアトミックバズーカにより2人の将校は爆撃処分された。

 

 

 

エルザ

「大淀さん。私達のアイカツに影響はないのかしら?」

 

 

大淀

「そちらは影響ないと思いますが、問題は家です。」

 

 

エルザ

「御愁傷様です。」

 

 

 

だが事は思った以上に深刻だった。それは、金剛の『ケッコンカッコカリ』の話であった。

 

 

 

あかり

「うわぁ!金剛さん素敵!!」

 

 

スミレ

「ウェデイングドレスだ!」

 

 

ひなき

「もしかして提督さんと!?」

 

 

霧島

「ええ、金剛お姉様のLevel(レベル)が99に達したので、その限定解除の儀式『ケッコンカッコカリ』を執り行います。」

 

 

ひなき

「(仮)?」

 

 

 

そこには大空あかり、氷上スミレ、新条ひなきのルミナス三人と金剛型の姉妹達が提督室に集まっていた。

 

 

 

金剛

「テートク!戦艦金剛はLevel(レベル)99になりましタ!さぁ!式をあげるデース!!」

 

 

信長

「そうか。これかもよろしく頼む。以上だ。」

 

 

金剛

「え?それだけ?」

 

 

信長

「それだけだ。遊んでないで着替えて業務に戻れ。」

 

 

 

その一言で、金剛の目から涙が溢れでた。

 

 

 

金剛

「デードグのバガァァァァ!!!」

 

 

 

金剛は大泣きしながら提督室から出て行き、それを見た大空あかりは信長に激怒した。

 

 

 

あかり

「なんであんな酷い事言えるんですか!!金剛さんだって提督さんの為に頑張って来たんですよ!?今から追いかけて謝って下さい!!」

 

 

比叡

「あかりちゃん。そこまで。」

 

 

あかり

「比叡さん!?」

 

 

比叡

「ご迷惑をお掛けしました!直ぐに艦隊行動に戻ります!」

 

 

信長

「なら下がれ。」

 

 

 

比叡の対応にあかりはおろか、榛名と霧島も驚いていた。

 

 

 

比叡

「はい、撤収撤収!」

 

 

 

比叡はみんなを連れて提督室を出たが、あかりは納得できなかった。

 

 

 

あかり

「なんで何も言わなかったんですか!?お姉さんが泣きながら出て行ったんですよ!!比叡さんは悔しくないんですか!?」

 

 

比叡

「そんなわけないでしょ・・・・あのヒゲ今直ぐ血だるまにして十字架に縛り付けて砲撃戦の的にしてやりたいくらいよぉ!!」

 

 

霧島

「比叡お姉様の方が噴火してましたね。」

 

 

ひなき

「言ってること怖いよ。」

 

 

 

爆発寸前でした。

 

 

 

榛名

「ですが何故比叡お姉様はあの時冷静にいられたのですか?」

 

 

比叡

「お姉様もそうだけど、問題は司令よ。」

 

 

霧島

「司令・・・・ですか?」

 

 

比叡

「いつもの司令じゃないからよ!司令は人使いは荒いけど、艦娘を無下にすることはしない。だから何かあったんじゃないかって。」

 

 

スミレ

「じゃあ普段はあんなこと言わないんですね?」

 

 

比叡

「あたりまえよ!アホでバカだけど、司令は艦娘を重宝する人よ。あんな事絶対に言わない!」

 

 

霧島

「お話を聞く限り、かなり深刻な問題ですね。」

 

 

ひなき

「そんなに深刻なんですか?」

 

 

霧島

「だって・・・・。」

 

 

霧島、榛名

「いつもの比叡お姉様じゃない!!」

 

 

ひなき

「え?」

 

 

 

霧島と榛名は何故か比叡を心配していた。

 

 

 

スミレ

「どうしてですか?」

 

 

榛名

「だって比叡お姉様が真面なこと言ってるから!」

 

 

比叡

「ちょっとあなた達!普段私の事なんだと思ってるの!?」

 

 

榛名

「金剛お姉様LOVEの?」

 

 

霧島

「年中無休お花畑?」

 

 

ひなき

「そんな比叡さんが真面目な事を言うってことは!?」

 

 

あかり

「提督さんだけじゃなくて、比叡さんまでおかしくなっちゃった!?」

 

 

霧島

「その通りです!!」

 

 

比叡

「私はいつも通りだぁ!!」

 

 

 

信長がかなり重症化してたため、他の艦娘達にも影響が出始めていた。その噂は、リランカ島沖に出撃していた第一艦隊の艦娘達や、一部のアイドル達の耳にも入ってきた。

 

 

 

セイラ、きい、凛、まどか、ゆめ、ローラ、アコ、真昼

「アイカツ!アイカツ!アイカツ!」

 

 

矢矧

「あのそれ言わなきゃダメなの?」

 

 

セイラ

「無理にとは言わないけど気合い入るよ!」

 

 

矢矧

「そう言うものなのね。」

 

 

 

港ではドリームアカデミーの音城セイラ、冴草きいとスターライト学園の黒沢凛、天羽まどかと四ツ星学園の虹野ゆめ、桜庭ローラ、早乙女あこ、香澄真昼が矢矧、浜風、浦風らと共にランニングをしていた。

 

 

 

浦風

「やっと追いついた〜。」

 

 

浜風

「はっ・・・・速すぎます!」

 

 

矢矧

「あなた達だらしなさすぎよ!それでも艦娘なの!」

 

 

浦風

「いや!矢矧さんはともかくなんでアイドル組はんな体力保つんや?おかしいやろ?」

 

 

浜風

「確かに、2時間近くも走ってるのになんで息一つ切れてないんですか?」

 

 

セイラ

「こんなのまだまだ準備運動だぞ!」

 

 

浜風、浦風

「準備運動!?」

 

 

「本番はこれから!頑張って走ろう!」

 

 

浜風

(ああ・・・・提督がファンになるのもわかるような気がする。この二人・・・・カッコ良すぎ!!!)

 

 

 

この時浜風は音城セイラと黒沢凛に一目惚れしてしまった。

 

 

 

浜風

「弱音を吐いてすいませんでした!音城教官!黒沢教官!」

 

 

セイラ、凛

「教官!?」

 

 

浦風

「何言い出すんや浜風!?」

 

 

 

完全に一目惚れしていた。

 

 

 

浜風

「それでお二人にお願いがあります!私を弟子にして下さい!!」

 

 

セイラ、凛

「弟子!?」

 

 

ゆめ

「大丈夫ですかあれ?」

 

 

矢矧

「何言ってるの?これもまたアイカツよ!」

 

 

浦風

「矢矧さん!?もうアイドルのすることやないからね!?」

 

 

ローラ

「面白いじゃない!!」

 

 

浦風

「何処に決め台詞ぶち込んどんのや!!」

 

 

きい

「浜風ちゃんのプロデュースはオケオケオッケーだよ!」

 

 

浦風

「家の浜風アイドルにしないでくれんか?」

 

 

セイラ

「いいよ!私達についてこれる!」

 

 

浜風

「地獄の果てまで付いていきます!!」

 

 

浦風

「そこまで行かんからな?」

 

 

 

彼女達がそんな話をしながら休憩していると、リランカ島沖に出撃していた長門、大和、鈴谷、熊野、大鳳、初月が帰投した。それに気付いた彼女達は、長門達の方に行ったが、アイドル達にとっては悲惨な光景を目の当たりにした。

 

 

 

ゆめ

「大丈夫ですか!?」

 

 

ローラ

「酷い。」

 

 

 

鈴谷、熊野、初月が大破していたのだ。

 

 

 

熊野

「大丈夫じゃありませんわ・・・・改二になってればあんな夜戦マスなんかに手こずらなかったのにぃぃぃぃ!!!」

 

 

鈴谷

「鈴谷改二だけどボロボロだよ?」

 

 

ゆめ

「じゃあ熊野さんが改二になればいいんですよね?提督さんに頼めばいいんじゃないですか!!」

 

 

鈴谷

「いや〜それがもう頼みに行ったんだけど断られちゃってさ!」

 

 

ゆめ

「じゃあ今度は私も一緒にお願いします!」

 

 

鈴谷

「ごめん。既に熊野がエルザちゃん利用して頼み込んだらダメだった。」

 

 

あこ

「エルザ・フォルテを利用した!?」

 

 

ゆめ

「熊野さん?」

 

 

熊野

「私彼女を騙したつもりはありませんでしたわ。」

 

 

 

そのつもりだった。

 

 

 

大鳳

「ところでそこにいる彼女は何故ウェデイングドレスを着て泣いているんだい?」

 

 

浜風

「え?うわぁ!金剛!?」

 

 

 

先ほど、提督室から泣きながら出て行った金剛が座っていたが、みんなが集まる前からいたのに何故気がつかなかった?

 

 

 

長門

「そんな格好でなんで泣いてるんだお前は?まあその格好で予想はつくが。」

 

 

 

ケッコンカッコカリである。

 

 

 

金剛

「説明するのがめんどくさいから省略して言うけど、私提督に「カクカクシカジカ」って言ったノ。」

 

 

長門、大和

「うんうん。」

 

 

金剛

「そしたら提督に「マルマルウマウマ」って言われてショックだったヨ。」

 

 

長門、大和

「は?」

 

 

金剛

「だからワタシ提督に言ってやったの。「ダレがツルツルピカピカじゃい!!」って!そんで提督室飛び出してここにいるってわけ。」

 

 

長門、大和

「はぁぁぁぁ!?」

 

 

セイラ、きい、凛、まどか、ゆめ、ローラ、あこ、真昼

(なんであれでわかるの?)

 

 

長門

「提督と言えどこれは許せぬ!」

 

 

大和

「ちょっと提督室行って46ぶっ放してきます!」

 

 

矢矧

「よくわからないけど提督死ぬからやめなさい。」

 

 

真昼

「すいません。なんでわかるんですか?」

 

 

長門

「何を言う?海軍では敵に情報が漏れぬよう暗号化しているのだ。」

 

 

セイラ、きい、凛、まどか、ゆめ、ローラ、あこ、真昼

(あれ暗号だったんだ。)

 

 

矢矧、浜風、浦風、鈴谷、熊野、初月

「そんなデタラメな暗号聞いたこと無いんですけど?」

 

 

セイラ、きい、凛、まどか、ゆめ、ローラ、あこ、真昼

(しかも知らない人たちいた。)

 

 

大鳳

「こんな暗号に意味があるとは思えない。」

 

 

長門、大和

「おい!!」

 

 

セイラ、きい、凛、まどか、ゆめ、ローラ、あこ、真昼

(ダメだこの人達。)

 

 

 

呆れるアイドル達だった。

 

 

 

まどか

「ところで結局提督さんと金剛さんとの間に何があったんですか?」

 

 

長門

「あーそれ説明すると文字数が危ないからここでは省略させてもらうぞ。」

 

 

まどか

「適当過ぎます!!」

 

 

 

長門は金剛の置かれた状況を説明した。

 

 

 

セイラ、きい、凛、まどか、ゆめ、ローラ、あこ、真昼、矢矧、浜風、浦風、鈴谷、熊野

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?」

 

 

初月

「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

当然彼女達も同じ反応であった。

 

 

 

鈴谷

「てか初月だけなんで驚いてるの?」

 

 

初月

「いやみんなして当然叫び出すから?」

 

 

 

かなり荒れていた。

 

 

 

きい

「いくらなんでも酷すぎだよ!!」

 

 

セイラ

「乙女心なんだと思ってるんだ!!」

 

 

ゆめ

「今からみなさんで提督さんに抗議しましょう!!」

 

 

ローラ

「上等よ!」

 

 

あこ

「引っ掻き回してあげますわ!!」

 

 

真昼

「私の拳で一発喝入れてやるんだから!!」

 

 

矢矧

「そうね!胸を揉まれた借りは返すわ!」

 

 

まどか

「胸?揉まれた?」

 

 

鈴谷

「提督マジあり得ないし!!」

 

 

熊野

「あのヒゲェェェェ!!!今度言う今度はタダじゃおかねぇぇぇぇ!!!」

 

 

「ふん!弱い犬ほど吠えるとはよく言ったものだ!提督さんはこの『バニラチリペッパー』が一人、黒沢凛が強制してやる!!」

 

 

浜風

「それだでは物足りません。あのヒゲ今直ぐ血だるまにして十字架に縛り付けて雷撃戦の的にしてやりたいくらいですよぉ!!」

 

 

浦風

「乗ったで浜風!!」

 

 

初月

「みんな少し落ち着こうよ。」

 

 

 

その時、何処からか安らぐような音色が聞こえてきた。

 

 

 

大鳳

「君達少し落ち着きたまえ。」

 

 

 

音の出どころは大鳳の持っていたカンテレと言う楽器だった。

 

 

 

長門

「なあ大鳳。前から聞きたかったが、なんで出撃の時カンテレなんか持ってきてるんだ?」

 

 

大鳳

「これが無いと落ち着かなくてね。」

 

 

 

装甲空母『大鳳』。中破時でも艦載機を発艦する事ができる能力を持っていたため、その実績は優秀である。ちなみに建造時からずっとこのキャラである。

 

大鳳

「君が提督かい?出撃の時は気軽に声を掛けてくれ。私は君の期待通りに答えるだけだ。」

 

 

信長

「なあ瑞鶴。大鳳中身が継続高校のミカなんだが何かしたか?」

 

 

瑞鶴

「こっちが聞きたいわよ!!」

 

当時彼女の建造担当は空母の中でも運高く『幸運の空母』の異名を持つ瑞鶴だった。

 

 

 

大鳳

「あれは提督であって提督では無い。」

 

 

長門

「どう言う事だ?」

 

 

大鳳

「彼は(セミ)の抜け殻なんだよ。」

 

 

長門

「言っている事がわからないが?」

 

 

大鳳

「つまりだ。この事態を解決する方法は提督を攻略しないと進まないと言う事だ。」

 

 

長門

「なるほどな。大淀と吹雪に連絡だ!今晩提督の対策会議を行う!」

 

 

 

大鳳のアドバイスと長門、そして比叡の提案により、その日の夜基地内の艦娘達と光秀、イヨクが集結した。

 

 

吹雪

「吹雪と!」

 

 

大淀

「大淀と!」

 

 

美月

「美月と!」

 

 

エルザ

「エルザの!」

 

 

吹雪、大淀、美月、エルザ

「抜錨!私達の提督を取り戻せ作戦会議!!イェー!!」

 

 

長門

「マジメにやれぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

だが何故かアイドル達まで参戦していた。

 

 

 

大淀

「あの何故あなた方まで参加してるんですか?」

 

 

美月

「話を聞いてやっぱり放っておけなくてね!私達も力になりたいんです!!」

 

 

大淀

「ですがご迷惑では?」

 

 

美月

「何言ってるの!これもまたアイカツよ!」

 

 

大淀

「長門さん。アイドルの活動って何なんですかね?」

 

 

長門

「知らん。」

 

 

 

彼女達も参戦し、会議は始まった。先ずは信長が何故ああなってしまったのか、それは二つの原因が考えられた。

 

 

 

利根

「そう言えば提督が出張に出掛ける前日、御通夜に行っておったの。」

 

 

珠璃

「誰か亡くなったんですか?」

 

 

筑摩

「提督が本業で働いていた人が心筋梗塞で亡くなってしまったんです。」

 

 

珠璃

「そんな事があったんですか。かわいそうに。」

 

 

摩耶

「てかそれいつの話だよ?初耳だぜ?」

 

 

利根

「お前らが崖から落ちて大破炎上でドックで入渠してた日じゃ。」

 

 

摩耶

「つまり?」

 

 

利根

「もっとわかりやすく言うとこの話の冒頭の時じゃ!」

 

 

摩耶、鳥海、古鷹、加古

「あそこから!?」

 

 

大淀

「てか今日まで知らなかったんかい!!」

 

 

翔鶴

「あの心筋梗塞って()()ですか?」

 

 

利根

()()とはなんじゃ?」

 

 

翔鶴

「先月も提督のお父上が心筋梗塞に掛かり大変だったと言う話を聞いたので。」

 

 

利根

「そっちが初耳じゃ!?」

 

 

隼鷹

「てか提督の周りどんだけ心筋梗塞に掛かってる人いるの!?」

 

 

 

一、提督の知人の死。

 

 

 

ヴェールヌイ

「そう言えばこの前食堂で『志村どうぶつ園』を観ていた時、司令官もその番組を観ていたんだが泣いてしまってね。出張中にペットが亡くなったって聞いたからその傷が癒えてなかったのだろう。そこで思い切って司令官に聞いてみたんだ。」

 

 

「分かり切ってるのによく聞いたわね?」

 

 

ヴェールヌイ

「そしたら司令官が「ワシ愛犬の死に目にも会えなかったぁぁぁぁぁ!!」って泣きついて来たんだ。」

 

 

「司令官かわいそうなのです。」

 

 

「その後響が司令官を慰めたのよね?」

 

 

ヴェールヌイ

「慰めたかどうかはわからないが「司令官。離してくれないかな?」「え?」「いや離して、セクハラだから。ウザい。」「ああ・・・すまなかった。」と言うやりとりがあったぐらいかな?」

 

 

暁、電、雷

「響ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

 

ガングート

「お前が犯人かぁ!?」

 

 

 

二、信長の愛犬の死+ヴェールヌイのトドメの一言である。

 

 

 

「ペット亡くしてショック受けてる人にその言い方はないだろ!?」

 

 

ヴェールヌイ

「じゃあ聞くけど蘭さんは変なおっさんに抱きつかれそうになったらどうする?」

 

 

「そりゃ嫌だから避けるか全力で逃げるかだけど?」

 

 

ヴェールヌイ

「だろ。私は逃げることすら出来なかった。だから・・・・突き離すしかなかった。」

 

 

「だからって状況を見ろ!提督さんはセクハラしようとしたんじゃなくて慰めて貰いたかっただけじゃないのか?」

 

 

ヴェールヌイ

「こっちからしたらいい迷惑だよ。」

 

 

「冷たいなお前。」

 

 

長門

「ん?ちょっと待て。『志村どうぶつ園』は私も観てるがそれは食堂が混む時間帯のはずだぞ?私も含めて誰もが目撃してもおかしくないが?」

 

 

ヴェールヌイ

「私が観たのは録画だったから、誰もいなくて当然だよ。」

 

 

鳳翔

「じゃああなただったのね?あの日冷蔵庫から勝手に食料漁って調理して食べていたのは?」

 

 

ヴェールヌイ

「やだな鳳翔さん。私は夜食を食べに来ただけだよ。それに司令官も食べていた。」

 

 

鳳翔

「提督は徹夜で仕事だったから夜食を用意したの!あなたの所為で提督翌朝の朝食取れなかったのよ!」

 

 

ガングート

「損な役回りしたの結局提督か。」

 

 

鳳翔

「けどその日からだったかしら?提督ったら「そうか、また昼に訪ねる。」って言ってそれだけで部屋に戻ったわ。いつもの提督なら「ワシの朝飯ないのぉぉぉぉ!?」ってツッコミが来てもおかしくなかったのですが?」

 

 

ベールヌイ

「やれやれ、司令官にも困ったものだ。」

 

 

暁、雷

「あんたの所為でしょうが!!」

 

 

「響ちゃん反省するのです!!」

 

 

 

原因がわかったところで早速対策を話し合った。

 

 

 

阿武隈

「はい!」

 

 

 

最初に手を上げたのは阿武隈である。だがここである艦娘がいない事に気付く。

 

 

 

阿武隈

「由良ちゃんがいないんだけど誰か知らない?」

 

 

大淀

「アブお前なんでそれ今頃言うの?」

 

 

阿武隈

「言うタイミング逃して今言いました。」

 

 

 

由良がいない事だった。話を戻すが、ここで虹野ゆめから一つの提案が上げられた。

 

 

 

 

ゆめ

「ライブしましょう!!」

 

 

大淀

「ライブですか?」

 

 

ゆめ

「これだけアイドルがいるんです!皆さんで最高のライブを届ければ提督さんも元気を出してくれるはずです!!」

 

 

金剛

ゆめ(ドリーム)のアイディアに賛成ネ!差し支えなければ、私達もsinger(シンガー) song(ソング)に混ぜてください!!皆さんでテートクを救い出しまショウ!!」

 

 

ゆめ

「はい!喜んで!」

 

 

金剛

「そんでテートクとの結婚式を上げ直すネ!!」

 

 

ひなき

「金剛さんが元気になって良かったぜ!」

 

 

霧島

「ご心配をお掛けしました。」

 

 

いちご

「よーし!『提督さんを元気にしようスペシャルライブ』みんな張り切っていくよ!」

 

 

艦娘、アイドル

「おー!!」

 

 

 

信長の救済手段が見つかった今、後は実行あるのみ、彼女達は早速準備に取り掛かろうとした。だがこの提案に反対する者達が出て来た。

 

 

 

光秀

「申し訳ありませんがその提案に反対させて貰います!!」

 

 

 

明智少佐であった。

 

 

 

エルザ

「明智少佐。貴方の意見は却下します!」

 

 

光秀

「何故ですか!?声ネタにしたことまだ根に持ってるんですか!?」

 

 

エルザ

「違います。」

 

 

 

エルザは反対する光秀を説得した。

 

 

 

エルザ

「ここには私を含め、アイカツランキング上位者の強者ばかりが集まってます。それでも私達の歌声は提督さんには届かないと?」

 

 

光秀

「話を聞く限り、それほど司令の精神状態が酷すぎるんです。最悪不発で終わってしまう。どこぞの駆逐艦が司令に魚雷カットインしなければ可能性はありましたが!!」

 

 

ヴェールヌイ

「全く誰だい?そんな可能性を奪った駆逐艦は?迷惑もいいとこだ。」

 

 

 

ヴェールヌイはそのまま倉庫の中に押し込められた。

 

 

 

光秀

「虹野殿には申し訳ありませんが、その提案に賛成する事は出来ません。どうかご了承下さい。」

 

 

ゆめ

「そんな。」

 

 

大鳳

「私もその提案には反対だね。」

 

 

 

大鳳も光秀同様反対だった。

 

 

 

ゆめ

「どうしてですか!?」

 

 

大鳳

「君の提案はあまりにも無意味だからさ。」

 

 

ローラ

「そこまで言わなくてもいいじゃないですか!?」

 

 

イヨク

「そうです大鳳殿!虹野殿の努力を無にする気ですか!?」

 

 

大鳳

「事実を言ってるまでだよ。」

 

 

光秀

「大鳳殿の言う通りです!それだけ司令のメンタル大破炎上!轟沈寸前なんです!!」

 

 

大鳳

「悪いけど君の意見と全く違うんだが?」

 

 

光秀

「はい!?」

 

 

長門

「どう言うことか説明しろ大鳳。」

 

 

大鳳

「君達のやろうとしてる事は、いわタイプのポケモン相手にでんきタイプのポケモンで挑もうとしているのと一緒さ。」

 

 

武蔵

「何故ポケモンで例えた?」

 

 

長門

「あれだろ?アニメ20周年だからだろ?」

 

 

大鳳

「君達の歌声は提督には届かない。」

 

 

ゆめ

「そんなのやってみなきゃわからないじゃないですか!」

 

 

大鳳

「わかるさ。さっきも言ったとおり君達の歌声は提督には届かない。それは君達と相性が悪いからだよ。」

 

 

美月

「相性?」

 

 

大鳳

「どれだけ素敵な音色を奏でても、提督の心には響いているが、それで彼が戻るとは限らない。」

 

 

ゆめ

「じゃあどうしたらいいんですか!?」

 

 

大鳳

「簡単だよ。君達がやろうとしてた事の逆をやればいい。」

 

 

ゆめ

「逆?」

 

 

大鳳

「提督を喜ばせるのではなく、ショックを与えるんだ。」

 

 

 

それを聞いて光秀から一つの提案が思い浮かんだ。

 

 

 

光秀

「そうでしたか大鳳殿!なれば私に策がございます!」

 

 

大鳳

「聞かせて貰おうか?」

 

 

光秀

「出来ればこの手は使いたくなかったのですが背に腹には変えられません!!艦娘一同全員提督に()()()を!!」

 

 

大鳳

「却下。」

 

 

光秀

「え?」

 

 

 

その後、光秀は焼死体で発見された。

 

 

 

長門

「おい大淀。なぜあいつはクビにならない?」

 

 

大淀

「上層部に何度か問い合わせてはいますが『無理』の一点張りでした。」

 

 

 

大淀は光秀とイヨクを退職させようと上層部に報告を入れるのが日課になっている。

 

 

 

イヨク

「全く明智少佐にも困ったものだ!ですが攻略法がわかった今!このイヨク・クジャン!!信長様を元に戻す秘策がございます!!」

 

 

大鳳

()()されるのが目に見えてるが一様聞いておこう。」

 

 

イヨク

「あれ!?制裁確定!?」

 

 

 

お決まりらしい。

 

 

 

イヨク

「ここは客人であるアイドルの皆様方に協力してもらい、信長様の部屋に忍び込み()()()を!!」

 

 

エルザ

「謹んでお断りします。」

 

 

イヨク

「え?」

 

 

 

その後、無数の斧が突き刺さった遺体が見つかった。

 

 

 

エルザ

「なんであの人達クビにならないんですか?」

 

 

大淀

「さあ?」

 

 

 

結局イヨクも光秀と同じ作戦だった。

 

 

 

長門

「大鳳。何かいい案はあるか?お前の事だから名案はあるのだろ?」

 

 

大鳳

「そうだね。いっその事みんな自沈しちゃおっか!」

 

 

長門

「は?」

 

 

 

大鳳の言っている事がわからなかった。

 

 

 

大鳳

「私達艦娘が全員自沈する。この基地から艦娘がいなくなればいい。もちろん間宮さんと伊良湖ちゃんも含めてね。」

 

 

長門

「お前・・・本気で言ってるのか。」

 

 

大鳳

「本気で自沈するわけではないよ。そう言うシナリオだって事さ。そして君達アイドルが泣きながら提督に訴えるんだ。「貴方の所為でみんな沈んだよ」って。」

 

 

 

大鳳の提案に誰もが震えた。賛成する者もいれば迷っている者もいた。

 

 

 

ゆめ

「私は嫌です!」

 

 

 

反対する者もいた。

 

 

 

ゆめ

「どうしてそんな酷いこと思いつくんですか!?ただでさえ提督さん傷ついてるのに、そんなことしたらもう立ち直れなくなっちゃいますよ!!」

 

 

大鳳

「君も言ってたではないか。「やってみなければわからない」と?」

 

 

ゆめ

「そんな人を傷つけるやり方最低だと思います!!」

 

 

大鳳

「なんの根拠もなしに平和的解決策を提出する方が愚かだと思うよ。」

 

 

 

この時から、大鳳と虹野ゆめは険悪の関係になっていった。

 

 

 

長門

「もはや手段は選べぬか。邪道な手ではあるが仕方ない提督を救うためだ。」

 

 

ゆめ

「長門さん!?」

 

 

長門

「皆心して掛かれ!我々は提督を救うため今から鬼となろう!!」

 

 

ゆめ

「そんな!!」

 

 

長門

「許せ虹野。時には非情を貫き通さねばらぬ覚悟も必要なのだ!」

 

 

陸奥

「長門それイヨク少佐のセリフ。」

 

 

 

だがゆめ以外、全員の決意は固かった。

 

 

 

長門

「では多数決により大鳳の案を採用とする。作戦は明日マルナナマルマルに開始する。全員で提督を取り戻すぞ!!」

 

 

アイドル達

「はい!」

 

 

艦娘達

「了解!!」

 

 

信長

「いやそれやったらワシ死んじゃうからやめてぇぇぇぇ!!」

 

 

艦娘達

「えぇぇぇぇぇ!!提督ゥゥゥ!?」

 

 

 

何故か信長が食堂の窓から顔を出してきたのだ。

 

 

 

隼鷹

「提督何してるの!?」

 

 

信長

「お前達の様子を見にきたのだ。そしたらとんでもない作戦思いつきおって!!何も知らずに実行してたらワシ廃人になってたからね!?」

 

 

 

艦娘達もアイドル達も信長を見てぽかーんとしていた。

 

 

 

隼鷹

「提督?元に戻ってる?」

 

 

信長

「そうらしいな。今本調子だ。」

 

 

 

それを聞いて全員大喜びした。

 

 

 

由良

「良かったですね!提督さん!」

 

 

阿武隈

「由良ちゃん!?」

 

 

鬼怒

「ずっと提督と一緒だったの!?」

 

 

由良

「うん!本当に間に合って良かった。もう少し遅かったら何も知らずに朝提督さんが大変な事になってた。」

 

 

阿武隈、鬼怒

「なんかごめん。」

 

 

 

間一髪であった。

 

 

 

信長

「大鳳!貴様由良がいなかった時点でワシが戻って来る事最初からわかっていたな!?」

 

 

 

信長の問に全員大鳳の方に注目した。すると彼女はこう答えた。

 

 

 

大鳳

「私の発案したこの作戦に最初から意味があったと思うのかい?」

 

 

艦娘達

「大鳳ぉぉぉぉ!!」

 

 

ゆめ

「私やっぱりわたし大鳳さんのこと()()()()です!!」

 

 

大鳳

「私も()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()に用はないよ。」

 

 

信長

「何をムキになってるんだこいつらは?」

 

 

 

無事に事件は解決し、信長は由良と共に食堂に入り、皆んなに謝罪した。

 

 

 

信長

「皆心配を掛けてすまなかった。だがもう立ち止まるのはやめた!これからはお前達と共に前へ進む!」

 

 

隼鷹

「それは何よりだけど私らの作戦会議どっから見てたの?」

 

 

信長

「ちょうど「吹雪と!大淀と!美月と!エルザの!抜錨!私達の提督を取り戻せ作戦会議!!イェー!!」辺りからだ。」

 

 

隼鷹

「最初からじゃん!!」

 

 

信長

「てかMC供!仕事したのオープニングだけかい!?」

 

 

吹雪、大淀、美月、エルザ

「すいませ〜ん。」

 

 

 

信長も由良のおかげで無事に元に戻りこうして一同解散した。

 

 

 

翔鶴

「良かったですね大鳳さん。()()()()()()()に提督が元に戻って。」

 

 

大鳳

「なんの事だい?」

 

 

翔鶴

「とぼけても無駄ですよ。由良さんが提督のところに行った時から確信していた。彼女なら提督を取り戻せると。だからゆめちゃんの案を否定したのよね?そんなことしなくても提督は帰って来るって。」

 

 

瑞鶴

「あんたそんなことまでお見通しだったの?」

 

 

大鳳

「いや、正直彼女の提案には驚いたよ。あまりにも無意味な事をしようとしていたからね。」

 

 

瑞鶴

「なんであんたゆめに冷たい態度とってるのよ?あの子のこと嫌いなの?」

 

 

大鳳

「己が野望を叶えたければ、己の信念を殺して先に進め。」

 

 

瑞鶴

「は?」

 

 

大鳳

「このアイカツ合宿で、彼女には残酷な現実に立ち向かう強さを手に入れて欲しい。なら私が悪役を買って出た方が都合がいいからだ。」

 

 

 

この大鳳の行動が虹野ゆめに何をもたらすのか。次回!いよいよ夏イベ「西方再打通!欧州救援作戦」海戦!!

 

 

 

瑞鶴

「すっかり忘れてたけど来月イベント(大規模作戦)だったっけ!?」

 

 

 

続く。




『吹雪と!大淀と!美月と!エルザの!抜錨!私達の提督を取り戻せ作戦会議!イェー!!』が始まる数時間前、信長は業務を終えて堤防で夜の海を見ていた。



由良
「ここでしたか。」


信長
「由良か。」



由良が来たのはこの時だった。



信長
「先月はすまなかった。事故とはいえデリカシーのない事をしてしまった。」


由良
「許しませんから。」


信長
「なに?」


由良
「提督さんが元気になるまで由良は許しませんから。」


信長
「お前は・・・・優しそうに見えて時折厳しい事を言うな。」



この時信長は自分の胸の内を明かした。



信長
「先輩の件に関しては想定外ではあったが、こればかりはどうにもならん。愛犬に関しては余命を受けていた。だからどちらも大したことはなかった。」


由良
「じゃあなんで落ち込んでるんですか?」


信長
「今回の件もそうだが今年に入って最悪だった。」


由良
「パソコンが壊れたり、足骨折したり、またパソコンが壊れたり、お父上心筋梗塞、先輩心筋梗塞で死亡、愛犬寿命で死亡ですか?」


信長
「いちいち上げなくていい。凹むから。」



あとクレジットカードの支払いもね。



信長
「ワシは無力だ。今までは対応できていたが今回ばかりは何もできなかった。」


由良
「いや。さすがに無理があるような?」


信長
「ただでさえ何もできぬ人間だと言うのに、運まで悪ければただの無能ではないか。ワシに何があると言うのだ。何故こんなワシが提督なのだ。皆何故ワシに付いてくるのだ。こんな愚か者見捨てしまえばいいものを!!」


由良
「提督さん。ドン引きするから黙ってて下さい。」


信長
「あっ。すいません。」



お見苦しいとこをお見せしてすいませんでした。



由良
「提督さんが本当に無能なら誰も付いて来ていません。それに私達は損得で提督さんに付いて来てるわけじゃありません。皆んなに優しいから付いてくるんです。何も出来なくていいからただ見守って側にいて下さい。それだけで私達は頑張れます!」


信長
「お前の話を聞いたら考えるのが馬鹿らしくなってきたわ。」



信長完全復活の時だった。



信長
「もう立ち止まるのはやめだ!来月にはイベント(大規模作戦)もある。今はひたすら前へ進むだけだ!」


由良
「その意気ですよ!提督さん!」



これが信長復活劇である。



竜馬
「じゃからおまんらそれ本編で書けやぁ!!」


陸奥
「何故おまんがツッコムんじゃ?」



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