ベルが流派東方不敗継承者なのは間違っているだろうか?   作:友(ユウ)

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番外編 もしも『|戦争遊戯《ウォーゲーム》』の時にベルにこんなスキルが発現していたら

 

 

 

 

『それでは、間もなく正午となります!』

 

実況者の声が跳ね上がり、ギルド本部の前庭にざわめきが広がる。

 

「始まるね……」

 

「うん………」

 

前庭に浮かぶ『神の鏡』をエイナと同僚のミィシャも見ていた。

オラリオ中の人々の視線がすべて『鏡』に集まる。

 

戦争遊戯(ウォーゲーム)………開ま―――――』

 

そして大鐘の音が鳴り響き、実況者が叫ぼうとしたところで、

 

『出ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!! ガンダーーーーーーーーーーーーーーーームッ!!!』

 

その実況者の声をかき消すように更なる大きな声が『神の鏡』から聞こえてくる。

ベルが叫びながら右手を掲げ、フィンガースナップを打ち鳴らした。

その音は天高く鳴り響き…………………空の彼方らから巨大な何かが飛来してきた。

それは、一言で表すなら金属でできた白い巨人。

普通の人間の十倍ほどの高さを誇り、極東の鎧武者のような風格を漂わせる。

白を基調としたカラーリングと赤い目が特徴の、正に巨大な人であった。

その巨人はベルの後ろに降り立つと腹部が開き、入り口のようなものが現れる。

 

「はっ!」

 

ベルは跳び上がるとその入り口に躊躇なく飛び込んだ。

その内部にはある程度の空間が広がっており、手足を伸ばしてもまだ余裕があるぐらいの広さだった。

そこでベルは服を全て脱ぎ去り、その空間の隅にある操作盤を構うと頭上にあった白い膜の張ってある円盤がゆっくりと回転しながら下降を始めた。

ベルはその中心に立っており、降りてくる白い膜がベルの体に張り付いてゆく。

 

「くっ…………ぐぅぅぅぅっ……………!」

 

その膜はかなりの負荷がかかるようで、ベルは少し苦しそうなうめき声を漏らす。

しかし、

 

「ふん! はぁぁぁぁぁぁぁっ!」

その膜を引きちぎるように腕を絞り、足も張り付く膜を引きはがすように持ち上げると、頭以外の隅々まで白い膜で覆われ、ベルは一度息を吐く。

 

「ふぅぅぅぅぅぅぅ…………はっ!」

 

ベルが横に拳を繰り出すと、巨人が同じように横に拳を繰り出し、

 

「せいっ!」

 

右足を振り上げると同じように巨人も右足を振り上げる。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ…………はっ!」

 

一度腰溜めに構えた後、腕を振り回して一回転。

その動きを巨人は完璧にトレースしていく。

最後に気合を入れて立ち上がる。

この時、ベルは完全に巨人と一心同体となった。

巨人に乗り込んだベルは城を見据え、

 

「はぁああああああああああああああああっ!」

 

巨人が背中から火を噴き、爆発的な推進力で一飛びにヒュアキントスがいる玉座の間の外周部に到達する。

城の中にいたヒュアキントスは悲鳴を上げる間もなく、

 

「はああぁっ!!」

 

巨人の拳の前に成す術無く叩き潰された。

因みにカサンドラはヒュアキントスの説得が無理と分かるや否や逃げ出していたりする。

 

『せ、戦闘終了~~~~~~~~~~~~~~~~っ!! まさに電光石火!! 開始一分での決着となりました! というか、あの巨人は一体何なんでしょうかぁ~~~~~!?』

 

『『『『『『『『『『『な、なんじゃそりゃ~~~~~~~~~~~~~~っ!!??』』』』』』』』』』』

 

オラリオ中の人々が叫ぶ。

その時だった。

 

「ッ!?」

 

ベルが何かに気付いたようにその場を飛び退く。

すると、巨大な光弾が先程までベルの巨人がいた所を通過し、地面に着弾して爆発を起こした。

 

「何だ!?」

 

ベルは光弾が飛んできた方を見上げる。

そこにはベルの巨人とは対照的な、黒い巨人が存在していた。

巨大な二本の角とマントを纏ったような形状のその巨人は悠々と佇んでいる。

すると、

 

「ワッハッハッハッハッハ! ウワッハッハッハッハッハ!!」

 

ベルにとって聞き覚えのある笑い声が響いた。

 

「そ、その声は! まさか師匠!?」

 

「如何にも! 東方不敗 マスターアジア。 そしてその愛機、マスターガンダムだ!」

 

「マスター…………ガンダム…………」

 

「ベルよ! よくぞ己の半身であるガンダムを呼び出した! よって今ここで、お前にガンダムファイトを申し込む!」

 

「ガンダム………ファイト………?」

 

「そう、武闘家とは拳でしか己を表現できぬ不器用な生き物。そして己がガンダムと共に拳を交える。それこそがガンダムファイト!!」

 

その言葉にベルは訳も分からず感銘を受ける。

 

「師匠…………わかりました! その申し出、お受けいたします!!」

 

ベルがそう宣言する。

その時、オラリオ中の人々が見ていた『神の鏡』に変化が起こった。

突如として映像が途切れ、真っ黒な画面が映し出される。

人々は騒めいたが突然一筋の光が映し出され、そこに一人の男が浮かび上がった。

髪型をオールバックにし、右目の丸眼帯と口ひげが特徴的な、真っ赤なスーツとピンクのシャツ、青い蝶ネクタイをした男だった。

その男は何もない空間で丸椅子に座り、足を組み、腹の前で腕を組んだ状態で佇んでいた。

 

「か、『神の鏡』が…………乗っ取られた………?」

 

神の一人が信じられないと言った声を漏らす。

その時、その画面の男が語り出した。

 

『さて皆さん。己がガンダムを呼び出し、見事【アポロン・ファミリア】を打ち破ったベル・クラネル。しかしその前に師匠、東方不敗 マスターアジアの操るマスターガンダムが現れ、ガンダムファイトを申し込んだではありませんか! この師弟は、この異世界の地にどのようなファイトを見せてくれるのでしょうか!』

 

その男の声の調子がどんどんと高まっていき、

 

『それではっ!!』

 

その男が上着を脱ぎ棄てると同時に、眼帯が外され左手に掴まれており、左手の人差し指は『神の鏡(カメラ)』目線に向けられ、右手にはいつの間にか拡声器(マイク)が小指を立てた独特な握り方で握られていた。

 

『ガンダムファイト! レディィィィィィィッ………ゴォォゥッ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【続かない】

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルの【ステイタス】

 

 

 

 

 

 

ベル・クラネル

 

 

 

 

Lv.東方不敗

 

 

見 天 系 全 王 流

よ 破 列 新 者 派

! 侠 ! ! の !

東 乱     風 東

方 !!     よ 方

は       ! 不

赤         敗

く         は

燃         !

!!!

 

 

 

 

 

《魔法》

【魔法に手を出そうとするうつけ者がぁーーーっ!!!】

 

 

《スキル》

【流派東方不敗】

・流派東方不敗

 

 

 

【明鏡止水】

・精神統一により発動

・【ステイタス】激上昇

・精神異常完全無効化(常時発動)

 

 

 

英雄色好(キング・オブ・ハート)

・好意を持つ異性が近くにいると【ステイタス】上昇

・異性への好感度により効果上昇

・異性からの好感度により効果上昇

・効果は重複する

乙女(クイーン)戦士(ジャック)孤狼(エース)道化(ジョーカー)との共鳴(レゾナンス)により【ステイタス】及び効果上昇

・同じ称号を持つ者との経験が共有される(一度のみ発動。その後にこの効果は消滅する)

 

 

 

出撃頑駄無(出ろガンダム)

・【出ろ、ガンダム】と叫び、フィンガースナップを鳴らすことで発動

・叫ばなければ発動しない

・己が半身であるガンダムを呼び出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ベルのガンダム

【アルゴノゥトガンダム】
外見は青い部分が白くなり、目が赤くなったシャイニングガンダム。
武装、能力もシャイニングガンダムとほぼ一緒。


番外編です。
何となく思いついたから書いてみた。
まあ、突っ込みどころ満載なのは分かってますので突っ込まないでください。
とりあえず書いてたら時間無くなってしまったので今回も感想返しはお休みということで。
真申し訳ない。
それでは今回はこの辺で
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