生徒会役員共~if~   作:ノンキ者

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やっとアニメ1話にあたる話が終わりました。これからもよろしくお願いします。


日常

 ある日のこと。

シ「明日、全校生徒の前でスピーチを行う。そこで、君たちにも壇上に立ってもらうぞ」

タ「でも、大勢の人の前に立つのは緊張しますよ」

シ「何を情けない。私は大勢の人の前に立つと興奮するぞ!!」

ハ「それもダメでしょ」

 もしかして、それが会長になった理由なのでは?

 そう考えたのだが、怖い答えが返ってくるのは嫌なのでやめた。

 

 今俺は七条先輩とタカトシとで書類を片づけていた。ちなみに萩村はまだいない。

タ「いつも思うんですが、副会長ってどんな仕事をすればいいですか?」

ア「そうねー会長の補佐なんだから、シノちゃんが困ったら手伝ってあげたら」

タ「なるほど」

ア「でも、シノちゃんって勉強も運動もできるし、礼儀や作法、家事も完璧。とくにないわね」

タ「えー」

 俺には一つ思いつく仕事があるのだが…。

ガチャ

シ「もう来てたのか。実はここに来る途中で財布を拾ってな。心苦しいのだが、持ち主を特定できるものがないか探してみよう」

 そして財布の中身を見始める会長。

シ「持ち主は女だ」

タ「なぜわかるんです?」

シ「ゴムが入ってなかった」

タ「…それじゃあ俺も女になりますよ」

 呆れたように言うタカトシ。

ハ「よかったじゃないか、タカトシ」

タ「何が?」

ハ「仕事があったぞ。ツッコミ役という」

タ「…なんか疲れるなぁ」

 ちなみに会長は何がなんだかわからない風だった。

 そして、やっと会議が始められることになった。

シ「ではこれから会議をはじめ…あれ?」

ハ「萩村、来てませんね」

バン

ス「こんな体でも、来てるわー!!」

ハ「何がだー!!」

 いきなり怒鳴られても困る!!

 

ハ「そういえば、ここって校則で校内恋愛が禁止なんですよね」

 ふと思ったことを口にしてみた。

シ「当然だ。学校とは勉学に励む場であり、それから逸脱する行動は一切認めない」

ス「しかし、なんでもかんでも規制するのは、生徒の積極性に支障をきたす恐れがあります」

 萩村が言うと、会長は少し考える。

シ「では恋愛はだめだが、○○○は解禁しよう!!」←好きな言葉をいれてください。

ハ「そんな校則、どこにもないと思います」

 そもそもそれは勉学から逸脱していないのだろうか?

タ「でも覚えること多くて大変ですよね」

 タカトシが先輩たちに言ってみる。だが、爪を噛みながらはよくないと思うぞ。

シ「津田、爪を噛む癖は直した方がいいぞ」

タ「あ、すいません」

ア「癖は一度見に着くとなかなか抜けないからね。私も、お尻いじるの癖になりそうだけどなんとか踏みとどまっているわ」

タ「…ほめるべきですか?」

 ほめないべきだろう。

 

「お前ら、生徒会入ったんだってな。すげーじゃん」

 そう俺たちに話すのは同じクラスになった柳本ケンジ。この学校に入ってからできた友人で、最近クラスでは、この3人でつるんでいる。

タ「まぁ、成り行きで」

ハ「同じく」

 苦笑いしながら答える。ちなみにタカトシはため息をついていた。

ケンジ(以下ケ)「でも美人揃いじゃん。まぁひとり子供がいるけど。変わってほしいくらいだぜ」

タ「え、じゃあ代わる?」

ケ「え、いや…」

タ「なんだよっやる気がないならやるとかいうな、この鬼畜め!!」

ケ「す、すみません…」

 ケンジが俺のところによる。

ケ(生徒会で何があったんだ?)

ハ(きっと、疲れているんだよ)

 真実を語るのは少しあれなので適当に誤魔化す。まぁ嘘はついていない。

ハ「あれ?」

 視界の隅の方にある自販機に、見覚えのある人物がいた。萩村だ。

 別にいることは問題ないのだが、なぜかストレッチをしていた。

ハ「何やっているんだ?」

 気になったので、近くによって聞いてみた。

ス「見てわからない?ストレッチよ」

ハ「いや、それはわかるけど、なんで?」

ス「うん?」

 ストレッチを終わらせたのか、立ち上がる萩村。自販機に向くと、背伸びをし始めた。

ス「足攣らないように…」

ハ「ご苦労様です」

 その姿勢に、なぜか涙がでそうになった。

 

 突然の話だが、会長である天草シノは、周りの生徒からよく相談を受ける。

タ「会長ってやっぱり人望ありますね」

シ「まぁ会長として当然の責務だ。私は口はかたいしな。ちなみに私は下の口もかたいぞ。ガードが」

ハ(なんでこの人いつも一言多いんだろう…?)

ス「ちょっと津田、御堂!」

 萩村が呼ぶ。

ス「この報告書誤字が3か所、津田のは4か所あったわ」

タ「マジで?」

ス「あんたらたるんでるわよ。ちょっとそこに座りなさい!」

 言われるままに座ったはいいが、目線がどうしても萩村のデコのあたりになってしまう。ようは座っても俺たちのほうが高いのだ。

ス「そこにひざまずけー!!」

タ・ハ((面倒くさい人だ…))

 

別の日のこと

シ「新聞部からの取材のオファー?」

ス「はい、そうです」

シ「すると、インタビューとかあるわけだな。練習しなくては」

 どうやら会長はインタビューとかが苦手なのだろう。

ア「津田君、インタビューの練習をしてあげたら。詳しいでしょう?」

タ「え、なんで俺が?」

 確かに。タカトシは新聞部などにいたこともないし、得意な理由が思いつかない。

ア「AVでよくあるじゃない。インタビューするシーンとか」

シ「よろしく頼む」

タ「え…ちょ…なんでそういう方向で決まっちゃうの?」

 …俺の名前が出なかったのは信頼されているのかそれとも単に男と見てもらえていなかったのか。

 

取材当日

「新聞部の畑です」

シ「う、うむ。こちらこそ」

ランコ(以下ラ)「あまり緊張なさらずに。楽にしてていいですよ」

シ「そ、そうか」

 そして、なぜかテーブルの上で横になる会長。

シ「今日は多い日でな。立っていても座っていてもつらい」

ラ「そうですか。ではインタビュー始めます」

 そういってシノにマイクを向ける。なぜか一緒に横になる。

ラ「失礼しまーす」

シ「すまんなぁ」

タ・ハ((慣れろ。慣れろ俺))

 こうして、インタビューは(おかしいながらも)順調に進んでいく。

ラ「では次に写真撮影をしまーす」

 カメラを構えながら生徒会メンバーに声をかける。

ア「えー、恥ずかしいなぁ。ポーズとった方がいい?」

ス「ノリノリですね」

ハ(つーか、普段の言動は恥ずかしくないのだろうか?)

 ハルカはふと疑問に思ってしまった。

ラ「紹介記事としての写真なので、生徒会室をバックに皆さんは普通に立っていてください」

 紹介記事としては妥当だな。

シ「なるほど。ギャルゲー式画面撮りというやつだな」

タ「それ初めて聞いたんですけど

 なぜこの人たちは変な言い回しをするのだろうか?

 

ラ「では最後に、男子代表として副会長の津田君にインタビューを」

ハ「変なこと言うなよー」

タ「言わないよ。そうですね、男女ともに隔たりのない関係を築いていきたいと思っております」

シ「つまり更衣室やシャワー室の壁を取っ払ったりか?」

ア「エロイね」

ス「性欲の塊ね」

ハ「なぜ変に解釈する」

ラ「副会長はエロイと…」メモに書いている。

タ「えー、あんたもそっちの人間」

 タカトシ、どんまい。

ラ「じゃあ次に第三の性別代表としてハルカさんに…いえ、なんでもないです」

ハ「そうですか。聞き違いでよかったです」

 さすがに生徒会室を流血に染めたくないからなぁ。

 

【御堂ハルカの前で『第三の性別』と言ってはならない。言ったものは命の保証をしない】

 これが、桜才学園の校則に追加された。

 




なぜか変な校則が追加された桜才学園。これからどうなっていくのでしょうか?
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