エヴァンゲリオン4号機が劇中に参戦したら。   作:NERVの掃除係

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俺の名前はクレイグ・クレイグ

NERVとは。

 

国連直属の超法規的武装組織。汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンを保有し、人類の敵・使徒の調査・研究、そして殲滅を主要任務としている。

使徒の襲来によって予測され得るサードインパクトを未然に防ぐという大義名分の下、国連から広範囲な特権を与えられており、使徒殲滅作戦時には国連および日本政府から戦闘指揮権のほぼ全てを委任されている他、戦略自衛隊の試作兵器の徴発・事後処理である報道管制など、様々な超法規的措置を行う権限を認められている(そのため、日本政府からはその存在を快く思われていない)。

 

by Wikipedia。

 

悪い、まずは説明から入らなければと思ってな。

 

さて、おはよう、こんにちは、あるいはこんばんは。 俺の名前はクレイグ・クレイグ。

アメリカにあるNERV第2支部に所属している所謂4thチルドレンだ。

 

なんだそのふざけた名前はって?

知ってるか? アメリカでは名と性に区別がないんだぜ?

そのおかげで元はクレイグ・スミスって名前だった俺が親父の死別、お袋の再婚のせいでクレイグ・クレイグなんてふざけた名前になっちまった。

まあ日本にもめぐみめぐみとかいう名前の女性がいるとテレビで見たことがあるな。

 

閑話休題だ。

 

では話を続けよう。

まあ俺は転生者だ。

いや、あるいは前世の記憶を持っているだけかもしれない。

 

いや待て… 前世の記憶を持っているってことはつまり転生者になるのか?

 

…すまない、話題を戻そう。

 

元は純日本人。

確か中学生一年生をしていた俺はある日、赤子に戻っていた。

 

母親は以前の母親と違い色黒。

父親は肌の白いナイスガイ。

 

…おかしいな、俺の親は両方とも純日本人の筈だ。

状況を飲み込んだ俺は死ぬほど困惑した。

 

見える世界はアメリカン。

日本語はしゃべれたが通じる奴はいないしそもそも今の俺はアメリカ人だ。

ちなみに肌は白い、そこについては助かったな、ナードは勘弁だ。

 

生まれて数年。

俺はこの世界がある作品のものではないかと思った。

 

『新世紀エヴァンゲリオン』

 

俺も結構好きで映画は全て見ていた。

続編が出る前にこっちの世界に来ちまったがな。

 

その理由は… 使徒と、NERVの存在。

 

何故俺がNERVを知ったのか?

 

簡単だ。 俺が5歳の時にエヴァンゲリオン操縦の3番目の適格者として選出されたからだ。

ん? 「じゃあ3rdチルドレンじゃないか!」って? いやいや、主人公の場所を奪うのは気がひけるから自分の中じゃそう言ってるだけだよ。

 

その後俺は英才教育を受けた。

他国語については日本語は完璧だったのであとは他の重要な言語を習った。

一応頭はいい方だ。 飛び級も結構してるぜ?

 

ああ、知ってるか? アメリカの学校には飛び級が… 俺は本当に話題がそれるな。

 

まあそのままエヴァ操縦適格者として過ごしているうちに一つのことに気がついた。

 

あれ? 第2支部って爆発したよな?

 

そう。 確かNERV第2支部はS2機関の研究中爆発… と言っても本当は研究員の仕組んだ事らしいがとにかく爆発するのだ。

 

S2機関とはつまり使徒のコア。

普段エヴァはアンビリカルケーブルによって電力供給を受けなければ動く事はできないが、S2機関をエヴァに埋め込めば何もなしに永遠に動き続ける事ができる。

 

爆発の時期は確か劇中ではアルミサエル戦後。

現在では日本の主人公が討伐した第四使徒のコアが届いた状況。

 

まあその時は4号機に乗って、ATフィールドを展開して生き延びればいい。

まだ時間はある。 とりあえず今日からS2機関の実験が始まるがモーマンタイのはずだ。

 

『クレイグ、どうだ?』

 

俺に通信機で話しかけてくるおっさんは第2支部の支部長。 ここで1番偉い人だ。

 

『無理っすわ。 S2機関が俺に反応してくれねぇ。』

 

前までは素直に動いてくれていた4号機が反応してくれない。

S2機関というイレギュラーが邪魔をするか…

 

4号機と、S2機関と同調するためにさらに深く潜ろうとする俺の耳に、警告音が聞こえてきた。

 

『え?』

 

まさか… まさか嘘だろ!?

すでに爆発が!?

 

エヴァとガラス越しに向こうにいたおっさんたちが爆炎に飲まれ、それは俺とエヴァにも迫ってくる。

 

まずい。

 

ATフィールドは普段ならば展開できるがS2機関のある今は全く反応してくれない。

 

『くそったれ… 4号機、動きやがれ!』

 

こいつが動くイメージを何度も重ねるが不可能。

 

「終わりか…? いいや、まだだろ!!」

 

俺が日本語で呟いた瞬間。 エヴァの全方位をATフィールドが覆った。

 

「動いたか… 最高だ、愛してるぜ4号機!!」

 

さて、この後どうするか… 研究員の思惑通りに行くかそれとも…

 

「よし決めた!」

 

この先の道を選択し、研究施設内に無事で残っていた4号機の武装である【穿孔ユニット ラピッドボーラー】をひっつかみ背中に装着して、俺は…海に飛び込む。

と言っても全長150メートルはあるエヴァがすぐに全身沈みこむわけがなく。

海底を踏みしめて走りだす。

あたりは煙に巻かれていてよく見えない。

 

エヴァに水中専用の推進装置なんぞはないが… 泳げる。

後はわかるだろ?

 

日本は向こうの方角の筈だ。

半日も泳げば着くだろう。

 

夜中にエヴァンゲリオン4号機は、クロールで海を泳ぎ始めた。

 

…腹減るなぁ。




4号機、クロールで泳ぎだす。
武装の穿孔ユニット ラry については背中に着けておけるようにしました。
泳ぐ時あれがあるって邪魔やん?
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