インストール@プリキュア!   作:稚拙

9 / 71
 キャラクター紹介

 アラシーザー

 ジャークウェブ四天将のひとり。
 西洋風の甲冑を身にまとった、正々堂々の戦いを好む武人肌の男。
 『作戦』『小細工』を嫌い、常に己の力のみ信じて闘う。
 しかし、自身の信念を他人に押しつける面があり、相手の都合などお構いなし。相手が食事中だろうとなにをしていようと、勝負を挑んでくる傍迷惑なヒト。
 りんく曰く「『SS』のキントレスキーと『まほプリ』のガメッツを合わせたようなヤツ」。

 ―――――――――

 お待たせしました、激動の後半戦です!
 なんだか前回のラストで人間やめちゃったようなりんくですが……
 冒頭を読んで、まずは安心してください♪
 それでは、キュアキュアっと送信送信♪

 ……例によって文字数多いです。ダレたらスミマセン……


一心同体!ふたり“で”プリキュア!

 ……NOW LORDING……

 

 ―――――――――

 

  EX PLAYER SELECT

 

 ⇒  CURE-MEMORIAL

    ??????

    ??????

    ??????

 

 ―――――――――

 

『…………あれ?』

 

 意識がすっ飛んでいた。

 ……私、何してたの?

 たしか、“ママのおなかの中”みたいな光のタマゴの中で、メモリアとタッチしたあたりから記憶があいまいになっている。

 で、気がついたら廃屋同然になったプラネタリウムの中で突っ立っていた。立ったまま寝てたの?……そんなまさか。

 

『さっきの……夢、だったのかな……?』

 

 夢にしてはリアルすぎる。というか、いったいどこからが夢で、どこまでが現実で……

 そっと顔に手をやると、しずくがくっつく。泣いてたの?私……どうしてだろう……?

 

『あ~……なんか、スッキリしないなぁ……んっ、と……』

 

 頭がボーっとしてる。ちょっと気分転換でもしよう。私は右腕をゆっくりぐるぐる回して、右腕を振りかぶって―――

 

『ほっ!』

 

 パンチを打ってみた。長時間ネットをやったあとでよくやる私のクセだ。でも―――

 

―――ドシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!

 

 私が放った右パンチから、衝撃波のようなモノが前方に発射され、壁に空いた穴から夜空に吸い込まれていった。それこそ、マンガ的というかアニメのような―――

 

『……(○ □ ○)』

 

 わ、私……今、何したの……?ただ気分転換にパンチ打っただけ、だよね……?

 なのに…………なんか出たぁーーー!?!?

 

『どう、なってるの……』

 

 何が起きたかわからず、私は、思わず自分の体を見下ろした。

 

『え……!?えっ!?えええ!?』

 

 私の服が変わってる!さっきまで着ていた普段着はどこへやら、私が着ていたのは、膝上まで覆うブーツ、肘まですっぽりと覆っているグローブ、そしてワンピースになったフリフリスカート!あと、ヤケにぴっちりしたインナースパッツ!!

 この服、さっきのパンチ、もしかして、私……!?!?

 

『私…………プリキュアになっちゃった~~!!!???』

 

 ウソ!?マジ!?ぶっちゃけありえない!?

 なんかスゴい!なんかヤバい!コスプレなんてレベルじゃない!!

 

 コスチュームをじっくり見て見ると、大まかな感じはメモリアとほとんど同じなんだけど、ディテールが細かく、ちょっとだけ豪華になってる。グローブやブーツ……というか全身に、LED電飾のようなラインが走っていて、そこがピンク色のほのかな光を放っている。おかげで私の周りだけ、暗闇の中でほんのりピンク色に光ってる。

 そして全身からは、同じくピンク色の、大小の光の粒子がふわふわと湧き上がっては、泡のように消えていく。これって、イーネルギー……なの、かな?

 グローブの両手の甲には、『電化製品の『電源』を示すマークがハート型になった意匠』のくぼみが空いていた。なんだか、意味深に。ここもLEDっぽく光っている。電源なんて、ドコにもないのに……。

 

 ネットコミューンを取り出して、自撮りをしてみた。その画像の中には―――私の知らない、私がいた。

 髪と瞳は、鮮やかなピンクに染まっていた。顔立ちも、いつもの私よりも、ちょっと違う。メモリアのイメージと重なって、ふだんの私よりもちょっとだけ幼く、でも、凛とした顔になっている。

 劇的な変化は何といってもヘアースタイル!ブロッサムっぽいんだけど、『テール』になっている部分が12本に枝分かれして、花火かヤシの葉みたいな『スゴイこと』になっていた。こんな髪形に出来るまで、私は髪を伸ばしたことはない。

 『テール』の根元は、巨大な真っ赤なリボンで結ばれていた。何かを象徴するような、巨大な『∞』のカタチに見える。

 

 全身、頭から足のつま先まで、私のすべてが『プリキュア』になっていた……!

 

 あぁ……もう最高……生まれてこの方14年、夢にまで見たこの瞬間をどんなに焦がれたことか……

 中学2年の始業式のあの日、はかなく散っていったハズの私の夢が―――Uターンして戻ってまいりました!!

 人生史上最大級のキュアっキュアが、私の心に120%チャージされちゃってます……!!!

 

《りんく!り~ん~く!!》

 

 メモリアの声がする。もしかして、これって―――

 

『メモリア!?メモリアだよね!?さっきのマトリクスインストールって、“コレ”のコトだったんだね!……っていうか……どこにいるの?』

 

 さっきのメモリアの声、ネットコミューンからの声じゃなかった―――

 頭の中というか、体の中というか―――

 

 “心の中”から、メモリアの声がする。

 

 そこで私は目を閉じて、私の『中』に意識を集中する。すると、ピンク色の光を放つボール状の空間の中に、メモリアの姿が見えた。

 でもこれはイメージ、概念みたいなモノだ。メモリアの『意識』が、メモリアの『カタチ』をして、わかりやすく私に見せてくれているに過ぎない。本当のメモリアは―――

 

《あたし……あたし、()()()()()()()()!》

 

 ようやくわかってきた―――今の私のこの体―――プリキュアとしての、この姿―――

 

『…………私も……()()()()()()()()()……』

 

 体中に、メモリアを感じる。あったかくて、やさしくて、力強い、『あの子』を―――

 

 そう、本当のメモリアは、『私自身』。この手、この足、この体が、“東堂りんくであって”、“キュアメモリアでもある”。

 

 人間の(りんく)と、アプリアンのメモリアが、ネットと現実の壁を越えて、融け合って、最初からひとりだったんじゃないかってくらいにひとつになったのが、今の『私』―――

 

  ―――『キュアメモリアル』なんだ―――

 

『メモリア―――』

 

 私は目を閉じたまま、胸のイーネドライブに両手をそっと当てて、私の中のメモリアに、私の想いを伝えた。

 

『私を、プリキュアにしてくれて、ありがとう―――』

 

 “そこ”にメモリアがいるわけじゃないけれど、こうすると、不思議とメモリアを感じられる。私とメモリアを『いっしょに』してくれた、メモリアと、クイーンがくれた奇跡に、ココロ一杯感謝した。

 

《りんく……あたしも……りんくの世界に連れてきてくれて、ありがとう!》

 

 『ありがとう』を伝えられるうれしさと、『ありがとう』を言ってもらえるうれしさ―――

 本当なら、『片方ずつ』しか感じられない感情が、ココロの中でふわりと触れあって、体中にあったかく広がる。こんな感覚、たぶん、この世界で今、初めて生まれた感覚だ。

 

 ―――これって、ココロもひとつになっているから、かな。

 

 フシギな感じ……。今の私って、“ふたり”、なんだよね。“ひとり”、なのに。

 ついさっきまで別のふたりだったのに、“ふたり分”が全部、私の中に入ってて、それを違和感なく受け容れている私がいる。

 

《……ねぇ、りんく》

『……うん』

 

 さて、哲学的な感慨に浸るのはここまで。私とメモリアが、『この姿』になった理由を忘れてはいない。

 街を見下ろすと、大きなガタイのバグッチャーが、そこかしこを壊して、暴れ回っている。だいぶ遠くまで行っているけれど、今の私には、まるでズーム機能のように細かく見える。

 

『今までと、逆だね』

《逆、って?》

『いつもはメモリアが戦って、私がアドバイス……でも、今日は私が戦って、メモリアがアドバイス、だよ』

《そっか―――……こわくない?》

 

 やさしいメモリアの声。メモリアも、最初に戦った時はこわかったのかな……?でも、私は首を横に振った。

 

『緊張はしてるけど……、なんでかな……こわくない』

 

 この時の私は、本当に恐怖を感じてなかった。

 私の中にいるメモリアと、メモリアが私にくれた『力』―――ほのかにピンク色の輝く電子の光が、私を照らしてくれていたから。

 

 私は、はるか遠くのバグッチャーを見据えて、前のめりに構えた。

 

『……行くよ、メモリア』

《OK、りんく》

 

 身も心も、私達は一つ。文字通り、一心同体!

 

『私達!』

《ふたり“で”!!》

 

『《プリキュアーーーーーーーーっっ!!!!!!》』

 

 景気づけのシャウトと同時に、私は蹴り出し、全力で跳んだ。ドン!!!という、まるで大砲のような音が“追ってきた”。

 眼下の街が、物凄い速さでスクロールしていく。

 

《りんく、跳び過ぎ~~!?!?!?》

『プリキュア第1話恒例の“跳びすぎジャンプ”!!プリキュアになったら、やろうって決めてたんだ!』

 

 ひとっとびで、もうすごい距離を跳んでる!っていうか、もう、“飛んでる”!!運動オンチだった私が、こんな超人ジャンプができるなんて!

 感動的過ぎる……!!あらためて、何度でもかみしめる……私、プリキュアになっちゃった……!!(2回目)

 

 見る間に、バグッチャーが眼下に見えた。と、そこに、逃げる人たちを背に、バグッチャーに向かってピストルを撃つおまわりさんの姿があった。それが効いている様子はなく、バグッチャーは平然としている。

 バグッチャーがおまわりさんに手を伸ばしていく。おまわりさんがピストルを取り落とした瞬間、私の心が固まった。

 

『……ダメっ……!』

 

 すると、『意志』がダイレクトに『行動』につながった。私はバグッチャーとおまわりさんの間に素早く着地すると、バグッチャーのパンチを真正面から受け止めた。

 

『大丈夫ですかっ!?』

「……き、君は……!?」

『コイツには普通の武器は通用しません!おまわりさんは避難してください!!』

「し、しかし……!」

『いいから早く!!……コイツは……私がッ!!』

 

 受け止めていたバグッチャーの腕をつかむと、人がいない方向に向かって、思い切り投げ飛ばした。5~6mはあろうかというバグッチャーの巨体が、大通りを20mほど吹っ飛んだ。

 ……こんなコトまで出来ちゃうんだ……私は内心、相当にビビっちゃってた。しかし、表情はきりっと引きしめたまま、おまわりさんに向き直って―――

 

『…………、なんとかしますから♪』

 

 ―――笑顔を見せた。腰を抜かしそうに後ずさりするおまわりさん。まぁ、こんなハリウッド映画とかでしか見たことない光景を、間近で見ちゃったらこうなるよね、普通……

 

「わ…………わかった…………気を付けるんだぞ!」

 

 こんな、『コスプレした女の子』を信用してくれてありがとうございます……心の中でおまわりさんに感謝して、私はバグッチャーに向き直った。その傍には、アラシーザーの姿もあった。

 

『その姿……キュアメモリアまでも実体化したというのか!?』

 

 私は勝気な顔を作って、アラシーザーを見据えた。

 

『メモリアだと思った?残念!』

 

 まぁ、定型句だよね。でも厳密にはメモリアでもあるんだけど、私。性格もちょっと、メモリアの影響が混ざってるみたい。

 あらためて自己紹介がてら、もう一度名乗りを上げた。

 

『記し、念じる、無限の未来!―――キュアメモリアル!!』

 

 今度は私の意志でポーズをキメる!いい感じにピシッ!とキマってくれた!見て見て、この指先、この表情!!私、最高にプリキュアしてる!!!

 ―――感激のあまり涙が出そうになっていたのは、ココだけのナイショってコトで……

 

「誰あれ!?」

「コスプレ?」

「さっきあのバケモン投げ飛ばしたよな、あの子!?」

「つーか、ネットのプリキュアに似てなくない?」

「そんなハズないだろ?プリキュアって、ネットかアニメじゃん」

「でもバケモン出てきたんだしなぁ―――」

 

 周りの人たちが私を見てざわつき始めるのが聞こえた。あぁ……みんな私を見てる……

 見て見て!とは思ったけれど、実際見られちゃうとテレますなぁ……あはは。

 

『キュアメモリアル、だと……その“闘氣”……!“あの人間の子供”か!?どんな手を使った!?』

『実際私も、よくわかんないけどね……でも、今日の私は強いよ?何しろ―――初登場補正入ってるから☆』

『訳のわからん御託を……バグッチャー!プリキュアの力を得たとはいえ、所詮はリアルワールドの非力な人間の子供!蹴散らすのだ!!』

『ヴァァァッ!!』

 

 大通りのど真ん中、バグッチャーが街灯をなぎ倒しながら突撃してきた。

 

『子供子供言うなぁっ!!』

 

 何よ、子供子供って!子供で何がイケないの!?プリキュアはみんな子供―――じゃないヒトも一部にゃいるか。フラワーとか。

 と、ともかく、バカにされて黙ってらんない!

 自然と、私は重心を低くして、すっと構えられた。メモリアの知識や経験も私の中にあるから、だと思う。

 私は真正面から右腕を振りかぶって―――

 

『はああぁぁぁぁッ!!!』

 

 パンチを放った。吸い込まれるように、右の拳がバグッチャーの胴体に突き刺さった。

 

―――ドン!!!!!!

 

 清々しいまでの重低音が鼓膜を震わす。バグッチャーの体、その向こうまで突き抜けるような―――

 

 ただ、ひたすらな―――“まっすぐ”、その体感―――……!!

 

 はじめてメモリアの戦いを見た時と重なって―――

 

 ―――私の中で、なにかが、はじける!

 

『グゥゥゥゥッ!?』

 

 うなり声を上げるバグッチャー。しかし私を睨み返したと思うと、すぐさま体勢を立て直した。コイツ、意外と柔軟……!?

 そして、頭頂部のプラネタリウム映写機を模った部分、その球体から無数の『☆』を上空へと撃ち出した。『星』じゃなく、『☆』、そのものだ。

 ほどなく私目掛けて、流星雨がピンポイントで降り注ぐ!

 

『!!』

 

 “避けなきゃ”―――そう思った瞬間、体が勝手に動いた。

 右に、左にと、見るより先にステップを踏んで、今度は連続でバック転!思わず私は悲鳴を上げていた。

 体勢を立て直したその背後に―――私は気配を感じた。反射的に振り向いたその時には、バグッチャーの拳が私を捉えた。

 

『っ!!』

 

 おなかに思いっきりいい一発をもらった。私の体が木っ端のように吹っ飛び、ビルの壁にたたきつけられた。

 

『……っは……ッ!!』

 

 息が詰まりそうになる。“痛っ苦しい”。でもそれは本当に一瞬。すぐに痛みが引いていく。というか、かすり傷ひとつ負ってない。

 

《りんく!》

『……、大丈夫ッ!』

 

 ふと、ビルの壁を振り返って見てみた。それこそ、マンガかアニメのようなクレーターがぽっかりと空いている。

 私、こんなの喰らってだいじょーぶだったんだ……フツーだったらフツーに死んでる、と思う。

 

《りんく、さっきの動きやあの技……》

『うん……もうわかってる』

 

 このバグッチャーにとらわれてるプリキュアは―――

 せーの、

 

『《キュアトゥインクル!》』

 

 ……だよね。星の力、それから一瞬でバックを取りに来る奇襲戦法。トゥインクル以外だったら誰なんだ、というレベル。

 

《『プリンセスプリキュア』のひとり……“星姫(ほしひめ)のトゥインクル”……》

 

 ずしん、ずしんと、ゆっくりと歩いてこちらに向かって来るバグッチャー。その姿には、トゥインクルの面影はまったくない。

 

『―――……きららちゃんが泣いてる』

《え……?》

 

 私には、見えた。あのバグッチャーの中で、トゥインクルが―――天ノ川きららちゃんが、泣いてる―――

 

 キュアトゥインクルは、プリキュアの中では誰よりもおしゃれにうるさくて、常に自分の夢のために、『おしゃれ』を極めるために頑張っていた子。

 なのに、こんなブッッッッサイクなバグッチャーにされて、きっと泣いてるにちがいない。

 

『絶対に助ける……!トゥインクルのためにも……!』

 

 その私の決意が、一つのアイデアを捻り出した。

 

『ねぇメモリア……キュアチップ、使えるよね』

《え?……うん、大丈夫だよ!それに、キュアットタブに入ってくれたプリキュアなら、コミューンに―――》

 

 私は、左手をすっと前に出した。

 

《りんく……?》

 

 なぜだかわからないけれど、この時、私の頭の中に“コトバ”が流れていく。そしてそれを、考える間もなく口に出していた。

 

『                    』

 

 無言じゃない。物凄い早口で、プログラム言語……なんだろうか、そんなコトバを私は“勝手に”喋っていた。

 そして―――左手の甲にある『くぼみ』のような部分が、光を放った。

 

『“キュアットサモナー”―――スタート、アップ』

 

 瞬間、『その部分』の上に浮き上がるように、オレンジ色のキュアチップが出現した。

 

《りんく……すごい!》

 

 私も正直、どうしてこんなことができたのかわからない。私はただ、頭の中に流れてきた言葉を、『その通り』に喋っただけ。ほとんど何もしてない。

 メモリアが驚いてるけれど……メモリアも知らなかったのかな、コレって……

 ともかく、これなら戦っている時でも、キュアットタブに入っているチップを手元に呼び出せる。たくさんのキュアチップをわざわざ持ち歩く必要もないというわけだ。

 

『ロゼッタウォールで……いなして戦う!』

 

 私はネットコミューンを取り出し、スロットにチップを差し込んだ。

 

キュアチップ、『キュアロゼッタ』!キュアット、イイィィィン!!

 

《ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ♪!》

 

《START UP! “LEGEND INSTALL”!!》

 

 聞き慣れない合成音声がコミューンから響いた、次の瞬間―――

 

 ―――ぱちん!

 

『……え』

 

 ぱちんというか、ぽわんという感じの音が響いて―――

 コスチュームが、イーネドライブとインナーを残して、消えた!?

 

『ひ……ひやあぁぁぁぁぁ!?』

 

 ど、どうなってるのコレ!?めっちゃハズカシい!!

 私、ただロゼッタの技を使おうと思っただけなのに!?

 

『丸腰か……舐めるな!!』

 

 アラシーザーが頭に血をのぼらせて言ってくる。ナメてない!ってかナメたくないです!!私だって好きで丸腰になったわけじゃな~い!!

 チャンスと見たのか、バグッチャーがパンチを振り下ろしてくた―――その時―――

 

《CURE-ROSETTA! INSTALL TO MEMORIAL!! INSTALL COMPLETE!!》

 

 私は相手の力を利用して、流れるようにパンチをいなし、後ろへと投げ飛ばした。土煙を上げてたたき落ちるバグッチャー。

 ……今の動きって……

 思ったと同時に、頭の中に言葉が走る―――そっか―――

 私はバグッチャーに振り返った。

 

―――キュアメモリアル、“ロゼッタスタイル”!!ですわ♪

 

 そう、私はロゼッタを思わせるコスチューム姿へと変身していた。

 ロゼッタとは違うけど、見ただけでロゼッタとわかる、絶妙なデザインのコスチュームだ。

 

『…………って、何コレ!?』

 

 さっきから私、『私自身』に振り回されまくってる。いきなり新能力覚醒させちゃうし、本当に初登場補正かかっちゃってるよ、コレ!?

 すぐそばの鏡張りのビルの窓に、私を映してみる。わ!髪形がロゼッタと同じ形になって、ピンクの中にオレンジのメッシュが入ってる!それに、右目だけがオレンジ色に染まってる。おお!これってマンガやアニメでよく見る、左右の目の色が違う『オッドアイ』だ!

 プリキュアのフォームチェンジはいろいろあるけど、ここまで変わるのはそうそうないと思う……!!

 

《……まさかこんなにも早く、『マトリクスインストール』を発現させるとは……おふたりはこの短い間で、そこまで愛を育んでいらしたのですね♪》

 

 ……あれ、この声って!?

 私は心の中に意識を集中する。すると、メモリアの『部屋』の横に、もうひとつ、黄金色に輝く『部屋』が増えていた。そこに―――

 

《ごきげんよう♪りんくさん、メモリア♪》

 

 やっぱり、キュアロゼッタがいる!どうして……!?

 

《これこそ、マトリクスインストールに到達することの出来た、ユーザーとプリキュアのみが使えるキュアチップの極意、『レジェンドインストール』ですわ。力や技のみならず、ワタシたちの“意志”もお貸しすることが出来るのですわ♪》

 

 そ、それって最強じゃん……!?キュアチップを使えば、そのプリキュアになりきって、しかもそのプリキュアのアドバイスまで受けられるって……!?

 まさに鬼に金棒、虎に翼!!感動的過ぎて泣きたくなってくるくらい……!!

 

《涙を流すのは、トゥインクルを助け出した後にしませんか、りんくさん?》

『そ、そだね……』

 

 でも、考えてるコトも全部ツツ抜けになっちゃうのはいただけないケド……

 んじゃ、あらためまして―――

 私は“トゥインクルバグッチャー”を見上げて、両手で『クラブ』の形を模った。

 

『世界を制するのは愛だけです。さぁ、アナタも“私たち”と愛を育んでくださいな♪』

 

 ……本物の悪役相手に、プリキュアの口上をキメられる。こんなにうれしいことはない…………

 あれ?でもちょっと口上が違った。そっか、今『私』は“3人”なんだ。だから私“たち”、になってるんだね……

 

《ッテユーーーカーーー!!!???》

 

 しかしながらバグッチャーは聞いてか聞かずか、大量の『☆』型弾丸をばら撒いた。それなら―――

 

カッチカチの、ロゼッタウォール!!

 

 私は両手にロゼッタウォールを作り出し、流星群を次々に防御して、受け流した。

 右!下!上!お次は左、斜め右上、頭の真上!!なんだか上からが多い。あの映写機型のアタマから、『上』に向かって撃ち出してるから?それとも『星は空から降ってくる』から?

 そして今度は頭を直接こちらに向けてきた。雨なんか生ぬるい、直接撃ち込んでやる、ってこと!?

 

『……出るかな……―――』

 

 基本的な技は出来た。それなら―――

 ちょっとだけ不安だったけど、私は天に右手を掲げ、叫んだ。

 

ラブハートアロー!!!

 

 すると、黄金色の光が中空に集中して、ピンク色のハート型のツールが私の手に渡った。

 ……大成功!!しかもこのラブハートアロー、ラビーズセット済み!

 中心のレールに指を走らせると、音色が響く。

 

プリキュア!ロゼッタリフレクションっ!!

 

 ラブハートアローで大きな円を描いて、巨大なクローバー型バリアを展開した。ここでバグッチャーが流星群を発射したけど、リフレクションがすべてを弾き返していく。

 

『さっすが……!!』

《防戦一方では後手に回りますわ。隙を見て、攻めましょう》

『もっちろん!いい手があるよ♪』

《……?》

 

 ロゼッタのアドバイスに従って、相手の流星雨が止んだ瞬間、私はリフレクションを天に掲げ―――

 

『てぃぃぃぃゃあっ!!』

 

 ―――バグッチャーへとブン投げる!

 高速回転したリフレクションが縦方向に命中して、まるで回転ノコギリのようにバグッチャーの体表を抉る。

 

『ギュウウゥゥゥゥゥゥゥ!?!?!?』

 

 上へと吹っ飛んでいくリフレクションを、私はジャンプしてキャッチする。そして―――

 

 ―――半分に、割る!!

 

《まぁ……!》

 

 驚くロゼッタだけど、この技の元祖って、ロゼッタだよ?私はあくまでマネしてるだけだもん。

 そして、大きく体を反って振りかぶり、両の手に持った半分ずつのリフレクションを、力いっぱい振り下ろした!

 

『キィィラァァァァ!?!?!?』

 

 大通りを、今まで進んできたのと逆方向にバグッチャーは吹っ飛んだ。

 

《今のは……りんくさん……!?》

『ドキプリの33話、だよ♪』

《さんじゅうさん……わ?》

『あ、そっか、わかんないよね……みんながありすちゃんのおうちでパジャマパーティーした時の戦いで、ヘリコプタージコチューにやった技。出来栄え、どうかな?』

 

 私にとって、いちばん『ロゼッタの強さを見せてくれた』のが、33話。その時にした技を再現して、私は戦ってみた。

 

《素晴らしいですわ♪》

 

 にっこりと笑うロゼッタが、心の中に見えた。コレで本人公認!感激です!ありがとうございます!!

 

『キラキラホシヨ~~~!!!』

 

 と、体勢を立て直したバグッチャーが、巨大な『☆』を2つ作り出し、高速回転させて発射してきた!まさか、さっきの技をパクられたってこと!?

 切断系の攻撃に、バリアは相性が悪い!ここは『防ぐ』んじゃなくって、『避ける』!!

 

『代わるよ、ロゼッタ!』

 

 ロゼッタにひとこと言ってから、私は手の甲のキュアットサモナーから、緑色のキュアチップを召喚して、コミューンに差し込んだ。

 

キュアチップ、『キュアマーチ』!キュアット、インッ!!

 

《勇気リンリン!直球勝負!!キュアマーチ!!》

 

 コスチュームが一度、インナーを残して黄色い粒子になって消えてから、緑色のイーネルギーが私を包み込む。そして―――

 

《CURE-MARCH! INSTALL TO MEMORIAL!! INSTALL COMPLETE!!》

 

 新たなコスチュームの姿に変身し、髪形も変わって、“風”が吹き荒れる。

 

 

キュアメモリアル、“マーチスタイル”だよ!!

 

 

 今度はキュアマーチ!をを!もふもふヘアーだぁ~❤ボリュームたっぷり、触り心地もいい感じ……❤

 

《お待たせ!》

 

 ロゼッタさんがログアウトして、マーチさんがログインしました!

 

《攻撃の動きをよく見て躱して!あとは……わかるね?》

『もちろん!!』

 

 勝気に返事をして、私はうなりを上げる☆型カッターを、右に左にと回避する。最後はジャンプで避けたけど、その先にまたカッターが来た!

 

『……大丈夫!』

 

 私は自分に言い聞かせるように呟いて、体から力を抜いた。すると、横に、上に、下にと、空中で自然と『風』が私を運んでくれて、カッターは空を斬っていく。

 『風』のプリキュアであるマーチの力は、『風を読める』ということ。相手の攻撃の流れは、自然の空気と、風が教えてくれる―――

 

《りんく、今度は後ろ!》

 

 マーチの声が響いた瞬間、私はふり向いた。後ろから、縦回転しながら星型カッターが迫る。そして、目の前にはビルが!

 

『!……よぉぉし!!』

 

 今の私はキュアマーチ、そしてビルの壁―――やることは一つだけ!!

 

『だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 

 キュアマーチ名物、ビル壁走り!本当に私がやることになるとは思わなかったけど!!

 私はそのままビルの壁を最上階まで登って、カッターを振り切った。蹴り出して、空中に跳んだ私は―――

 

『気・合・い・だあぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

 思い切り、全身にパワーをチャージする。そして、風の力を一点に凝縮して放つのは―――!!

 

プリキュア!!マーチシュート!!!

 

オーバーヘッド、バージョンだあぁぁぁ!!!!

 

 地上にいるバグッチャー目掛けて、私は風のボールをオーバーヘッドキックで蹴り下ろした。

 風のボールは一直線に、バグッチャーへと命中、大爆発した。

 

『見たかぁぁぁ!!』

 

 ただマネするだけなんて芸が無い!!公式でやってない技の使い方だって、無限大に存在するんだ!!

 ……マーチの影響か、私はかなりハイになってました。

 

《これはビックリ……》

 

 なんか、本人様は苦笑いしてました……調子に乗ってごめんなさい……

 着地して、元の姿に戻った私。バグッチャーは目を回していた。

 

『……トゥインクル……』

 

 私は、バグッチャーの中に閉じ込められている、トゥインクルに語りかける。

 

『まっすぐな心を曲げられて……どこにでもゆける自由を奪われて……つらいよね……両手の大事な夢のためにがんばってたあなたのこと、私、本当に大好きだよ』

 

 本心から、私は『プリキュアを愛する者』として、『美しさ』を追い求めていたトゥインクルをこんな姿に変えてしまったジャークウェブを、私は許さない。

 そして―――あるべき姿を奪われた彼女に、もう一度輝きを取り戻したい……!

 

『きららちゃんらしく、“魅せて、輝ける”ように―――私はあなたを“超えて、取り戻す”!!』

 

 決意の瞬間、私の全身の―――両肘、両の腰、両膝にある金属的な部分がジャキッ!と開いて、物凄い勢いでピンク色のイーネルギーを放出し始めた。

 

CURE-MEMORIAL!! FULL DRIVE!!!

 

 女の子の合成音声が鳴り響き、イーネルギーが一点に凝縮されて、ステッキのような得物に変化した。

 これって、キメ技用の武器だ!私は思わず手に取って、宣言した。

 

タッピンスティック!!

 

 頭の中にアイテムの名前が浮かぶ。そして、スティックの中心にあった丸いコアユニットを、先端へとスライドさせて―――

 

メモリアルロッド!!

 

 ……の完成だ。私はロッドをくるくると振り回し、両手で握って、バグッチャーへと向けた。

 

『電子のヒカリよ、闇にとらわれし“煌き”を、取り戻して!!』

 

 呪文のように言葉を唱えると、イーネルギーがロッドの先端へと集中し、ピンク色の輝きがあたりを照らしていく。そして―――

 

プリキュア!!メモリアル……!!

 

フラァァァァァァァッシュ!!!!

 

 全力の叫びとともに、イーネルギーの奔流がロッドから放たれた。私はロッドを握りしめ、バグッチャーを見据える。

 無抵抗のバグッチャーは間もなくイーネルギーの輝きに呑み込まれ、そして―――

 

『デリィィィィトォォォォォ……………………―――』

 

 いつもの爆発ではなく、まるで空へと吸い込まれていくように、蒸発して消えていった。

 

『ちッ……カイザランチュラ様に報告するべきか……!キュアメモリアル……人間とプリキュア、か……!!』

 

 アラシーザーは、闇色の光に自分を包んで、その場から消え去った。また、キュアネットの中に戻ったのかな……

 

 バグッチャーとその指揮官の消滅で、一瞬の静寂がその場を支配した。そして―――

 

 大歓声が大通りで沸いた。

 

「よっしゃああーーー!!」

「ママ!プリキュアが勝ったよ~!プリキュアが、あたしたちを守ってくれたよ~!」

「ホンモノだ……!プリキュアって、アニメじゃなかったんだ!!」

「プーリキュア!プーリキュア!!」

 

 プリキュアコールが始まって、なんだか照れくさくなる。ってか、いつまでもここにいると、なんかヤバい感じ……!

 私は辺りを見回して―――お、あった!黄色いキュアチップ!

 私はキュアチップを拾い上げると、ビルの屋上にひとっ跳びして、どうにか人気の少ない所へと、すたこらさっさととんずらした。

 

 私―――なんかとんでもないコトしちゃったのかな……?

 

 ―――――――――

 

 ようやく人気のない公園を見つけて、私は着地した。

 

 『はぁ……はぁ……はぁ……』

 

 これって、なんで息切れしてるんだろう……っていうか、体全体が熱い―――

 そう思った、その時。

 

―――じゃきっ!ぷしゅーーーーーーーーっっっ!!!!!!!

 

 さっき、イーネルギーを放出していた6か所の金属的なところが開いて、まっしろな蒸気が噴き出し、私は私自身が噴き出した蒸気にむせた。

 

『ごほ、ごほっ……なに、コレ……!?』

 

 なんかコレ、プリキュアというよりもロボットっぽい気がしない!?

 でも、さっきからなんだかラクになった。体の熱さもなくなって、普通の感じに戻ってる。

 

《キメ技を使ったから、オーバーヒートするのを防ぐために、全身の“アラ熱”を取ったんだね》

 

 え!?オーバーヒート!?私ってオーバーヒートしちゃうの!?……なんかそれヤバくない……!?

 というか、普通のプリキュアはオーバーヒートなんてしないと思うんですけど……

 

《見て!トゥインクルが……》

 

 と、さっき取り戻したトゥインクルのキュアチップが、黄色のイーネルギーを放って、その中に幻影のようにが浮かんだのは―――

 

《トゥインクルだ!》

『天ノ川きららちゃん!……よかったぁ……』

 

 キュアトゥインクルが、アニメそのままの姿で出てきてくれた。

 

『あ~……ようやく出られたぁ……ありがと、メモリア♪……あれ?なんかちょっといつものメモリアと違くない?』

『……はじめまして、かな。メモリアのユーザーになった、東堂りんく!プリキュアの大ファンです!プリキュアとしての名前はキュアメモリアル!よろしくね!』

 

 この場で握手できないのがヒジョーに惜しい。心の中で歯噛みした。……あ、メモリアに筒抜けだ。あとでからかわれるかも……

 

『その姿……もうマトリクスインストールが出来るようになったんだ……ふぅん……カワイイじゃん♪』

『え!?ホント!?カワイイ!?』

 

 プリキュア界のオシャレのプロ、キュアトゥインクルにカワイイって言ってもらえるなんて……

 私の、このプリキュア姿に、私は自信が持てた気がした。

 

『正直、助かったよ。あんな姿、もう二度とヤだもん。……ジャークウェブと戦うなら、キラキラの星の力も使ってね、“りんりん”!』

『!りんっ―――』

 

 きららちゃんにニックネームで呼んでもらえた……!!これって、ホントーに夢じゃないよね!?

 

『あ……それと、伝えなきゃなんないことがあるの!』

 

 トゥインクルは、視線を正して言った。

 

『もし、早くプログラムクイーンを助けたいなら、アタシたち『プリンセスプリキュア』を全員助け出して!アイツら、サーバー王国の入り口の封印に、『鍵』を司ってるアタシたちのデータを使ったみたいなんだよね。だから、お願いね!』

 

 これは重要な情報だ。そうか、『姫プリ』のキーアイテムは、文字通り、形通りの『ドレスアップキー』だ。だからこそ、『封印』に姫プリの力を使ったのかな……

 キュアトゥインクルが消えて、キュアチップのみが残された。私はチップを掲げて、力強く勝利宣言をした。

 

『キュアトゥインクル、キュアっとレスキュー!!』

《いぇ~い♪》

 

 これで、3人目。残りは、48人。まだまだ道は遠いけど、今日はなんだか、自信が持てた気がする。

 こうして私も、プリキュアになれたんだから―――

 と、その時、私の体が光を放った。

 

『あ……』

 

 ぱちん!という音ともに、私は、『私』に―――東堂りんくの姿に戻った。

 

「戻っちゃった……」

 

 というか、戻れた、と言うべきなのかな。さすがにあのまま、メモリアルから戻れないとかだったらシャレになんないもん……

 そして今度は、コミューンから1枚のチップが排出されてきた。なんだろうと思って見てみると―――

 

《@01 CURE-MEMORIAL》

 

「これって……私のキュアチップ……?」

《みたいだね♪》

 

 笑顔のメモリアが、私を見上げてくる。

 

《次から変身する時は、これを使ってするみたいだよ?》

「ふぅん……―――」

 

 私はここにいるのに、キュアチップだけがここにあるのって、不思議な感じがする。

 それにキュアチップって、元々はジャークウェブが作ったモノ、じゃなかったっけ……?

 

 キュアチップって―――いったいなんなんだろう―――

 

 ―――――――――

 

 今日は人生で忘れられない日になった。

 

 私が、プリキュアになった日。

 

 でも、私がプリキュアになったことで―――

 

 それまで『アニメ』の中だけの存在だったプリキュアが、現実にあらわれたことで――― 

 

 世界の、あらゆるモノが、少しずつ動き出していた。

 

 それを私は知る由もなく―――

 

 そしてそれが、私の前に現れるなんてことも―――

 

 これっぽっちも思ってなかった。

 

 

 この日、世界は知ってしまった。

 

 『フィクションなんてのは、この世には無い』ことを―――

 

 ―――STAGE CLEAR!!

 

 RESULT:CURE CHIP No.40『CURE-TWINKLE』

     CURE CHIP No.@01『CURE-MEMORIAL』

 プリキュア全員救出まで:あと48人

 

【挿絵表示】

 

 TO BE NEXT STAGE……!

 

 !!!WARNING!!!

 NEXT INTERCEPT IS LEADER PRECURE!!!

 

 『キラキラ輝く、未来の光!』

 

 『5つの光が導く未来! 輝け! スマイルプリキュア!!』




―――りんくの『今回のプリキュア!』

りんく「今回のプリキュアはだ~れだ?』

『きらめく星のプリンセス!キュアトゥインクル!』

メモリア「『プリンセスプリキュア』のひとり、“星姫(ほしひめ)のトゥインクル”!属性はきらきらの『星』!」

りんく「世界を目指す大人気モデル、天ノ川きららちゃんが変身した、『星のプリンセス』!」

メモリア「そんなトゥインクルのキメ技は、コレ!」

『キラキラ、星よ!プリキュア!トゥインクルハミング!!』

メモリア「星の力で浄化する、トゥインクルハミング!キラキラしてて、とってもキレイ!」

りんく「ここだけの話、同じようにオシャレにうるさかったキュアマリンとトゥインクル、サーバー王国ではどんな感じだったの?」

メモリア「ケンカしてるように見えるけど、実は仲良し、ってカンジかなぁ?肝心なトコだと息が合うっていうか」

りんく「なんか、意外な感じ……それじゃ!」

りんく・メモリア「「ばいば~い!」」

次回予告

りんく「苦節14年……ついに私もプリキュアデビューしちゃいました!!」

メモリア「おめでと~」

りんく「世の中はまさにプリキュアフィーバー!ニュースもネットも大賑わい!」

メモリア「でもでも、何か忘れてない?」

りんく「そーいえばそんな感じするなぁ……でも今はこのキュアキュアに浸っていたいのですぅ……」

メモリア「ダメだこりゃ。大変なの、ココからだよ……?」

インストール@プリキュア!『もうひとりのプリキュア登場!その名は@キュアデータ!』

りんく「私と!」
メモリア「あたしは!」

メモリアル『《ふたり“で”プリキュア!!》』

 ―――――――――

 このキュアメモリアルこそ、『ふたりはプリキュア』という言葉を『別の意味で』体現した姿、です!
 1+1=∞とはいきませんが、0.5+0.5=1、といった感じでしょうか。

 そしてレジェンドインストール!もう元ネタはお分かりですよね。
 本小説を『プリキュア版ディケイド』たらしめる最大の要因だと思っております。

 さて、次回からはもうひとりのプリキュア、キュアデータに迫っていくストーリーなんですが、なにやら本文ラストに不穏な警告メッセージが……

 初めての『リーダープリキュア』との遭遇となります……!!

 それではまた!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。