美佐「神代透子さんSクラス確定ですね〜フェーズはSAですね〜。」
影胤「フェーズSAか・・・・・しかもSSに限りなく近い」
誠一「そんな凄い導力をまじかで受けて平気なのか?あの先生」
茜「いや、見てみろ。先生の足元を」
誠一「足元?」
(誠一)
茜に言われて先生の足元を見て見ると先生の足元だけ霜が降りていない。
茜「恐らく、先生の導力で寒波をシールドしているのだ。流石は樫ノ森学園の教師、と言うことか」
影胤「(私も同じようにしているのだが?)そのようだな」
誠一「はぁー・・・・のんびりしてるだけに見えるけどなあ・・・」
透子「Sクラス・・・・フェーズSA・・・」
男子生徒1「凄いな、学園最高クラスじゃないか?」
女子生徒1「こんな凄い導力、初めて見たわ!」
影胤「(いや、ここに居るよもっと凄い導力使いが二人もね)」
あえて口に出さずにそう思うのである。
会場にいた学生達は、神代透子に盛大な拍手を送る。
やがて、導力は収まり・・・・先ほどまでの霜が嘘のように無くなり、講堂は平穏に戻った。
透子「納得できない」
しかし、何故か不満げな表情でいる
茜「凄いな、本当に凄い導力だ。納得できないのは、もっと導力が出せるからなのか?」
透子「そうだけど違う。納得できない」
誠一「床どころか壁まで凍らせる導力を発揮して、何が納得いかいんだ?」
透子「違う。Sクラスじゃない」
茜「なるほど、それだけ力があれば更に上を望むか、
流石にあれだけの導力を発動すれば、上を望める。しかし、この学園にSクラスより上は無いぞ?」
透子「私はSクラスなんて、望んではいない」
影胤「それはどういう意味だい?神代透子さん」
透子「私が望んだのは・・・・・・」
茜「神代透子さんだったか。Sクラスを望んでいないなら、この学園に何を望んで入学してきたのだ?」
いきなり茜君が会話に割り込んできた。
透子「名前も知らない人に、答えたく無い」
茜君は彼女の導力そのものみたいな冷たい視線に首をすくめた
茜「し、失礼した。つい興奮してしまって・・・私は安国茜だ。今後ともよろしく」
誠一「俺は大場誠一。よろしく」
影胤「私の名は蛭子影胤。以後お見知り置きを。」
彼女は俺達3人にそれぞれに絶対零度の視線を向ける。
美しい目鼻立ちをしている分、そのクールな対応が恐ろしくマッチしている。
透子「安国茜と大場誠一に蛭子影胤」
茜「こちらは、透子・・・・・と呼んでもいいか?名前で呼ぶと
ふれんどりぃだと誠一から教わったのだ」
透子「・・・・・どうでも」
一応答えてくれているが、素っ気無さを通り越して冷淡に見えるな彼女は。
透子「・・・・覚えて、いないのね」
茜「ん?覚えていないとは?」
影胤「茜君の・・・・知り合いだったのか?」
透子「・・・・なんでも無い。」
短く言い放ち、電光掲示板の数値を見てさっきと同じ表情で同じ言葉を繰り返した
透子「やっぱり納得いかない」
誠一「なぁ、だから何がそんなに納得いかないんだ?」
誠一がもう一度、神代に尋ねようとすると
美佐「次の人〜、まだですか〜。」
美佐先生の言葉が耳に入り先生を向くと誠一の前に並んでいた学生がいなかった。
誠一「もしかして、俺ですか?」
美佐「はーい、もしかしなくても貴方ですよー。」
誠一「す、すみません・・・」
誠一が案内書を先生に渡して測定器の前に出た。
美佐「はい、大場誠一 君ですね〜。両手をそこの端末に置いてくださいね〜。
気を楽にして、導力を発動してくださいね〜。」
誠一「は、はぁ・・・・」
導力の発動か、それが出来れば苦労しないんだが、複雑な気持ちに成りつつ、測定器に手を置いた。
美佐「はい、それじゃあ導力を・・・・・えっ?」
測定を始めようと、測定器に目を向けた美佐先生は、手に持っていたペンを落とした。
男子生徒「おいおいおい・・・・なんだあれ・・・・・」
女子生徒「まだ測定器に触っただけよね・・・なのにあの数値って・・・!?」
一気に跳ね上がる数値に、学生達が騒ぎ出した。
ああ、またこのパターンか。自分で言うのもなんだけど、騒ぐのは当然か。
なぜなら・・・・・
茜「せ、誠一の導力値って・・・・」
影胤「・・・・やっぱりそう言うことか」
美佐「あ、あの、大場くん・・・・導力の発動はまだですよね?」
美佐先生が導力を発動していないか見回りしてる。
誠一「ええ、まだです」
茜「発動していないのに、なんなのだあの数値の上がり方は・・・!?」
透子「・・・本当にいた」
茜「本当にいたって、どう言うことだ、透子?」
透子「天才的導力値の持ち主。フェーズSSS」
神代の声が耳に入り、うんざりしながら俺は呟く。
誠一「・・・そんなんじゃないんだけどな」
測定器の数値が振り切り、全ての桁が9並びになって点滅した。
美佐「そ、測定不能でずって!?」
会場内にどよめきが起きた。
誠一「もういいですか。先生」
美佐「で、でも、まだ導力の発動を確認してませんよ〜」
するといきなり笑い声が聞こえた
「ハッハッハッハッハ!」
誰が笑っているのかと思い後ろを向いた。
そこには片手で顔を抑えて俯いている影胤の姿があった。
誠一「何がおかしいんだ?、影胤・・・・・」
影胤「おかしい?、これが笑わずにいられるか大場君!」
誠一「・・・・何?」
影胤「私はね、大場君、君に何か近いものを感じていたんだが、よもや"君も"だったなんて!」
誠一「何を言って・・・君も?」
影胤「そうだよ、大場君・・・」
そう言いなが俺がいる測定器の前にやって来て先生に言った。
影胤「先生、私も測定していいですか?」
美佐「えっ?、あ、ちょ、ちょっと待ってください」
美佐先生が測定器を弄っている。
すると電光掲示板の表示が0に戻った。
美佐「これでいいですね、お待たせしました」
影胤「ありがとう、先生、あとコレを」
案内書を先生に渡した
美佐「は、はい、えーっと・・・蛭子影胤くんですね〜」
影胤「大場君、私が言った意味はこう言うことさ」
影胤が測定器に触れると測定器の数値が一気に跳ね上がった。
そう、"俺と全く同じように"
美佐「えっ?・・・・えええ〜!ま、また測定不能〜〜!!」
誠一「影胤!・・・お前!」
影胤「改めて自己紹介しよう大場君・・・・・
私の名は蛭子影胤、君と同じSSSの導力を持つ者さ」
で、出来た。
次回は少し飛びます。
出ないと選抜戦に行くのに大変時間がかかるので