機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 別   作:グランクラン

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いよいよエドモントンの最終決戦です!


鉄華団

 三日月がアインの前に立ちふさがると、アインは三日月に怒りを覚える。アインの前にクランク二尉の影がうろつく。

「また……またお前か!クランク二尉を手に掛けた罪深き子供!」

「誰?そいつ」

「おお~はよ出してくれ」

「分かってるよ!」

 車の中から蒔苗の声が聞こえてくるとオルガは車に向かって駆け出す。

「急ぐぞ。俺らがここにいたんじゃミカが動けねぇ!」

「クーデリアさん」

「……はい!」

「なんてことだ……君の罪は止まらない。加速する」

「ミカ待たせた。俺たちは議事堂へ向かう。そっちは任せたぞ」

 三日月が答える前に通信機からビスケットの声が聞こえてきた。

「オルガ!そっちは無事?」

「ビスケットか!?お前どうやって通信を?」

「アドモスさんがエドモントンの周辺から都市部に向けてLCS通信用のドローンを打ち上げてくれてる。俺が頼んでおいたんだ」

「助かった!爺さんのことはこっちに任せろ!ミカ、ビスケット、サブレ、昭弘、ユージン!そっちは全部お前らに任せるぞ!」

「「「ああ!任された!!」」」

 通信機の奥から仲間たちの頼もしい声が聞こえてくる。三日月がアインに向き合うとアインは立ちふさがる三日月に怒りを覚える。

「クランク二尉。このままではあなたの涙は止まらない。俺はこの戦いをもって彼を悔い改めさせて見せます!」

「おいもう時間がないぞ」

「分かってる!ミカやビスケットのおかげでこっちの警備は手薄だ。絶対にてめぇを送り届けてやる」

(それで全部終わりにしてやる。なあ?ミカ)

 

 マクギリスはガエリオの前に立ちふさがる。

「彼らには我々の追い求める理想を具現化する手助けをしてもらわなければならない」

「マクギリス……なぜ?意味が分からない……理想?お前は何を……」

 ガエリオは絶望的な表情をし、そのまま立ち尽くす。

「ギャラルホルンが提唱してきた人体改造は悪であるという理想を真っ向から否定する存在をギャラルホルン自らが生み出した」

「何を……」

「アインは組織の混乱した内情を示す生きた証拠だ。彼の姿は多くの人の目に忌むべき恐怖と映るだろう」

「まるで悪魔だ」

 兵士の一人がそう呟いた。

「これが『阿頼耶識』の完全なる姿。貴様のような半端なものではない。文字通り人とモビルスーツを一つに繋ぐ力。所詮貴様などただの出来損ないにすぎない!」

アインの攻撃を何とか回避する。

「その唾棄すべき存在と戦うのは革命の乙女を守りし英雄として名を上げはじめた鉄華団。そして乗り込むのは伝説のガンダムフレーム。同時に行われる代表選で蒔苗が勝利すれば政敵であるアンリとわが義父イズナリオの癒着が明るみになる。世界を外側から監視するという建前も崩れ去りギャラルホルンの歪みは白日の下に晒される。劇的な舞台に似つかわしい劇的な演出だろ?」

 ガエリオはマクギリスに対して怒りを覚え始める

「マクギリス……お前はギャラルホルンを陥れる手段としてアインを……アインの誇りを!なんてことを!たとえ親友でもそんな非道は許されるはずがない」

 ガエリオが叫び攻撃を浴びせようとするが、それより早くマクギリスが連続で攻撃を浴びせる。キマリスの体中に切り傷が付く。

「君という跡取りを失ったボードウィン家はいずれ娘婿である私が継ぐことになる」

 マクギリスはキマリスのランスを持ち上げる。

「セブンスターズ第一席であるイシュー家の一人娘、カルタも死んだ」

 ランスがキマリスの盾を奪った。

「ギャラルホルン内部の力関係は一気に乱れるだろう。そこからが私の出番だ」

「う……嘘だ………お前はカルタの命も俺の命も利用しようと………。う……嘘だああああああああああああああぁぁぁぁぁ!マクギリスウウウウゥウウウゥゥゥ!」

 ガエリオは大きく飛びマクギリスにとびかかる。

 

 議長が延期を申し出ようとしていると議会のドアから蒔苗が姿を現した。

「騒がしいのう。まるで動物園だ」

「バカな!どうやってここに!?」

「どうやって?わしはここの元代表だぞ。少々外がさわがしかろうとここの造りは貴様よりよく知っておる」

 オルガは近くのセーフハウスを借りていた。

「団長!アトラさんから連絡が来ました!会議には無事間に合ったそうです。これで仕事は終わりなんですよね?」

「ああ終わる。終わりにする。タカキ……頼みがある」

「頼みって……団長は?」

「ミカを一人にさせとくわけにはいかねぇからな」

「まさかモビルスーツの戦場に!?」

「団長としての俺の仕事だ。見届ける責任があるんだよ。全部をな」

 

 時間は少し前に戻り、サブレとビスケットはカルタの部下に苦戦を強いられていた。振り下ろされる斧を何とかレンチメイスで受け止めるが、しかし予想もしない方向から蹴りが飛んでくる。

「気持ちの悪い動かし方……これが完全な阿頼耶識」

 しかし、マーズ・マセは善戦をしており、ふとサブレの方を見る。

「サブレ。元部下としてアドバイスをしてやろう。そいつは完全な阿頼耶識を実現している。しかし、お前にあるのは阿頼耶識だけか?」

「?はぁ?何を言って……」

「そ、そうか!サブレ、俺に操縦桿の操作を移してくれ。サブレは阿頼耶識だけに集中して。俺たちの阿頼耶識がつながってるならそれができるはずだ!」

「そういうことか!」

 サブレは操作系列を変更すると、目の前の画面に赤い文字で表示を移す。

『ガンダムフレームアガレス……システムウァサゴ始動』

 サブレとビスケットに阿頼耶識に負担がかかる。

『阿頼耶識の負担を両パイロットに分散することにより五分の間だけ全システムを開放します』

 アガレスの目が赤く光り、悪魔の力を開放した。

「「これでお前を潰すことができる!」」

 

 ガエリオは涙を流しそれでも攻撃の手を休めようとはしなかった。

「マクギリス!カルタはお前に恋焦がれていたんだぞ!今際の際もお前の名前を呼んでお前を想って死んでいった!妹だって!お前にならば信頼して任せられると……」

「アルミリアについては安心するといい。彼女の幸せは保証しよう」

 もうガエリオには何も言葉が出なかった。

「マクギリスウウウウウウウウウウウウゥゥゥ!!」

 キマリスの攻撃をマクギリスは受け止める。

「そうだガエリオ。私への憎しみを怒りをぶつけてくるといい。友情・愛情・信頼……そんな生ぬるい感情は私には残念ながら届かない。怒りの中で生きていた私には」

 マクギリスは容赦のない攻撃をコックピットに浴びせた。

「ガエリオ……お前に語った言葉に嘘はない。ギャラルホルンを正しい方向に導くためにはお前とアインが必要だった。そしてお前は私の生涯、ただ一人の友人だったよ。…あとは頼んだぞ、鉄華団」

 

 アガレスがリミッター解除した時、マーズ・マセは戦いを既に終えていた。容赦なくコックピットを潰し、コックピットからオイルが流れ、それが血のように見えた。

「このやり方……ラスタルではあるまい。マクギリスといったところか……。まあいい、こちらはこちらの仕事を果たそう。さらばだ鉄華団」

 アガレスは装甲の一部を解除し、武器を刀に変更する。

「こいつ相手にレンチメイスじゃ無理だ」

「カルタ様!見ていてください!あなたの敵をぜひ!」

「敵、敵ってうるさいな」

「お前たちさえいなければ!お前たちさえ現れなければ!!カルタ様を失うことさえなかったのに!!!」

「それが戦うってことだろ!そんな覚悟がない奴に負ける道理は無いし、殺される道理もない!」

「お前たちのようなネズミに何が分かる!!カルタ様は我々のぉ!!!」

「お前たちだってネズミだろうに!!」

 刀を持っていないほうの手で攻撃をそらし、刀で左の腕を切り落とした。敵は足で蹴りつけようとするが、それをぎりぎりで回避する。そして、そのまま足を切り落とすと、そのまま刀で右腕を切り落とす。

「なぜだ!?なぜ倒れない!私はここまで落ちたのに……なぜ」

「俺が人間だからだ」

 アガレスは刀を振り下ろし刀をコックピットを切り裂いた。アガレスの目が赤から緑に戻ると二人への負担の一気に軽くなる。サブレは疲れ切った表情をしており、気力も底を尽きていた。

「お疲れ様サブレ……あとは頼んだよオルガ、三日月」

 

「罪深き子供。クランク二尉はお前たちと戦うつもりなどなかった」

(スラスターのガスは残り僅か。ガトリングの残弾も……どっちにしろこれじゃ殺しきれない)

「あのおっさんは自分で死にたがってたよ」

「やはり貴様は出来損ない!清廉なる正しい人道を理解しようとしない野蛮な獣!なのに!あろうことかその救いの手を掛け冷たい墓標の下に引きずり込んだ」

 アインの攻撃が胸を軽く傷つけ、斧を振り下ろしそれを刀で受け止める。

「単純な速度……じゃなく反応速度か。これが阿頼耶識の差ってわけか」

「もう貴様は救えない。その身にこびりついた罪の穢れは決して救えはしない。貴様もあの女もお前の仲間も決して!貴様の……貴様らの死をもって罪を祓う!」

「罪?救う?それを決めるのはお前じゃないんだよ。おいバルバトス……いいから寄越せ、お前の全部」

 バルバトスの反応が著しく上昇した。

「な……なんだ?今の反応は……」

「まだだ、もっと……もっと………もっとよこせ、バルバトス!」

 三日月は右目と鼻から血を大量に出し始めていた。

 

「蒔苗先生所信表明をお願いします。後は先生だけで………」

「その時間をもらえるなら今わしよりも話がしたい者がいるんだが。お前さんがため込んどるもの吐き出してこい」

「クーデリアさん。クーデリアさんならできるよきっと」

 アトラがそっと背中を押してくれるとクーデリアは覚悟を決める。単身壇上に上がる。

「私はクーデリア・藍那・バーンスタイン。火星から前代表である蒔苗氏との交渉のためにやってきました」

「議会に関係のないものが何を……」

 アンリが叫ぶが、アンリ以外の議員は誰も止めず、クーデリアの演説を止めることはできなかった。

「ここに来るまでの間私は幾度となくギャラルホルンからの妨害を受けました。そして、今まさに私の仲間たちがその妨害と戦っています!

 そして議会の外ではタカキが残りのLCS用のドローンを打ち上げていた。

「団長聞こえますか?LCS用のドローンをアドモスさんと一緒に打ち上げました!これでみんなに連絡できるはずです!」

「よくやった!お前ら聞こえるか!?蒔苗とクーデリアは議事堂へ送り届けた。俺たちの仕事は成功したんだ。だから……こっから先、誰も死ぬな!もう死ぬんじゃねぇぞ!こっから先に死んだ奴らは団長命令違反で俺がもういっぺん殺す!だからいいか!なんとしてでも這ってでもそれでも死んでも生きやがれ!」

「オルガ!そっちは無事?」

「ビスケットか?そっちは無事なんだな!?」

「大丈夫だよ!でもアガレスもグシオンも戦えそうにないんだ。ごめん」

「いい!あとは任せろ!」

 雪之丞たちは戦場から離れていった。

「あいつは指揮官としてこの命令を出したかったんだ。ず~っとな「死ぬな生きろ」なんて言葉にしちまえばあっさりしたもんだ。けどよあいつにゃ言えなかった」

 

 バルバトスの一撃がアインを吹き飛ばす。

「こいつ急に動きが……」

 時を同じくしてクーデリアの演説も続いていた。

「火星と地球の歪んだ関係を少しでも正そうと始めたこの旅で私は世界中に広がる大きな歪みを知りました。そして歪みを正そうと訪れたこの地でもまたその歪みに飲み込まれようとしている。しかし、ここにいるあなた方は今まさにその歪みと対峙し、それを正す力を持っているはずです。選んでください誇れる選択を。希望となる未来を!」

 クーデリアの演説が終わるころ三日月の戦いも終局に向かおうとしていた。アインはバルバトスの顔面に拳をたたきつけ、足で蹴りつけた。

「ネズミの悪あがきもこれで終わりだー!」

 アインが斧を振り下ろそうとする中オルガの声が戦場に響いた。

「何やってんだミカアアアアァァ!!」

 バルバトスの追加装甲をパージし、身軽になったバルバトスで攻撃を回避し、刀を振り下して、斧を持った腕を切り落とす。

「モビルスーツの装甲をフレーム毎!?」

「サブレの言ったとおりだ……叩くんじゃなくて………斬る!」

「この……化け物が~!」

 再び拳をたたきつけようとするがそれを再び刀で斬り捨てる。

「お前にだけは言われたくないよ」

「クランク二尉!ボードウィン特務三佐!私は私の正し……」

 三日月は刀でコックピットを貫く。

「うるさいなぁ…オルガの声が…聞こえないだろ…。」

 同時に停戦信号が打ち上げられた。

 

 代表戦は蒔苗の当選によって締めくくられた。アンリは怒りのままかつらをたたきつける。

「これで終わったのでしょうか?」

「うん。きっとクーデリアさんかっこよかったよ」

「私もそう思います」

 フミタンがそばまでくると、今までため込んでいたものをクーデリアはフミタンの胸の中で流した。

 三日月の元までたどり着いたオルガ。

「ねぇオルガ。ここがそうなの?俺たちの本当の居場所?」

「いいや。ここじゃねぇさ」

「そうか……でも、綺麗だね」

 

「マクギリスめ……」

 イズナリオは歯噛みするような思いで議事堂の一室に立てこもっていた。鉄華団が出入り口で固まっている間は動けなかった。しかし、部屋のドアがゆっくりと開くとマーズ・マセが姿を現した。

「久しいな。イズナリオ……会いたかった」

「貴様………なぜ?生きている……死んだはずでは」

 マーズ・マセは懐から銃を取り出し、イズナリオに向かって歩き出す。

「いや、俺の仕事を果たさなければならないからな。この機会を逃せば貴様がどこへ逃亡するか分かったものではない。さすがにギャラルホルン本部に乗り込むわけにもいかんしな。まあ、俺なりのけじめだ」

「ま、待て!手を組もう!お前と私が手を組めばギャラルホルンを乗っ取ることもきっと夢ではない!そうだろう?それともラスタルへの復讐が目的か?だったらそれも手伝おう!どうだ?」

 後ろへと一歩一歩ゆっくりと下がっていき、壁に背をぶつける。マーズ・マセは銃をイズナリオのこめかみに突きつける。

「お前はアホか?あのラスタルがそんなことで隙を見せるわけがないだろ。あいつへのけじめはいずれつけるさ。それよりも……」

「ま、待て、助け」

四回発砲音が響く、イズナリオはそのまま頭と胸から血を流し倒れた。マーズ・マセはイズナリオの手に銃を持たせるとそのまま部屋の中から出ていった。

 

 鉄華団が駅で待機状態が続いていると、ユージン達はボーと話していた。

「俺ら本当に帰るんだな」

「お疲れ様?ユージン、何か問題あった?俺がいない間」

「特にねぇよ。ビスケット、お前こそクッキーとクラッカへのお土産は買えたのか?」

「うん、おかげでね。シノはジッとしてなくていいの?」

「大丈夫だよ。それより、死んじまった奴らの事報告してやらねぇとな。泣く奴らだっているだろうし……がんばれよユージン」

「はぁ!?ざけんな!」

「俺がするよ。そういうのは俺の仕事だし」

「ダメだ!なんでもかんでも背負おうとするんじゃねぇよ!」

「じゃあ、俺が言っちゃおっか?」

「ダメだ!ダメだ!っていうかお前はおとなしくしてろ!」

「大丈夫だって……このぐら!」

 サブレが後ろから傷口をつつく。

「何すんだよ!」

「怪我してんだからおとなしくしてろって。そういう報告はユージンの仕事なんだから」

「そうそう……ってちょっとまて!お前ら俺にやらせようとしてねぇか!?」

「そういえばオルガは?」

「向こうだよ」

 ビスケットはオルガがいる方へと歩き出す。

 オルガは降りてきていた名瀬とあっていた。

「兄貴。いろいろ迷惑をおかけしました」

「何言ってる。お前らはきっちり仕事をしたんだ。胸を張れよ。お前いつか俺に言った言葉は嘘だったのか?『訳も分からねぇ命令で仲間が無駄死にさせられんのは御免だ。あいつらの死に場所は鉄華団の団長として』」

「俺が…作る……」

「あいつらはお前の作った場所で散っていった。胸を張れよ。今を生きている奴の為に」

「大丈夫ですよ。一緒に支えてくれる奴がいますから」

 オルガが向けた視線の先を名瀬も見ると、そこには心配そうに歩いてくるビスケットの姿があった。名瀬はすべてを理解し、背中を強く叩く。

「だったら行ってやれ!相棒が待ってるぜ」

「……はい!」

 三日月は別の場所でアトラたちと話していた。

「あっ三日月!具合は?もう大丈夫なの?」

「こっちの目があまり見えないのと、こっちの手がうまく動かないだけ」

「だけって……」

「阿頼耶識でバルバトスにつながってるときは動くんだ。だからまだ動ける」

「そっか……」

「でもこっちはこれが守ってくれた」

「今度作るときはもっと太い紐で作るね。今度はビスケットにも作ってあげないと!」

「ビスケットにも作ってあげるの?」

「うん。約束したんだ」

 するとクーデリアが三日月のそばまで寄ってくる。

「はい三日月も。宿題です。帰りの船で勉強できるように」

「そっか……クーデリアさん一緒に帰れないんだよね……」

「その手……」

「ん?ああ~ちょっと動かなくなった。泣くなよ。この手じゃもう慰めたりできないから」

「もう~違うでしょ!クーデリアさん」

 三日月は両サイドから抱きしめられる。

「何これ」

「今一番大変なのは三日月なんだから三日月が大変なときは私たちが慰めてあげるんだからね」

「そうですね。私たちは家族なのですから」

 その後オルガとビスケットが団員を集めた。

「みんなよく頑張ってくれた。鉄華団としての初仕事、お前らのおかげでやりきることができた。けどなここで終わりじゃねぇぞ。俺たちはもっともっとでっかくなる!」

「ゆっくりとね」

 ビスケットがさりげなくフォローする。

「けどまあ次の仕事まで間がある。お前らの成功祝のボーナスは期待しとけよ!ビスケットが算出してくれてるからな!」

 オルガとビスケットと三日月が話していると、サブレがタカキと一緒にやってきた。

「オルガ。タカキ達が写真を撮ってるんだけど。成功祝いで一枚どう?」

「いいんじゃねぇか?なぁ?」

「俺はいいや」

 三日月がそばから離れようとするのをオルガが襟をつかんで引き寄せる。

「ダメだ!サブレ!」

「了解!」

「さ、サブレ?何を」

「兄さんが詰めないと俺が入れないだろ?」

 サブレがビスケットを押すと、オルガはビスケットに腕をかけ、逃げないようにしていると、タカキが写真を撮った。

 四人が一緒に笑った写真を———




どうだったでしょうか?楽しんでもらえたら幸いです!次回からはいよいよ二期に話が移ります。どうなっていくのか楽しみにしていてください。
次回は設定集のような中身を一つと『新たな血』がタイトルです!
デワデワ!
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