インストール@プリキュア!   作:稚拙

32 / 71
 前回投稿から1ヶ月以上……
 ようやく、ようやくお待たせしました……!申し訳ございませんでした!!
 稚拙がいろいろやってる間にエグゼイドが完結してビルドがはじまり、ナーガがヘビツカイメタルに闇堕ちしたり、プリアラで6人合体攻撃の予感がしたりと、ニチアサでも動きが……
 あぁ、書き始めたころのペースを取り戻したいです……

 お久しぶりの今回は電脳回廊攻略に挑むメモリアとデータ、そしてそれを見守るふたりのユーザーと、これらを掌の上に乗せてる"つもり"のDr.Gのお話を送信です。


プリキュアVS鋼鉄の魔城

 NOW LOADING……

 

 ――――――――――

 

    PLAYER SELECT

 

 ⇒  LINK TOUDOH

    CURE-MEMORIA

    HOKUTO HATTE

    CURE-DATA

 

 ――――――――――

 

 ネットコミューンの画面には、メモリアの見ている光景が、そのまま映し出されている。

 

 《それでは、"ルール"をご説明しましょう》

 

 Dr.Gの声とともに、メモリアとデータの目の前に、ホログラムのディスプレイが浮かび上がった。

 それにしても……明らかに変声機(ボイスチェンジャー)で声を変えてるよね、コレ。『Dr.G』っていうのも明らかに本名じゃなさそうだし……

 ……いったい―――――どんな人なんだろう。

 何のために、ピースのチップを横取りしたのかな……

 アプリアンのこと、キュアチップのこと―――――どこまで知ってるのかな……?

 

 《このサーバーは3つのエリアに分かれています。これら3つのエリアを、どんな手段を使っても結構ですので突破してください。最後のゴールまで到達すればクリアーとなりますので。制限時間という無粋なモノは設定しておりませんので、どうぞ気長に》

 

 ディスプレイの隅にはコースを横から見たような見取り図が表示され、マーカーでメモリアとデータがいる位置がわかるようになっている。

 さながらアクションゲームのアプリのようだ。その見取り図を見たほくとくんが、「あ」と小さく声を上げた。

 

 「どしたの?」

 「これ…………SASUKEだ」

 「―――――……え(;゚Д゚)」

 

 思わず、隣に座るほくとくんを私は見た。

 ……あ、ちなみに私たちがいる場所は近くの公園のドーム型遊具の中。最近この公園、人気があまりないから子供たちも少なくて、誰かに見られる可能性はないと思う……たぶん。 ってゆーか……

 

 「SASUKEって……あの、テレビで時々やってる、アスレチックのヤバい版みたいな……アレ?」

 「うん……このコース構成……現行版とはちょっと違うところがあるけど、ほとんど一緒だ。『過去問』を所々アレンジして組み入れてる感じかな」

 「もしかしてほくとくん、ワリと詳しかったり……?」

 「毎回見て、録画もしてるんだ。……いずれ、出ようかと思ってるし」

 「あ……アレに出るつもりなの……!?」

 「最初は見てるだけだったけど、どうにも血が騒いでね……。今回のコレ、ちょうどいい予習になりそうだ……」

 

 ほくとくんのこの表情、見覚えがある。

 そうだ、ビューティバグッチャーと戦った時、『相手が強い』とわかった時にした、『あの笑み』だ。

 つまり、今のほくとくんは―――――燃えてる……!

 

 「……頼りにしてもいい?」

 

 そう訊くと、ちょっと驚いたような顔になったほくとくんは、顔を赤くして視線をネットコミューンに落として、

 

 「う……うん……///」

 

 と、小さく返事をした。

 

 「僕の指示をデータに送るよ。それで、最初にデータが進んで、その後からメモリアがついていく……これで行こう。メモリア、データのやり方を手本にするんだ。いいね?」

 《おっけー!》

 

 最初にやってきたのは、互い違いに立てかけられた、4つの斜めの足場。ほくとくんが引いた矢印が、足場に沿って伸ばされる。

 

 「最初のエリア……"クワッドステップス"……タイミングを合わせて、テンポよく渡るんだ」

 「あれ?前に見た時には丸太を上るところだったのに……?」

 「"ローリングヒル"だね。でもこれは省略されてる……オリジナルと違うな」

 「それにしても…………コレ、下はどーなってるの……」

 

 メモリアとデータが立っている少し先、足場の下。実際のSASUKEでは池になってるところだけど―――――

 真っ暗―――――ただひたすらの黒。下も見えない。

 失敗して……足を踏み外して落ちたら―――――メモリアも、データも―――――

 どうなっちゃうんだろう―――――

 

 「大丈夫だよ東堂さん。"ホンモノ"と違って制限時間がない分、慎重に進められる」

 「……うん」

 

 メモリアとデータの先に広がるこの闇に、私は言いようのない不安を感じていた―――――

 

 「データ、行ける?」

 《こんなの、カンタンだぜ!……ほっ、ほっ、おりゃっ!》

 

 データは助走をつけると、互い違いに配置された足場をはずむように跳んで行った。

 

 《楽勝楽勝!ほら、メモリアもとっとと来いよ!》

 《おっけー!》

 

 データの手招きにメモリアは笑って応えると、データと同じようにリズムよく飛び移っていく。

 そして、最後の4つ目の足場を蹴り出そうとしたその時―――――

 

 《り゛ゃッ!?》

 

 着地した右足をメモリアが滑らせて、とんぼ返り(サマーソルト)を打ったと思うと、背中から『闇』へと飲まれていってしまった。

 

 ――――――――――え?

 

 一瞬すぎた。

 私が、何が起きたのか理解するのに、10秒くらいかかった。

 ほくとくんを見ると、口が半開きになったまま唖然としていた。

 コミューンのディスプレイには、呆然として立ち尽くすデータの姿。

 我に返ったように、データが叫んでいた。

 

 《メ……メモリアーーーーーーーッッ!!!!??》

 

 さっき私は、この下がどうなってるんだろうとギモンに思ったけれど―――――

 まさか―――――

 背筋に悪寒が這い登ってきた。その悪寒に急かされるように、私はコミューンのディスプレイに視線を戻す―――――

 

 「…………!?」

 

 ショックすら通り越した私は―――――立て続けの衝撃的ヴィジョンに目を奪われた。

 立ち尽くしていたデータのすぐ横の地面から、『CONTINUE』と書かれた暗紫色の土管がぬーっとせり出してきた。そしてその中から、ぺたんと座ったままの姿勢のメモリアをぽん!と吐き出すと、静かに地面に沈んでいった……。

 

 「仮面ライダーゲンム……"新檀黎斗"さんの"コンティニュー土管"ッ!?」

 

 ほくとくんがモノスゴい形相で驚きの声を上げる。私的にはマリオかなって思ったけど……

 って、そんな場合じゃない!消えていったハズのメモリアがどーして復活したの!?

 

 「だ、だいじょーぶメモリア!?」

 《う、うん……あたしも何が起こったのかよくわかんないけど……》

 

 キョトンとした顔で、メモリアが私を見上げてくる。無事だったのはうれしいんだけど、なんかフに落ちないっていうか……

 

 《どーゆーつもりだゴキ〇リ博士サンよ!?この手のヤツは落ちたらゲームオーバーってのが相場だろーが!?》

 

 どこから見ているとも知れないDr.Gに向かってか、データは声を張り上げる。

 って、あちゃー……データ、言っちゃったか……私、一応地の文担当だから気を遣ってなるべく"アレ"な表現は慎んでたんだけど……

 ……え?私が『この素晴らしい中古スマホに爆焔を!』の回でゴ〇ブリって言ってた?それも地の文担当の時に?……あー……それは、その~……ゴメンナサイ。

 ごほんっ。……それで、データの怒鳴りにDr.Gがどう答えたかというと―――――

 

 《カン違いをなされてもらっては実に困ります。アナタ方"C-ORG"を傷つけたり、ましてやデリートしようなんて考えていませんから。足を滑らせて下に落ちても何らデメリットはありませんのでご安心を》

 《だったらアタシ達をどーしたいってんだ!?ただアタシ達が跳んで回って駆けずってるのを眺めてたいってか!?》

 

 データの問いに、間を置かずDr.Gは答えた。

 

 《……そ・の・と・お・りぃ、ですよぉ♪♪"観測対象"にケガをされたり、デリートされては困ぁりますからねぇ~~……いやぁ、アナタ方のような未知の存在を、こうしてじっくり眺めて観察してぇ、観測してぇ、ぶ・ん・せ・き・できるぅ……♪ワタシの中の渇望感―――――『未知』が癒されぇ、満・た・さ・れ・て・いくぅ……今ッ!今ッッ!!この瞬間がぁっ……!!――――――――――し・ふ・く・の・ぜっ・ちょう(至福の絶頂)ぉぉ↑、ぉぉ↑、ぅぉぉふぅぉ↑、……!!》

 《《………………(;;゚Д゚)(;;゚Д゚)》》

 「「………………(;;゚Д゚)(;;゚Д゚)」」

 

 私もほくとくんも、メモリアもデータも絶句してドン引きしていた。特に語尾のカスレ具合に。

 

 《それだけではあ・り・ま・せ・ん!!!『証拠』の観測によって、『あのひと』が正しかったことが証明できます!!!そしてワタシの『切り札』にもフィードバック可能!!!いいコトづくめとはま・さ・に・こ・の・こ・とぉぉ~↑ぅぉぉぉ~↑……―――――ゴホン。そういうわけなので、ワタシの"電脳回廊"、思う存分エンジョイしてくださいね♪なるべく、長い間居てもらうと助かりますので♪》

 「冗談じゃないz(ごんっ!!)―――――()ゥッ……!!」

 

 Dr.Gの語る『野望』に、怒りの形相でほくとくんは立ち上がった―――――んだけど、ココがドーム型遊具の中ということを怒りのあまり忘れていたのか、ドームの天井で頭を打ってうずくまった。ぷふ、私ちょっと吹いちゃった……

 ……と、ともかく!こんな自分勝手な欲望のために、ピースをさらって、今こうしてメモリアとデータをSASUKEもどきに挑戦させるなんて……!

 

 ―――――でも―――――

 

 Dr.Gってヒト、なんだかんだで、メモリアとデータにケガさせたり、デリートしたりなんてアブないこと、考えてないみたい……言ってることはアブない気もするってことは別として……

 はッ……!!もしかして、実はこのヒト――――――――――

 

 

 ―――――同志(プリキュアファン)……!?―――――

 

 

 たぶん、そうなんじゃ……?

 でないと、見習いとはいえ『プリキュア』であるメモリアとデータ、そして私とほくとくんが変身したメモリアルとデーティアに、こんなに執着するハズがないもの。

 だとしたら、私にとって悪いコトじゃない。

 それに、ジャークウェブと違って、Dr.Gは人間だ。たぶん。話してわからない相手じゃない。

 『キュア友』になれる―――――その可能性があるなら―――――

 

 「何度でも失敗(ミス)が許されるSASUKEなんて……SASUKEじゃない……!生命が一つしかないように、SASUKEも一度のミスで終わりなんだ……それなのに……!」

 

 ほくとくんは、コミューンを持っている方とは逆の右手を、ぐっと握っていた。手の震えが、見ていて伝わる。

 

 「仮面ライダーゲンムみたく『コンティニューしてでもクリアする』だなんてさ……データもメモリアも、モルモットでもゲームのキャラでもないんだよ……!!」

 

 私も同じ思いだった。たとえプリキュアのことが好きだとしても、ここまで来たらストーカーとかその類だ。……仮面ライダーゲンムって何のコトかわかんないけど……

 キュア友になるのは―――――まずは曲がった性根を叩きなおしてから……!ワルいコとは、プリキュアはお友達になれません!!

 そして、『生命』の大切さを知らないヒトとも―――――

 

 「東堂さん……ここからは意地でも"落ちずに"行く……!!なるべく短時間でクリアして、Dr.Gに分析する暇を与えないようにするんだ……一度たりとて落ちさせてやるもんかよ……!」

 

 鋭い目つきとともに―――――ほくとくんの口角が上がったように見えた―――――

 でもその顔は―――――とても頼り甲斐のある―――――ヒーローの表情(カオ)―――――

 

 「……ノーコンティニューでクリアしてやるぜ」

 

 なんか―――――キュアっときた―――――。

 

 ……アタマにタンコブできちゃってるけど。

 

 ――――――――――

 

 それからはほくとくんのナビで、データとメモリアは"SASUKE"を攻略していくことになって―――――

 

 

 ―――――タイファイター―――――

 

 《ほっ!よっ!!へへ、軽い軽い!》

 《似たようなのがサーバー王国のアスレチックにあったもんね~♪》

 

 ―――――タックル―――――

 

 《別に2人同時にタックルしちゃダメってルールじゃないんならぁぁぁ!!》

 《ダブルタックルだぁぁぁぁ!!!》

 

 ―――――サーモンラダー―――――

 

 《コレって意外とコツがいるね……よっ!》

 《上半身の筋肉をうまく使って……ほっ、と!》

 

 ―――――バックストリーム―――――

 

 《ボゴボガバガバガバ………………》

 《おいメモリア!?溺れてんじゃねー!……ぶはァッ、これ考えたヤツ絶対ドSだろグヴォゥッ》

 

 ―――――リバースコンベア―――――

 

 《ちょ、ちょっと待ってデータ……休憩させて~……》

 《こんなトコで休憩すんな!!走るんだよ!走りやがれ~!!》

 

 ―――――ウォールリフティング―――――

 

 《せ~のっ、》

 《《おりゃあ~~~~!!!》》

 《……って、ふたりでやればラクショーだねっ♪》

 《ってかこのコース、1人プレイ前提っぽくねーか?》

 

 ――――――――――

 

 NPC  Dr.G

 

 ――――――――――

 

 「いやぁ……これはこれは……」

 

 思わず感嘆の声が洩れました……

 膂力(りょりょく)、瞬発力、走力、跳躍力、持久力……

 どれをとっても、従来の人型セキュリティプログラムなんかよりも段違いですよ。

 コースのスペック、TV版を分析した上で3割増にしてるんですが……それでも突破しますか。

 ……まぁ一部、反則気味にクリアされちゃいましたが……

 

 《随分とご満悦のようだな―――――……えェ?ドクター様よォ》

 

 ディスプレイの隅の、電調のサーバールームのモニターカメラに映った男性の顔は―――――

 

 「……アウトロー・サン……」

 《ここで何してるかってのはよくわからんから訊かんがな……これだけは言わせてもらいに来た―――――》

 

 彼はカメラが備えられたパソコンの台に平手を叩きつけながら、ワタシをカメラ越しに鋭く睨んで―――――

 

 《電調(俺達)はアンタの道具じゃねぇんだよ……アンタの勝手事に俺達の命、断り無しに使ってんじゃねぇ……!》

 

 ……正直、気圧されました。

 これが―――――修羅場を何度も潜り抜けてきた『本気の大人』の静かな怒り―――――というモノなんですか……。

 

 「……その件に関しては言い訳するつもりはございません。ワタシの興味に事前通告無しに付き合わせてしまったことは素直に謝罪します」

 《面と向かって言ってねぇ時点で誠意の一ッ欠片も感じねェんだよ。大体……声も変えて姿も見せずによォ……姿見せられねえ理由でもあんのか?……それとも、見たら俺達がブッ仆れるようなルックスか?例えば―――――》

 

 

 ―――――……全身ツギハギだらけのフランケンシュタインみたいな見た目でもしてんのか?

 

 

 ―――――!!!―――――

 

 

 「―――――お黙りなさいッッ!!!!」

 《……ッ!?》

 「確かにワタシのした事は倫理に反することですが……!!だからといって"ソコ"を罵倒することはないでしょうに!!」

 

 よくもワタシのことを知らずに、そこまでバケモノ呼ばわりしてくれて!!

 これだから……これだから大人は!!

 確かにワタシは、年に一度の()()()()()()をしなければ、この先どうなるかもわからない体……『ツギハギ』というのも間違っていませんよ……見もしてないのにその洞察力は何なんですかこの男は!?

 

 「こうしてアナタ方に顔を見せずに声を変えて接しているのにも理由があるのです……!!いい大人ならデリカシーと相手のプライバシーを弁えてモノを言いなさい!!」

 《ッ!、論点変えてんじゃ―――――》

 《みっつー》

 

 テテの言葉にアウトロー・サンが振り返った瞬間でした。

 アウトロー・サンの左の頬へと―――――テテの右の平手が打ち付けられるのを、ワタシは見ました。

 唖然とする彼を、テテは毅然と見据えて―――――

 

 《そこまで言わんでもええんと(ちゃ)うか。ええ大人がみっともないで》

 《……ならコイツはどうなんだ、ええ!?こんな得体の知れんヤツに、俺と佐藤は命張らされたんだぞ!?コイツこそ大人の責任ってのをだな―――――》

 《それについては……ウチからも謝る。それで許して言うんはムシのええコトやってことはよぅわかっとぉけど》

 《―――――…………!》

 

 テテの表情に何かを感じたのか―――――アウトロー・サンはそれきり口を噤みました。

 そしてテテはアウトロー・サンの耳元でささやきました。ワタシには聞こえないように言ったつもりだったのでしょうが、鋭敏なマイクが彼女の声を拾っていました。

 

 《……自分で痛い目見るまでほったらかしといた方がええ。ヒトが何言うても聞かんタイプやから》

 《お前……》

 《Gやんが……自分で自分のコトをキチンと面と向かって話せるようになるんは……強い"きっかけ"が必要や……それを掴むんは何時になるか知れへんけど……それまでは自由にやらせたって。でも、今回はウチもやりすぎやった思う。今回みたいなコトは二度とさせへんようにする。……ウチの顔に免じて、堪忍したって》

 

 アウトロー・サンは小さく舌打ちすると、「……佐藤の仕事を見てくる」と告げて、振り返りもせずにサーバールームを後にしていきました。

 

 「…………重ね重ね……申し訳ありません、テテ」

 《いつもンことやんか。……でもなGやん、ウチかてみっつーの気持ちもわかる。……反省するトコはせなあかんで。……それが、『大人の世界』でGやんがやってくために大切なコトや。……それだけは、わかって》

 

 ―――――いつになく真剣な眼差しと口調で語るテテからは―――――『責任ある大人』の強い想いを感じ取りました。

 アウトロー・サンを激昂させ、テテにこうまでさせるコトを―――――

 ワタシはしてしまって、そして今も―――――

 

 「ごめんなさい……」

 《ん♪素直に謝れるんは『ええ大人』の第一歩やな♪またひとつ大人になったなぁ♪♪》

 「からかわないで……くださいよ」

 

 ―――――大人の世界で生き抜くんは、ある程度の狡猾(ズル)さも必要や―――――

 

 そう教えてくれたのは、アナタじゃないですか、テテ……

 そのアナタが、今度は『素直』をワタシに教える……

 実に……実に難しいですよ……。

 なんだか、ヘンな気持ちになりました……

 パソコンの前で、ワタシはどっと力が抜けて―――――

 

 「…………『いい大人』…………です、か」

 

 まだまだワタシは―――――

 そんな『いい大人』には、実に程遠いようですね―――――

 "こんなコト"を、している限りは―――――

 

 ――――――――――

 

    PLAYER CHANGE

 

    LINK TOUDOH

 ⇒  CURE-MEMORIA

    HOKUTO HATTE

    CURE-DATA

 

 ――――――――――

 

 ここに来るまで……何度ダメかと思ったことか……

 お父さんとお母さんの姿が何度脳裏に浮かんだか……

 でも……あきらめずにたどりついたココが―――――最後。

 

 《まさか……最初の1回以外、一度もミスせずにここまで辿り着くとは……実に恐れ入りましたよ》

 

 『どくたーさん』の言うとおり、そしてほくとが宣言したとおりに、あたしとデータはノーコンティニューでここまで来た。

 ほくととデータ、スゴいんだもん……このコースのことを、まるで知り尽くしてるみたいだった。

 あたしも必死についていって、足場を踏み外さないように慎重に慎重を重ねて―――――

 そして―――――容赦なくあたしとデータをいぢめてきた"さすけ"もあとココだけ……

 あたしとデータが見上げる先は―――――はるか上にある台。

 そこから、2本のロープが延ばされて、目の前に垂れ下がっていた。

 

 《さて……いよいよ最終ステージです。シンプル・イズ・ベスト……近年の複合構成に敢えて逆行させていただきました。その綱を登って、頂上にあるゴール地点の2つのボタンを、おふたり同時に押せばクリアです》

 《Dr.G……SASUKEを参考にしたことをここに来て認めたか……》

 《ツッコミどころ、そこじゃないと思うけど……(-_-;)》

 

 ほくととりんくの言葉は、あたしとデータ以外には聞こえないようになっている……みたい。

 ふたりが何かをしゃべっても、『どくたーさん』は何も反応しなかったし。

 

 《現実空間換算で、高さは90m……"オリジナル"の3倍の長さですが……アナタ方なら楽勝でしょう?ですのでこのステージだけ、30秒の制限時間を設けさせてもらいます。30秒の経過で、綱は自動消滅……おふたりとも、スタート地点まで自動転送されます》

 「ってコトは……アタシたちふたりのうち、どっちかがトチッたら全部が水の泡……無慈悲なリセットってヤツか……」

 「ごくり……」

 

 綱登り―――――これ以上ないほどに、カンタンだ。

 でも、時間内に上り切らなきゃ、全部がやり直しになる、一発勝負―――――

 今までよりも、プレッシャーがハンパない……心臓がバクバクいってる……。

 

 《メモリア》

 「……りんく?」

 《たとえ30秒経って時間切れになっても……絶対諦めちゃダメだよ》

 「え?」

 

 スタートする直前、りんくが小声であたしに言ってきた。

 りんく、何か考えがあるの……?

 合図が鳴って、キュアネット空間の天井一面に、『30』と表示された。データが昇り始めるのを見て、一瞬遅れてあたしもロープを掴んで登り始める。

 木登り、"せんせい"の修行でさんざんやったっけ。最後の方は木だけじゃなくって、サーバー王国の高い建物や、メインサーバーキャッスルの壁も登らされたのをよく覚えてる―――――しかも命綱なしで。

 その"せんせい"や、あたしの修行を見守って、応援してくれたレジェンドプリキュアのみんな―――――

 そのみんなを、取り戻すために。

 そしてみんなを助けて、クイーンを助けて、サーバー王国を甦らせるんだ……!

 

 「どーしたメモリア!?遅れてっぞ!?」

 「!?」

 

 頭の中で考えを巡らせてたのがいけなかったのかも―――――

 すでにデータは上まで登り切って、こちらに手を伸ばしていた。あたしは、もうあと10mくらいの場所。

 

 「早くしろ!!もう5秒切ってんだぞ!?余計なコト考えずに登れ!!早く!!!」

 

 データに急かされて、無心でロープを握りなおして、両手両足を駆使して、全力で―――――

 

 

 ―――――0―――――

 

 

 瞬間―――――

 あたしが握っていたロープが、光の粒になって消え失せた。

 手を伸ばしたデータに、あたしは全力で右腕を伸ばした―――――

 人差し指が、かすっと触れた、けど―――――

 

 「っ―――――」

 「―――――ッ……!!」

 

 何かを叫ぼうとしたデータの目を見開いた顔が、一瞬で遠ざかって―――――

 

 《まだだよ!!諦めないで、メモリア!!》

 《ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!♪》

 

 りんくの声と、ロゼッタのキメ台詞が、たて続いて聞こえた。

 

 ―――――どざっ!!

 

 「ふぁッ!?」

 

 あたしは『何か』の上に落ちた。でも、地面にしては早すぎる。何かと思って見ると、クローバーの形をしたたくさんの光の盾が、あたしの体を受け止めていた。

 これって……ロゼッタウォールだ!

 りんくが『諦めちゃダメって』言ったのって、このことだったの!?

 と、とにかく、これを使えば!

 あたしはすぐさま立ち上がると、階段状に次々と現れるロゼッタウォール目掛けて跳んだ。

 そうだ……!あたしは、りんくの想いも背負ってる。

 りんくがいれば、あたしは―――――飛べる!!

 

 最後のロゼッタウォールから思い切り跳んだあたしは、データがいる足場へと一気に着地する。

 

 「データっ!!」

 「応ッ!」

 

 右側のピンクのボタンと、左側の水色のボタン。あたしはピンクを、データは水色を、同時に叩いた。

 

 ―――――ぷしゅ~~~~~~!!!!

 

 目の前で道をさえぎるように両側から下りていた黄色いバーが上がり、白いケムリがスゴい音を立てて噴き上がって、空中で『X』を描くように交差した。

 

 《完・全・制・覇~~~~~~~~!!!》

 

 男のヒトの声が辺りに響き渡り、歓声が湧き上がる。周りに誰もいないから、違和感バリバリなんだけど。

 

 「ふぁぁ…………ったく……ヒヤヒヤさせやがって……」

 

 緊張が解けたのか、データはその場にへたり込んだ。

 

 「それはあたしも、かも……間に合わなかった時、どうしようって思ったもん……」

 《こんなコトもあろうかと、いつでもロゼッタのチップを使えるようにしておいたからね♪あっちは『どんな手段を使ってもいい』って言ったんだし。落っこちてないからノーコンティニューだよ♪ね、ほくとくん♪》

 《え?…………う、うん、ノーコンティニューだと、思う……///》

 

 いっつも思うんだけど、ほくとはりんくにアマアマなんだよねぇ。りんくの"押し"に、コロッと負けちゃう。そこんトコ、な~んかよくわかんない。ふだんはすっごくカッコいいのにぃ。データはそんなふたりの様子を見てニヤニヤしてるし、う~ん……

 

 「なにボーっとしてんだ、メモリア?行くぜ?」

 

 データの声にはっと我に返ると、黄色いバーの先にいつの間にか道が出来ていて、データはもう10メートルぐらい進んでた。

 

 「うん……!」

 

 そうだった。ここに来た理由は、この先につかまってる、キュアピースを救い出すため。

 ピースが待ってる―――――

 

 ――――――――――

 

 「――――――――――なにこれ」

 

 通路の一番奥―――――行き止まりまでたどり着いたあたしは、愕然とした。思わず全身から力が抜けて、両ひざをついていた。

 一番奥に行けば、キュアピースがつかまっている―――――少なくともあたしはそう思ってた。データも、りんくもほくとも、たぶんそう。

 でも、行き止まりにあったのは、虹色に光る、キラキラとしたボール状のモノ、それだけだった。

 ピースの姿は―――――どこにも見えなかった。

 

 「話が……話が違ェじゃねーか!!どーなってんだ!?」

 

 データはどこから見ているかもしれない"どくたーさん"に叫んだ。

 

 《話は違いませんよ。"ソレ"が、ワタシの言った『アナタ方の欲しがっているモノ』―――――『メモリーカードを保存している、現実のサーバールームのドアロックの解除キー』ですよ♪》

 《!!……やられた!》

 

 どくたーさんの言葉を聞いた瞬間、りんくがくやしげに叫んだ。

 

 「りんく、どういうこと……?」

 《最初から、ピースはキュアネットの『中』にはいなかったんだ……!もうチップは『現実の世界』に実体化しちゃってるから、『ネットの中』には無いんだ……!あるとすれば現実の世界の、このサーバーがある場所……!!》

 「えぇ~~!?ってことは……」

 《どちらにしても……僕達が直接、そのサーバーのある場所に行かなきゃいけないってことか……!》

 

 当然……なんだけど、バグッチャーと違って、あたしたちはこの姿のままリアルワールドに行くことはできない。だからこそ、リアルワールドではマトリクスインストールを使って、あたしたちの代わりにりんくとほくとが『変身』して、バグッチャーと戦ってくれている。

 この場所は最初から―――――りんくとほくとを誘い出すための、大掛かりなワナだったんだ……!

 

 《どうやら、お気づきになって頂けたようで、実に幸い……さ、今度はアナタ方の『お友達』の出番です。もっともここからはノーヒント。この施設の所在地は非公開組織の本拠地故極秘ですからね。……さて、『お友達』がどのようにアナタ方のいる場所を見つけ出すのか、じっくり観察させてもらいましょう……フフフ……》

 

 この、心のうちから湧き上がってくるくやしさ―――――憶えがある。

 あの時だ。はじめて、りんくとマトリクスインストールした、あのプラネタリウムの時と同じ。

 フォースウォール―――――キュアネットとリアルワールドの間にある、次元の壁。

 その向こうで起きていることに、何もできない無力感―――――

 思い出したくない、イヤな感じだった。

 

 ――――――――――

 

 NPC  TIMOTHY FRANCIS

 

 ――――――――――

 

 「……ゲッスいなぁ」

 

 思わず、心ン中の声が洩れてもうてた。

 苦労してゴールにたどり着いても目的のモンはそこには無ぅて、あるんは目的のモンへの『鍵』ってぇ……この子らの心中お察しやなぁ……

 ……まぁ、ウチはこの部屋に入った時から、この事は知っとったけど。

 

 《ゲスいとは実に心外ですね。これは元々、『趣味』と『実益』、その両方を満たせるワタシの策ですよ。『お上』の方々は、"P"の身元の洗い出しとその保護を最優先にしています。"C-ORG"をその身に取り込む前の彼女達を映像や写真に撮影することが出来たなら、あとは身元の洗い出しと保護は実に容易です。―――――これが『実益』……でもって、彼女達が持つ"C-ORG"をその身にインストールするインターフェースを解析することが出来たなら、"P"への変化過程や詳細を先んじて分析することが出来ます……!これが『趣味』……!"あのひと"の理論の証明が大幅に進捗しますよ……!!》

 

 仕事熱心なのはええことなんやけど……入れ込み過ぎんがこの子の悪いトコやなぁ……

 前に、『大人の世界で生き抜くんは、ある程度の狡猾(ズル)さも必要や』って教えたったことがあったけど、この言葉、鵜呑みにし過ぎちゃうか……?

 さっきみっつーにも言うたけど、本格的に『痛い目』を見ぃひんと、この子はわからんのかも知れへん。

 『頭がええ事』と『賢い事』―――――似とるようやけど、全然(ちゃ)う。

 いくら難しい数式や問題解かれたところで、"この社会"全体―――――ひいてはそれを『構成(つく)』っとる『ヒトのココロ』いうんは計算式(ロジック)(ちゃ)うんよ。

 狡猾(ズル)さと素直さ……使い分け所ちゅうんを、もっと勉強せなあかんな、この子は―――――

 

 「……あんたホンマに反省しとん?」

 《アウトロー・サンには悪いと思っています……それは素直に反省しますが、それはそれ、これはこれです。テテの生まれた日本の関西地区ではよく言うらしいじゃありませんか……『他所は他所、ウチはウチ』、と》

 

 そんな意味と(ちゃ)うんやけどな、ソレ……。

 さっきのみっつーの剣幕も、焼け石に水やったんかいな―――――

 

 「ホンマ…………日本語ってムズかしいわ……どんな言葉も都合良くも悪くも解釈できるんやから……」

 《だからこそ好きなんですよ♪―――――反対に、英語というのは風情が無くていけませんねぇ……母国語ながらに恥じますよ》

 

 ホンマ……話はぐらかすんは得意やなぁ、この子……

 とにかく―――――この部屋ん隣の部屋……メインサーバールームに、『例のメモリーカード』が保管されとる。部屋には窓もなく、ただ監視カメラがあるだけ。

 しかも入り口はこの1ヶ所。"P"の2人があのカードを取りに来るには、ウチの目の前を、『素の姿』で通る必要がある。つまりは『正体』を、ウチと監視カメラに否応なしに晒すことになる。

 あのメモリーカード―――――そこまでのリスクを冒してまでも、"あの子ら"にとって、取り戻す価値のあるモンなんかいな……?

 

 ――――――――――

 

    PLAYER CHANGE

 

 ⇒  LINK TOUDOH

    CURE-MEMORIA

    HOKUTO HATTE

    CURE-DATA

 

 ――――――――――

 

 ……ここにきてまたしても、ネットと現実の壁―――――『第四の壁』が立ちふさがることになろうとは……ッ。

 さすがに、CPアドレスから現実の住所はわかんないし、完全に手詰まり……

 一応、メモリアがどこのサーバーにいようとも、ログアウトしてもらえばこのネットコミューンに一瞬で戻ってもらうことはできる。でもそれじゃ意味ないし……

 どうすれば……どうすれば、ピースのキュアチップがあるサーバーの場所に行けるの……!?

 

 「東堂さん……」

 

 不安げな表情を、ほくとくんが向けてくる。たぶん、彼の方が不安は大きいハズ。ほくとくんにとって、こうしたことはまだよくわかんないだろうし……

 

 「…………………………」

 

 私は、何も言葉を返すことが出来なかった。

 

 ―――――完敗だ。

 

 やっぱり、相手は大人だ。社会人だ。いくらちょっとばかりIT機器に詳しくったって、私はまだ、勉強途中の中学2年生なんだ。

 私からは―――――もう、なにもできない―――――

 

 《…………ひとつ、いいか?》

 

 八方塞がりの中、小さく声を上げたのは、データだった。

 

 「……なんだい?」

 《くだんねぇ思いつきかも知んないけどよ……ふだん、アタシ達がリアルワールドに飛び出して、マトリクスインストールしてんだろ?逆にさ……アタシ達側から、ほくととりんくをキュアネット(コッチ)に引き込んで、キュアネットの中でマトリクスインストール出来ないモンか?》

 「…………!!」

 《でもって、こっからリアルワールドに出られれば―――――》

 

 頭の片隅にはあったけど、『まさか』と思って言いだしはしなかった『方法』。まさしく発想の逆転―――――

 

 《……って思ったんだけどさぁ、そう2度も3度も上手く―――――》

 「データ!それって……!?それってなんなの!?ってかほくとくんとデータ、前にやったことあるの!?」

 《ぉわ!?》

 

 面食らったデータだけど、ちょっと驚いた顔をしながらも答えてくれた。

 

 《ま、前に……というかさ、アタシとほくとがはじめてマトリクスインストールをやった時……アレ、"アタシから"、だったんだ……ほくとは覚えてねぇかもしれねぇけどな》

 「確かに……僕も気がついたらキュアデーティアになってたっけ……」

 《あん時ゃマジでヒヤヒヤしたぜ……こいつ、生身でバグッチャーとやりあって死にかけたからな……》

 「ほ、ホント!?」

 《ネンチャックのヤツに妹さんがさらわれてな……妹さん助けるために、ほくとも頑張ったんだよ》

 

 そ、そんなコトがあったなんて……

 ほくとくんは妹さんを助けるために、敵うかもわからないバグッチャーと戦って、そして―――――

 今まで、どんなプリキュアも経験してない、なんていう壮絶な初変身エピソードなんだろう……!!

 

 「ほくとくん……」(うるうる)

 「ちょ、東堂さんっ!?……そ、そんな立派じゃないよ……現に返り討ちに遭ったんだし……データがマトリクスインストールをしてくれなかったら、本当にどうなってたか……」

 《……と、とにかくだ!アタシたちの方から、ほくととりんくをこっちに引き込めないかって思ったんだけどさ……》

 

 『キュアネットの中に入る』っていうのも現実感湧かないけれど、『そこから現実の世界に出る』なんてのも非現実的極まりない。

 けど、ソレって今更だよねぇ~。何しろアニメのキャラだって思ってたプリキュアが現実にいて、この私自身もプリキュアに変身しちゃって、地面から高層ビルの屋上までジャンプひとつで飛び移れるような、それこそアニメみたいなコトだって現実に出来ちゃってるんだから。

 もうここまで来たら、出来るかどうかは別問題!やらずに後悔するよりも、やって後悔する!何事も前向きチャレンジ!

 

 「やろう!やってみよう!何もしないよりは、ずっといいよ!前に出来たなら、きっと出来るよ!」

 「東堂さん……うん!」

 

 ほくとくんとふたりで顔を見合わせて、私達はふたり同時に、それぞれの変身用キュアチップをコミューンにセットした。

 なんかちょっと緊張する……一度、大きく深呼吸して、ディスプレイの中のメモリアに呼び掛ける。

 

 「準備オッケー、いつでもいいよ!」

 

 ディスプレイの中のメモリアは、データと顔を見合わせて頷くと、胸のイーネドライブに手を当てながら、その言葉を唱えた。

 

 《《プリキュア!マトリクスインストール!!》》

 

 ふたりのイーネドライブが、ピンクと水色の閃光を放った瞬間―――――

 

 「ほぅえええええええええ~~~~~~~!?!?!?!?」

 

 コミューンのディスプレイが私の視界をとらえて、あたりの光景が一気に後ろへと流れて、気が付いた時には光のトンネルを猛スピードで移動していた。

 たとえるなら、遊園地のプールにあるようなウォータースライダーに、頭から飛び込んだような、絶叫マシーンのような感覚……!

 言うまでもなく私はヘンに裏返った叫び声をあげていた。というのも私は絶叫マシーンがメチャクチャニガテ。遊園地に行っても絶対に乗りません!!

 私にとって遊園地は、プリキュアショーを見るための場所!!泣いたり叫んだりする場所じゃ―――――

 って、そんなコト言ってる場合でも場面でもない!!

 

 私とほくとくん、一体全体、どーなっちゃうの~!?

 本当に、キュアネットの中に入れちゃったりするの~~!?!?

 

 ……SAVE POINT




 う~ん、書いてる稚拙的にも『いいところ』なんですが、今回はここまでです!
 次回、りんくとほくとが目にする『画面の中の世界』とは……!?
 そして、現実でも動きが―――――
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。