ベルが流派東方不敗継承者なのは間違っているだろうか? 作:友(ユウ)
その日、バベルでは緊急の
そのお題は、
「【ロキ・ファミリア】の【剣姫】と、【ヘスティア・ファミリア】の【
「「「「「「「「「「何――――――――――――――――っ!!??」」」」」」」」」」
神々(主に男神)が驚きの声を上げる。
「どういう事だ!? ロキ! ヘスティア! って言うか、ヘスティアが二人いるーーーーーっ!?」
「よく見ればヘファイストスも二人いるぞ!?」
「「「「「「「「「「どういう事だ!?」」」」」」」」」」
揃って言及してくる神々に、
「もうこの反応にも慣れてきたよ…………」
ヘスティアは呆れた様に呟き、
「やれやれね…………」
ヘファイストスも溜息を吐く。
「簡単に言えば、ボク達は平行世界から来たヘスティアとヘファイストスだよ」
「「「「「「「「「「平行世界!?」」」」」」」」」」
ヘスティア(不敗)の言葉に神々は揃って驚愕の声を上げる。
「ああ。こっちのヘルメスが余計な事をしてくれたお陰でこっちの世界に引き込まれたんだ」
そう言いながらヘスティア(不敗)はヘルメスを見る。
因みにヘルメスは東方不敗に折檻された怪我が治ってないのか包帯グルグル巻きのミイラ状態になっていた。
「あはは……………真に申し訳ありませんでした!」
ヘルメスは乾いた笑いを零すが、その直後に土下座して頭を下げた。
「あ、あのヘルメスが土下座………だと………!?」
「いつも飄々として悪びれないあのヘルメスが…………!?」
「自分の楽しみの為には他人の迷惑など考えないあのヘルメスが…………!?」
その姿を見て神々がそれぞれ驚愕の声を漏らす。
「流石のヘルメスも師匠君のお仕置きには耐えられなかったか…………」
ヘスティア(不敗)がうんうんと頷きながら感慨深そうに呟く。
すると、ヘスティア(不敗)は神々の方を向き、
「因みにベル君とヴァレン某がデートしてたって言うのはボク達の世界のベル君とヴァレン某だからね」
「「「「「「「「「「なん………だと…………!?」」」」」」」」」」
その言葉に絶句する神々。
「あのアイズちゃんを墜としただと…………!?」
「あのバトルジャンキーのアイズちゃんを………!?」
「ダンジョン狂いのあの剣姫を…………!?」
「あの千人を超える男達を撃沈し、もはや男に興味が無いと噂されるあのアイズちゃんを!?」
神々はアイズの事を散々に言っていたが、
「殺すぞ!」
ロキの一睨みで沈黙した。
「まあ、そう言う訳だからこっちのベル君達とは関係ないからね。僕達も、あと数日すれば元の世界に帰れるらしいし……………」
ヘスティア(不敗)がそう言うと、
「しかぁ~~~し!
男神の一人が力強く握り拳を作りながら叫んだ。
「いや、まだ『嫁』じゃないよ………そうなる可能性は高いだろうけど…………」
ヘスティア(不敗)はぼそりと呟く。
「その通りだ! こうなれば別世界のベル・クラネルには神の鉄槌を喰らわさなければならない!!」
別の男神が先程の男神の言葉に便乗する様に声を上げる。
「そうだ!」
「その通りだ!」
「ベル・クラネルに神の裁きを!」
次々と男神たちが悪ノリしてくる。
「…………ボクにどうしろと?」
ヘスティア(不敗)は呆れた様に訊ねる。
「決まっている! 我々はベル・クラネルに対し、【
まるで決まっていたかのようにそう言ってのける男神。
それに対し、
「…………………正気かい?」
ヘスティア(不敗)は目を丸くして聞き返す。
「正気だとも!」
「リア充爆発しろ!」
「慈悲は無い!」
何とも個人的な感情で【
「………………で? 勝負の方法は?」
「決まっている! 参加者は希望するもの全員! お前も味方を募る事を許そう! オラリオ連合VSベル・クラネル一味の平原において正面衝突の大決戦じゃぁっ!!!」
本来そんな事を言えば大顰蹙ものなのだが、
「「「「「「「「「「賛成!!」」」」」」」」」」
「決定!」
嫉妬に駆られた男神達が一方的に決めてしまう。
「あ~はいはい、それでいいよ。じゃあこっちの参加人数はさきに教えとくよ。ボクのベル君を含めた五人…………最大でも七人かな? そっちの参加人数は勝手に決めてくれ」
ヘスティア(不敗)は興味無さげに手を振りながら答え、席を立つ。
「じゃ、詳細が決まったら教えてくれ。因みにさっきも言ったけどボク達がこっちの世界に居られるのはあと数日だから、やるなら急いだ方がいいよ」
それだけ言うと立ち去った。
尚、その後続けられた神会により予定は即行で決まり、【
それを聞いたヘスティア(不敗)は大きく溜息を吐くことになる。
超短いです。
今までで一番短いかも?
ネタも尽きてきたので最後に大乱闘を起こします。
では失礼。