しばらく投稿が毎日夜9時になりそうです。
休み時間、タカトシ、ケンジ、俺とで談笑していた。
ピンポンパンポ~ン
【1年A組の、津田タカトシ君。至急、生徒会室までお越しください。繰り返し…】
ム「呼ばれてるよー」
タ「はぁ」
タカトシはとぼとぼと歩いて行った。
ケ「何の呼び出しだろうな?」
ハ「さぁ?」
見当もつかなかった。
しばらくして、タカトシが沈んだ顔で帰ってきた。
タ「昼休みに会議をするから、授業終わったら弁当持って生徒会室に集合だって」
ハ「それはいいんだが、なんでお前は沈んでいるんだ?」
タ「携帯没収されてな」
ここの校則では、携帯電話の持ち込みは禁止となっている。
ケ「自己責任じゃね?」
ケンジの一言が、タカトシの胸に突き刺さった。
昼休み、弁当を持って生徒会室に集まる。
シ「来週は高総体か。行事があると忙しくなるから気が滅入るな」
ハ「俺はイベント好きですけど。会長は学園のイベントは好きなのないんですか?」
シ「ふむ」
少し考え込む会長。
シ「学校を遅刻しないように走っていると、曲がり角でごっつんこ」
タ「ギャルゲーのイベントは聞いてないと思いますよ」
ア「パンを咥えて、が抜けてるわ」
突っ込むところはそこなのか。
タ「そういえばそのお弁当って、会長の手作りなんですよね」
シ「あぁ。口だけの安い女になりたくないからな」
ハ「へぇ…」
シ「でも、お高くとまっても鼻について嫌な感じだな。というわけで、手ごろな女を目指している」
ハ「結局安くなってません?」
タ「でもいいですよね。俺なんて昨日の残り物ですし」
ス「学校に持ってくる弁当なんてそんなもんでしょう」
それもそうだろう。現に俺の弁当も昨日の夕飯に出されたものだし。
ア「そうね。私のお弁当も残り物だしね」
残り物って。その厚さ2cmはありそうなステーキがあまりものなのか?
弁当を食い終わって一息ついたころ。
シ「実はみんなに、2階の倉庫にあるものを運んでもらいたくてな。今日から3日にわけて作業を行う。大変だと思うがよろしく頼む」
「「「「はい」」」」
そしてその場所まで向かう。
タ「関係ない話ですけど、高校じゃ動物飼ってないですよね」
ハ「小学校じゃないんだぞ」
ス「私としては助かるわね。動物嫌いだから」
ア「もう。スズちゃんはツンデレなんだから」
ス「なんですか、急に」
ア「だって、よく動物がプリントされたパンツをはいているじゃない」
ス「ッ!! その口閉じろー!!!」
タ・ハ「「…子供だ」」
そして倉庫についた。
ハ「結構ありますね」
タ「力仕事は任せてください」
シ「ならば、その君の力を、試させてもらおう」
そしてお姫様抱っこになった。
シ「今日の私は重い日でな」
タ「あれから1ヵ月立ちましたから、来るとは思ってましたよ」
あれ=新聞部の取材だろう。そういえばもう1ヵ月がたつのか。
ハ「でも会長って、なんでも物事を完璧にこなしそうですよね」
シ「何言っているんだ。私だって失敗談はあるぞ。あれは中学生のころ…」
会長の話では、鉛筆を英語にしなさいという問題があり、書いていたシャープ・ペンシルにそのつづりが書いてあったそうだ。
シ「カンニングの戒めとして、無回答で提出してやった」
タ・ハ「「面倒な生き方…」」
とりあえず、生徒会関係の荷物を生徒会室に持っていく。すると、生徒会室に見知らぬ女性がいた。
「うぃ」
いきなり声をかけてきた。私服であることから教師だろうか?
?「誰? ここは関係者以外立ち入り禁止よ」
ハ「あの、あなたは?」
?「私は生徒会担当顧問よ」
ガチャ
今度は会長が入ってきた。
?「よぉ、天草」
シ「? ここは関係者以外立ち入り禁止ですが」
?「あれー!?」
本当に顧問なのか?
ナルコ(以下ナ)「では改めて、生徒会担当顧問の横島ナルコよ」
ス「そういえば横島先生がうちの顧問でしたね」
ア「全然来ないからすっかり忘れていました」
ナ「お前らな…。っで、こいつらが新しい生徒会役員?」
タ・ハ「「はい」」
横島先生はまず俺をじーっとみると、次にタカトシをじーっと見始めた。そして舌なめずりをする。
ズササ
タカトシは少し後ろの下がる。
ナ「おいおい。私は何もしないって。とりあえず質問があったら、なんでもしていいわよ。親睦ふかめよーぜ」
タカトシに近づきながら、横島先生が言う。でもその言葉にあまり信用ができないのはなぜだろう。
タ「えっと、じゃあ横島先生っていくつなんですか?」
ナ「おいおい。女性にいきなり年齢を聞くなんて失礼だろう」
タ「なんでも聞けって…」
ア「大丈夫ですよ、先生。そういう時は、精神年齢を答えればばれません」
ナ「ほぉー。私の精神年齢は25に達していないと」
いきなりばれているし。あと七条先輩怖いところあるなぁ。
タ「じゃあ先生はなんで(そんなんで)教師になったんですか?」
心の中で(そんなんで)の部分を言ったな。…素早く。
ナ「ドラマの影響よ。問題児ばかりのクラスに赴任して、そんな生徒たちを更生させていくのにはまってね」
そんなタカトシの心情を知ってか知らずか、理由を話し始める横島先生。でも理由は単純だった。
ナ「でもこの学校の連中優秀すぎるから、問題なんて起こらないし、共学化で私が問題おこしそうだし」
ズササササッ×2
俺とタカトシはすばやく下がる。
ナ「おいおい。そっちの津田はともかく、御堂には手を出さないって。女っぽいし」
ハ「…なぁ、これは喜ぶべきなのか?」
タ「…さぁ」
翌日の昼休み。
また生徒会室でお弁当を食べていた。
ハ「七条先輩の家のごはんって、とっても豪華そうですよね」
ア「うふふ。でも私、高級料理より庶民的なもののほうが好きよ。とくにアワビは苦手だし」
ハ「へぇ」
ア「だって、共食いしているみたいじゃない?」
…ここはスルーするべきなのだろうか?
タ「そういえばハルカ、知っているか。俺たちの通っていた小学校、廃校になるらしいぞ」
ハ「え、マジで?」
ア「私の通っていたところも、入学してきたのが2組分しかないらしいわ」
改めて少子化を実感するわね、と七条先輩。確かに、少子化が社会問題になってきている。
シ「この少子化問題、生徒会としてできる限りのことをしようじゃないか」
なんだ。まさか、校内恋愛禁止の校則を撤廃するのか?
シ「将来性行為をする際は、常に○○○だ!」
…毎度思うけどよく臆面もなくいえるな。
ア「そういえば、昨日夜の道を歩いていたら、後ろからの足音にドキドキしちゃって」
タ「そうですね」
タ「俺も、○○○しているときに足音がすると、ドキドキします」
シ「とか言わないのか?」
タ「言わない言わない」
それは会長の経験上の話だろうか?
翌日、つまり荷物整理最終日。
シ「今日で最後だ。みんな頑張ってくれ」
会長の掛け声で現場に向かう俺たち。
ハ「そういえば、コトミもここ入るんだよな」
タ「ああ。だから頑張っているよ」
シ「だれだ、それ」
タ「俺の妹ですよ。来年ここを受けます」
シ「ほー」
荷物整理中
シ「一応確認するが、脳内の妹じゃないよな」
ハ「実際にいますよ」
というか、タカトシの妹だ。
荷物の運び出しも終わって、今清掃をしている。
ア「シノちゃん、昨日のドラマ見た?」
シ「うん。主人公の親が実は義理の親だったことには衝撃だった。ああいう出生の秘密は、実際に会ったらさぞかしつらいだろう」
俺は生まれたとき女の子だと間違われて出生届けを出されたことにつらかった(一応戸籍は男に直されている)。
ア「あら、私は実際に出生に秘密、聞かされたわよ。私が○○○されたときって、○○だったんだって」
シ「アウトドア派なんだな」
タ「会長、ツッコミがなっちゃいないよ」
というより誰が聞いているかわからない状態でそういうことを口にしないでほしい。
ア「あら、一つおいてかれているわ」
確かに荷物が一つ、残っていた。
ア「よっこいしょ。ふう、重たいわね」
ハ「あ、じゃあ俺が持ちますよ」
ア「えぇ! 御堂君、セクハラだよ!!」
ハ「えぇ!?」
何を持ってもらうと思ったの!?
すべてが終わり、生徒会室でお茶を飲む。
シ「ふう。最近ドライアイに悩まされて困っている」
タ「なんですか、それ?」
シ「知らないのか。まぁ、問題を交えて説明した方が憶えるだろう」
そしてホワイトボードに書きだす会長。
そこには、『(自主規制)が濡れにくい』と書かれていた。
シ「あてはまる文字は?」
タ「うーん」
ちなみにこれは唸りです。
ハ「つーか、普通に眼でいいじゃん」
なぜ
ハ「あれ?」
前を見ると、萩村が勉強をしていた。参考書には、『フランス語実習』と書かれていた。
タ「萩村、フランス語を勉強しているんだ」
ス「まぁね。高校卒業したら留学しようと思って。ほかにも、英語はもちろん、イタリア語やスペイン語と、五か国語を話せるわ」
すごいな。萩村の脳はどれだけの容量を詰め込めるのだろうか?
ナ「ま、国際化の時代、これくらいできないとだめよ。私も二ヶ国語話せるし」
まぁ先生は英語の教師だし、話すことはできるのだろう。というよりいついたんだ。
ナ「はぅ~~~ご主人様ぁ。ごめんなさいです~~~。はぅ~~~」
ハ「国じゃなくて次元を超えていたよ」
誰が喜ぶんだ。その話し方。
シ「私たちは明日から修学旅行だ。その間、生徒会は君たち1年生に任せる」
ハ・タ・ス「「「はい」」」
シ「生徒会長の私が学校を離れるのは不本意なのだが、行事の参加となれば仕方がない」
仕方がない、ねぇ。
カレンダーには、たくさんの×と、修学旅行初日の日付に書かれた花丸がある。
タ「仕方がないことなんですよね」
シ「そうだ」
………………
帰り道、俺とタカトシと萩村で帰っていた。会長と七条先輩は明日の準備ですでに帰っている。
タ「会長って子供っぽいところあるよね」
ハ「まぁ、それが会長らしさのような気もするけどね」
ス「でもいつも私は疑問に思うのよ。なんで大人っぽい人が子供っぽいと愛らしく見えるのに、子供っぽい人が大人っぽくしていると生意気に見えるのは、なんでだろうね」
タ「そんなこと思ってないよ。今は」
昔は思ってたのかよ。
ちなみに自分が通っていた高校も携帯持ち込み禁止でした。