スカアトリー   作:ルア君は気まぐれ

4 / 5
やっほ〜♪大変長らくお待たせしたぜ…待ってる人は居ないだろうが、僕の思い出語りという名のただの自己満足小説だぜ、見る見ないは君次第だよ( ー`дー´)9mキリッ


夢のお告げ

どんな世界に置いても…非日常という言葉は日常から始まり…突然日常をぶち壊しにしてくるものである…その場合ぶち壊された本人が喜ぶか喜ばないかは別として…壊された日常は必ずちょっとやそっとじゃ治らないものであり…戻らなくなるものである。

 

とまぁ、そんな前置きは置いといて、これはある男の数週間前のお話である。

 

『…うーん、ムニャムニャ』

 

と、彼は自分の住んでいる、いや、彼の場合は居座っていると言った方がいい……その国の城の地下牢で彼は寝ていた。

 

「何やってるんだ……?」

 

「いつも通り寝てるんだろ……不思議な奴だよ……」

 

「ははっ、確かにな……」

 

と、周りの兵士が男を見て笑っている

 

彼はそれを意にも介さず寝ているのだが

 

そんな中突然クマーの体が金縛りにあったかのさまに不自然な形で固まってしまう。

 

「あれ……?今度は変な寝相に……」

 

「いつも通りだろ?気にするなって……ベッドから頭だけ落ちてるだけの今日はまだマシだろ」

 

「確かにな……前は牢屋に首だけ突っ込んで抜けなくなった時もあったしな……」

 

「はははっ、あの時は抜くのを手伝うのは大変だった……結局気付いたら抜けてたしな」

 

「本当に不思議だよな……」

 

と、周りは全く気にしていなかったが、当の本人はというと…

 

『…………』

 

死んだ様に寝息も立てず動かない……実を言うとこれは、ある人がクマーの夢の中に出ているだけの話なのだが、勿論夢を覗くと言った能力をたかだか城の兵隊が持っている訳が無いので知る由はなかった。

 

これが戦争に向かう予定の軍勢や傭兵だったら分かっていたのか?と言われても、勿論そんな実用性のあまり無い能力を戦争に行く奴が持っているというのも限りなく低いし、これは良くてスパイや情報屋くらいしか持ってないだろうが。

 

まぁ、こんな与太話は誰も望まない。

 

今回はクマーの夢の中に入ろうという訳だ

 

まぁ、夢とはいっても彼は死んでいるから死後の世界と言った方がいいが。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

クマーの死後、教室の様な所に2人の男女、ここで間違えるなよ、2組じゃない、2人だ、つまり男と女が1人ずつの二人っきりという事だよ。

 

「やぁ……お久し振り♪」

 

『……やぁ、君か……久し振り』

 

またか、と言った様子で彼は呆れている

 

「うんうん♪元気そうだね、調子は悪そうだが」

 

『当たり前じゃないか』『君に会う度に僕は死んでるんだから』『いや、本当に僕に話したい事があるなら脳内に直接届かせたりとか』『……出来ないものなのかい?』

 

出来るだろ?といった様子で彼は彼女を見る。

 

「ははは……出来るけどやりたくは無いね、それこそ君の脳内を覗くも同然なんだ、僕はプライバシーは大事だと思うからやらないよ♪」

 

『君が会いたいと思ったから一度一度死んで会わされる僕の身にもなってくれよ……』『そもそも一度死んでここに来る僕にプライバシーなんて無いんだから』『どちらでも構わないだろ……?』

 

 

 

「やれやれ、君は分かってないなぁ……君は脳内も覗けるし脳波を飛ばす事も出来るから一々テレパシーをしろと言いたいんだろ?だが断る……理由は三つあるよ、まずはその一つ目はそもそも現実世界の僕には残念ながら今はそんな事が出来る状態じゃない……二つ目は、僕だけ能力を使って君が楽をするなんて僕は許せないよ、三つ目は、僕も大変なんだし君も大変な目に合わせて面白く笑いたいからだよ」

 

僕は君のために生きてる訳じゃないんだからね?と、ツンデレなのかヤンデレなのか、又はそのどちらでもないのか分からない話し方をする。

 

『はぁ……』『全く理不尽で仕方が無いよ』『……それで?』

 

どうしたの?と言った感じに態度を変えるも、彼女はそれを知ってか知らずか、全く違う話をする。

 

「それで?別に君が苦しんだからと言って僕はキミに褒賞やら恩賞を与えたりは……」

 

と言ってる最中に彼は口を挟み話し始める。

 

『全く、はぐらかさないでよ』『僕が聞きたいのは僕を呼んで、今回の要件は何かな?って聞いてるのさ』

 

話すだけ話してみなよ、と言った感じで明後日の方向を見て興味無さそうに席に座り。

 

「ああ、そうだね、何処から話したものか……取り敢えず戦争はもうそろそろ止む可能性がある……」

 

と、彼女が言うと同時に興味の無さそうな彼は突然顔を彼女の方に向ける。

 

『……!?』『そんな、僕があれだけ止めようと頑張っても止めれなかったのに』『一体どうやって』『……』

 

何かを考える様に顔を落とし

 

「なに、簡単な事さ……元々僕も戦争は吝かにしたに過ぎないし……本当はこんな事をしたくも無かったんだから止まって欲しくないと言えば嘘になるんだし、こんな事は望んでた訳だ……しかし、これには重大な欠点が何億個もあるんだ……そこで君には戦争を止めて貰う手助けをしてもらうよ♪」

 

人差し指を立て彼女は説明……と思いきや、結局その戦争を止めるといった方法や内容については話してくれるといった感じではない。

 

『全く……戦争を起こした張本人が一体何を言って……』

 

やれやれと言った様子で肩を竦ませながら

 

「いやいや、僕だって数が増えたから仕方なく減らしてあげようって思っただけさ……そもそも、種族がどれだけ増えようが減ろうが、最終的に貧困の差は変わらない……それはまるで何処ぞの青い星と同じで……戦争が起きようが起きまいが、最終的に痛い目を見るのは下の者で、上の者は全く苦にならないんだから、上になる立場の生き物が違うだけでね、まぁ要するに……どれだけ星が進歩しようが、彼等が今の生き方を捨てない限り、この世界の惨状や、青い星の惨状は変わらないし、破滅へ向かって行くのもどんなものにも寿命に限りはあるから仕方ないのさ……だから僕は、その寿命を先延ばしにし、違う生き方を見せる方法って奴を教えたに過ぎない……それをどうするかは、彼等の知恵なのだから、僕は責められる謂れはないよ」

 

青い星と言った単語で首を傾げるものの、彼女が不思議なことを言うのは今に始まった事ではないと思った彼はその事は無視する事にして、彼女が言い終わったと思うタイミングで口を開く。

 

『……全く君は昔から全然変わらないよね……まぁいいや、手伝って上げるから手助けするにあたって必要な事を教えてよ』

 

話が進まなそうだし、脱線してるからね、と言った感じで肩を竦ませながら。

 

「ああ、そうだね、まず君は今から魔法使いが住んでいる国、まぁ国というより塔に向かい、魔法使いでも稀代の天才魔法使い…フローラちゃんという方を探して来てよ♪」

 

魔法使い?というか人探し?という顔で、探して来てよという時点で彼は少し嫌そうな顔をしている。

 

『……仕方ないなぁ、それにしても魔法使いの国になんて僕が行っても大丈夫なのかな?殺されないかな?だって僕は一応仮にもちがう種族なんだから……』

 

仮にも戦争中なんだよ?と彼は言いたそうな顔をして。

 

「それについては大丈夫だよ、君は自分の種族の特徴が全く無いし、魔力が一切無い魔法使いとでも言っておけば通じるさ♪」

 

『嘘は嫌だなぁ……』

 

嘘は嫌というよりただ単純に面倒臭そうな顔をしながら彼は言う。

 

「まぁ、そう嫌がるなよ、フローラちゃんには本当の事行ってもいいし、そもそも君に対して種族を聞くのは恐らくだが、殆ど居ないと言っても過言ではないよ」

 

指を立てながら彼女が言うので彼は納得したのか納得してないのか、とりあえず口を開く。

 

『ふ〜ん』『まぁ、それならいいけど』『もしかしたら口が滑るかも知れないけど』『……』『大丈夫かな?』

 

首を傾げながら、彼は彼女に向かって聞いてみる

 

「まぁ、その時はその時だよ……取り敢えず行ってから考えなさい」

 

と、彼女は無責任なことを言い出したものだから彼は黙っておられず。

 

『……』『やれやれ、仕方がないなぁ』

 

そう言って彼は仕方なく頭を掻きながら教室のドアの方に向かって歩いて行くのであった。

 

因みに彼が簡単に話から引き下がるのは、彼女が言いだしたら自分が何を言っても最終的にそうなると痛いほど分かっているからである。

 

「おっと、おいおい、最後に一つ忘れてるぜ?」

 

『全く』『今言うつもりだったのに、邪魔しないでよ』『まるで勉強をしようとペンを持ったのにお婆ちゃんに勉強はしないのかい〜?』『と言われた感覚だよ』

 

「おいおい、お婆ちゃんって……普通そこはお母さんだr」

 

『僕の死をなかった事にした』……ガラッ

 

そう言って彼はすぐさま部屋から出て行った

 

「やれやれ……最後の最後まで彼らしいぜ」

 

彼女は最後にそう言いながら、彼の負け惜しみと言った感じの最後の様子を思い出していた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

『……』…パチッ…スクッ

 

彼は元の世界に戻り早速目を開けると、体に傷が無いか確認し、牢屋から出ようと歩き始める。

 

「あ、もう戻るんですか?」

 

『うん!』『今日も牢屋は良い寝心地だったよ!』

 

「そうですかぁ?好きこのんで牢屋で寝るなんて貴方くらいですよ?」

 

『そんな事は無いさ!』『犯罪者だってここで寝たいからきっと犯罪を起こしてるんだよ!』

 

「はぁ……違うと思いますが…」

 

『大丈夫!』『それに関しては僕が太鼓判を押すよ!』

 

と、彼が牢屋を出ようとする為、普通は止めるべきなのでは?と思うかもしれないが、彼は別に捕まってここで寝ている訳では無い、じゃあ何故ここに居るのか?それは……

 

「まぁ、牢屋に自分から進んで寝るために来るのは貴方くらいですよ……普通は緊張感などから寝れないという人も多いのに……」

 

『ふーん』『僕は寝やすいから牢屋は好きだけど』『そう言えば僕以外は自分から進んで入ってくる人は居ないね!』

 

何でだろ?と言った感じで首を傾げながら考えている。

 

「まぁ、貴方が変わってるんじゃないですか?」

 

面倒臭そうに適当に言う。

 

『嫌だなぁ』『僕は普通の一般市民さ!』

 

と、胸を張って彼は言う。

 

「一般市民がこんな所で自分から牢屋に入って来ないですよ」

 

誰が一般市民だ……と言った感じで牢屋の兵士は呆れた様子になり。

 

『まぁいいや』『……』『僕は一時ここに来れないから、この部屋は貸切解除してて構わないぜ』

 

と、牢屋の兵士にキメ顔で彼は言う。

 

「いや、まぁ別に貸切ではないんですが……あれ?どこかいくんですか?」

 

珍しい、と言った表情で牢屋の兵士は彼の方を見る。

 

『まぁ、ちょっとね』

 

と、彼は呟き

 

『まぁ、牢屋も楽しかったぜ♪』

 

と言いながら部屋の外に向かって歩いて行く。

 

「はい、クマーさん、また気が向いたら来てくださいね〜」

 

と、牢屋の兵士は軽く手を振りながらクマーを見送る。

 

『フローラかぁ』『……』『どんな人なんだろ、名前の響きからして可愛い子に違いないよね!』

 

と、クマーは部屋を出て思うのであった。




ん?異様に名前を呼ばれてない?

まさか、そんな事は無いさ、この僕が、これは誰の物語なのか分からせない様にわざと名前を最後の方に出すとか、そんな事はしないさ、

というか、『括弧』が付いてる時点で分かるだろ?うん!

まぁ、格好はついてないけど。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。