FGO小ネタ 嘘予告集   作:零崎妖識

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今回はTRPG回。ただ、あまり有名じゃないやつもあります。


変質亜種特異点

人理修復完了と、異聞帯出現までの間に存在した四つの亜種特異点、『悪性隔絶魔境 新宿』『伝承地底世界 アガルタ』『屍山血河舞台 下総国』『禁忌降臨庭園 セイレム』──この四ヶ所が、ある時を境に、本来の特異点とは全く違う、けれど、どこか似通った形で変質していたとしたら──

 

 

 

それは、理想郷(ユートピア)を騙る絶望郷(ディストピア)。間違ってしまった幸せの形。

 

「どこの誰かね、この新宿にあんなバグを持ち込んだのは」

 

「君ではないのかね、教授」

 

「あんな、私を含めた全員を巻き込むような爆弾を、私が持ち込むと思うかネ?」

 

「いや、絶対に持ち込まないだろうね」

 

今日も街のどこかで、レーザーの銃声が鳴り響く。

 

『市民、幸福ですか?』

 

 

変質亜種特異点Ⅰ『理想幸福都市 パラノイア』

──ZAPZAPZAP!

 

 

 

それは、まるで異世界の様相をする特異点。エルフやドワーフ、竜人(リルドラケン)が闊歩し、剣や弓で戦う世界。

 

「む?妾はどの種族になるのじゃ?」

 

「この世界だと、人間って、運命を変えれるんだって!ねぇねぇ、強くない?」

 

「タビット…………もふもふ……一羽持ち帰れば、王妃は喜んでくれるだろうか……」

 

この世界で冒険を。ダンジョンに潜り、宝を得て、酒場で仲間と飲み明かす。そんな、心踊る冒険が待っている。

 

 

変質亜種特異点Ⅱ『剣製冒険世界 ソードワールド』

 

 

 

それは、現代(いま)とは似て非なる日本。平和な表の世界とは別に、裏では日々、死闘が繰り広げられる。表には知られることのない、忍びたちの戦い。

 

「かか、うちは隠忍(おに)の血統に分類されるんかな?」

 

「なら、私は鞍馬神流ですね」

 

「ワタシは斜歯に当たるのでしょうか……」

 

「え、待って。私剣士なんだけど。忍者にならなくちゃいけないの?」

 

笑いあれば涙あり。ここに記すは忍法帖。六の流派に属する忍者が争う物語。

 

 

変質亜種特異点Ⅲ『忍法戦闘浪漫 シノビガミ』

 

 

 

それは、超自然的存在への挑戦。セイレムとは違う都市、アーカムにて起こる数々の出来事。街を見下ろすは美貌の男。

 

「いあ、いあ……ふふふふっ」

 

「ふんぐるいふんぐるい!いんすます面だったか、ほれ、並びな。俺が描いてやるからサ」

 

「星の位置が…………おかしい?」

 

星辰が揃う。邪神が蘇る。ああ、世界に恐怖が満ちる。狂気が満ちる。逃げ場はない?立ち向かうことすらできない?ならば──なぜ、人類悪を打倒できた?それと一緒だろう。一握りの可能性を手に、希望を見出せ。

 

 

変質亜種特異点Ⅳ『正気喪失存在 クトゥルフ』

 

 

 

──変質した特異点は、誰かが来るのを待ちわびる。さあ、挑むがいい、冒険者よ、探索者よ。




新宿→何かディストピアっぽい→パラノイア

アガルタ→寝物語→童話?→ファンタジー→ソードワールド2.0

下総国→忍者→シノビガミ

セイレム→どう足掻いてもクトゥルフ


パラノイア
頑張って他のプレイヤーを殺していくTRPG。ボーカロイド曲『こちら幸福安心委員会です』の元ネタらしい。

ソードワールド2.0
王道な冒険譚の一つ。ただし、銃があったりする。『ソードワールド』の名の通り、剣の世界。

シノビガミ
現代忍術バトルTRPG。忍者として与えられた【使命】を、他のプレイヤーと協力したり敵対したりして達成する。

クトゥルフ神話TRPG
有名なTRPG。探索して何か見つけて発狂したりファンブルして何かやらかしたり神話生物に挑んで殺されたりする。
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