PROBLEM CHILD DEVIL WHO COME FROM ANOTHER WORLD ~創造する者達の原典と運命を導かれる交響曲と箱庭の神魔大戦   作:タケノコ屋

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人気ノベル「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」をベースに書いた新作小説「PROBLEM CHILD DEVIL WHO COME FROM ANOTHER WORLD(プロブレム・チャイルド・デヴィル・フー・カム・フロム・アナザーワールド)(異世界から問題児の魔王達が来るそうですよ!) ~創造する者達の原典(クリエーター・オリジン)と運命を導かれる交響曲(パラドックス・ディスティニー・シンフォニア)と箱庭の神魔大戦(ラグナロク)~」の第2話とキャラクター紹介を搭載しました。

手始めに第2話を送りました。このお話はバトル展開が多いのが特徴で、銀太達が二回バトルする事になり、巨大な敵と激闘を繰り広げる事になります。
初戦では原作の一巻に登場する蛇神こと白雪姫との戦いで、銀太達三人と戦う事になります。
その後、銀太は巨大な怪物、雷魚と戦う事になりますが、電撃や強靭な体とタフネスを誇り、銀太を苦戦させる強敵で、いかに戦えるのかが注目です。
また、第一巻では見せなかった白雪姫の人化や銀太達を助ける義理堅さを見せるなど、出番が多くなっており、白雪姫の活躍に必見です。

バトルでは北斗の拳やジョジョのバトルアクション要素も多く含まれており、技名や再起不能を意味する「リタイア」が出て来るなど、ジョジョや北斗の拳が好きなユーザーが満足できるような内容になっていますので楽しみにしてください。

また、レイチェル・アルカードやジン・ラッセル、新キャラである幻獣ヒッポグリフ、グリフ・グライフなどの出会いも描かれており、後に物語を大きく関わる事になります。

劇中ではPC、もしくはCDから音楽を聞きながら朗読するという文字が出てきますので、音楽を聞きながら朗読するとより楽しめると思いますので、如何でしょうか?。

ラストに「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の主人公達が登場しますので、楽しんでください。

では、第ニ話「YES!箱庭へようこそ!白ウサギと箱庭の世界の摩訶不思議な冒険!!」ご覧ください。




第ニ話「YES!箱庭へようこそ!白ウサギと箱庭の世界の摩訶不思議な冒険!!」

PROBLEM(プロブレム) CHILD(チャイルド) DEVIL(デヴィル) WHO(フー) COME(カム) FROM(フロム) ANOTHER(アナザー) WORLD(ワールド)(異世界から問題児の魔王達が来るそうですよ!) ~創造する者達(クリエーター・)の原典(オリジン)運命を導かれる(パラドックス・ディスティニー)交響曲(・シンフォニア)と箱庭の神魔大戦(ラグナロク)

 

第ニ話「YES!箱庭へようこそ!白ウサギと箱庭の世界の摩訶不思議な冒険!!」

 

 

謎の白兎の少女と出会った銀太、優、あさぎは白兎の少女の不思議な力により巻き込まれ、さまざまな種族や修羅神仏の集まる異世界「箱庭の世界」へ飛ばされてしまう。

 

今、銀太達というと・・・・・・・・現在、上空4000mから落下中であった・・・・・・・・・・・・。

 

箱庭の世界 上空4000m

 

秋月あさぎ「あっ、銀太さん。あそこに町がありまよ。あっ、大きな山脈に光の柱もありますよ。」

壱松銀太「今はそれ何処じゃねえええええええええええええええええ~~~~~~~~~~~~。」

野崎優「こ、このままだと、僕達・・・・・・地面に激突してペチャンコになるよ。」

黒猫「にゃわああああああああああああああああああああああ~~~~~~~~~~~俺、まだ死にたくね~~~~~よ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・。」

壱松銀太「う、うん?・・・・・・・・・・・今、誰か言ったか?。」

 

銀太達三人の他に別の声が聞こえたが、今はそれ所ではない・・・・・・何故なら・・・・・今まさに地面の衝突まであと1メートルまで切っていたから・・・・・・・・・・・・・。

 

壱松銀太「(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死んだな・・・・・・・・・俺達は・・・・・・・・・・・・・・)」

 

地面との衝突は免れないと悟った銀太は目をつぶり、地面に激突する覚悟を決めた。

だが、彼らは本当に幸運であった・・・・・・・・・何故なら落下地点は地面ではないのだから・・・・・・・・・・・・。

 

ドボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

落下した所は箱庭の外側にある大滝「トリトニス大河の滝」でそのおかげで、銀太達はたいした怪我もなかった。

 

バシャッ・・・・・バッシャ・・・・

 

壱松銀太「ぶはあああああ~~~~~~~・・・・・・・・・・死ぬかと思ったぞ・・・・・・・・・・おい、大丈夫か?。」

秋月あさぎ「そうですね・・・・・・・・・・・・・・・湖のおかげで助かりましたわ。」

野崎優「そうだね。もし、地面だったら、僕達はあの世へ行ってるよ。」

黒猫「はあああああ・・・・・・・・・確かにやばかったぜ。これは・・・・・・・。」

壱松銀太「・・・・・・・・・・・・・・・・な、なあ・・・・・・・・・・優・・・・・・・・・・お前の猫は喋るのか?。」

野崎優「・・・・・・・・・・・あ、ああ・・・・・・え、ええと・・・・・・・ご、ごめん・・・・・・・・隠すつもりはなかったけど・・・・・・・・だめだよ。セーレム。人前に喋っちゃ・・・・・・・。」

秋月あさぎ「はあああああ・・・・・・・・・猫ちゃんがしゃべりましたよ。銀太君。」

黒猫「おいおい、譲ちゃん。猫ちゃんじゃなくて、俺にはセーレムって、名前があるんだぜ。覚えておきな。ベイビー。」

壱松銀太「・・・・・生意気な猫だな・・・・・・・・おい。」

秋月あさぎ「きゃあああ・・・・可愛いですわ。モフモフして気持ちいですわ。」

セーレム「にゃははははは・・・・・くすぐったいな・・・にゃははははは・・・・。」

野崎優「せ、セーレムったら・・・・もう・・・・。」

壱松銀太「・・・・やれやれだぜ・・・・・・。」

 

セーレムの可愛さにに熱中するあさぎと慌てる優。呆れる銀太。

 

壱松銀太「それよりこいつはどうする?。」

あさぎと優「あ!!?。」

 

銀太が担いでいたのは先ほど、銀太達を箱庭へ送り出した張本人である白兎の少女である。

銀太達は元の世界へ返るために彼女に問おうとした・・・・・・・。

 

壱松銀太「おい、起きろウサ公。お前に聞きたい事がある。」

ウサ耳の少女「・・・・・・。」

野崎優「ぎ、銀太君。無理に起こさないで。」

秋月あさぎ「そうですよ。ウサギは怖い顔を見せると死んでしまいますよ。まずは起きるまで待ってから、話し合えば良いと思いますわ。」

壱松銀太「・・・・・わかったよ。」

 

銀太はひとまず彼女を起きるまで待つ事にした。とはいえ、未開の地で待つのは危険を感じそうだ・・・・・・。

 

壱松銀太「一体ここは何処なんだ?。」

秋月あさぎ「そうですね。ここは未開の地ですから・・・・・原住民がいるかもしれませんね。」

壱松銀太「そうかもしれんな・・・・だが、ここで待つよりここが何処なのか調べる必要があるな・・・・。」

野崎優「じゃあ、人がいないか見に行くね。」

壱松銀太「ああ、そうだな・・・・って、お前、歩けるのか!?。」

野崎優「?・・・あっ!!?・・・・・ほ、本当だ・・・・あ、歩いてる・・・・・。」

 

今まで少しだけしか歩けなかった優の体はまるで健康そのもののように自由に歩ける事に本人も驚いていた。

 

秋月あさぎ「まさに奇跡ですわ。きっと神様の贈り物ですわ。」

野崎優「・・・もしかしたら・・・・この世界に来た影響かもしれないよ・・・・。」

壱松銀太「ふ~~~ん・・・・・ここは摩訶不思議な世界だな・・・・・。」

セーレム「よかったじゃないか。優。自由な体になってよ。」

野崎優「・・・・うん、ありがとう、セーレム。」

 

和やかな雰囲気になっている一行だが、そんあ一行のよそに彼らを見つめる存在が水面下にいた・・・・・。

 

???「・・・・・・・」

 

そんな事に気づかない銀太達であったが、気を失っていたウサ耳の少女が目を覚ました。

 

ウサ耳の少女「・・・・・・?。」

壱松銀太「お、気づいたか?。」

ウサ耳の少女「・・・・・・」

 

ウサ耳の少女が目を覚ました事を気づいた銀太。ウサ耳の少女はきょとんとして見ていた。

 

壱松銀太「目を覚まして悪いが、おめぇに聞きたい事が・・・・?・・・・どうした?。」

ウサ耳の少女「・・・・・・う、うう・・・・うわ~~~~~~~~~~~~~ん!!?。」

 

突然銀太の顔を見て怯え、泣き出してしまったウサ耳の少女。彼女の泣き顔に動揺する銀太であった・・・・。

 

壱松銀太「・・・・い、いや・・・お、落ち着けよ・・・・・俺達はただ・・・・。」

ウサ耳の少女「うえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん!!?。」

壱松銀太「お、おいっ!?・・・・つか早っ!!?。」

 

ゴオオオオオオオン・・・・サッ・・・サッ・・・サッ・・・・・・。

 

ウサ耳の少女は見かけによらず素早く風のように走り去ってしまい、それを見た銀太達は唖然と見つめてしまった・・・・・。

 

壱松銀太「お、おいっ・・・嘘だろ・・・・あ、あんなに早く行ってしまったぞ・・・・・お、おい・・・・・。」

秋月あさぎ「見かけによらず素早いですわ。あんなに早く走り去る方は今まで見た事がありませんわ。」

野崎優「!・・・そ、それよりも・・・早くあの子を追わなきゃ!!?。」

壱松銀太「あ、ああ・・・そうだな・・・・・とっととあいつを捕まえて帰る方法をはかなきゃな・・・・。」

野崎優「ぎ、銀太君・・・・そ、それは乱暴すぎだよ・・・・・無理やりは良くないよ。」

秋月あさぎ「そうですんわ。まずは話し合いをして如何でしょうか?。話せば分かり合えるかもしれませんわ。」

セーレム「おいおい・・・・・・早く追いかけないと見失うぞ。」

壱松銀太「そうだな。とっとと追いかけるぞ。」

野崎優「うん。」

秋月あさぎ「はい。」

 

銀太達はウサ耳の少女を追いかけようとした・・・・・・。

 

???「・・・・・・ここから出ると思うな・・・・・・。」

壱松銀太「?・・・・・今、誰か言ったか?。」

秋月あさぎ「いいえ、言っていませんわ。」

野崎優「セーレム?。」

セーレム「いや、俺じゃね~ぞ。」

壱松銀太「じゃあ・・・一体誰が?・・・・・・・。」

???「我が住処を荒らす者は生きて帰さぬわ!!」

銀太・優・あさぎ・セーレム「!!?。」

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・ザバアアアアアアアアアアアアアアアン・・・・・・・・・・・。

 

巨大な水柱が発生、その中に巨大な影が・・・・・・・・。

 

???「貴様らか!我が住処を荒らしている者達は!!?。」

 

現れたのは巨大な白蛇であった。鎌首を起こし、三人プラス一匹を睨みつけてきた。

どうやら住処を荒らしていたと思い、怒っていたようだ・・・・・・。

 

壱松銀太「・・・・・・なあ、俺達、でかい蛇の化け物を始めて見たぜ。」

野崎優「う、うん・・・・しかも・・・・喋っているよ・・・・。」

秋月あさぎ「・・・・・・白い蛇さんですか・・・・・・風流ですね。」

セーレム「・・・・・おいおい、相手は水神の眷属の蛇神だぜ。どうするつもりだ?。」

3人「・・・・・・・」

 

セーレムの質問に無言に考える3人。そして、答えは・・・・・。

 

壱松銀太「・・・・・・・・・・・・よし、帰るか。」

野崎優「うん、失礼しました。」

秋月あさぎ「では、ごきげんよう。」

セーレム「・・・・・・じゃあな。」

 

白蛇「って、ま、まてっおいっ!?、そのまま帰るな!!?。」

 

そのままあっさり帰ろうとする3人+一匹を引き止めようと立ちはだかる白蛇。

 

白蛇「これだけ荒らしといて謝りもせずこのまま帰すと思ってるのか!!?。」

壱松銀太「おいおい、失礼な蛇公だぜ。ありゃ、事故だよ。好きに荒らしているじゃねんだよ。」

野崎優「そうです。僕達はこの世界が初めてなんです。それとごめんなさい。」

秋月あさぎ「蛇さん。(わたくし)達はあなたの住処を荒らす気はありません。どうか通させてください。」

セーレム「・・・・・・俺は関係ないぞ。」

白蛇「・・・・・・不愉快な奴らだな(礼儀正しい二人以外は)・・・・・・」

 

3人+一匹のそれぞれの対応に礼儀正しい優、あさぎ以外呆れている様子・・・・・・。

 

白蛇「このトリトニスの大滝から出たければ我の試練を受けよ。“勇気”、“知恵”、“力”、どちらを選ぶが良い。」

壱松銀太「・・・・おいおい、偉そうに試練を選べだあ?、何勝手に仕切ってんだ。あっ!、蛇公。」

野崎優「だ、駄目だよ、銀太君。暴力は・・・。僕達、試練とかあまりわからないので遠慮します。」

秋月あさぎ「試練ですか?。もしかして、バラエティー番組で水着姿で相手を叩き落すゲームですか?。それは楽しいですね。」

セーレム「・・・・・いや、違うと思うぞ・・・・・・・。」

白蛇「・・・・・・き、貴様ら・・・・・・・・・ほ、本当に・・・・・・知らないのか?・・・・・。」

 

試練の意味を知らない三人に説く白蛇に対し、銀太達は言った。

 

壱松銀太「ああ・・・知らねーな。誰が好き好んでそんなくだらねえもんに受けるかよ。そんな事も知らねーで試練を与えようとは、相等馬鹿だな。」

白蛇「・・・ぐ、ぐぐ・・・・・き、貴様~~~~~~!!?。」

 

銀太の言葉に怒りを燃やす白蛇。銀太の挑発に優が静止しようとした。

 

野崎優「ぎ、銀太君。相手が蛇でも怒らせては駄目だよ。」

壱松銀太「へっ、どうせ、試練とは水遊びとか水泳、素潜りでもじゃねーか?。そんなくだらねえ試練を受ける気がねえよ。」

野崎優「う、ううん・・・・僕は違うと思うよ。もしかしたら、あの高いところからジャンプするのじゃないのかと思うよ。」

壱松銀太「・・・・・確かに度胸試しにはぴったりだな。」

秋月あさぎ「あの~、蛇さん。試練とは水着姿で相手を叩き落すバラエティ番組のゲームですか?。それともみんなで楽しくバンジージャンプをするゲームですか?。」

壱松銀太「・・・・おいおい・・・・・みんなで楽しくバンジージャンプするってのは・・・・・・・無理があるぞ・・・・・。」

野崎優「・・・アハハハ・・・・た、確かに・・・・。」

白蛇「・・・・お、お前ら・・・・・試練を何だと思ってるんだ・・・・・・いいだろ、我が教えてやるから聞くが良い!!?。」

壱松銀太「おいおい、あの蛇、俺達に説明するようだぜ。まったく、迷惑な蛇だぜ。」

野崎優「銀太君。せっかく説明してくれるのに失礼だと思うよ。」

秋月あさぎ「そうですよ。まずは説明を聞きながら楽しくお茶会をしましょう。」

銀太、優「・・・・・いや、間違えてる(よ)ぞ)。」

セーレム「まあ、あの蛇、俺達をここから出す気はねえだぜ、説明した所でどの道、試練を受けるしかねえんだぜ。こりゃ。」

壱松銀太「やれやれ・・・まいったぜ・・・・・。」

白蛇「聞け~~~~~~!!?、人がせっかく親切に教えているのに無視すんじゃない!!?。」

三人「・・・・・すみません・・・・」

 

さすがに試練の意味を知らない三人に呆れながら新設に説明を話そうとする白蛇だが、三人の問題行動に頭を悩む事に・・・・・。

 

白蛇「試練とはすなわち、ギフトゲームである。」

壱松銀太「ギフトゲームだ?、何だそりゃ?。」

白蛇「ギフトゲームとはここ「箱庭の世界」では恩恵(ギフト)を競う合うゲームで、多くのギフト保持者がそれをかけて競っているのだ。」

野崎優「箱庭の世界?。それって何なのですか?。」

白蛇「ふん、箱庭の世界を知らないとは無知であるな・・・・・まあ、その素直さに免じて教えておこう。この箱庭の世界とは世界軸に支えられた広大な都市で、精霊や悪魔、幻獣などの様々な種族や修羅神仏の集まっている。まあ、あそこには我など足元にも及ばない強大なギフトを持つ猛者達が無数に存在しておるのだ。それを知らないと命が無いぞ。」

壱松銀太「へ~~・・・・・そんな猛者共がいるのかよ。」

秋月あさぎ「あの~~~・・・・・・・・ギフトゲームには何かメリットとかありますのですか?。」

白蛇「ふっ、確かにその通りだ。ギフトゲームはギフトや賞品をかけて競う合い、勝利者は賞品やギフトなどを手にする事ができるが、敗者はすべてを失う。それがこの世界のルールだ。」

壱松銀太「おいおい、まるでギャンブルじゃねーのかよ。それ。違反じゃねーんかよ?。」

白蛇「愚か者。ここは「箱庭の世界」だぞ。お前達が考えている普通の常識は通用しないぞ。ギフトゲームは売買と同価値の興業で、金や物、無論人間すら賞品として扱うからな。それに能力不足や知識不足は不備とは認められない。なぜならそれが出来ない方が悪い。それが箱庭のルールだ。」

壱松銀太「・・・・いやな世界だな、ここは・・・・まるで弱肉強食の世界だな。」

秋月あさぎ「そうですね。奴隷制度は人権に関わるもの。人は平等であり、自由ですわ。」

野崎優「そうだね。」

白蛇「・・・・お、お前らな・・・・・まあ、いい・・・今問う、我が試練を受けよ。さすれば新たな恩恵を授けよう。我が一撃を耐えれば貴様らの勝利を認めよう。」

壱松銀太「ふん・・・・ようは力ずくでぶちのめすだけって事か・・・・・イージーでやかりやすい試練だぜ。お前を倒して、ここから出て行けるからな。」

白蛇「ふん、付け上がるな。貴様ら人間如きが我を倒すなど笑止千万。戯言はあの世で言うが良い。」

 

今にも襲い掛かろうとする白蛇に対し、銀太はそれに恐れず、余裕の笑みを見せる。

 

壱松銀太「最初に言っとくぞ。蛇公。勝負ってのは最後までやってみないわからねーぜ。これは喧嘩だ。勝つか負けるか・・・ただそれだけだ。」

白蛇「ふん・・・・・その心意気は良し、我が試練を凌げば認めてやろう。来い、人間!!?。」

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・・・・・・。

 

白蛇が引き起こした多数の竜巻のような渦を巻いた水柱が銀太に襲い掛かる。まさに絶体絶命に陥る銀太であったが、迫り来る水柱に対し、余裕の笑みを見せた・・・・・。

 

白蛇「!!?・・・貴様、何故笑う、恐れを感じないのか!!?。」

壱松銀太「最初から言ったはずだ。勝負ってのは最後までやってみないとわかねんだぜ。」

白蛇「ふん、面白い男だ。その心意気を免じて、我が一撃を耐えて見せよ。」

壱松銀太「!!。しゃらくせい!!?。ぶちのめしてやる!!?。」

 

迫る水柱を飛び込む銀太。激流に飲み込まれた銀太であったが、そこへあさぎが現れ・・・・。

 

秋月あさぎ「すう~~~・・・・・・・。」

白蛇「!!?。」

秋月あさぎ「ふああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・・・!!。」

 

ザバアアアアアアアアアアアアアン・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

彼女の歌声で水柱を無効化させてしまった・・・・・・。

 

白蛇「ば、馬鹿な・・・・・我がギフトは嵐を操る力・・・・・・それを無効化するとはお前は一体・・・・・。」

秋月あさぎ「・・・・・ただの迷い人ですわ。」

 

白蛇の問いに対し、笑顔で回答するあさぎ。そこへ、優が右手をかざすと・・・・・・。

 

すううううううう・・・・・・・・・。

 

壱松銀太「優!!?。ありがとよ。」

野崎優「うん、任せてね。」

 

優の不思議な力で宙を浮く銀太は空高く上がり、そして、優が手を下ろすと銀太は急降下した。

 

壱松銀太「おりゃああああああああああああああ!!?。」

白蛇「くっ・・・・・な、ならば・・・・こちらも全身全霊を込めてお前を倒そう。食らえ!、我がギフトの力のすべてを集めて作り出した技よ。この一撃ですべてを決める!!?。」

壱松銀太「おもしれい!。タイマン勝負だ。行くぞ、蛇公!!?。」

 

白蛇が嵐のギフトの力のすべてを集めて作り出した巨大な激流の嵐に対し、正面から迎え撃つ銀太。

今まさに誇りと信念をかけた決闘であった。

 

壱松銀太「おりゃあああああああああああああああああああああああああ!!?。」

白蛇「むおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?。」

 

バチバチバチバチバチバチ・・・・・・・・・・ドゴオオオオオオオオオオオオオン

 

拳と激流のぶつかり合いに火花を起こし、爆発した。

爆発に巻き込まれた銀他の運命は・・・・・・・・・・。

 

白蛇「・・・・・・終わりだな・・・・・・我の勝ちだ・・・・・。」

 

勝利を確信する白蛇であったが煙が徐々に晴れていく中、上空に何かが落ちてきた・・・・・・。

 

白蛇「!?・・・・・ま、まさか!!?。」

 

驚愕する白蛇。それは・・・・・

 

壱松銀太「勝負ってのは最後までやってみないとわかねえと言ったはずだぜ!?、蛇公!!?。」

白蛇「!?。」

壱松銀太「オラアアアアアアアアアアアアアア!!?。」

 

ドゴッ。

 

白蛇に一撃を殴った。だが、それだけでは終わらない・・・・・。

 

壱松銀太「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ・・・・オラッ!!?」

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ・・・・・・・ズドオオオン・・・・・ドボオオオオオオオオン・・・・・・・・・・・・。

 

壱松銀太「ストライクアーツ、アクセルスマッシュ。」

 

蛇の水神 再起不能(リタイア)

 

無数の連打を食らった白蛇は最後の一撃を食らい、水面へ沈んだ。

 

白蛇「・・・・な、何と言う・・・・・ち、力だ・・・・・・・・わ、我の負け・・・だ・・・・み、見事・・・だ・・・・・。」

壱松銀太「お前もなかなかだったぜ。蛇公。」

 

自身の敗北を認めた白蛇に対して賞賛する銀太。いよいよウサ耳の少女を探しに行くようだ。

 

壱松銀太「森の中は分からないからな・・・・・一時間以内に見つけない時はここで集合でいいよな。」

野崎優「うん、わかった。」

秋月あさぎ「わかりましたわ。」

セーレム「じゃ・・・・・任せたぜ、ベイビー。」

壱松銀太「おいっ!!?。」

 

ちゃかり一人だけ怠けようとするセーレムに突っ込みをする銀太。

 

野崎優「待って!。先にあれの治療してからでもいい?。」

壱松銀太「・・・・おいおい、あいつは俺達を襲ってきたんだぞ。助ける理由など・・・・。」

野崎優「・・・・確かにそうかもしれないけど・・・でもほっとけないよ・・・・元々は僕たちが招いた事だから・・・・だから、銀太君・・・・・お願い・・・・。」

壱松銀太「・・・・。」

秋月あさぎ「銀太さん。私達もお願いいたします。たとえ私たちを襲った者でも傷ついていれば見逃せませんわ。」

壱松銀太「・・・・・・やれやれ・・・・・・分かったよ・・・・・・・好きにすれば良いぞ・・・・・・・。」

野崎優「ありがとう。銀太君。」

秋月あさぎ「それでは、ざっそく治療しますわ。」

 

優とあさぎが白蛇に駆け寄った。

 

野崎優「今、傷を治すからしばらく辛抱してね。」

秋月あさぎ「す~~~・・・・・らあああああ~~~~~~~・・・・・・・。」

 

カアアアアア・・・・・・・・スウウウウウウ・・・・・・・

 

優の不思議な力による回復とあさぎの歌により傷が治り、完全に完治する白蛇。

こうして、白蛇を完治させた後、それぞれウサ耳少女の捜索する銀太達。しかし、広大な森林にさすがに探し当てるのは困難で至難の業である・・・・・・。

 

それぞれ主人公達の視点で御覧ください。

 

壱松銀太の場合

 

トリトニス大河付近の森

 

 

ガサガサッ・・・・ガサガサッ・・・・。

 

深い森の中を突き進む銀太。そこは様々な魑魅魍魎が住んでいる危険な森であった・・・・・・はずだった・・・・・。

 

魑魅魍魎A『ひ~~~~~~!!?。』

魑魅魍魎B『あ、悪魔だ・・・・悪魔の子が来たぞ!!?』

魑魅魍魎C『に、逃げろ~~~~!!・・・・こ、殺される!!?』

壱松銀太「・・・・・」

 

魑魅魍魎達は銀太の姿を見て、一斉に逃げ出した。

銀太の睨みと凄み、目付きの悪さ、そして、水神を倒した事を知り、恐れてあっさり一目散に逃げ出した。

もはやここは銀太以外いなくなったようだ・・・・・・。

 

壱松銀太「・・・・やれやれだぜ・・・・・・!!。」

 

カサカサ・・・・カサカサ・・・・。

 

ふと茂みの奥から気配と物音を察した。

 

壱松銀太「何だ?。」

 

銀太は茂みの奥から音が探し、茂みの奥を覗き込むと・・・・・。

 

子狐「くぅぅん・・・・くぅぅん・・・・。」

壱松銀太「・・・・子狐か。」

 

それは可愛らしい子狐であったが、どうやら右足を根っこの間にはまって抜け出せないようだ。

 

壱松銀太「・・・・・・やれやれだぜ・・・・・・おい、子狐・・・・助けてやるからじっとしろ。」

子狐「!!・・・く、く~~ん・・・・・。」

壱松銀太「安心しろ!すぐに終わるから我慢しろ。」

子狐「・・・・く、く~~ん・・・・・。」

 

カサカカサ・・・・カサカサ・・・・ザッ。

 

壱松銀太「ふ~~・・・・・ん?・・・・おい、動くなよ。すぐに終わるから待ってろ。」

子狐「く、く~~ん・・・・・。」

 

子狐を根っこから助け出した後、何かを気づき、ある事をした。

 

サッサッ・・・サッサッ・・・シュッシュッ・・・・シュッシュッ・・・・キュッ・・・・・。

 

壱松銀太「よし、これでよしと!。」

子狐「く、く~~ん・・・・・。」

 

どうやら右足が怪我をしていたので治療してもらったようだ。

 

壱松銀太「俺は人を探しているから後は自分で歩けるはずだが・・・・・どうした?。」

子狐「く~~~ん・・・・・。」

 

どうやら銀太の事が好きになったようだ。

 

壱松銀太「悪いが、今はお前と戯れる暇はねえ。さっさと自分の住処へ帰りな。」

子狐「く~~~ん・・・・・。」

 

そう言うと銀太はさっさと森の奥へ行きましたが、子狐は諦めず彼の後をつけました。

 

一方、優はというと・・・・彼女は森の奥である動物に出会う事になる・・・・・・・。

 

 

野崎優の場合

 

トリトニス大河付近の森

 

 

ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・

 

優は森の奥まで歩いていた。

 

野崎優「森の中にはいろいろなものがいるみたいね。セーレム。」

セーレム「おいおい、早くこんな所をおさらばしたいぜ。ここには魑魅魍魎だらけで、良い所なんてないんだぜ。」

野崎優「でも、あの子を見つけないと元の場所へ戻れる方法が見つからないと思うよ。それに魑魅魍魎でも話し合えば分かり合えると僕は信じている。」

セーレム「ふ~~~・・・・まったく甘いな、お前は・・・・・。」

 

ウサ耳の少女を探しに探索している優とセーレム。

 

野崎優「!!。」

セーレム「どうした?。優。」

野崎優「誰かが来る・・・・・・。」

セーレム「怪物でも来たのか?。」

野崎優「ううん・・・・この感じ・・・・・悪意は無いみたい・・・・・・。」

 

優が何かが来る事に気づいたが、悪意のようなものを感じないらしいようだ。

 

セーレム「悪意がねえとはどんな奴だ?。」

野崎優「まだわからないけど・・・・敵ではない事は確かだよ・・・・・もしかしたら・・・・あれ?。」

セーレム「??」

 

そこに現れたのは額に角を持つ伝説の馬「ユニコーン」であった。

 

ユニコーン「珍しい客人だ。ここに人間が来るとは驚いた。それに君達はもしかして・・・・水神を倒した者か?。」

野崎優「え、ええ・・・そうですが、どうして知っているのですか?。」

ユニコーン「魑魅魍魎達が見ていたからだよ。彼らは森の賢者と呼ばれおり、あらゆる事を知り、見ているのですよ。」

野崎優「そうですか。僕は野崎優。こちらはセーレム。」

セーレム「よ。」

ユニコーン「私はユニコーン。“一本角”のコミニティに所属している者です。」

野崎優「ユ、ユニコーンって・・・・伝説上の動物!?・・・・始めて見ました・・・・あっ、そ、それより・・・・僕達は今、人を探していますが、兎の耳をした少女を見かけませんか?。」

ユニコーン「・・・・兎の耳をした少女?・・・・・その方はもしや“月の兎”を探しているのですか?。」

野崎優「“月の兎”って?。」

ユニコーン「ご存じないのですか?。見た所、異世界から来た方とお見えますが、なら教えましょう。」

野崎優「あ、はい・・・・教えてください。」

ユニコーン「“月の兎”とは、箱庭の貴族と呼ばれており、箱庭の創始者・帝釈天の眷属でもあり、様々な権限や力を有し、審判権限(ジャッジマスター)として、ギアスゲームの審判を行う存在として、他のコミニティから重宝されるほどです。」

野崎優「すごいですね。その“月の兎”というのは・・・・・。」

ユニコーン「しかし、200年前、とある魔王により一族は一人だけ残して滅ぼされたようです。まさか、彼女以外の生き残りがいるとは驚きでした。今、目の前に走り去って、向こう側へ行きましたよ。」

野崎優「そうですか。ありがとうございました。」

 

ユニコーンに礼をし、走り去った場所へと行こうとする優。

 

ユニコーン「待ちなさい。その少女が君の知り合いなら私も手伝いましょうか。」

野崎優「え。」

ユニコーン「君はこの森は知らないようだね。君一人だけでは探しきれないと思うので、一緒に探していいかね?。」

野崎優「はい、いいですよ。一緒に探してくれるなら心強いです。」

ユニコーン「では、私の背を乗りなさい。」

野崎優「ありがとう。よろしくお願いいたします。」

セーレム「おい・・・・俺だけシカトかよ。」

 

優の人探しに協力する事にしたユニコーンを加え、優一行は森の奥まで探索するのであった。

 

タタタタタタタタタタタ・・・・・・・・・・。

 

森の中を走るユニコーン。そこへ優は何かの気配を察知する。

 

野崎優「!?・・・・止まってください。」

ユニコーン「!?・・・どうしたんだ?。」

野崎優「何の気配をしたんです。この森の向こうにかなり大きなもので動物か何かがいる。」

セーレム「おいおい・・・寄り道はゴメンだぜ。」

野崎優「・・・でも、あそこにいるものはかなり弱っているよ。このまま見過ごせないよ。」

セーレム「おいおい、やっぱり出たぜ。優のお節介がよ。」

野崎優「ごめんね。セーレム。でも、目の前にしにかけている命を見捨てる事ができないの?。」

セーレム「おいおい・・・・。」

ユニコーン「私は賛成です。誰かを救おうとする彼女の純粋さは私には分かります。このまま彼女に行かせた方がいいと思います。」

セーレム「・・・・わ、わかったよ。好きにしな。」

野崎優「ありがとう。セーレム。ユニコーンさん。すぐに終わるから待ってね。」

 

優は森の奥へと進んでいくと・・・・。

 

ガサガサ・・・・ガサガサ・・・・ガササ・・・。

 

野崎優「・・・・あっ・・・・。」

???「す~~~・・・・く~~~・・・・す~~~・・・・く~~~・・・・。」

 

優が見たのは、身体の前半身が鷲、後半身が馬を持つ伝説の動物、ヒッポグリフであった。

美しい白い羽毛を持つが、かなりの高齢である事が窺える。

寝息している所、どうやら眠っているようだ。

 

野崎優「・・・・き、綺麗・・・・こんな動物は始めて見た・・・・・・!!。」

ヒッポグリフ「・・・・・・・」

 

ピッポグリフは気配を察して目覚め、鋭い目付きで優に警戒していた。

 

野崎優「・・・・け、警戒しないで・・・・ぼ、僕は・・・怪しい者では・・・・・!!?。」

 

優はピッポグリフの翼が切り裂かれていた事を知る。

 

野崎優「貴方、翼を傷ついたの?。」

ヒッポグリフ「・・・・・・・」

野崎優「僕がその翼を治して上げるよ。」

ヒッポグリフ「!!?・・・」

 

優はヒッポグリフの翼が傷ついている事を知り、翼を治すと言う言葉に驚くヒッポグリフ。

 

ヒッポグリフ「ググ・・・・・」

野崎優「警戒しなくても大丈夫だよ。すぐに治るからじっとしてね。」

ヒッポグリフ「・・・・」

野崎優「大丈夫。僕を信じて。」

ヒッポグリフ「・・・・」

 

スウウ・・・・パサッ。

 

優の言葉を聞いたヒッポグリフは安心したのか、体を休めた。

 

野崎優「ありがとう。信じてくれて。すぐに治療するよ。」

 

カアアアアアア・・・・・・。

 

ヒッポグリフの翼に手を当てると光り出し、翼がみるみるに治りだした。

 

ヒッポグリフ「!!?・・・・・。」

 

バサッ・・・・バサバサ・・・・・バサバサ・・・・・。

 

自身の翼が自由に動いた事に驚き、さらに体調も良くなり、羽ばたきながら大空を駆け巡っていた。

 

野崎優「よかったね。空を自由に飛んで・・・・元気になってよかったわ。」

ヒッポグリフ「・・・・」

 

宙に飛翔しながら優に見つめるヒッポグリフ。彼の目は警戒していた時と違い、優しい目をしていた。

 

謎の声「(礼を言うぞ。娘よ。)」

野崎優「え!!?・・・・だ、誰!?・・・・。」

 

誰かの声を聞こえ、周囲を見回すも、誰もいない。

 

謎の声「(私だよ。君の前にいる。)」

野崎優「・・・・!!?・・・・・あ、貴方・・・・・言葉を喋るの!!?。」

 

声の主は何とヒッポグリフだった。

 

ヒッポグリフ「(私の名はグリフ・グライフ。こう見えてもとあるコミニティで所属している者だが、ある事情で翼を失い追放され、ここで死を待つのみであったが、君のおかげで生き返る事ができた。礼を言う。)」

野崎優「い、いいえ。僕はただ・・・・傷ついているのをほっとけないだけです・・・・・元気なって僕は嬉しいです。」

グリフ・グライフ「(・・・・フッ・・・・この御恩は一生忘れぬ・・・・何かあったら、これを使うがいい。)」

野崎優「・・・!!・・・・こ、これって?・・・・・。」

 

カアアアアア・・・・・スウウウウ・・・・・・・。

 

宙からゆっくり落ちてきたのは木彫りの縦笛であった。

 

グリフ・グライフ「(それは“ヒッポグリフの風笛”と言って、それを吹けばいつでも助けに駆けつける。)」

野崎優「ありがとう。グリフさん。僕は野崎優。こちらこそよろしく。」

グリフ・グライフ「(優か・・・・いい名だ・・・・・この恩はいずれ必ず返す。しばしの別れだ。さらば!!。)」

 

バササ・・・・バサバサ・・・・ヒュウウウウウン・・・・・・・・・・・。

 

グリフはそう言うと空高く飛び上がり、疾風の如く飛び去ってしまった。それを見送る優。

 

野崎優「・・・・・すごい世界なんだね・・・・・箱庭は・・・・・・この世界はまだ知らない不思議があるんだ・・・・・。」

 

箱庭の素晴らしさを感動する優。

 

野崎優「あっ・・・・いけない・・・・早く戻らなくちゃ・・・・・。」

 

優はセーレム、ユニコーンの元へ戻った。

 

一方、あさぎは言うと・・・・。

 

 

秋月あさぎの場合

 

トリトニス大河付近の森

 

 

ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・ザッ・・・

 

あさぎは森の奥まで歩いていた・・・・・と言うか・・・・・迷っていた!!?。

 

秋月あさぎ「困りましたわ・・・・・迷ってしまいましたわ・・・・・。」

 

困り顔ながらにこやかに笑うあさぎ。何も深く考えないようだ・・・・・。

 

秋月あさぎ「あのウサ耳の方は何処に行ったのですか?・・・・・・・ん?。」

 

あさぎは何かを気づいた。

 

サッサッ・・・・サッサッ・・・・バサッ・・・・コポコポ・・・ゴオオオ・・・・グツグツ・・・・・チャッ・・・・スウウウウ・・・・・。

 

風呂敷を広げ、様々な菓子や紅茶などを置かれ、紅茶を作り、飲んでいくあさぎ。

 

秋月あさぎ「ふ~~~・・・・・・やはり、アフタヌーン・ティーはいいですね。」

 

どいやらアフタヌーン・ティーの時間で紅茶を飲んで楽しんでいた。

ってか・・・・・迷っている上にアフタヌーン・ティーを楽しんでいる場合か!!?。

 

と、その時、彼女に近づく存在が忍び寄っていた・・・・・・。

 

ヌウウウウウ・・・・・・・・・・・。

 

秋月あさぎ「・・・・・ん?。」

 

あさぎは巨大な影に覆われている事に気づき、振り返る。

 

秋月あさぎ「!?・・・・貴方は?・・・・」

 

彼女が見たものとは・・・・・。

 

一方、銀太もウサ耳を探しに森の中も歩いていた。

 

壱松銀太「・・・・・・」

 

無言のまま森の奥まで歩き進む銀太。しかし、何か様子がおかしい・・・・・。

 

壱松銀太「・・・・・・まいったな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・道を迷った・・・・・・。」

 

って、お前も迷ったのか!!?。

 

どうやら銀太も道を迷ったようだ。

 

壱松銀太「・・・・・・やれやれだぜ・・・・・・見慣れない森の中で迷うとはな・・・・・・・・ん!?。」

 

銀太の後ろに何かの気配に気づく。

 

カサカサ・・・・カサカサ・・・・ガサッ・・・・タタタタタ・・・・。

 

壱松銀太「・・・お前・・・付いて来たのか?。」

子狐「くぅ~ん」

 

銀太に答えるように鳴く子狐。

 

壱松銀太「・・・・・おい、子狐。お前と遊んでいる暇はねえ。とっとと家に帰りな。」

子狐「くぅ~ん、きゅ~ん」

壱松銀太「お、おい・・・・だ、だから・・・・お、俺は動物と遊んでいる場合じゃ・・・。」

子狐「くぅ~ん、くぅ~ん、きゅ~ん」

壱松銀太「・・・・やれやれだぜ・・・・・」

 

どうやら子狐は、銀太のことが好きになったらしく、彼を擦り寄って離れないようだ。

 

壱松銀太「しかたね~~~、人探しの間は付き合ってやるよ。」

子狐「くぅ~ん」

壱松銀太「だから、お前も大人しくしろよ。」

子狐「くぅ~ん」

 

こうして、一時的だが、子狐を動向を許す事になった銀太。

さっそく、ウサ耳の少女を捜しに行こうとした、その時・・・・・。

 

???「キャ~~~~~~~~~~!?・・・・・助けてくださいです~~~~~~~~~~~!!?。」

 

何処から少女の声が聞こえた。

 

 

壱松銀太「!?・・・・・・今の声は・・・・・まさか!!?。おい、子狐。早く急ぐぞ。」

子狐「く、くぅん!!、くぅん!!。」

 

その声はウサ耳の少女の声だと知った銀太は大急ぎで声のする方へ走りました。

 

一方、優もその悲鳴を聞いていました。

 

野崎優「今の悲鳴は・・・・・まさか、あの子!!?。」

ユニコーン「間違いなくあの子ですね。この辺りは水神と離れていますが、ここは“奴”の縄張りに入ってしまったようですね。」

セーレム「“奴”って何だ?。」

ユニコーン「縄張りを入った者を襲い、捕食する恐ろしい怪物です。今急がないと手遅れになります。」

野崎優「早く助けないと危ない。急ぎましょう。ユニコーンさん。」

ユニコーン「優さん。しっかり捕まってください・・・・ヒヒ~~~~~~~ン!!。」

 

タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタッ!!。

 

大急ぎで駆け抜けるユニコーン。間に合うのか!!?。

 

一方、あさぎと言うと・・・・・

 

秋月あさぎ「く~~~~・・・・・・く~~~~・・・・・・。」

 

な、何と!?・・・・・・・寝ている!!?。

 

謎の黒い影に捕まったまま眠っているではないか・・・・・・ってか、この黒い影は何!!?。

 

その正体は・・・・銀太達との再会で明らかになる・・・・・・・。

 

タタタタタタタタタッ・・・・・・・・・・。

 

壱松銀太「・・・・・・!!。」

 

大急ぎで駆けつける銀太と子狐。そこで見たのは・・・・・。

 

ウサ耳の少女「はううう・・・・・・。」

 

大きな沼で木の枝にしっかり掴むウサ耳の少女。今にも落ちそうである・・・・・。

 

壱松銀太「お~~~い、大丈夫か?。待っていろ。今、助けに・・・・!!?。」

 

ドバアアアアアアアアアアアン・・・・・・・・・・・・・・。

 

銀太はウサ耳を助けようとした所、突然、水しぶきを上げた。

 

怪物「しゃああああああああああああ・・・・・・・・・。」

 

現れたのは巨大な魚の怪物であった。

 

壱松銀太「おいおい・・・・でかい魚だな・・・・・おい・・・・・・。」

子狐「く、くぅ~ん・・・・・。」

 

巨大な魚の怪物は目の前にいる銀太達を目にくれず、真上に気をぶら下がるウサ耳の少女を狙っていた。

 

怪物「しゃああああああああああああ・・・・・・・・・。」

ウサ耳の少女「あ、あわわわわわ・・・・・・・。」

 

どうやらウサ耳の少女がうまそうである模様。怪物は口を大きく開けて、捕食しようとした。

ウサ耳の少女は慌てるも、逃げる場所がなく、まさに絶体絶命である・・・・・・。

 

バキッ・・。

 

ウサ耳の少女「きゃああああああああああ~~~~~・・・・・・・・・・・!!。」

怪物「しゃああああああああああああ・・・・・・・・・。」

 

掴んでいた木の枝が折れ、落ちてしまったウサ耳の少女。それを待っているのかのように飛び掛り食おうとした。

 

タタタタッ・・・・・ヒュッ・・・・ドゴッ・・・・・。

 

壱松銀太「あとおおお~~~~~!!。」

怪物「!!?。」

 

銀太が走り飛び、怪物に飛び蹴りを食らわせた。

 

ドオオオオン・・・・・・・・ドボオオオオオオオン・・・・・ザザ~~~~~・・・・・・・。

 

怪物は蹴り飛ばされ、豪快な水しぶきを上げる。

 

パシッ・・・・バシャ~~~ン・・・・・・・・。

 

ウサ耳の少女をキャッチ、見事に助けた銀太。

 

壱松銀太「ふ~~~・・・・・やれやれだぜ・・・・・・。」

 

何とかウサ耳の少女を助けた銀太は岸へ戻った所・・・・・。

 

野崎優「銀太君。」

壱松銀太「おう、優か。遅いじゃね~~か・・・・・・て言うか・・・・・その馬は?。」

野崎優「あ、ああ・・・・・彼ね。紹介するね。僕をここまで送ってくれたユニコーンさん。」

ユニコーン「始めまして、優さんの友人ですね。お会いして嬉しいです。」

壱松銀太「い、いや・・・・お、お会いして嬉しいって・・・・?。」

ユニコーン「貴方の噂は魑魅魍魎達から聞いています。あの水神を倒すとは驚きました。」

壱松銀太「水神?・・・ああ・・・・あの大蛇の事か・・・・・・別に気にしなくても・・・・・・って、あれはあさぎっ!!?。」

野崎優「え!!?。」

セーレム「・・・・おいおい・・・・マジかよ・・・・・。」

 

銀太達が見たものは何と銀太を倒した白蛇で、その口にはあさぎを咥えて現れたのだ。

 

壱松銀太「ヤ、ヤロー・・・・・人質とは舐めた真似しやがる・・・・・・・。」

 

銀太は卑怯な手を使ったと思い、拳を握り、飛び掛ろうとした。

 

野崎優「まって、銀太君。あの白い蛇から敵意がないよ。」

壱松銀太「何!?・・・・・!!。」

 

白蛇から敵意がないと優に止められた銀太。白蛇は咥えたあさぎを下ろしたのだ。

 

秋月あさぎ「すううう・・・・・すううう・・・・・。」

白蛇「・・・・・安心しろ。彼女は眠っているだけだ。道を迷っていたからここまで送って来たのだ。」

壱松銀太「俺達に報復しに来たのではないのか?。」

白蛇「そんなものは毛頭ないわ。ゲームに敗北した事で報復など我の流儀に反する。わざわざここへ来たのはお前たちへの借りを返すためだ。」

壱松銀太「借り?。」

白蛇「お前達に治してもらったからな。借りを返さないと気がすまない性質(たち)でな・・・・・・それより、あいつをどうにかしろ。まだ戦いは終わっていないぞ。」

壱松銀太「ん・・・・・!!?。」

 

ドバアアアアアアアアアアアン・・・・・・・・・・・・・・。

 

怪物「しゃああああああああああああ・・・・・・・・・。」

 

突然、水しぶきを上げ、怪物が復活した。

 

壱松銀太「しつこいヤローだぜ。」

野崎優「!!・・・あ、あれは・・・・・一体・・・・・。」

ユニコーン「あれがここの森を縄張りしている怪魚“雷魚”です。ここの魑魅魍魎すら恐れる強大な怪物で、獰猛でこの縄張りに踏み入れた者を食い尽くしてきました。近頃、水神の領域まで及んできたようです。」

秋月あさぎ「大きな魚ですね。アレを焼けばさぞ美味しいですわね。」

セーレム「いや・・・・・それはどうかと・・・・・・って、起きたのか!!。」」

 

雷魚は銀太に対し、敵意を剥き出しし、食おうとした。

 

壱松銀太「面白れえ。上等だ。かかってこい!!。」

雷魚「しゃあああああああああああ~~~~!!。」

 

挑発する銀太に対し、雷魚が体当たりを繰り出した。

 

タッ・・・・・ドオオオオオン・・・・・・。

 

壱松銀太「食らえ、化け物!!。」

 

雷魚の体当たりを避けた銀太は雷魚の頭をぶん殴ろうとした・・・・・。

 

野崎優「!!・・・銀太君!危ない!!。」

壱松銀太「!!。」

雷魚「しゃあああああああああああ~~~~!!。」

 

バリバリバリバリバリバリ~~~~。

 

壱松銀太「ぐあああああああ~~~~~~!!?。」

野崎優「銀太君!!」

秋月あさぎ「銀太さん!!」

子狐「くぅ~~ん、くぅ~~ん。」

水神「小僧、大丈夫か!!?。」

 

雷魚の電撃をもろに食らった銀太。黒焦げになって動かなくなった。

 

ユニコーン「雷魚は電撃を操る怪物で、あの電撃を食らって生きた者は誰一人もいません。」

優・あさぎ「・・・・。」

雷魚「しゃあああああああああああ~~~~!!。」

 

勝ち誇ったように叫ぶ雷魚。これで主人公はここで終わるのか・・・・・・否!!?。

 

壱松銀太「おいおい・・・・・何勝ち誇っているんだ。てめ~~・・・・・・。」

優、あさぎ、セーレム、仔狐、水神、ユニコーン「!?。」

雷魚「!!?。」

 

な、何と・・・・雷魚の電撃を食らって黒焦げになったはずの銀太が立っていた。

 

野崎優「銀太君!!」

秋月あさぎ「銀太さん!!」

子狐「くぅ~~ん、くぅ~~ん。」

水神「こ、小僧、い、生きていたのか!!?。」

ユニコーン「そ、そんな馬鹿な!!?・・・・・・あの雷魚の電撃を食らって生きているなんて・・・・・し、信じられない・・・・。」

セーレム「すげ~~な・・・・・・タフな奴だな・・・・。」

 

銀太の無事を喜ぶ優達。銀他の反撃が開始した。

 

壱松銀太「ここからは正真正銘の命がけの喧嘩だ。どちらが食うか食われるのか。覚悟しろ!!。」

雷魚「しゃああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~!!?。」

 

銀太と雷魚、食うか食われるのかの大バトルが始まった。

 

バリリリリリリリ~~~~~~~・・・・・ドオオオオオオン。

 

雷魚は電撃を飛ばして攻撃するが、銀太は回避しながら接近する。

 

壱松銀太「同じ手に食らうか!!・・・・・・!!?。」

雷魚「しゃああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~。」

 

何と電撃を広範囲に広げて攻撃してきた。雷魚は電撃を巧みに使いこなす狩人であった。

しかし、銀太はとっさに回避し、後方に下がった。

 

壱松銀太「や、野郎・・・・・姑息な手を使いやがる・・・・・・。」

雷魚「しゃああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~。」

 

ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ・・・・・・・ザバアアアアアアアン・・・・・・・。

 

雷魚の群れ「しゃああああああああ~~~~~~~!!。」

 

雷魚が叫ぶと水面から雷魚の群れが現した。

 

壱松銀太「味な真似をしやがる・・・・。」

雷魚の群れ「しゃああああああああ~~~~~~~!!。」

壱松銀太「はああああ~~~~・・・・・・・。」

 

鋭い牙で食い尽くそうとする雷魚の群れに対し、銀太は構えを取り、集中する。

 

壱松銀太「はああ~~~・・・・・・・あたたたたたたたたたたたたた~~~~~~!!?。」

雷魚の群れ「しゃ、しゃああああああああ~~~~~~~!!。」

 

壱松銀太「ストライクアーツ、百裂拳(ハンドレッド・クラック・フィスト)。」

 

鋭い連打で雷魚の群れを叩き込んだ。しかし・・・・・。

 

雷魚の群れ「しゃああああああああ~~~~~~~!!。」

 

あれだけ連打を食らってもびくともしないほどのタフさを見せる雷魚の群れ。

 

壱松銀太「野郎!!?・・・・・・。」

 

驚異的なタフネスに苦戦する銀太。そこへ・・・・。

 

バリリリリリリ~~~~~~!!。

 

雷魚の群れ「き、きしゃああああああ~~~~・・・・・・・・!!。」

壱松銀太「な、何が起きたんだ!!?・・・・・・・ん!。」

 

巨大な雷が雷魚の群れに直撃、大ダメージを受けた。それを助けたのは・・・・・謎の巫女姿の少女であった。

少女は巫女服を着ているが、普通の人間と違い、狐の耳と尻尾を持つなど、人間ではない事を知る。

 

壱松銀太「・・・・お、お前が助けたのか?。」

狐の少女「・・・・・・・うん・・・・・・。」

 

自身を助けた彼女にどこか見た事や感じを知っているような気がするが、今は戦いに集中するのが先だ。

 

壱松銀太「電撃を食らってもまだ生きていやがるな・・・・・・・・これだけの数には骨が折るな・・・・ん!?。」

 

銀太の周りに何と水が纏い込んだ。

 

水神「礼を言うがいい。小僧。我の力を貸してやる。」

壱松銀太「・・・・どういうつもりだ?。」

水神「勘違いするな。我は貴様を助けるつもりはない。ただ、貴様は正々堂々と戦い、我を倒した。そんなお前があんな怪物ごときに敗れる事があれば、我のプライドが許さぬ!!。ただ、お前達に助けれた借りを返しただけだ。これで貸しきりなしだ。」

壱松銀太「・・・・ああ、礼は言わねえが、この力を十分使わせてもらうぞ。」

水神「ふっ・・・・そう言うなら、我が力を使いこなしてみろ。小僧。」

 

水神の力の加護を得た銀太は雷魚の群れに対し、構える。

 

雷魚の群れ「しゃああああああああ~~~~~~~!!。」

壱松銀太「はああ~~~・・・・・・・あたたたたたたたたたたたたた~~~~~~・・・・・・ほわった~~~~!!?。」

 

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

雷魚の群れ「しゃ・・・・しゃああ・・・・・・あ・・・・・・。」

 

連打と共に水は弾丸の様に放ち、蜂の巣になる雷魚の群れ。

 

壱松銀太「ストライクアーツ、アクアショット。」

 

雷魚の群れを倒した銀太だが、まだ親玉の雷魚がいた。

 

壱松銀太「貴様が最後だ。覚悟しろ。」

雷魚「しゃああああああああああああ~~~~~~~~~~~~~。」

 

バチバチバチバチ・・・・・・。

 

雷魚の体から電撃が走り、次第に体中がスパークし始めた。

 

野崎優「銀太君!。あの怪物はこの森ごと焼き尽くすつもりだよ!!。」

壱松銀太「何!!?。」

水神「や、やばいではないか!!?。このままでは周辺の森が焼き尽くされるぞ。」

壱松銀太「そうはさせるか・・・・・・とは言え・・・・そのまま飛び込めば電撃の餌食になるが・・・・・おい!!。」

狐の少女「!?。」

壱松銀太「俺を電撃を食らわせろ!。」

狐の少女「!!?。」

水神「な、何考えているんだ!、あいつ!!。」

壱松銀太「遠慮なく撃て!。俺を信じろ!!。」

水神「お、おい!、小僧!!?。」

野崎優「心配しないで。銀太君を信じましょう。」

秋月あさぎ「そうですよ。銀太さんは何かを思いついた事ですから信じて見ましょう。」

水神「・・し、しかし・・・・・。」

野崎優「心配してくれてありがとう。でも、銀太君はどんな事でも諦めない。仲間の為ならどんな危険な事でも立ち向かう。それが銀太君の良い所。」

秋月あさぎ「水神さん、銀太さんを信じてくださいわ。」

水神「・・・・・・。」

 

とんでもない事を考え出す銀太を信じる二人に困惑する水神。

狐の少女は躊躇うが、銀太の言葉を信じ、銀太に顔を向ける。

 

狐の少女「・・・・くおん・・・銀太、信じる・・・・。」

 

カアアアアア・・・・・ビカカカカカカ~~~~~・・・・・・・ビリビリビリビリビリビリ~~~~・・・・・。

 

壱松銀太「ウオオオオオオオオオオ・・・・・・・・。」

 

狐の少女の電撃を食らい、感電状態になった銀太。

 

壱松銀太「これでテメ-の電撃は受け付けねえ。これで終わりだ。」

雷魚「しゃああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーー!!。」

壱松銀太「ほおおおおおおおおおおおお~~~~~~~~!!。」

 

バリバリバリバリ・・・・・・ビカアアアアアア・・・・・ドオオオオオオオオン・・・・・タッ・・・・・ヒョオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・・。

 

電撃で襲い掛かる雷魚に対し、飛び上がる銀太。

 

壱松銀太「はあああああああああ~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・あたあああああああああああああっ!!?。」

雷魚「!!。」

 

銀太の周りに纏った水と雷が混ざり合い、雷を纏う巨大な水の竜が具現化、そのまま雷魚へ突撃した。

 

巨大な竜「ゴオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・・・・・バシャッ。

 

壱松銀太「ストライクアーツ、雷電水竜覇弾(らいでんすいりゅうはだん)

 

激突して光となって消滅した巨大な水の竜。沼の中に着地する銀太。

 

雷魚「・・・・・・・しゃ、しゃああああああああああああああああああああああ~~~~~~!!。」

 

振り向いて噛み殺そうとする雷魚。しかし、銀太は慌てず、こう言った・・・・・。

 

壱松銀太「てめーはもう死んでいる。」

雷魚「!?・・・・・!!。」

 

雷魚は理解した。すでに自分は死んでいた事を!!。すでに雷魚の顔の右側半分が失っていた。

 

雷魚「しゃっ・・・・・・しゃああ・・・ああ・・・あ・・・・・・。」

 

ブシャーーーーーーーー・・・・・・・ドボオオオオオオオン・・・・・・。

 

鮮血を出しながら倒れる雷魚。

 

壱松銀太「やれやれだぜ・・・。」

 

見事雷魚を倒した銀太は仲間の下へ歩いた。

 

水神「・・・・・し、信じられぬ・・・・・あれだけの電撃を受けながらあの雷魚を倒すとは・・・・・。」

ユニコーン「あの雷魚を倒すとは・・・・・お見事です。」

野崎優「銀太君、大丈夫?。」

秋月あさぎ「怪我はありませんか?。銀太さん。どうして、黒焦げになったのに平気でしたのですか?。」

壱松銀太「・・・・・知らん。」

秋月あさぎ「それと、あの子に電撃を浴びるよう指示したのですか?。」

壱松銀太「・・・・・直感だ!!。」

水神「何でやねんっ!!?。」

 

銀太のとんでもない無責任な発言に突っ込む水神。

 

壱松銀太「それより・・・・あいつを見つけたがどうする。」

優、あさぎ「あっ!?。」

 

優達は気を失ったウサ耳の少女へ駆けつけ、優はウサ耳の少女の手を取り、脈を測った。

 

野崎優「・・・・・。」

壱松銀太「どうだ、優。そいつは大丈夫か?。」

野崎優「・・・・・うん、息をしてるし、脈があるから大丈夫。」

壱松銀太「そうか・・・・・じゃあ・・・さっそく、コイツに聞きたい事を・・・・。」

秋月あさぎ「待ってください。銀太さん。まずは静かな所で運んでしばらく安静した方がいいと思いますわ。質問は起きてからでも遅くはありませんわ。」

壱松銀太「・・・・・・わかったよ・・・・・・好きにしな。」

ユニコーン「では、わたしが運んで上げましょう。」

壱松銀太「なら、俺達は徒歩で行くか。」

水神「待て。」

壱松銀太「ん?。」

水神「私が送ってやるからありがたく思え。」

壱松銀太「・・・・わかったよ。乗せてくれ。」

水神「・・・ふん。」

優、あさぎ「・・・あははは。」

 

一行は初めて来た大滝「トリトニス大河の滝」へ戻り、ウサ耳の少女の看病する事になった。

 

ウサ耳の少女「す~~・・・・す~~・・・・。」

壱松銀太「・・・・・たっく・・・・・人の苦労も知らないでのん気に眠ってやがるぜ・・・・・。」

ユニコーン「彼女は“箱庭の貴族”と呼ばれる“月の兎”の末裔であります。」

壱松銀太「“月の兎”だあ?・・・・・。」

ユニコーン「ええ・・・かつて、箱庭の創始者・帝釈天の眷属でもあり、箱庭でも名の知れた一族です。一族の中でもっとも優れた者がいました。特殊な権限や武具、ギフトの所持を許された“月の兎”の御子が現れたのです。」

壱松銀太「“月の兎”の御子?。」

ユニコーン「ええ・・・彼女の存在が更なる繁栄をもたらすと一族は喜びましたが・・・・・。」

壱松銀太「?・・・。」

ユニコーン「200年前、東側の2222外門の“月影の都”はとある魔王の襲撃を受け、一族と故郷を失いました。生き残ったのは黒うさぎと呼ばれる“月の兎”の御子だけでした。」

野崎優「・・・・。」

秋月あさぎ「・・・・。」

壱松銀太「じゃあ、コイツは一族の生き残りで奴って事か?。」」

ユニコーン「ええ・・ただ・・・・彼女以外生き残った者がいるとは驚きました。一族は皆、忉利天に通じる門を守る為に城に残り、“月の兎”として授かった恩恵である月の主権と“月界神殿”を御子である黒ウサギに授けて滅んでしまったと言われています・・・・・・。」

壱松銀太「・・・・じゃあ・・・・こいつも一人で生き残ったのか・・・・・・・。」

 

ユニコーンから“月の兎”についての話を聞く銀太達は、生き残ったウサ耳の少女に同情を感じた。

 

ウサ耳の少女「・・・ん、んん・・・・・・こ、ここは・・・・?。」

壱松銀太「お、目が覚ましたか。」

 

ウサ耳の少女が目を覚ました事を知り、声を掛ける銀太。

 

ウサ耳の少女「・・・・・・・・」

壱松銀太「・・・・お、おい・・・・このはまさか・・・・・。」

 

同じ光景がデジャヴで蘇る銀太。当然・・・・。

 

ウサ耳の少女「・・・・・・・・うわ~~~~~~~~~~・・・・・・・。」

壱松銀太「やっぱり!!?。」

ウサ耳の少女「きゃふんっ!!。」

 

ボオオン・・・・ドサッ・・・。

 

ウサ耳の少女は早くも逃走をしようとしたが何かにぶつかった。

 

ウサ耳の少女「いててて・・・・・・ん?。」

水神「おい、大丈夫か?。」

ウサ耳の少女「きゃああああああああああ~~~~~~~・・・・・・・・・・お、お願いです・・・・・食べないでください・・・・・・し、白ウサギを食べても・・・・お、おいしくないですよ・・・・・・・あわわわ・・・・・・。」

水神「い、いや・・・・食べないから・・・・・あ、安心しろ・・・・・お、落ち着け・・・・。」

 

ウサ耳の少女を落ち着かせる水神。

 

秋月あさぎ「(わたくし)に任せてください。」

壱松銀太「任せるよ。」

秋月あさぎ「はい。すううう・・・・・・ららら~~らら~~~・・・・・。」

 

×ここからPC、もしくはCDから"『蒼き革命のヴァルキュリア』劇中歌「Eternal Rest」"を聞きながら朗読するとより楽しめます。×

 

歌の影響を受け、周囲に変化が見られた。

木々が喜ぶように光だし、蕾や花が咲き、水面からもきらきら光りだし、魚達が一斉に飛び跳ねた。

小鳥達が飛び回り、まるで空の空中ショーを繰り広げていたようだ。

あれだけ怖がっていたウサ耳の少女の様子は大人しくなり、落ち着きを取り戻していく。

 

ウサ耳の少女「・・・・・。」

秋月あさぎ「如何ですか。落ち着きましたか?。」

ウサ耳の少女「・・・・・あ、は、はい・・・・。」

秋月あさぎ「このコーヒーを飲んで落ち着いてください。」

ウサ耳の少女「あ・・・・あ、ありがとうございました・・・・・・・。」

 

あさぎの歌でようやく落ち着いたウサ耳の少女。

 

壱松銀太「まったく、ようやく落ち着いたか・・・・・・お前に聞きたい事がある。」

ウサ耳の少女「あ、あわわわわ・・・・・・・。」

野崎優「銀太君。そんな事をしたら、あの子、怖がってしまうよ。」

秋月あさぎ「そうですよ。うさぎを苛めたら、ニートで孤独死してしまいますわ。」

壱松銀太「い、いや・・・・・に、ニートの孤独死は・・・・どうかと・・・・・。」

ウサ耳の少女「あ、あわわわわ・・・・・・・。」

野崎優「大丈夫だよ。彼はこういう顔をしてるけど、根は優しく、真っ直ぐな人だよ。」

秋月あさぎ「ええ。この方は貴方を何度も助けてくれた恩人ですわ。」

ウサ耳の少女「・・・・・・この方が・・・・白ウサギを・・・。」

壱松銀太「・・・・あ、ああ・・・・・お前を助けたのは二回だけどな・・・・・苦労したぞ・・・・。」

ウサ耳の少女「・・・・・・す、すみませんでした・・・・白ウサギを助けてくれた命の恩人に・・・・無礼な事を・・・・。」

壱松銀太「いや、そんな事は気にしないが、俺達は元の世界へ戻る方法を教えて欲しいだけだ。」

ウサ耳の少女「・・・・・は、はい?・・・・。」

壱松銀太「覚えていないのか?。俺達が助けた時、お前の力でこの世界へ飛ばされてきたんだよ。」

ウサ耳の少女「・・・・・そ、それは・・・・・・・!!。」

 

ぐ~~~~~~・・・・・・・・

 

ウサ耳の少女は何やら戸惑っているようだが、そんな最中、空腹の音が鳴いた・・・・・・。

 

壱松銀太「・・・も、もしかして・・・・・おなかを空いたのか?。」

ウサ耳の少女「・・・・・は、はい・・・・。」

秋月あさぎ「銀太さん。話はご飯を食べ終わってからでも遅くはありませんわ。(わたくし)達も何かご飯を食べましょう。」

壱松銀太「・・・・あ、ああ・・・・そうだな・・・・ちょうどハラが減ってきたな・・・・・。」

野崎優「そういえば、ここはコンビニやスーパーとかないようだけど、大丈夫?。」

秋月あさぎ「大丈夫です。(わたくし)にお任せください。す~~~~~・・・・・。」

 

ひゅ~~~~~~・・・・・・・・・ぷたたたたた・・・・・・とんっ。

 

あさぎが目を閉じ、瞑想すると空からカップヌードルや鍋、ガスコンロが振ってきた。

 

壱松銀太「・・・・相変らず、すごいな・・・・・お前・・・・・。」

秋月あさぎ「いえいえ、(わたくし)にとってカップヌードルは思い出のある庶民の食べ物です。」

セーレム「それなら、俺の取って置きを出すぞ。ほい。」

 

ゴオオオオオ・・・・・・すうううう・・・・・ドオオン・・・・。

 

セーレムが空中に魔方陣を展開、そこから出てきたのは、なんと雷魚の死体だった。

 

壱松銀太「・・・・おい、クソネコ。何で、そいつの死体を運んできたんだ?。」

セーレム「もったいないから運んだんだよ。こいつの肉は結構美味だぞ。腐らない内に食べた方が良いぞ。」

壱松銀太「・・・・あのな~~・・・・・。」

野崎優「銀太君。これの始末を任せてくれない。」

壱松銀太「・・・・何で?。」

野崎優「例えこれがあの仔を襲ったとしても、生きる為に必死だと思うの。だからせめて弔ってやりたいと僕は思うの。」

壱松銀太「・・・・わかった・・・・お前に任せるよ。」

野崎優「ありがとう、銀太君。じゃあ、行くよ。この世の全ての命に感謝を込めて・・・・いただきます。」

 

優は雷魚の死体に料理する事になった。

 

水神「・・・・あの娘は料理が出来るのか?。」

壱松銀太「ああ・・・あいつの料理は一品だ。俺が保障する。」

秋月あさぎ「ええ、優さんの料理は天にも上る美味でしたわ。」

水神「・・・・・・・・よくわからん連中だな・・・・。」

野崎優「出来ました。」

水神「早っ!!?。」

 

雷魚の死体をあっと言う間に美味しい魚料理になった。ついでにカップヌードルも。

 

壱松銀太「よし、飯だ。食うぞ。」

野崎優「待って、銀太君。食べる前の挨拶。」

秋月あさぎ「そうですよ。挨拶は大切ですよ。」

壱松銀太「わかった、わかったよ・・・・じゃあ、行くぞ・・・・。」

三人「いただきます。」

 

銀太一行は雷魚の魚料理とカップヌードルを食べていた。

 

壱松銀太「あ、蛇公。お前、体がデカイから食べるのは難儀だろ。俺が手伝ってやろうか?。」

水神「いや、無用だ。“この姿”になればいいだけだ・・・・・。」

壱松銀太「?・・・・どういう意味だ?。」

水神「すぐにわかる。」

 

カアアアアア・・・・・・・。

 

水神が光に包まれ、中から人影が現した。

それは艶のある黒く長い髪を三色の花の簪で纏め、白い生地に雅な花柄を施した着物を着用した美しい女性だった。

 

壱松銀太「・・・・う、嘘だろ・・・おい・・・・・お前・・・・人間の姿になれるのか?。」

水神「馬鹿者!・・・神格を与えられた我は人間に変幻できる事も容易いわ。」

壱松銀太「・・・まさか、大蛇が人間になるとは、さすがに驚いたな。」

水神「ふん、さっきから蛇公とか大蛇とは言っているが、我には白雪姫と言う立派な名前がある。」

壱松銀太「白雪姫?・・・・どっかのおとぎのお姫様か?。」

秋月あさぎ「知っていますわ。白雪姫とは、世界で美しいお姫様で、王妃様に毒林檎を食べて死んでしまいましたが、王子様にキスして幸せになった方と聞いていますわ。」

白雪姫「そうそう、世界で美しいお姫様で・・・・って、違うわ~~~~!!。」」

壱松銀太「・・・・・お前らは前世のコンビか?。」

 

あさぎのボケに突っ込みを入れる白雪姫。そんな二人の掛け合いに呆れる銀太。

 

白雪姫「では・・・・まだ見ぬ食料を頂くとするか。」

 

白雪姫は始めて見るカップヌードルを食べた。そして、目を大きく見開くとこう叫んだ・・・・・。

 

白雪姫「う、うまい!!、な、何だこれは!!?。」

秋月あさぎ「これはカップヌードルと言って、庶民に人気の高い食べ物ですわ。」

白雪姫「カップヌードル・・・・・初めて食べたぞ・・・・これは・・・・・。」

 

白雪姫はカップヌードルのあまりの美味しさに子供のように目を輝いていた。

 

壱松銀太「・・・・お前は子供か?。」

白雪姫「ふんっ・・・・それより、我が名乗ったんだから、そっちも名を名乗るのが礼儀ではないか?。我を倒した者の名を聞いておこう・・・・。」

壱松銀太「・・・・確かに言われるとそうだな・・・・名を名乗るのが遅れてしまったが、俺は壱松銀太。」

野崎優「僕は野崎優。よろしくお願いいたします。」

秋月あさぎ「私は秋月あさぎと申しますわ。以後お見知りおきを。」

白雪姫「ふ~~~ん・・・・・見た所、異世界から来たようだが、この世界に召喚してきたのか?。」

壱松銀太「いや・・・・こいつのおかげでこの世界へ流れ着いたんだ。」

白雪姫「!?・・・・この兎が!!?。」

壱松銀太「なあ、お前。名前は何だっけ?。」

ウサ耳の少女「・・・・し、白ウサギです・・・・・。」

壱松銀太「なあ、お前の力で元の世界へ戻れるか?。」

白ウサギ「・・・・・う、うう・・・そ、それは・・・え・・ええと・・・・分からないです・・・・・。」

壱松銀太「わ、分からない?・・・・・。」

白ウサギ「し、白ウサギにこんな力があるなんて思いもしなかったです。どうすれば力を発揮するのかまだ分からないのです・・・・。」

壱松銀太「・・・・・マジかよ・・・・・。」

 

白ウサギの言葉に驚く銀太。どうやら本人も知らない力のようだ。

 

壱松銀太「・・・なら一つ聞く。何で空から降って来た?。」

白ウサギ「?・・・・そ、空ですか?。」

秋月あさぎ「そうですわ。貴方が空から降ってきましたわ。」

野崎優「うん、溺れた所を銀太君が助けてもらったんだよ。」

白ウサギ「・・・こ、この方が・・・・白ウサギを・・・・。」

壱松銀太「ああ、そうだ。二回も助けたからな。後で礼を言うんだな。」

白ウサギ「・・・・助けてもらってありがとうございます・・・・・・。」

野崎優「白ウサギさん。どうして、空から落ちてきたの?。」

白ウサギ「・・・・・じ、実は・・・・・。」

三人「実は?・・・。」

白ウサギ「・・・・覚えていないのです。」

壱松銀太「ズゴ~~~~ン。」

 

白ウサギの言葉にずっこける銀太。

 

壱松銀太「おぉぉい・・・・・てめ~~・・・・ふざけているのか?。」

白ウサギ「あわわわわわ・・・・・・・・。」

壱松銀太「ふざけているなら容赦しないぞ。」

白ウサギ「あわわわわわ・・・・・・・・し、信じてください・・・・・ほ、本当に覚えていないのです・・・・。」

野崎優「銀太君。この子に嘘はないよ。彼女の心を見て、本当だよ。」

壱松銀太「ふううん・・・・優が言うならしかたねえな・・・・。」

白ウサギ「ほぉぉ・・・・。」

秋月あさぎ「銀太さん。これからどうしますか?。」

壱松銀太「ふ~~ん・・・・・そうだな・・・・まずは何所か休める場所がないとな。この森の中で町があるとは思えないが・・・・・。」

 

白ウサギの言葉を信じた銀太は、今後の事を考えていた。

 

白雪姫「それなら“箱庭”はどうだ。」

壱松銀太「?・・・・“箱庭”?。」

白雪姫「そうだ。あそこは人間、神仏、精霊、悪魔、竜などの様々な種族が多く住んでいる。そこには階層支配者(フロアマスター)と呼ばれる箱庭の秩序の守護者が存在しており、その中の一人、東区画の箱庭3345外門に本拠を構え、東区四桁以下の階層には並ぶ者がいない東区最強の“階層支配者”「白夜叉(しろやしゃ)様がいる。」

壱松銀太「?・・・・白夜叉?・・・・強いのか?、そいつ・・・・。」

白雪姫「そうだ。何も隠そう、コミニティ“サウザンドアイズ”の幹部でもあり、かつては魔王と呼ばれる程の実力者で、私に神格を与えてくれたお方だ。」

壱松銀太「へ~~・・・・・すげえな・・・・おい。」

秋月あさぎ「それならホテルか旅館に泊まれますわね。まずはいろんな人達から情報を集めて、この世界を知った方が言いですわね。」

野崎優「それじゃ、すぐに行こうね。元の世界を戻る手段が見つかるかもしれないね。」

壱松銀太「ああ、そんじゃ、その町に行くか・・・・ん?。」

 

銀太は目の前に立つ狐耳の巫女少女がちょこんと見つめていた。

 

壱松銀太「お前、さっき助けてくれた奴か・・・・何のようだ?。」

狐の少女「・・・・くおん・・・銀太と・・・一緒に行きたい・・・。」

壱松銀太「お前な・・・さっきから俺の後についてきたたんだ?・・・・・ん?・・・お前の耳・・・・何処かで・・・会ったような・・・・・。」

 

首をかしげる銀太に優が言った。

 

野崎優「銀太君。この子、銀太君を助けた子狐だよ。」

壱松銀太「え・・・・・・・・・え、ええええええええええええっ!!?・・・・お、お前・・・あの子狐なのか!!?。」

狐の少女「・・・・うん・・・。」

壱松銀太「・・・・人探しの間は付き合ってやると言ったが、こいつが見つけたから、ここでお別れだ。森へ帰りな。」

狐の少女「・・・・くううん・・・・・。」

壱松銀太「・・・お、おい・・・・お前と遊んでいる暇は・・・・。」

野崎優「銀太君。この子、君の事が大好きなんだと思うよ。これまで一人ぼっちで過ごしてきたんだよと思うよ。一緒に連れてってあげて見ては?。」

壱松銀太「・・・そ、それは・・・・。」

秋月あさぎ「そうですわ。この子を突き放すのは駄目だと思いますよ。みんなで一緒にいれば寂しくないですよ。」

白雪姫「そうだ。こんな可愛げな子供を突き放すとは、言語道断。恥を知れ!!?。」

壱松銀太「・・・い、いや・・・・なんで、お前が言うんだ・・・・・はあ・・・わかったよ。好きにしな。」

狐の少女「えへへへ・・・・。」

 

銀太はしぶしぶながら久遠の動向を許した。

 

壱松銀太「そうだ。お前の名はなんて言うんだ?。」

狐の少女「・・・久遠(くおん)・・・久遠だよ。」

壱松銀太「久遠か・・・可愛らしい名前だな。」

白雪姫「ふうむ・・・見た所・・・・かなり神格の高い種族と見受けるが、どんな種族なのかは分からんな。それより、娘よ。この者についてよく分かったな。」

野崎優「うん・・・実は・・・僕・・・・心を読めるの。」

白雪姫「・・・マジ!!?・・・・。」

野崎優「うん・・・僕は心を読める力を持っているの。たとえば白雪さん。貴方は・・・かつて人身御供の逸話をモチーフにした龍神伝説「夜叉ヶ池」に祀られた生贄だったけど、白夜叉様から神格を与えられて、今の姿になったんですね。」

白雪姫「!?・・・・せ、正解だ・・・・どうやらお前の力は本物のようだな・・・・箱庭にこのような者が来るとは驚きだ。」

 

優の力を認める白雪姫。

 

壱松銀太「そういうことだ。俺達はこのまま去るからよ。行くぞ。ウサ公。」

白ウサギ「え、ええ・・・・し、白ウサギですか?。」

壱松銀太「お前しかいないだろ。しばらく面倒見るから覚悟しろよ。」

白ウサギ「あ・・・は、はい・・・。」

野崎優「大丈夫だよ。白ウサギ。彼はああだけど、根は優しい人だよ。」

白ウサギ「本当ですか・・・・?。」

秋月あさぎ「そうですわ。困っている他人をほっとけず助けるお方ですわ。信じてみていいですわ。」

白ウサギ「・・・わ、わかりました。あの方を信じてみますです。」

壱松銀太「好きにしな。じゃあ行くぞ。」

 

銀太達は次の目標である箱庭へ行こうとした時・・・・。

 

白雪姫「ま、待て。お前達。何か忘れていないか?。」

壱松銀太「?・・・何をだ?。」

白雪姫「我が試練を突破した事だ。ギフトゲームをクリアした者に賞品を送るのが決まりだ。私が持つギフト「“水樹(すいじゅ)(なえ)”」を授けよう。さあ、持っていくがいい。」

 

“水樹の苗”を授けようとする白雪姫に対して、銀太達は即答した。

 

壱松銀太「いらんわ。」

秋月あさぎ「お断りします。」

野崎優「遠慮します。」

白ウサギ「すみませんです。」

白雪姫「何~~~~~~~!!?。」

 

賞品であるギフトを断った事に驚く白雪姫。

 

白雪姫「な、何故、断る!?。」

壱松銀太「別に欲しくないし、それにあれはお前が勝手に手を出しただけだろ。最初(はな)っからそれを手に入れる気は毛頭ない。」

野崎優「僕も他人の物を奪う気はしないし、お互い和解したんで、欲しくはありません。」

秋月あさぎ「はい。私達はこの世界で元の世界へ戻る手段が見つかれば、それで十分です。お世話になりましたので、今後よろしくお願いいたしますわ。」

白ウサギ「し、白ウサギは・・・・・・ご、ゴメンなさいです!?。」

壱松銀太「と言う事で、俺達はここから出るからな。縄張りを荒らしてしまって悪かったな。じゃあな。」

白雪姫「ま、待て~~~~~!!?。」

 

立ち去ろうとする銀太達を引き止める白雪姫。顔を真っ赤に染まっている・・・・・。

 

壱松銀太「何だよ・・・・お前から受け取る気はないんだと言ったはずだが・・・・。」

白雪姫「試練を突破し、クリアしたにも関わらず、ギフトを受け取らないとなれば、貴様に負けた私のプライドが許されない!。何が何でもギフトを受け取れんか!!。」」

壱松銀太「い、いや・・・だ、だから・・・・俺達はあんたのギフトを受け取る気は・・・・。」

白雪姫「そうか・・・・それだけでは満足できないのか・・・・なら・・・・とっておきを持ってくるから待っていろ!!。」

壱松銀太「お、おいっ!・・・ちょ、ちょっと待てって・・・・って・・・聞いていねえよ・・・・・。」

 

白雪姫は銀太の話を聞かず、何処かへ出かけていった・・・・・・。

 

壱松銀太「な、なあ・・・・このまま立ち去ったほうが良いじゃねえか・・・・・。」

野崎優「駄目だよ。銀太君。人の好意を受け取るのが常識だと思うよ。」

秋月あさぎ「そうですわ。あの方は正々堂々と戦った銀太さんを認めたからだと思いますわ。誠意を持って、相手に敬意を払うのも立派な紳士だと思いますわ。」

白ウサギ「はい、白ウサギもそう思いますです。」

壱松銀太「・・・・わかったよ・・・・受け取ってやるじゃねえか。」

 

他の三人の助言を受け、白雪姫のギフトを受け取る事にした銀太。そんな彼らに森の奥からその様子を伺っている存在がいた・・・・・。

 

久遠「・・・!・・・・銀太・・・銀太。」

壱松銀太「ん?・・・どうした、久遠。」

久遠「さっきから・・・・こっちに見ている・・・・人がいる・・・・。」

壱松銀太「人?・・・・俺達のほかに人がいるのか?。」

ユニコーン「しかし、私達の他に貴方方の人はいないはずですが・・・・。」

野崎優「僕に任せて。僕の能力なら森の中でも見渡せるはずだよ。」

壱松銀太「あ、ああ・・・・頼む。優。」

 

キィィィィィィィィィィン・・・・・・・・・・・・。

 

森の奥まで見渡せる優の力で捜索したが・・・・。

 

野崎優「駄目・・・・森の奥まで見たけど、人影もなかったよ。」

壱松銀太「そうか・・・・久遠、本当に人がいたのか?。」

久遠「く~~ん・・・・本当だよ・・・・久遠・・・・嘘をつかない・・・・・。」

壱松銀太「・・・・・まあ・・・・動物か何かの見間違いじゃねえか・・・・ここじゃ・・・あの水神みてえな奴もいるからな・・・・もしかして・・・・幽霊がいるんかもしれないな・・・・・。」

白ウサギ「え!?・・・ゆ、幽霊ですか・・・・・。」

壱松銀太「ああ・・・この辺りはあの水神か怪物に襲われた奴の幽霊が出るのもおかしくはないはずだぜ。まあ、俺は幽霊を信じないがな・・・・・。」

???「誰が幽霊よ。失礼ね・・・・。」

全員「え!!?。」

 

自分達以外の声を聞いた銀太達は声がする方向へ振り向いた。そこにいたのは赤と黒のゴスロリ服を着た金髪のツインテールの少女であった。

銀太達はすぐ後ろにいた事に気づかず、気配すら感じなかった事で、応戦する構えを見せた。

 

壱松銀太「てめ~・・・・何者だ。俺達の背後に回ってくるなんてよ・・・・只者じゃねえな・・・。」

金髪のゴスロリ少女「・・・・構える必要はないわ。私は貴方達と戦う気はないわ。」

壱松銀太「・・・・・」

 

銀太は金髪のゴスロリ少女に警戒しつつ構え続けた。その時、彼の目の前にゴスロリ少女が一瞬現れた。

 

壱松銀太「なっ!!?。」

野崎優「嘘っ!!?。」

秋月あさぎ「あれれ!!?。」

白ウサギ「あわわわ・・・・。」

 

金髪のゴスロリ少女の一瞬の接近に驚きを隠せない銀太達。何故なら周囲に気を使っていたが、ここまで接近するとは予想外だったからだ。少女は銀太の頬を摩りながらこう言った・・・・。

 

金髪のゴスロリ少女「そんなに怖い顔しないでよ。言ったはずよ。貴方達と戦う気はないと・・・・。」

壱松銀太「・・・・・・・わかったよ・・・・今はあんたの話を聞いてやるよ・・・・・・今の俺達じゃ・・・・やられるのが目に見えている・・・・。」

金髪のゴスロリ少女「あら・・・少しは心得があるようね。」

 

銀太は構えを解き、彼女の話を聞く事にした。

 

金髪のゴスロリ少女「私の名はレイチェル・アルカード。見ての通り、ただの通りすがりの旅人よ。」

壱松銀太「レイチェル・アルカード?・・・・・聞いた事がない名前だが・・・・その服と赤い目・・・・もしかして、お前・・・吸血鬼じゃねえか?。」

白ウサギ「きゅ、吸血鬼ですか?・・・・ま、まさか・・・・・この方が吸血鬼であるはずは・・・・・。」

野崎優「本当だと思うよ。だって、彼女、本物の吸血鬼だよ。」

白ウサギ「え・・・・嘘ですよね・・・・。」

レイチェル・アルカード「ええ、その通りよ。私は吸血鬼よ。」

白ウサギ「ひゃ~~~~~~~~~~~~~~!!?。」

 

レイチェルが吸血鬼だと知り、絶叫する白ウサギ。あまりの怖さで銀太の後ろに隠れた。

 

白ウサギ「あわわわわわわわ・・・・・。」

壱松銀太「おいおい・・・・・。」

レイチェル・アルカード「安心しなさい。私、吸血という下賎な行為をしないのよ。」

壱松銀太「へえ~~・・・・驚いたな・・・血を吸わない吸血鬼がいるとはな・・・・。」

レイチェル・アルカード「さすがね・・・私を吸血鬼を見破るとは褒めてやるわ。」

秋月あさぎ「本当ですか?。(わたくし)、吸血鬼を見たのは初めてです。このお菓子を如何ですか?。(わたくし)が作ったお菓子ですわ。美味しいですよ。」

壱松銀太「おい・・・お前な・・・・相手は吸血鬼だぞ・・・・そんあお菓子で食べるとは・・・・。」

レイチェル・アルカード「あら、ちょうどお菓子を食べたかった所よ。いただくわ。」

壱松銀太「って食うのかよ。」

 

あさぎのお菓子を食べるレイチェルに突っ込みを入れる銀太。

 

レイチェル・アルカード「ふう、美味しかったわ。それより本題に入るわ。」

壱松銀太「・・・・で、俺達に何のようだ?。」

レイチェル・アルカード「貴方達にプレゼントをするためによ。」

壱松銀太「プレゼント?。」

 

レイチェルは懐から4枚のカードを出した。

 

カアアアアアア・・・・・・・・サ~~~~・・・・・ヒュン。

 

4枚のカードは光りだし、それぞれ銀太達の所に飛んできた。

 

壱松銀太「・・・・何だ・・・これは?。」

レイチェル・アルカード「それは“スキルカード”よ。」

壱松銀太「スキルカード?。」

レイチェル・アルカード「貴方達の力を引き出すものよ。どのような力を発揮するのかは貴方達次第よ。」

壱松銀太「・・・・何故、俺達にコレを渡すんだ?。」

レイチェル・アルカード「そうね・・・・しいと言えば・・・・・気まぐれね・・・・。」

壱松銀太「気まぐれだ?・・・・・。」

レイチェル・アルカード「まあ・・・用が済んだから帰るわ。」

壱松銀太「ちょ、ちょっと待て。まだお前に話したい事が・・・・。」

 

ビュウウウウウウウウウ・・・・・・・。

 

突然、突風に視界をさえぎられた銀太達。

 

壱松銀太「!!?。」

レイチェル・アルカード「いずれ会う事になるわ。それまで貴方達はこの世界で生き延びる事だけを考えなさい。その内、貴方達の運命と立ち向かう時が来るわよ・・・・・。」

壱松銀太「?・・・それは、どういう意味だ!?。」

レイチェル・アルカード「今はまだ話す時期じゃないわ・・・・・・・いずれ真実を話すわ・・・・白ウサギをよろしくね・・・・・・・・・。」

壱松銀太「お、おい!?・・・・・・・・・・・!!?。」

 

レイチェルの声が消えると突風が止み、再び目を開けたが、レイチェルの姿がいなかった。

 

壱松銀太「あ、あいつ・・・・何処へ行ったんだ・・・・・。」

秋月あさぎ「まるで魔法のようですね。」

野崎優「気配を感じない。もういないみたいよ。」

白ウサギ「あわわわ・・・・ほ、本物の吸血鬼さんですよ・・・・白ウサギは始めて見ました・・・・。」

壱松銀太「・・・・・さっぱりわからんな・・・・スペルカードやら・・・運命とやら・・・訳が分からないばかりだ。」

野崎優「どうするの?。」

壱松銀太「今は生き延びることだけは考えるしかねえよ。」

秋月あさぎ「そうですね。今は箱庭に行って元の世界へ戻る方法を見つけないといけませんね。」

壱松銀太「ああ・・・・そうだな・・・・。」

 

銀太達は元の世界へ戻る方法を見つけるため、箱庭へ行く事を決意する。

 

白雪姫「お~~~い、ようやくお前達に満足するようなものを持ってきたぞ~~~~。」

壱松銀太「・・・・はあ~~~~・・・・・・やれやれだぜ・・・・・・・。」

 

ちょうど白雪姫が帰ってきた。彼女はあるものを大量に持ってきたようだ。

 

白雪姫「どうだ。ここだけしか育たない貴重なギフト「“水仙卵華(すいせんらんか)”」だ。浄水効果を持つ華で、“水樹の苗”との相性は最高だ。どうだ。これでも受け取れぬとは言わせぬぞ。」

壱松銀太「・・・・・・・・」

 

さすがにこれには受け取れぬとは言えない銀太であった・・・・・。

 

野崎優「銀太君。ここは素直に受け取ったいいと思うよ。彼女は本気だと思うよ。」

白ウサギ「そ、そうです。銀太さん。あの方の好意を受け入れるべきだと白ウサギは思いますです。」

秋月あさぎ「それに大量の花があれば、綺麗な花畑を作るのも夢ではありませんわ。」

壱松銀太「・・・・・・・・いや・・・・花畑は関係ないが・・・・・・・しかたねえ・・・・お前の賞品、受け取ってやるよ。」

白雪姫「そうか・・・よかったわ・・・・これで肩の荷が取れたわ・・・・・。」

 

何とかギフト“水樹の苗”と“水仙卵華”を手に入れた銀太達。そこへあさぎはこんな事を言い出した。

 

秋月あさぎ「あの~・・・・白雪さんにお願いがあります。」

白雪姫「ん?・・・何だ、遠慮なく申し上げるが言い。」

秋月あさぎ「(わたくし)達とお友達になってくれませんか?。」

白雪姫「・・・・・な、何・・・・友達だと・・・・。」

秋月あさぎ「はい・・・(わたくし)と対等な関係を築きたいのです。お互いを理解し、分かり合う為に。」

白雪姫「・・・・・た、対等だと・・・・隷属ではなく・・・・。」

秋月あさぎ「はい。」

 

あさぎの笑顔を見て、戸惑う白雪姫。彼女の予想外の言葉に迷っていた。

 

白雪姫「・・・・こ、この私と友達になれと言うのか?。」

秋月あさぎ「はい。」

白雪姫「・・・・ゲームのクリアした者の考えか?。」

秋月あさぎ「いいえ、ゲームとは関係ありませんわ。出会った者は皆友達ですわ。」

白雪姫「・・・読めないな・・・・・お前達人間は・・・・・よかろう・・・・・お前達と友として付き合おう。」

秋月あさぎ「本当ですか。」

白雪姫「ただし、これはあくまで対等での立場として、お前達と契約を結ぶだけだ。良いな。」

秋月あさぎ「ええ、いいですわ。皆様方はどうですか?。」

壱松銀太「好きにしな・・・・。」

野崎優「構わないよ。あさぎさんが良ければね。」

白ウサギ「え、ええ・・・・し、白ウサギは構いません・・・・。」

秋月あさぎ「ありがとうございます。白雪さん。よろしくお願いいたしますわ。」

白雪姫「・・・・ま、まあ・・・・構わないぞ・・・・・。」

 

照れくさそうにそっぽを向ける白雪姫。

 

壱松銀太「よし、次の目標は箱庭だ。行くぞ。」

野崎優「うん。」

秋月あさぎ「はい。」

白ウサギ「はいです。」

久遠「く~ん。」

白雪姫「待て。」

 

目的地である箱庭へ向かおうとする銀太達。そこへ白雪姫が待ったといった・・・・・。

 

壱松銀太「今度は何だ?。」

白雪姫「私が箱庭へ送り届けよう。」

壱松銀太「・・・・どういう心境の変化だ?・・・・。」

白雪姫「ふっ・・・・お前達が気に入ったからかな・・・・・安心しろ、トリトニスの大滝の主である私が責任を持って届けてやる。」

秋月あさぎ「本当ですか。ありがとうございました。」

野崎優「お世話になります。」

白ウサギ「本当にありがとうございました。」

壱松銀太「・・・・まあ、しかたねえな・・・・ここはあんたの礼儀に評して、ご好意に甘えてやるよ。」

白雪姫「ふ・・・・可愛い意地を張り折って・・・・まあいい・・・・・・私の背中を乗るるがいい。」

 

こうして、白雪姫の助けで箱庭へ向かう銀太一向。新たな仲間、白ウサギや久遠を加え、彼らの冒険はまだ始まったばかりであった・・・・・。

 

しかし、彼らを見つめる者がいるとは、銀太たちは気づかなかった・・・・・・。

 

トリトニスの大滝上空

 

トリトニスの大滝の上空に人影が浮かんでいた・・・・・。

 

???「のほほほほ・・・・あの者達が例の予言に出た“魔王”ですね・・・・・・それに“あの兎”も一緒にいるとは予想外ですね・・・・・まあ、まずはエンヤ婆様やあの“御方”にも報告を・・・・。」

 

シャッ・・・・。

 

人影は何もなかったように消えて行った・・・・・・。

 

一方、銀太一向は箱庭2105380外門の付近まで来ていた。

 

箱庭2105380外門の付近の森

 

森の中を進む水神、白雪姫に乗せながら進む銀太達。

 

壱松銀太「へ~~・・・・蛇の上に乗るのは気持ちいもんだな・・・・。」

野崎優「そうだね。」

秋月あさぎ「森がこんなに広いとはすごいですね。」

久遠「く~ん。」

白ウサギ「はわわわ・・・・・た、高いですわ・・・・。」

 

相変わらず和やかになっているが、銀太はあるものを見つけた。

 

壱松銀太「ん?・・・・あれは?。」

 

そこに見つけたのは水を運ぶ子供達であった。その中の一人は狐耳と二尾が特徴的な少女はこちらに気づいたようだ。

 

狐耳の少女「・・・・。」

 

少女達はどうやら水神を見て驚いた。

 

壱松銀太「こんな所で何しているんだ?。」

狐耳の少女「・・・・。」

野崎優「銀太君。まずは、怖がらせないで挨拶しようよ。」

秋月あさぎ「そうですわ。こんにちわ。道を尋ねたいのですがよろしいですか?。」

狐耳の少女「・・・・あっ・・・・は、はいっ!?。」

野崎優「箱庭はどこにあるの?。」

狐耳の少女「え、ええ~~と・・・・・・あっちです。」

野崎優「ありがとう。驚かせてごめんね。よかったら、そこまで送ってあげるよ。」

狐耳の少女「え!?・・・・。」

壱松銀太「おい、優。何勝手に・・」

秋月あさぎ「いいですね。一緒に行けば楽しそうですわ。銀太さんは如何ですか?。」

壱松銀太「い、いや・・・だから・・・。」

野崎優「銀太君。この子達を見捨てて行くのは良くないと思うよ。」

秋月あさぎ「そうですわ。きっと遠くへ行って、水を汲んできたと思いますわ。銀太さんなら、そんな子供を見捨てるようなことはしないはずですわ。」

白ウサギ「し、白ウサギは・・・・お、御二人に・・・・さ、賛同です・・・・。」

壱松銀太「・・・・・わ、わかったよ・・・・一緒に乗せてやればいいだろ。」

3人「あはははは・・・・・・・・。」

久遠「えへへへへ。」

壱松銀太「おい、ガキ共。乗せてやるから早くしろ。」

狐耳の少女「あっ、は、はい・・・・。」

 

急いで白雪姫を乗せようとした所、水を汲んだ桶を持った子供の一人がこけてしまいました。

 

ガッ・・・バシャアアアアン・・・・・・。

 

子供「きゃああっ。」

狐耳の少女「あっ!?。」

 

水は空中に舞い、子供は地面にぶつかりそうになりましたが・・・・・。

 

子供「きゃああああっ・・・・・・えっ?。」

狐耳の少女「えっ!!?。」

 

ス~~~~~~・・・・・・・カランッ・・・・。

 

何と子供は空中に止まり、さらに水も止まっているのではないか!?。水は桶の中へ巻き戻しように戻り、桶はゆっくり地面へ落ちて行き、置きました。

 

狐耳の少女「えっ・・・・え、ええ・・・・・え~~~~~~!!??。」

 

さらに少女達は宙を舞い、白雪姫を乗せるように置きました。

 

野崎優「驚かせてごめんね。これ、僕の力なんだよ。」

狐耳の少女「す、すごい・・・。」

秋月あさぎ「では、皆さんで行きましょう。」

子供達「わ~~~い。」

壱松銀太「・・・・・やれやれ。」

 

子供達を白雪姫に乗せて出発した銀太達。

一方、箱庭2105380外門の外では一人の少年がいた・・・・。

 

箱庭2105380外門

 

箱庭2105380外門の入り口で誰かを待っている少年がいた。ダボダボのローブに跳ね毛が特徴の少年の名はジン・ラッセル。後に銀太達三人と交流を深める仲間の一人となる人物である。

 

ジン・ラッセル「・・・・・(箱庭の外に作られた国が最近活発になってきたと聞いていたけど・・・・もし・・・黒ウサギの目論見が外れたら・・・・・僕らは箱庭を捨てて外の世界で当てのないたびを続けるしかない・・・・それだけ防がないと・・・。」

 

ジンは黒ウサギが呼んだ新たな同士を期待を込めて想いを寄せていた。それだけ彼のコミニティは困窮している事が伺える。

 

狐耳の少女「ジンく~~~ん!!。」

ジン・ラッセル「ん・・・リリィ・・・い!?。」

 

ジンが唖然していた。何故ならリリと呼ばれる狐耳の少女達が巨大な白蛇を乗せてやって来たのだった。

 

ス~~~~~・・・・・・ヒュウウウウウ・・・・・・ザッ・・・・サッ・・・タタタッ。

 

白蛇が首を下げるとリリ達が浮遊し降りてきた。その後から少年、少女三人と子狐の少女、ウサ耳の少女が降りて来た。

 

リリ「ジンく~~~ん!!。」

ジン・ラッセル「・・・・・リ、リリ・・・・こ、この方達は・・・・?。」

リリ「この人達がわたし達を送ってくれたの。すごいよ。この人達。水神様を従わせるの。」

白雪姫「勘違いするな。従っておらぬ。対等な関係で結んだだけだ。」

リリ「ご、ごめんなさい・・・・。」

ジン・ラッセル「・・・・・こ、この三人が・・・・水神を・・・・・。」

 

水神を従わせるほどの少年、少女達の三人に驚きを隠せないジン。

 

壱松銀太「よし、ここが箱庭の入り口か。」

秋月あさぎ「白雪さん。送ってくれてありがとうございます。」

白雪姫「よい。お前達に助けられた借りを返しただけだ。これで貸し借りはなしだ。」

秋月あさぎ「はい。またいつか会いましょうね。」

野崎優「ユニコーンさんもここまで見送ってありがとうございます。」

ユニコーン「いえいえ、お役に立てて、私は嬉しいです。皆さんの無事を祈ります。幸運を。」

野崎優「はい、またいつか会おうね。」

白ウサギ「あ、あの~・・・・いろいろ御世話になってありがとうございます。」

ユニコーン「いいえ、白兎のお嬢さん。私はほんの手助けをしただけですよ。早くあの方と会えるといいですね。」

白ウサギ「あ、あの方・・・ですか?・・・・。」

ユニコーン「ええ・・・200年前に滅ぼされた“月の兎”の生き残りの方で、現在はとあるコミニティに引き取られていたと聞いています。きっと、彼女も貴方を会えば嬉しいと思いますよ。」

白ウサギ「・・・・そ、そうですか・・・・わ、わかりました・・・・あ、会うのが楽しいですね・・・・・・。」

ユニコーン「心配しないでください。貴方はいい仲間をお持ちですよ。どんな困難も彼らと共に頑張れば、必ずやり遂げるはずだと、私は信じています。どうか彼らを信じてください。」

白ウサギ「・・・・は、はい・・・・わかりました・・・・貴方の言葉を信じてみます。」

白雪姫「小僧。貴様がどこまで戦い続けることが出来るのか見物だな。」

壱松銀太「ふん・・・・テメーに心配するほど落ちぼれてねーよ。俺に立ちはだかる奴は叩き潰すだけだ。」

白雪姫「ふん。何処までも不遜な奴め。だが、お前の真っ直ぐな目は気に入っただが・・・・・。」

壱松銀太「・・・・まあ・・・あんたの礼儀には敬意を払うがな・・・・・またいつか会おうな・・・・。」

白雪姫「ふん・・・・いつでも私を呼ぶがいい。力を貸してやるぞ。」

壱松銀太「・・・・ふっ・・・・いいぜ。いつでも呼んでやるぞ。」

白雪姫「フッ・・・・・ではいずれ会う日まで・・・・さらばだ。」

 

出会いを約束し、別れを告げて去って行く白雪姫やユニコーン。それを見送る銀太達。

 

壱松銀太「よし、俺達も箱庭へ行くか。」

野崎優「うん。」

秋月あさぎ「はい。」

白ウサギ「・・・・は、はい・・・・。」

久遠「くぅん。」

 

銀太一向は箱庭へ入ろうしたその時・・・・。

 

ジン・ラッセル「ま、待ってください!?。」

壱松銀太「ん?・・・・・誰だ、てめ~は?。」

 

自身を呼び止めたジンを睨む銀太。せっかく箱庭へ行こうとした所を水を差した事でイラつき、ジンに睨みつけた。

 

ジン・ラッセル「あ・・・す、すみません・・・呼び止めてしまって・・・・・。」

壱松銀太「・・・・俺らに何の用だ?・・・・・。」

ジン・ラッセル「・・・・・・も、申し忘れましたが・・・・僕はジン・ラッセルと申します。僕の同士を送ってくれてありがとうございました。」

壱松銀太「・・・・同士って・・・そこの狐耳の少女か?。」

リリ「うん、私はリリ。ジン君のコミニティに住んでいるの。」

壱松銀太「コミニティね・・・・ジンと言ったな。俺達は箱庭へ行く途中にこいつらを送ってやっただけだ。感謝する必要はねえ。気にすることは・・・。」

ジン・ラッセル「・・・もし聞きたい事がありますが・・・。」

壱松銀太「ん?・・・・どうした?。」

ジン・ラッセル「貴方方は・・・・もしや・・・・黒ウサギが呼んだ異世界の人間ですか?。」

壱松銀太「黒ウサギ・・・・知らねな・・・・そんな名前は・・・・・。」

ジン・ラッセル「・・・・そ、そうですか・・・・すみませんでした・・・・・・。」

 

期待を外れて落胆するジン。しかし、彼の姿を見て、困っている人をほっとけない性分である優やあさぎは黙っているはずがない・・・・・・。

 

野崎優「何か事情があるのですか?。」

秋月あさぎ「お困りなら(わたくし)達が手伝いましょうか?。」

壱松銀太「って、おい!!・・・・お前ら・・・・何勝手に人助けをしてるんだよ・・・・。」

秋月あさぎ「困っている方をほっとけるわけにはいきませんわ。それにこの方は何か深刻な事を考えているようですし、(わたくし)達も何か手伝えばいいと思いますわ。」

野崎優「うん、僕も賛成だよ。彼のコミニティはかなり深刻だと思うよ。あんな子供達が遠くの川まで行って、水を汲めなければならないみたいだよ。銀太君だって、あんな子供を見捨てようとは思わないでしょう?。」

壱松銀太「・・・・・。」

 

優やあさぎの言葉に静かになる銀太。

 

ジン・ラッセル「あ、あの~・・・・よ、よろしければ・・・・箱庭を案内しましょうか?。」

壱松銀太「・・・・・お前が・・・・。」

ジン・ラッセル「は、はい・・・・見た所、貴方はあの水神様からギフトゲートを勝利したかなりの実力者だとお見受けしますが・・・もしよろしければ・・・・・僕たちのコミニティに来てくれませんか?。」

壱松銀太「・・・・・それは・・・・・。」

白ウサギ「ぎ、銀太さん。人の御好意を受け入れると白ウサギはそう思います。」

壱松銀太「・・・・・何でお前が言うんだよ・・・・・。」

久遠「久遠も!久遠も!!。」

壱松銀太「・・・・・はああ~~~・・・・・・わかったよ・・・・ジン、お前のコミニティを来てやるよ。」

ジン・ラッセル「!!?・・・・ほ、本当ですか!!?。」

壱松銀太「ただし、勘違いするなよ。俺達は元の世界を戻る手段を探す為に来たんだ。参加するつもりはねえが、協力してるよ。」

ジン・ラッセル「・・・・あ、ありがとうございました。」

秋月あさぎ「よかったですね。ジンさん。」

野崎優「僕達も手伝うからよろしくね。」

ジン・ラッセル「あ・・・は、はい・・・。」

 

何とか銀太達の協力を得る事にできたジン。

 

壱松銀太「さて・・・とっと箱庭へ行くぞ。お前ら。」

野崎優「うん。」

秋月あさぎ「はい。」

白ウサギ「・・・・は、はい・・・・。」

久遠「くぅん。」

ジン・ラッセル「ま、待ってください・・・。」

壱松銀太「?・・・・どうした。」

ジン・ラッセル「お、お名前を教えてくれませんか?。」

壱松銀太「・・・・何でお前みたいな見知らない奴に教える・・・・。」

野崎優「僕は野崎優。よろしくね。ジン君。」

秋月あさぎ「秋月あさぎと申します。以後お見知りおきを。」

白ウサギ「・・・し、白ウサギと申します・・・よ、よろしくです・・・・。」

久遠「く~~ん・・久遠だよ。」

壱松銀太「って、お前ら名乗ってどうする!!?。」

秋月あさぎ「相手に名前を聞かれたら名乗るのが礼儀だと思いますわ。」

野崎優「そうだよ。相手を知るには自分から名乗るのがいいと思うよ。」

白ウサギ「し、白ウサギもそう思います・・・・。」

久遠「く~~ん。」

壱松銀太「・・・・・勝手にしろ・・・・俺は先に行くぞ。」

ジン・ラッセル「!!・・・ま、待ってください。」

 

一人先に行こうとする銀太を追うジン。銀太は前を向けながらある言葉を発した・・・・。

 

壱松銀太「・・・・銀太。」

ジン・ラッセル「・・・え!?。」

壱松銀太「壱松銀太だ・・・喧嘩を売る相手を覚えておくんだな・・・・御チビ。」

ジン・ラッセル「・・・・あ、は、はいっ!!?。」

 

そう言って、箱庭の外門の奥へ進んでいく銀太。

 

ジン・ラッセル「・・・・・壱松銀太。」

野崎優「誤解しないで欲しいと思うけど、根は優しい人だから大丈夫だよ。少々シャイな人だけだから。」

秋月あさぎ「そうですわ。他人を傷つけたり、人様の物を奪い取るような方ではありませんわ。困っている方を助けるヒーローみたいな方ですわ。札付きの不良と呼ばれるほどの名の知れた猛者ですわ。」

野崎優「・・・・あ、あさぎちゃん・・・・札付きの不良ははどうかと思うよ・・・・。」

白ウサギ「そ、それより早く行きましょう。」

野崎優「そうだね。いくよ。久遠。」

久遠「うん。」

 

優達は銀太の後を追って、外門の奥へ進んだ。ジンは彼らを見て何か思いつけていた。

 

ジン・ラッセル「・・・・(・・・・・確かに・・・・ああいう態度と思いがちだったけど・・・・不思議と怖いような気がしない・・・・・僕の予想は違ったけど・・・・もしかしたら・・・・僕達“ノーネーム”を救えるのかもしれない・・・・)。」

リリ「ジン君。早くしないと置いていかれるよ。」

ジン・ラッセル「あっ、ご、ごめん・・・今行くよ・・・・。」

 

ジンは急いで外門へ向かった。この出会いが箱庭の世界に変革をもたらすとはこの時の銀太やジンもまだ知らずにいた・・・・・。

 

一方、上空4000mで誰かが落ちてきた・・・・・。

 

同時刻 東の湖の上空4000m

 

猫「ニャ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

ヒュウウウウウウウウウウウウウウ・・・・・・・・・・・・ドボオオオオオオオオオオオオン。

 

猫の叫び声と共に落下していく三人の少年、少女。一人は炎のマークがついたヘッドフォンがトレードマークの少年、もう一人はタイトスカートと白いブラウスを着た二つの赤いリボンの少女、さらにもう一人はノースリーブコートを着たショートヘアの少女と三毛猫の一匹。

 

ブクブク・・・・・ザバアアア・・・・・・。

 

湖から上がった三人は状況を確認していた。

 

ノースリーブコートの少女「大丈夫、三毛猫?」

三毛猫「にゃ、にゃ~~~・・・・・・・(じ、じぬがぼおぼえた・・・・)

ブラウスの少女「し、信じられないわ!。いきなり空に放り出すなんて!!。下手をすれば地面に激突して即死よ。」

ヘッドフォンの少年「ああ、場合によってはゲームオーバーコースだぜ、コレ・・・・でっ、誰だよお前ら?。」

ブラウスの少女「・・・それはこっちの台詞よ。目付きの悪い学生君。」

ヘッドフォンの少年「・・・一応確認しておくが、もしかしてお前らも変な手紙が・・・・。」

ブラウスの少女「そうだけど・・・そのお前って呼び方は訂正して。私は久遠 飛鳥(くどう あすか)よ。以後気を付けて・・・・それで、そこの猫を抱き抱えている貴方は?。」

ノースリーブコートの少女「春日部 耀(かすかべ よう)、以下同文。」

久遠飛鳥「そう、よろしく春日部さん・・・・で、野蛮で凶暴そうな貴方は?。」

ヘッドフォンの少年「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻 十六夜(さかまき いざよい)です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子を揃った駄目人間なので、用法と容量を守った上で、適切な態度で接してくれよ。お嬢様。」

久遠飛鳥「・・・・取り扱い説明書をくれたら考えてあげるわ。」

逆廻十六夜「はは、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ。」

 

いきなり火花を散らす飛鳥と十六夜。その様子を草むらに隠れながら見ている者がいた・・・・・ただ、耳だけ出ているが・・・・・。

 

???「うわぁぁ・・・・何だか一癖も二癖もありそうなばかりですね・・・・でも・・・・だからこそ・・・。」

 

実は異世界から十六夜達を召喚した張本人である黒ウサギで、彼女は召喚した彼らを迎えに来たのだが、この後、彼女に襲い掛かる不幸な目に合うとはまだ本人には知らずにいた・・・・・。

 

後に三人の問題児の魔王である銀太達4人と出会う事になるのは・・・・数時間後である・・・・。

 

 

第二話 終                                第三話に続く。




如何ですか?。銀太達の箱庭の世界の冒険とバトルを描かれた2話は?。

上空4000mからいきなり落下する銀太達ですが、トリトニスの大滝で落下し、そこで水神である白雪姫とのバトルが始まる事になりました。

箱庭の世界へ飛ばされた銀太達が白ウサギを追い、危険な敵と戦ったり、倒した敵との交流、そして、新たな仲間の出会いなどを描かれており、「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」をベースしながら、ジョジョ(スターダストクルセイダース)のアクション・アドベンチャーや北斗の拳のハードボイルドアクションを組み合わせており、さらにジョジョと北斗の拳の有名な台詞が登場するのが特徴です。
また、オリジナルキャラである雷魚は映画「フランケンフィッシュ」や「殺人魚獣 ヘビッシュ」、「スネークヘッドテラー」に登場する巨大雷魚をベースに、映画同様、凶暴さと巨体を誇るだけではなく、電気ウナギのような放電を放つなど、本来の雷魚にはない能力などを設定を加えました。また群れも登場し、群れは小型の雷魚ですが、人間サイズの大きさを誇り、巨大な雷魚同様、銀太の攻撃を受けても立ち上がるタフネスを誇ります。ちなみに群れの雷魚は「スネークヘッドテラー」の雷魚をベースにしています。

白ウサギの存在で状況を混乱し、主人公達を振り回される羽目になりますが、彼女の存在には秘密があり、箱庭の貴族である黒ウサギとは異なる特殊な力を有していますが、現地点では伏せますので、物語の中で徐々に明かされる事になります。
一話ラストに登場した謎のキャラであるレイチェル・アルカードとの出会いではスキルカードを渡され、このカードにどうのような効果があるのか、4話にて明かされます。
また、蛇神こと白雪姫が出番を多くなり、原作である一巻では見せなかった彼女の義理堅さとお節介な面が見られました。
また、ユニコーンも少しだけ登場し、バトルに参加しませんが、月の兎や怪物などの解説をします。
オリジナルキャラクターである幻獣ピッポグリフであるグリフ・グライフは当初、ある理由から翼を失い、生きる気力を失うが、優に助けられ、もう一度空を飛ぶ事になり、彼女に恩義を感じ、助ける事を告げ、去っていきましたが、4話で優の危機を助けに駆けつけることになります。
また、ピッポグリフを聞いて、原作でも見ていた方にも彼の所属するコミニティが何なのか察知しているかもしれませんが、今は伏せておりますので、次回にて彼の正体と秘密が明かされます。

「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の主人公、逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部 耀の三人が登場しますが、残念ながら出番はここまで出終わりました。
その後、銀太達と合流し、出会う事のは、次回の第3話になります。

次回は銀太が箱庭内の探検や様々な出来事、原作で登場する“サウザンドアイズ”の一員、女性店員とのギフトゲーム、外道に対する怒りの鉄拳、そして元魔王である“サウザンドアイズ”の白夜叉の登場などが描かれており、銀太達の問題行動で引き回される十六夜達の苦労などが見物です。
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